初秋のレッサーパンダ紀行【１】 千葉市動物公園　やっぱりねぇ、どうりで可愛らし過ぎると思ったんだ（笑）・・・女の子だったメイタちゃんに会いに

2017/09/09 - 2017/09/09

レッサーパンダに関わらず動物園動物の性別判定の間違えは割とあって、年に数回は「えっ、そうだったの」ってニュースが流れたりします・・・ニュースにならない情報も含めるとかなりの数あるのかもしれませんね（別に批判ではなく、それも含めて物差しだけでは測れない個体差の神秘であり、動物園風物詩と僕は思ってます）。

千葉市動物公園のメイタ君・・・女の子でした（笑）
当時の彼を見ていたファンの多くが7「男の子にしては可愛すぎる」と直感的に感じて、ファン同士、あるいはキーパーさんに冗談めかして「メイタ君は女の子ですよね～（笑）」なんてやってましたので、なんかとてもすっきりした気分です。

可愛い可愛いメイタちゃんに会いに千葉に行ってきました。


これまでのレッサーパンダ旅行記はこちらからどうぞ→http://4travel.jp/travelogue/10652280

エリア 千葉市(千葉)

今日は千葉市動物公園、なんと１年２カ月ぶりの訪園となりました。

入園料は大人７００円ですが、千葉都市モノレールのフリー切符提示で２割引きの５６０円になりました。
フリー切符の詳細はこちらで→http://chiba-monorail.co.jp/index.php/ryoukin/free/

入園したら早速レッサーパンダ舎へ。
千葉市動物公園には４区画の屋外放飼場、１区画の予備放飼場、２区画の屋内展示室があります。

向かって一番左の屋外放飼場と隣接する屋内展示室にはメイメイお母さんとゆいゆう姉妹がいました。

お母さんのメイメイちゃん。
多摩で２匹、千葉で７匹の子供を育てあげたとっても良く出来たお母さんです。

２０１５年にゆいゆう姉妹を出産して以来２年間繁殖からは離れています、おそらく種別調整の関係で繁殖制限が掛かっているんだと思いますが、メイメイちゃんも今年で１０歳なのでそろそろ娘達に繁殖の任を渡したいところではありますね。

２０１５年生まれの双子姉妹。

お昼寝中だし久々に会うので個体識別が難しい・・・ゆうちゃんかな？

ってことはこちらがゆいちゃんかな？

最近の写真がどこかにアップされてれば尻尾の感じで個体識別できるのですが・・・。

そして、メイメイちゃん、ゆいゆう姉妹のお隣の屋内展示室と屋外予備放飼場には
メイタちゃん。

名前でも分かるかもしれませんが、メイタちゃんは２０１４年の誕生以来男の子として育てられましたが、２０１７年１月の再検査で女の子であることが判明しました。

性別判定の誤りは動物園動物ではたまにあることではありますね。

性別判定の誤りは動物園動物ではたまにあることではありますね。
有名なところでは、ホッキョクグマのツヨシちゃん（現、ズーラシア）や、レッサーでは野毛山動物園のアイドル的存在のキンタちゃん、夢見ケ崎動物公園のギンガちゃん（現、東京都大島公園）の例など多々あります。

メイタちゃんの場合は、ファンの間ではあまりにも顔立ちや表情が可愛らし過ぎて「ひょっとして女の子では？」ってずっと言われてましたもんね（笑）

夢見のギンガちゃんの時は本当にびっくりしたけど、メイタちゃんは「やっぱり～」って感じ（笑）、ある種納得です。

ただ、彼女が彼だった頃に確かお婿入りかお嫁さんを迎える話があったようにも記憶しています・・・その話がどうなったのか気になります。

メイタちゃんのお隣の屋外放飼場には一族の長である風太君。

今年１４歳の風太君、そろそろ老境の域に入ってきました。

彼の存在の大きさは今更言うまでもありません。
レッサーパンダの存在を世間に知らしめた貢献もさることながら、たくさんの子孫を国内外で活躍しています。

風太君のお隣がクウタ君。

風太君の息子で千葉に残ったのは唯一クウタ君だけですが、メイメイちゃんとのペアで７匹の子供を持つお父さんになり見事重責を果たしてくれました。

木登りクウタ君。

風太一族の血統が増えていることもあり２０１５年以来繁殖の舞台には立っていませんが、クウタ君はまだ９歳・・・繁殖から離れるのはちょっと惜しいような気もしますね。

そして、クウタ君のお隣には息子の源太君。

早いもので源太君も既に5歳になりました。

お嫁さんが欲しいねぇ。
メイタちゃんのお婿入り、あるいはお嫁取りが無くなった今、代わりに源太君で・・・と言う訳にはいかないのでしょうかね？
年齢はもちろん違うけど遺伝子的には一緒ですし・・・。

ちょっとレッサー舎を離れ園内を軽く一周。

崖が似合うムフロン。

京葉学院ライオン校のアレン君。

タテガミの色が濃いのがアレン君、薄いのがトウヤ君だそうです。

ミーアキャット。

４月２８日生まれのおチビちゃんだと思います。

レッサー舎に戻るとクウタ君に替わり娘のみいちゃんが出ていました。

メイタちゃんはまったり。

「母ちゃん、姉ちゃん、起きてよそろそろリンゴの時間だよ」

１３時３０分からレッサーパンダのごはんタイム。

バックヤードにキーパーさんが入ったようでパンダ達がソワソワし出しました。

ごはんタイムは左の放飼場から順々に右に動く形で行われます。

ゆいゆう姉妹は外に出てきたすごい勢いでリンゴをねだっていましたが、

メイメイママは屋内に残り竹の葉を食べていました。

元からリンゴに執着しないタイプの子でしたっけ？
食への執着は健康のバロメーターでもあるので少し心配になりました。

なお、この時間に食べなかった分のリンゴは夕食にて給餌されるとのことでした。

続いてメイタちゃんですが、メイタちゃんのリンゴは上手く撮ることが出来ず。

続いて風太君のリンゴタイム。

今日はメイン担当のキーパーさんではなかったのでいつもパンダとの掛け合いはなしでした。

リンゴを満喫した風太君。

寝癖かな？不思議な髪形になってるよ。

お隣のリンゴタイムを眺めていたのはみいちゃん。

樹上生活者の彼らにとっては雑作のない事ですが、素晴らしいバランス感覚ですね。

食後の風太君はお昼寝の定位置へ移動です。

みいちゃんリンゴタイム。

減太君もお隣が気になります。

みいちゃんには竹筒にリンゴを入れてのエンリッチメントが行われていました。

考えすぎだと自分でも思うのですが・・・どうしても砥部の優砥君の事故が頭をよぎりました。

真剣な眼差しでリンゴを待つ源太君。

最近はプチ反抗期でリンゴタイムでもアスレチックから降りて来ないと聞いていたのですが、今日はちゃんと降りてきました。
反抗期はメイン担当さん相手の時だけ？？

レッサーパンダ舎のお向かいには風太一族の像。

右が風太君、左が奥さんのチィチィちゃん（すでにお星さま）とユウタ君（現、秋田市大森山動物園）、風花ちゃん（現、周南市徳山動物園）がモデルです。

風太君の像がポケモンGOのジム”Standing Lesser Panda/風太くん”になっていました。

行った時には黄色ジムだったのでバトルで青にして、一番レッサーに似てるかなと思ったブースーターを配置してみました・・・すぐに黄色チームに奪還されちゃいましたけどね（苦笑）