2017/08/13 - 2017/08/14
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sakaikazunoriさん
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2017年夏、未踏の地ながら、かねて興味関心のあった山形県庄内地方を回って見ました。
山形県は米沢・置賜地方は何回か行った事はあるのですが、酒田・鶴岡は初めて。
酒田の歴史、鶴岡の文学、羽黒山の信仰、日本海の自然、テーマも多岐にわたり、充実、収穫の大満喫の一泊旅行となりました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- レンタカー JR特急
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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酒田を訪ねてみたいと思ったのは、①豪商・本間家ゆかりの地、②天保の三方領地替え一揆の地、という点に興味・関心があるからですが、山形県酒田の方へ行こうと思ったら、例え首都圏であったとしても、山形新幹線ではなく、新潟を経由して特急「いなほ」で日本海沿いを行くのが一番とは意外でした。確かに松尾芭蕉のルートだなと。
新潟駅 駅
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山形庄内地方の特産やお土産を事前にガイドブックや観光協会HPで調べると、お米がらみのものばかり。
実際、特急が庄内平野に入って来て、ジブリアニメのような水田風景に納得。
◆酒田市観光協会「酒田さんぽ」 http://www.sakata-kankou.com/ -
さて酒田駅に到着。山形でも米沢・赤湯といった置賜地方は何回か訪ねた事はありますが、酒田・鶴岡・庄内は初めての地。
まずはエキナカの酒田市観光物産協会で、レンタサイクルを借ります。こういう街巡りには強力なアイテムですね。しかも、ここ。無料なのが嬉しい。
◆酒田観光協会・観光自転車 http://www.sakata-kankou.com/accessmap/bicycle/index.html酒田駅 駅
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まずは、酒田市立資料館で、酒田の歴史の概要をザッと学びます。やはり江戸時代に最上川河口を利用した水運の拠点として栄えたというのが大きいなぁと再認識しました。
あと、半年前に糸魚川で大火もあったのですが、ここ酒田も昭和51年に大火に遭っており、その関連資料も。やはり海沿いの街は季節風の時期は要注意です。。
◆酒田市立資料館 http://www.city.sakata.lg.jp/bunka/bunkazai/bunkazaishisetsu/sakatashi_shiryoukan.html酒田市立資料館 美術館・博物館
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本間家旧本邸。ここは本間家初代原光が「新潟屋」を開業して以来の歴史が。まさに「本間様には及びもないが、せめてなりたや殿様に」と言わせただけの門構え!
◆本間家旧本邸 http://hommake.sakura.ne.jp/本間家旧本邸 名所・史跡
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やはりチャート派(テクニカル派)の個人投資家としては、ローソク足・酒田五法で知られる本間宗久ゆかりの地で感激もひとしおです。
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何といっても、本間宗久は、一目均衡表と並んで、江戸時代にかのローソク足、そして「酒田五法」といった日本が世界に誇るテクニカル分析を生み出して財を成した人で、かねてから強い関心がありました。
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ここで、興味深くて収穫だったのは、本間家旧本邸で本間宗久の資料等について係の方に尋ねた時のリアクションとその考察。それだけでも、遠路、山形まで来た価値はあったなあと思いました。
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係の方に宗久の展示はないのかと聞いたところ、係の方は、宗久について旧本邸を建てた三代光丘の叔父という関係もちゃんと踏まえた上で、「あの方は、ご本家と考え方の違うお方ですので資料展示をしておりません」と全力でディスられたという。
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まぁ、本間光丘は鶴岡藩の借財整理に奔走し、新田開拓や商いにも奔走したわけで、宗久とは確かに考え方や行動は異なるとは思いますけどね。
ただ一方の見方をすると、光丘は藩財政と癒着して結果的に地主化したではないか、という見方もできるわけで…。(写真は後述の鐙屋での展示) -
