大山登山と鳥取の名宿「岩井屋」「旅館大橋」宿泊4泊5日　その8三朝温泉・旅館大橋シニアカップルプラン宿泊編

2017/07/28 - 2017/08/02

昨年来、相方から大山に登ってみたいというリクエスト。その一方で鳥取には以前から宿泊してみたいと思っていた足元湧出の温泉宿が2軒があり、ちょっと贅沢ですが今年の夏はその両方を叶える旅です。天候予備も考えて大山の麓のとやま旅館に2泊、3泊目は岩井温泉の岩井屋、4泊目は三朝温泉の旅館大橋に宿泊。前半は頑張って、後半は観光を最小限にして宿でゆっくり過ごす計画です。

　その8。4日目。浦富海岸を散策した後、三朝温泉に向かいました。三朝温泉にあるゆのかで昼食後、散策。平日の静かな温泉街をゆっくり見て周りました。そして今日の宿は旅館大橋さん。足元湧出の温泉もさることながら、「現代の名工」「黄綬褒章」を受賞した総料理長が作る食事が素晴らしいと有名な宿です。今回は少しリーズナブルなシニアカップルプランで予約しました。

エリア 三朝温泉(鳥取)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

12時40分に三朝温泉の旅館大橋に到着。事前に昼前に着くので車を停めたい旨を伝えていたので、すぐ駐車場を案内していただきました。三朝温泉は有料の駐車場しかないので助かります。

