北海道東日本パスを利用し、普通列車でおよそ12時間、東京から秋田へ。秋田駅隣接の東横インに1泊。<br />　翌日、秋田を立ち、東能代から五能線に乗車。次の「能代」駅で、元料亭だった「金勇」を見学。<br />　再び五能線に乗り、あきた白神へ。「八森いさりびハタハタ館」のトレーラーハウスに2泊<br />　この時期恒例になりつつある東北巡り。還暦過ぎた夫婦ののんびり気ままな１年前の道中を、今年の旅行に繋げたく出発に合わせて投稿。

2016シルバーウィーク 1 五能線、能代「金勇」、あきた白神「ハタハタ館、トレーラーハウス」

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2016/09/21 - 2016/09/27

14位(同エリア74件中)

エリア

能代(秋田)

旅行の満足度: 5.0

観光: 5.0

ホテル: 4.0

グルメ: 3.5

ショッピング: 3.5

交通: 3.5

同行者: カップル・夫婦（シニア）

交通手段: JRローカル

　出発の9：46まで、秋田駅周辺を歩きました。
　西口から500メートル程、千秋公園入り口の蓮池。訪れた日は丁度お彼岸のお中日、蓮の花数は少なく、茶色に枯れた花托が目につきました。
　猛暑が続き夏が居座わる東京から、秋が始まっている東北へやってきました。
　秋田駅前西口のバス停、秋田杉製。

　2013年に建てられ、グッドデザイン金賞も受賞しました。
　ボンボリ形の照明、昨夜眺めなかったことが悔やまれます。さぞかし美しい夜景だったことでしょう。雪が降る夜に訪れたいです。
　駅構内の秋田杉製のベンチ。
　東能代駅、五能線。

　次の能代駅で下車し、旧料亭「金勇」に向かいます。
　「金勇」外観。
　
　能代駅から徒歩10分程で着きました。
　写真の玄関から入ります。入館料無料です。部屋は貸切で使用されることもあり、当たり前ですが、その部屋は見学出来ません。私たちが訪れた時も、貸切の準備にかかるので、その部屋をまず先に見て欲しいとアナウンスがありました。

　この建物は「天然秋田杉の殿堂」と称され、とかく贅を尽くした柱や梁、建具に目が行きがちですが、この写真のように、戸を開け放した部屋から廊下、その先の部屋を見通すと、畳、障子戸が生み出す直線の組み合わせが絶妙だと感じました。(1階)
　この部屋も欄間の透かし部分から隣室の照明が計算されたように覗きます。写真突き当たりに見える小窓は接している廊下との壁に設けられたものです。ここでも建具と畳の縁が織りなす直線の組み合わせ、趣きのある設えと思いました。(1階)
　2階110畳の大広間脇の廊下。
　大広間、正面が床の間。
　広いです。他に言いようがありません。
　大広間、床の間の対面の舞台。

　大広間、床の間脇の障子戸。
　1階川風の間。障子戸の手前に旧料亭時代に使われた酒器。
網代の天井。
　「八森いさりび温泉ハタハタ館」外観。

　駅から屋根付きの歩道橋が併設されています。1階右手に直売所「ぶりこ」。左手別棟「あきた白神体験センター」

　「金勇」→能代駅(五能線)→あきた白神→「ハタハタ館」(2泊)
　
　宿泊するのは、こちらのトレーラーハウス。駐車場の奥に置き去りにされたような佇まい。

　宿泊したトレーラーハウス。

　タイプA：1泊4名まで7700円。本館の温泉、入湯税1人300円。
　6人まで泊まれるタイプB・Cもあります。

　老朽感は否めませんが、快適でした。
　トレーラーハウス敷地から日本海を望む。
　設備 1
　設備 2
　設備 3

　能代駅前の市民市塲と「ハタハタ館」直売所「ぶりこ」で購入した品々。
　1日目の夕食。
　タイプAのトレーラーハウスは、調理熱源が電子レンジ、炊飯器、ポットのみです。
　とうもろこし、枝豆：レンジでチンして塩をふる。→期待を裏切らない、一口食べて「おいしい！」「うまい！」
　東京では手に入りにくい「ミズの玉」：チンして醤油漬け→東北出身の知人から話しに聞いていた「ミズの玉」、生まれて初めて食べました。→ぬるっとして、シャキっとしておいしいです。
　ナンバン(青唐辛子)　：薄い小口に刻んでチン、インスタント味噌汁・砂糖少々と混ぜてもう一度チン→味噌を錬れれば更においしさアップですが即席にしては美味。袋にナンバンと印字されて販売されている時点で、東北に来たなって気持ちになります。
　オクラ：刻んでジャーポットにインスタント味噌汁とともに入れ熱湯を注ぐだけ。→家なら刻んだオクラをお椀に入れて熱々の味噌汁をかけます。簡単でオクラの栄養無駄なく摂れておいしいです。
　炊き込みご飯：メギスの頭とはらわたを除いて炊き込みました。食べる前に骨を外し、枝豆と一緒に混ぜました。あっさりした味です。メギスは唐揚げにしたらおいしい魚かな？
　キウリ：浅漬け
　リンゴ：砂糖をまぶしてレンジでチン。花粉症の二次障害で、果物アレルギーになり、バラ科の果物は加熱しないと食べられなくなってしまいました。ガブリといきたい所ですが、今秋初物のリンゴをコンポート風にいただきました。ハウス中がいい香りに包まれました。
　翌日の朝食。
　昨夜と同じものに、ミズガレイとズッキーニを追加
　ミズガレイ：「ぶりこ」で購入。一晩塩してレンジでチン。生臭くなく、鮮度の良さがわかります。
　ズッキーニ：これも「ぶりこ」で購入。30センチは超える大きさで、大きくなる品種なのか大きくなっちゃったのか不明ですが、こんな大きなズッキーニは食べたことがないので購入しました。これもレンジでチン。→大きくても味は普段食べているズッキーニと変わりなく、食べでがありました。

　家事からの解放され、非日常の体験をするのが旅の醍醐味なのでしょうが、主婦の目は開いたままなので、市塲や道の駅、スーパーマーケットで新鮮な食材を見ると、調理したい欲が無性に湧いてきます。買うのを諦めた食材も数多くあります。今回ちょっと夢がかなったかなと思います。特別目新しい食材ではありませんが、旅先の物を旅先で食し、記憶に残すことが出来ました。