まぁ、そういう宗久への視点・解釈でも別にいいのですが。
ただちょうどこの頃、村上世彰「生涯投資家」を読んだ後という事もあってか、宗久の事績って、地元でも理解されていないんだなあ~と感じた次第です。 -
その宗久の儲けは、砂浜の植林事業にも使われたし、NYダウのダウ氏にも匹敵する人なのになあと。そこが少し残念。(写真は後述の鐙屋での展示)
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やっぱり宗久みたいのは、いかに才覚や独創性があっても、地元じゃ村上ファンド的というか、虚業と思われがちなんだろうねえと。
とは言え、晩年、反目しあっていた甥の光丘と和解できたというのは救いだなあ、とも感じました。(写真は後述の鐙屋での展示)旧鐙屋 名所・史跡
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あと、光丘は「子ども偉人まんが」として取り上げられても、宗久はそういう教育資料にはなりえないんだね、とも本間家別邸の売店で思ったりもしたw
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さて、少し残念な気持ちになったまま本間家旧本邸から通りを少し進むと国史跡・旧鐙屋。
◆旧鐙屋 http://abumiya.matizukuri.info/旧鐙屋 名所・史跡
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こちらも酒田三十六人衆の豪商で展示は見応えあります。
ちなみに本間家旧本邸では展示されていなかった本間宗久や酒田や大坂の米相場に関する史料はこちらに展示されていました。本間家に対するアンチテーゼなんでしょうかねぇ? -
炎天下の中、レンタサイクルを進めて、川岸の湊町・酒田のシンボル山居倉庫。明治の建物ながら、本間家が北前船で大阪・堂島や北浜の蔵屋敷や米相場とつながっていたんだなぁという歴史を感じさせます。
◆山居倉庫 http://www.sakata-kankou.com/spot/165山居倉庫 名所・史跡
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酒田五法の「三山」というのは、酒田湊の潮の満ち引きや酒田の街から出羽三山と流れ下る最上川を見ていてひらめきを得たのだろうか、と思ってみたり。。
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蝉しぐれの山居倉庫、観光客の賑わいも聞こえますが、時間が止まったような不思議な感覚にもなります。
山居倉庫 名所・史跡
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ここは表のショップ等より、この裏手のケヤキ並木が風情がありますよね。
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さて、駅前の方に戻って来て、本間美術館なう。ここは化政年間に4代本間光道が藩主酒井家のために建てた別荘と名勝庭園。企画展として「江戸絵画の魅力」をやっていました。
◆本間美術館 http://www.homma-museum.or.jp/本間美術館庭園(鶴舞園) 美術館・博物館
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本間美術館庭園(鶴舞園)は昭和天皇もお越しになったとか。通り越しのカラオケ店の看板の経緯の説明が微笑ましかったです。
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ただ美術館本館。高度成長期の建築なんだろうが、もうちょっとデザインと屋根の色合い、考えるべきじゃなかったかなぁ~と思ってみたり^^;
本間美術館 美術館・博物館
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さて1日目は夕方の内に酒田市から鶴岡市に移動して、鶴岡駅前のホテルに宿泊。
2日目は鶴岡駅前で駅レンタカーを借りて回ります。
まずは、鶴岡城跡の鶴岡公園。ここは徳川四天王・酒井忠次の酒井家の藩領!鶴岡公園 名所・史跡
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個人的には鶴岡藩というよりは「海坂藩」、ということで、鶴岡城跡に建つ鶴岡市立藤沢周平記念館へまずは訪ねてみます。
◆鶴岡市立藤沢周平記念館 http://www.city.tsuruoka.lg.jp/fujisawa_shuhei_memorial_museum/鶴岡市立 藤沢周平記念館 美術館・博物館
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藤沢周平と言えば、「蝉しぐれ」「風の果て」「秘太刀馬の骨」などNHK時代劇でお馴染みですね。下級藩士の悲哀を感じます。
館内には書斎が移築・復元されていて興味深く見学しました。
