東日本大震災復興応援の旅・あれから6年半 前編

2017/09/09 - 2017/09/11

5月に南三陸町を訪れてから4カ月近くが経っていた。そろそろ三陸地方に行こうと思っていたら、東日本大震災から丁度6年半の日になってしまった。

エリア 陸前高田・住田(岩手)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

9月9日夕方、仕事が終わってからそのまま東北に向かう。
今回は岩手県沿岸部の南側を中心に回るので、
9日の夜は一ノ関駅前のビジネスホテルに泊まった。
10日の朝7時台の気仙沼行きの列車に乗る。
しかし、今回は気仙沼は素通り。

気仙沼駅 駅

盛行きのBRT（バス高速輸送システム）に乗り込む。

被災した気仙中学の旧校舎。
東日本大震災から6年半経過し、
震災の爪痕が残る建物が徐々に減っている中、
津波の怖ろしさを伝える貴重な震災遺構の一つ。

左奥に「奇跡の一本松」が見える。

今回は奇跡の一本松の側には行かず、車窓からの写真のみ。

奇跡の一本松 名所・史跡

「奇跡の一本松」で下車して、一本松茶屋には立ち寄る。

一本松茶屋 お土産屋・直売所・特産品

以前、やぎさわcafeは一本松茶屋の道路を挟んだ向かい側にあったが、
復興工事の関係で一本松茶屋の一角に移転していた。

奇跡の一本松に立ち寄るときには、やぎさわcafeで軽食をとることにしている。
今回は「短角牛の濃厚トマトスープ」。
＋100円でパンも付けられるが、後のことを考えてスープのみにする。
やぎさわcafeは陸前高田の老舗醤油屋さんの八木澤商店↓が運営している。
　　　　　　　　　　　　　　　http://www.yagisawa-s.co.jp/index.php
ついでに"madehni"については↓を参照。
　　　　　　　　　　　　http://madehni.jp/

嵩上げした高台に新たに商業施設ができたと聞いていたのだが、
何処だろう？

雑草が生い茂る。

一本松茶屋の駐車場から結構歩いた。

東日本大震災から6年半経っても復興関係の工事はまだまだ続く。

遠くに被災した「道の駅高田松原」や新しく造っている防潮堤が見える。

2017年4月に新しくできたBRTのまちなか陸前高田駅（バス停）。

この春にオープンした「アバッセたかた」（http://abassetakata.jp/）。
商業施設や図書館などが入っている。

まあ、地元の人が利用するので全国チェーンのお店も必要よね。

「アバッセたかた」にもやぎさわカフェが入っていて、
こちらではホットドッグをいただく。
八木澤商店名物のみそフランクにもろみマヨネーズソースのトッピング。

再びBRTに乗って大船渡魚市場前駅（バス停）で下車。
下船渡と大船渡の間にある。

大船渡市魚市場（http://www.ofunato.fm/）
いかにも「魚市場」という建物。
とても一般の観光客が立ち寄れる雰囲気ではない。

だが、その中には観光客も利用できるレストラン「海（かい）」↓があるのだ。
　　　　　　　　　　　　　　http://www.ofunato.fm/restaurant.html

3階にあるので眺望が良い。
海を眺めながら食事ができる。
テーブルの上の灯台型の置物は箸入れね。

あら汁700円を注文。
米飯はセルフサービス。

展望デッキからの眺め。

さらにBRTに乗って盛駅に到着。

盛駅 駅

三陸鉄道の石碑。
「三陸鉄道ここに始まる」

出発前に三陸鉄道のホームページを見ていたら、
「三陸鉄道オーナー募集！」↓とあった。
http://www.sanrikutetsudou.com/?page_id=6871
東日本大震災の被害でJR山田線の釜石駅－宮古駅間は運行休止中。
このまま廃線なのかと思っていたら、三陸鉄道で再開するらしい。
（再開予定は平成31年＝2019年）
ええ、ただでさえ三陸鉄道は沿線の住民が減って赤字だと思うが、
長年放置されていた線路の整備とか莫大な費用をまかなえるの？
津波で流されてしまった区間も結構あるし。
以前にもこの区間の運営をJRから三陸鉄道に移す話を聞いたことがあるが、
費用など現実的ではないと頓挫したと思っていた。
だから「三陸鉄道オーナー」募集なんだろうけど。
そこで、私も三陸鉄道に少しばかり寄付をした。

イベント列車がホームに入ってきた。
しかし、この車両は切り離されて倉庫に入り、
普通の車両（表紙の写真）に乗って釜石に向かう。

「恋し浜」駅で少し長く停車して写真撮影タイム。

恋し浜駅 駅

恋し浜駅にて。
元々は「小石浜」駅だったのだが、
後に「恋し」の当て字の方が正式な駅名になったそうだ。

恋し浜駅から海を眺める。

吉浜湾の辺りでも列車（一両編成だが）は景色を良く眺められるように徐行する。
吉浜湾の鮑は有名らしい。

遠くの山頂に釜石観音が見えたら終点の釜石駅は近い。

平田駅 (岩手県) 駅

釜石駅。
右の小さな建物が三陸鉄道の駅。

釜石駅 駅

サン・フィッシュ釜石とシープラザに寄ってお買い物。

サン・フィッシュ釜石 グルメ・レストラン

ついでにブルーベリーヨーグルトソフトもいただく。

2019年のラグビーワールドカップ日本大会では釜石も会場になっている。
それに合わせるように釜石駅－宮古駅間の鉄道が三陸鉄道で再開予定。
三陸鉄道、陰ながら応援しているからね。


続く