まず昼食を食べに向かいます。

三朝温泉　旅館　大橋 宿・ホテル

趣のある三朝橋を渡り、

三朝橋 名所・史跡

三朝橋を渡った先にあるたまわりの湯の横の

たまわりの湯 温泉

観光協会で、散策マップをいただき向かったのは、

ゆのかさんです。自炊湯治の宿に併設されているカフェです。

湯治宿 et Café ゆのか グルメ・レストラン

注文したのはワンプレートランチとリブ・バルカン・セット。

両方に付くコーンスープ。

湯治宿 et Café ゆのか グルメ・レストラン

リブ・バルカン・セットはスペアリブのトマト煮込みです・サラダ、ライス（orパン）付き。

湯治宿 et Café ゆのか グルメ・レストラン

ワン・プレート・ランチはチキンとキノコのソテーとクリームエッグ。

どちらもおいしく頂けました。

湯治宿 et Café ゆのか グルメ・レストラン

追加で食後にアイスコーヒーも。

湯治宿 et Café ゆのか グルメ・レストラン

昼食後にまず三朝神社へ。

三朝神社 寺・神社・教会

手水が三朝の温泉で、飲泉もできます。

三朝神社 寺・神社・教会

境内にあるこの木が「三朝小唄」という1929年の映画の舞台になったようです。

三朝神社 寺・神社・教会

2本のケヤキが印象的です。

そう言えば予告編しか見てませんが、映画「恋谷橋」でもここがロケ地になり映っていました。

三朝神社 寺・神社・教会

本殿をお参り。

三朝神社 寺・神社・教会

三朝神社から東へ行くと、株湯があります。（散策マップで見るより少し遠いです。）

飲泉所。

株湯 温泉

三朝温泉発見の逸話が銅像になっています。源義朝の家来であった大久保左馬之祐と白狼。

この後ろが足湯なのですが、なんとパイプ交換のため臨時休業。

株湯 温泉

それならば株湯にでもと思ったら、株湯も臨時休業。ついてません。

株湯 温泉

十字路まで戻り北へ歩くと、恋谷橋です。

恋谷橋 名所・史跡

橋の真ん中には縁結びのかじか蛙がいました。撫でるといいそうです。

恋谷橋 名所・史跡

かじか蛙の両サイドのオブジェは蛙の目なんでしょうね。

恋谷橋 名所・史跡

渡りきった側から。なんか予告編でみた「恋谷橋」とは違うような気がするんですが・・・。

恋谷橋 名所・史跡

こちら側にはキュリー広場があります。

キュリー夫人の胸像。ラジウム泉の三朝温泉では発見者であるキュリー夫人の功績を讃えて、毎年キュリー祭を行っています。

キュリー広場 名所・史跡

庭園や舞台の造りもフランスの凱旋門や通りをイメージして。

キュリー広場 名所・史跡

恋谷橋を戻り、温泉本通り（湯の街ギャラリー）を西に向かい散策。

湯の街ギャラリー 美術館・博物館

カエル人形館。カエルのオブジェが多数展示されています。

カジカカエルが生息する三朝川。その鳴き声は「日本の音風景100選」に選ばれているそうです。

湯の街ギャラリー 美術館・博物館

藤井酒造。風情のある日本家屋です。

藤井酒造 グルメ・レストラン

薬師の湯。足湯ですが、飲泉もできます。

薬師の湯 温泉

隣にあるのが薬師堂。

調刻の館。高野豆腐に様々な彫刻がされています。

調刻の館 名所・史跡

いずみ娯楽場。懐かしい射的などがあるようですが、昼間は休業？

梶川理髪館。18世紀から20世紀の珍しい床屋グッズが展示されているようなのですが、さすがに営業中にお邪魔するのは気が引けます。

梶川理髪館 美術館・博物館

陣所の館。（大綱引資料館。）

陣所の館 美術館・博物館

三朝温泉で毎年5月4日に行われる陣所（大綱引き）で使われる綱が展示されています。

写真やミニチュアなどもあり、湯の街ギャラリーの中では一番見ごたえがありました。

陣所の館 美術館・博物館

湯の街ギャラリー。平日の昼間は閉まっている所もいくつかありましたが、昔の温泉街の風情などもあり、ぶらぶら散策するにはいい通りです。

湯の街ギャラリー 美術館・博物館

映画「三朝小唄」記念モニュメント。

三朝橋から河原に下りたところにあるのが、

三朝橋 名所・史跡

河原風呂です。手前の浴槽は足湯。ほぼフルオープンなので、女性は厳しいですね。

河原風呂 / 足湯 河原の湯 温泉

三朝川の南側の遊歩道ぶらぶら。

三朝橋 名所・史跡

こちらの遊歩道に来たのは、三朝川を挟んで旅館大橋の全貌を見る事ができるから。

三朝温泉　旅館　大橋 宿・ホテル

ほぼ全館が文化財に指定されており、風情と格式を感じる建築です。

三朝温泉　旅館　大橋 宿・ホテル

向かって右側は浴室ですね。自分達が宿泊した宿でいうと、渋温泉の金具屋、銀山温泉の能登屋さんに匹敵する、いやそれ以上かもしれません。

三朝温泉　旅館　大橋 宿・ホテル

さらに歩いて、かじか橋へ。

あれ？映画の「恋谷橋」で撮影されていたのはこちらでしたか。

橋の真ん中には足湯もあります。

反対側から。確かに橋の雰囲気としてはこちらの方がよかったのかもしれません。

かじか橋を渡り、旅館大橋さんに戻ってきました。

三朝温泉　旅館　大橋 宿・ホテル

趣があり、絵になるので記念写真。

この後車を取りに行き、15時15分にチェックイン。

三朝温泉　旅館　大橋 宿・ホテル

玄関。

三朝温泉　旅館　大橋 宿・ホテル

フロント。リフォームされているので、非常にきれいです。

三朝温泉　旅館　大橋 宿・ホテル

ロビー。一番見晴のいい席に案内され、宿帳に記入。

三朝温泉　旅館　大橋 宿・ホテル

正面にさきほど通ってきた遊歩道が見えます。

三朝温泉　旅館　大橋 宿・ホテル

ここで抹茶と茶菓子をいただきます。梨香餅は冷やされていておいしい。

三朝温泉　旅館　大橋 宿・ホテル

部屋は1階。予約では通常客室【本間8畳+踏込2畳】なのですが、広い部屋に変更されていました。

踏込5畳。

三朝温泉　旅館　大橋 宿・ホテル

本間12.5畳。２人で泊るには広すぎるくらい。