それと同時に、今後のデジタル時代の作家の記念館って、どうなっていくのかなぁと考えてみたり。原稿用紙や万年筆、ボールペンはない代わりに、ノートPCが1台ポツンと置かれていたりしているんでしょうかね。 -
鶴岡市内からレンタカーを飛ばして、いざ羽黒山へ。まずは、いでは文化記念館。
この、いでは文化記念館で車を停め、出羽三山信仰の概略をザッと勉強してから登るのがよいわけですが、何より、ここの玄関では杖の貸し出しサービスが重宝します。
◆いでは文化記念館 https://www.tsuruokakanko.com/haguro/kankou/ideha.htmlいでは文化記念館 美術館・博物館
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羽黒山 随神門をくぐって、まずは国宝五重塔を目指します。
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国宝・羽黒山五重塔。
南北朝に建てられ、江戸初期にニヒル最上義光(←大河ドラマの原田芳雄に影響され過ぎw)が修築した歴史ある塔です。
これは建築と周囲の杉木立がセットになって風景を作っているなぁと感じますね。羽黒山五重塔 寺・神社・教会
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やはりこの白木が質朴感を強調させている気がします。白鳥に例えたのは、斎藤茂吉、斎藤茂太、誰でしたっけか。
自分なりに杉木立の中の佇まいを見ると、漢字一文字でいうと「凛」かなと。 -
時間と体力の関係で五重塔から小一時間の登山道を徒歩で行くのは諦め、自動車で有料ドライブウェイ(羽黒山自動車道)を通って、山頂の出羽三山神社へ。
◆出羽三山神社 http://www.dewasanzan.jp/ -
三神合祭殿前の鏡池。その名の通り、最古のものは平安時代にまでさかのぼる銅鏡が出土したとか。出て来た銅鏡などは山頂の境内にある出羽三山歴史博物館で見ることができます。
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羽黒山三神合祭殿は独特の重厚感ある建築だなぁと思いますね。
特に屋根の厚みと重みに圧倒されます。 -
羽黒山麓にある「庄内オープンセット」。
ここも時代劇の聖地ですね。映画「殿、利息でござる」やNHK「タイムスクープハンター」とか。
◆庄内オープンセット http://openset.s-sedic.jp/ -
そうそう、忘れちゃいけない映画「るろうに剣心」の聖地でもありますね。
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テレ東「勇者ヨシヒコ」はほとんどが、ここ庄内オープンセットで撮影されていますが、この中庭は剣心と宗次郎が斬り合った庭ですよね!
◆映画「るろうに剣心 京都大火編」http://wwws.warnerbros.co.jp/rurouni-kenshin/ -
同じ屋敷の室内は、映画「殿、利息でござる!」の終盤で羽生結弦選手が演じる仙台藩主・伊達重村がお見えになる浅野屋の座敷だったり。
◆映画「殿、利息でござる!」 http://tono-gozaru.jp/ -
「タイムスクープハンター」シリーズに何度も登場する宿場町だったり。
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とにかく、フォトジェニックというか、インスタ映えするというか、「えさし藤原の郷」と並んで二大聖地で、興奮しきりです。
(写真は「殿、利息でござる」で竹内結子が営む居酒屋。ここに阿部サダヲが飲みに来るという) -
羽黒山麓から一気に庄内平野を突き抜けて日本海沿いの鶴岡市立加茂水族館へ。
ここは経営悪化で立ち行かなくなっていたのに、クラゲに注目して専門特化したことにより、起死回生の大逆転どころか大盛況になったストーリーでも有名なところです。
ちょうどお盆休みの時期で、臨時駐車場や臨時交通規制もあり、日中は大変な大賑わいでした。
この日は夕方近くに行ったのに、駐車場は遠いは待ち時間が外まで連なっているわの賑わいぶりでした。
◆鶴岡市立加茂水族館 https://kamo-kurage.jp/鶴岡市立加茂水族館 動物園・水族館
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館内もものすごい盛況ぶりです。
有名な「クラゲドリームシアター」。クラゲの大水槽。
これは見ていて、ホワワーンとした感じになりますね。 -
近くで撮影してみると、この不思議な浮遊感。
確かに惹きつけられますね。
館内では、世界随一のクラゲに特化した水族館だけあって、さまざまな種類のクラゲが展示されていて、見ていて飽きません。 -
旅の終わりに、加茂水族館の屋上から庄内の海、はるか向こうには鳥海山も望めました。テーマも多岐にわたり、なかなか充実して収穫も多かった山形庄内の旅でした。
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