福島と宮城と山形に行って最上義光公と片倉小十郎公ゆかりの場所をめぐる旅　～その９～

2017/08/13 - 2017/08/13

長井から車で米沢へ。
途中で舘山城も行ってみました。
この日は小雨で脚がびしょびしょ
何でこんなに水の入りやすい靴を履いてきてしまったのか・・・（旅を通して・・・）
すぐに靴の中が水でたぷんたぷんしていて気持ち悪いことになった。

久々の米沢は相変わらず落ち着いた素敵な場所でした。
駐車場の場所が分かりやすくてしかも無料なのもイイ。
この日は宿を予約してなくて（だんだん面倒くさくなって最終日は予約しなかった）
お風呂は小野川温泉に行って入ってきました！すごくよかったです

エリア 米沢(山形)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自家用車 徒歩

長井から車で米沢へ向かう途中、
舘山城跡に立ち寄りました。
伊達政宗公生誕の地って書いてあるけど、米沢城で誕生したのではなかったのか？？

舘山城は「伊達治家記録」によると
①家臣の新田氏の居城として登場したのがはじまりで（成立期（１５世紀後半から１６世紀前半ごろ））、
②天正１２年(１５８４)ごろ輝宗が隠居所として普請。
③天正１５年から１８年（１５８７～１５９０）正宗が土手や要害を普請して城域が最大になって
④慶長年間後半から元和年間ごろ（１５９６～１６２４）上杉氏も普請を行った形跡が確認されたそうです。

廃城は今のところ１７世紀くらいと想定しているそうです

これから発掘調査が進んだらもっといろんなことが分かるに違いないです。

熊がいるのか！

この先に駐車スペースもあるようだ

ここの土地の所有者さんはすごく懐が深いお方だ。
器が大きい

見るほうとしてはマナーをよく守ってこのご好意に甘えたいと思います。

井戸の跡が沢山あった

手作り感あふれる木の説明板がとてもよい。
あちこち説明板があってとても分かりやすかったです
これは３号と４号井戸から出た石

４号井戸

３号井戸

城跡の東側。

北側の小樽川と南側の大樽川がちょうど東端で合流して鬼面川ってなってました。

大樽川の上流の立石っていうところで支倉常長が生まれたって書いてあるけど、生誕地については色んな説があるようです。

この辺りに虎口があったらしい

かつて橋があったらしい

橋～道～米沢城と続いていたようだ

あそこにも井戸があったようだ
２号井戸

下に居館があって
山に本丸がある形式

城跡の南側
回遊式庭園があった場所

西方向へ行くと本丸へ登る道があります

ここから森っぽくなる

ここは保存会がとてもがんばっていると思う

お飲み物まで用意してあった

あとパンフレットもここに用意してあった
とても親切だ。

うおっぅっ！！蚊がいっぱい近寄ってきた！！！

天正１９年８月に秀吉の命令で伊達氏移転の監視をするために山内一豊もここに来たらしい。
遠くまで来たもんだな

登って行きます

曲輪に着いた

一番東側にある腰曲輪
米沢市街地が見えるぞ。

曲輪～土塁～堀切～曲輪
という風に続いております

ちょっと石垣の痕跡みたいのもあった

城を破壊した痕跡
直江兼続の指示で破壊が行われたと解釈できる書状の写しが残っているらしい

曲輪１

桝形虎口もあって

竪堀跡もあります

曲輪２

曲輪２の西側の土塁
結構高い

物見台もあったけどびしょびしょになりすぎたので撤退！

つぎは米沢城へ向かうぞ
今の時刻は１５：４４

１６：１９
ギリギリ入館できた（入館は１６：３０までで閉館は１７：００）
入館料は４１０円（ＪＡＦ会員だと３２０円だった）
上杉家文書（国宝）が見られるとは！

入ってこれ。
かっこいい

見終わって
米沢城跡へ

お堀は幅が広い

赤穂事件の殉難追悼って書いてあったので
何でここで赤穂事件なのかなっておもったら

米沢４代目藩主上杉綱憲が吉良義央の実子だったのを今更知った。
そのせいで上杉家も事件によって被害を受けた模様

上杉神社と宝物殿は終了の時刻でした
神社の御祭神は
上杉謙信公です

上杉謙信公の祠堂跡
江戸時代に謙信公の遺骸を安置した御堂が建っていたそうです
謙信は天正６年（１５７８）３月１３日に春日山城でお亡くなりになったのですが、その遺骸に甲冑を着せて甕に納めて漆で密閉したといわれているそうだ（！！！）
影勝が米沢移封になったので一緒に遺骸も移しここに御堂を建てて安置していたそうです。
そして明治４年の廃藩に際して神式に改めて上杉神社の祭神として祀られ、遺骸は明治９年に上杉家墓所に移されたそうです。

鷹山公の銅像
この間、上杉鷹山の映画見たけど、本当に大したお方だなあって思った。
高鍋藩の秋月家から養子に来て１７歳で藩主
で、財政再建。
血筋が残らなかったのがちょっと残念。
文政５年（１８２２）にお亡くなりになった

城の絵図
立派な城下町とお城ですな
観光案内所で日帰りでいける温泉聞いたら小野川温泉がを教えてもらったので行ってみることにしました。
ただ、お盆中だから、温泉施設によっては日帰り温泉を実施していないかも・・ということ。
車で１５分くらいで着くらしい

１８：１６小野川温泉に着いた
無料の共用駐車場もあった
温泉案内所で温泉マップ確認！
おお共同浴場があるではないか、これならいつでも入れるはず。行ってみよ。

小野川温泉 温泉

共同浴場　尼湯
チケットは近くにある酒屋さんで買いました。

酒屋さんに聞いたらこの尼湯のチケットは売ってるけど、他に２つ共同浴場があるのでそっちに行く人は別のところで買わないとだめらしい。

おおっ誰もいなかった。

かけながしで
井戸水を加えて温度調節しているらしい。

泉質は
含硫黄　Ｎａ・Ｃａ　塩化物温泉
無色透明
硫化水素臭がします。温泉に来た～！ってかんじ
Ｐｈは６．９の中性
メタケイ酸を含んでいて美肌の湯らしいぞ。

尼湯 温泉

これを脱衣籠の前においておくように書いてあった
無賃入浴ではないことが分かるようにするためらしい

温泉の外に飲泉所もあったぞ

小町の休み石って書いてある

承和元年に小野小町が父を尋ねて旅にでて、この治で病になりこの石で休んだ
そして霊泉を見つけて入浴して病を癒し復活したらしい
で、小野川温泉と呼ばれるようになったんだとか

あっちに行くと小野小町の建立と伝えられる薬師堂があるらしい

１８：４５
駐車場もすっかり暗くなり
ライトアップが綺麗でした

米沢のスーパーで買ったパンとかを車で食べて
さあ出発だ～
とりあえず南下して猪苗代城の近くまで行こうと思う

～～つづく～～