三朝温泉　旅館　大橋 宿・ホテル

床の間向け。

三朝温泉　旅館　大橋 宿・ホテル

広縁もゆったり。

三朝温泉　旅館　大橋 宿・ホテル

反対側。この奥が、

三朝温泉　旅館　大橋 宿・ホテル

洗面とトイレです。

ではお風呂へと参りましょう。

三朝温泉　旅館　大橋 宿・ホテル

風呂は2ヶ所。巌窟の湯と湯処せせらぎ。時間で入れ替わり、14時から21時は湯処せせらぎが男湯です。

三朝温泉　旅館　大橋 宿・ホテル

湯処せせらぎの脱衣所は2ヶ所あります。広い方。

三朝温泉　旅館　大橋 宿・ホテル

奥にある狭い方。

浴室には階段を下ります。

三朝温泉　旅館　大橋 宿・ホテル

檜風呂。

三朝温泉　旅館　大橋 宿・ホテル

露天風呂。こちらは少し温め。まだ早いからか貸切でゆっくり。

三朝温泉　旅館　大橋 宿・ホテル

こちらにはサウナもあります。

三朝温泉　旅館　大橋 宿・ホテル

洗い場。

三朝温泉　旅館　大橋 宿・ホテル

もう一つ奥に洗い場と、

三朝温泉　旅館　大橋 宿・ホテル

内湯。

三朝温泉　旅館　大橋 宿・ホテル

風呂から上がり、くつろぎ処「湯庵」で椅子に座って

三朝温泉　旅館　大橋 宿・ホテル

三朝川の流れを見るともなく見て、リラックス。

しばらくして部屋に戻ったのですが、相方が夕食後は巌窟の湯に入れないのでもう一度風呂にいったので、

三朝温泉　旅館　大橋 宿・ホテル

再度、湯処せせらぎの露天でまったり。写真では伝わりませんが、夏の夕方でヒグラシの鳴き声なども聞こえ、心身ともに癒されました。

三朝温泉　旅館　大橋 宿・ホテル

予約したのはシニアカップル限定プラン。20000円+消費税1600円＋入湯税150円＝＠21750円です。

夕食は部屋食。まずはプランについている、生ビールで乾杯！

三朝温泉　旅館　大橋 宿・ホテル

最終日ですが、7月は七夕のしつらえだそうです。

三朝温泉　旅館　大橋 宿・ホテル

膳菜　きす利休焼き 鴨 鶏肉胡桃テリーヌ　からすみ　茗荷寿司　スナップえんどう生ハム巻　川エビ　さつまいも　海老
小付　長芋豆腐

見た目も美しく、それぞれがおいしいです。

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椀物　イサキ　冬瓜　卵豆腐　じゅんさい

イサキは香ばしくおいしい！

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造りは電気を消す演出で配膳されます。

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造里　平目の焼き霜造り　鮪　いか　車海老

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このプランでは目の前で和牛を焼いていただけます。

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肉を待っている間に鮎がきました。

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焼き物　鮎炭火焼き

旨み、苦みに炭火で焼いた香ばしさも加わり、旨いです。頭から全て食べました。

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台の物　東伯和牛のステーキ

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蒸し物　栃餅の入った茶碗むし

海老、百合根、銀杏なども入り、楽しい一品。味がしっかりしているのにくどくないのはさすがです。

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留肴　鰹のたたき

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ご飯とあおさの味噌汁、香物。

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デザートは杏仁豆腐のマンゴーゼリー乗せ。キウイとパイナップル。

おいしいものばかりでお腹一杯です。

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夕食後一服して、巌窟の湯へ。清掃後、21時30分から翌朝10時までは男湯です。

三朝温泉　旅館　大橋 宿・ホテル

脱衣所。

三朝温泉　旅館　大橋 宿・ホテル

部屋数を考えたら広すぎる位です。

三朝温泉　旅館　大橋 宿・ホテル

全て足元湧出の浴槽で、上の湯はトリウム泉。

三朝温泉　旅館　大橋 宿・ホテル

中の湯と下の湯はラジウム泉。温度は若干違いますが、泉質はほとんど変わらないように感じました。共に肌あたりも良く、ツルすべ感があるいいお湯です。ただ足元湧出を目視で確認できたのは中の湯だけ。

三朝温泉　旅館　大橋 宿・ホテル

洗い場。今日は男性客が他にいないのか、ずっと貸切でした。

今日は心身ともに満たされ、熟睡。

三朝温泉　旅館　大橋 宿・ホテル

翌朝。

三朝温泉　旅館　大橋 宿・ホテル

朝風呂へ。朝には上の湯、下の湯もプクプク上がってきているのが確認できました。

三朝温泉　旅館　大橋 宿・ホテル

朝食も部屋でいただきます。

三朝温泉　旅館　大橋 宿・ホテル

鯖塩焼き、青菜炒め、切干大根など。

三朝温泉　旅館　大橋 宿・ホテル

刺身（イカ、コンニャク）、サラダ、ベーコン、くみ上げ豆腐など。

三朝温泉　旅館　大橋 宿・ホテル

出し巻卵、そば、ご飯。品数も多く、朝から大満足です。

あまりこういう高級宿には泊まりませんが、料理、接客、温泉全て良く満足しました。では支度をして出発しましょう。

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