大山登山と鳥取の名宿「岩井屋」「旅館大橋」宿泊4泊5日　その3大山ユートピアコース・天空のお花畑編

2017/07/28 - 2017/08/01

昨年来、相方から大山に登ってみたいというリクエスト。その一方で鳥取には以前から宿泊してみたいと思っていた足元湧出の温泉宿が2軒があり、ちょっと贅沢ですが今年の夏はその両方を叶える旅です。天候予備も考えて大山の麓のとやま旅館に2泊、3泊目は岩井温泉の岩井屋、4泊目は三朝温泉の旅館大橋に宿泊。前半は頑張って、後半は観光を最小限にして宿でゆっくり過ごす計画です。

　その3。2日目。天候がさほど悪くなさそうな事とお花畑がきれいという話を聞き、急遽ユートピアコースを登る事にしました。宿で朝食後、準備をして7時24分に出発。大神山神社奥宮を参拝した後、行者登山口から本格的な登山道へ。ロープをつたって登る場所が20ヶ所以上あり初級者の自分達にはきついコースでしたが、登りきった先には素晴らしい天空のお花畑が待っていました。

エリア 大山周辺(鳥取)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

7時24分、宿を出発。

大山寺には下山後に行く事にして、大神山神社奥宮に向かいます。

とやま旅館 宿・ホテル

奥宮に向かう石畳の参道。

石畳の参道 名所・史跡

まず大神山神社奥宮を参拝。

大神山神社奥宮 寺・神社・教会

右奥にある行者登山口。7時46分、ここから登り始めます。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

7時50分、二俣を下宝珠越、ユートピア避難小屋方面へ。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

初めはうっそうとした森の中を歩きます。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

さほど急ではないのですが、湿度が高く汗がしたたり落ちます。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

7時59分、工事用道路を通過。（看板にはユートピアコース登山口、下宝珠入口とあります。）

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

傾斜が少しずつきつくなり、

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

徐々に急登が多くなります。しかも登山道はお世辞にも整備されているとは言えません。木の根っこを掴んで登るところも。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

ガスが掛かり、湿度はかなり高め。雨が降らない事を祈るばかり。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

8時28分、下宝珠越に到着。ここで宝珠山からの登山道と合流。中宝珠越、ユートピア方向へ。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

登山道は急ですが、途中に咲く花を見ながら、ゆっくりと登ります。

ソバナが咲き始め。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

ヤマジロホトトギス。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

ヤマツツジ。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

展望のある所にでました。剣谷と呼ばれている辺り。しかし山の稜線は雲がかかって見えません。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

しばらくすると傾斜のきつい下り。ロープをつたって慎重に下ります。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

中宝珠越を9時1分に通過。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

ここからは急登。ロープを伝って慎重に登ります。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

ムシムシして汗がダラダラ。かつ急登で一歩を大きく踏み出す所も多く、疲労度が増します。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

こういう崖もあるので慎重に。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

山の稜線が見えてきました。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

真ん中に見えたこれが、たぶんユートピア避難小屋。まだまだ遠いです。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

少し開けた場所に出ました。晴れていれば見晴がいいかもしれませんが、今日はガスが掛かり今ひとつ。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

コオニユリ。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

エゾアジサイ。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

ノリウツギ。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

ホツツジ。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

上宝珠越に9時52分に到着。小休憩。

この左が砂すべりコースですが、現在は下山禁止になっています。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

大山の剣ヶ峰方向。北壁の荒々しい岩肌と稜線。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

下調べをしていなかった事もありますが、こんなにロープをつたって登る場所が多いとは思いませんでした。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

10時11分、稜線上の三鈷峰、ユートピア分岐を通過。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

ユートピア避難小屋まであと少し。

しばらく登ると、

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

うわ～、これですか！！

一面のお花畑！！

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

シモツケソウとナンゴククガイソウ。

ピンクと紫の色のコントラストが見事！

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

ナンゴククガイソウは風が当たらない場所では真っ直ぐ。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

避難小屋に向かう西側の斜面にも一面に咲いています。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

オオバギボシの群落や、

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斜面にはナンゴククガイソウの群落。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

蝶や蜂が蜜を求めて飛び回っています。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

10時23分、ユートピア避難小屋に到着。休憩時間を含め、宿の前からは2時間59分、行者登山口からは2時間23分掛かりました。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

記念写真を撮り、休憩。結構疲れました。

水分と多めに持ってきた行動食を取り、エネルギー補給。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

一息ついた後、避難小屋から少し上を見て周りました。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

見下ろすと、避難小屋の周りにも

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

ナンゴククガイソウの群落。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

まさに一面のお花畑。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

象ヶ鼻に向かう西側斜面もナンゴククガイソウとシモツケソウが咲き揃い、

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

緑にピンク色と紫色が散りばめられた絨毯のよう。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

象ヶ鼻に向かう東側斜面も素晴らしい。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

ピンク色のシモツケソウが愛らしく咲き誇っています。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

象ヶ鼻から見下ろしたところ。ユートピア避難小屋の奥が三鈷峰。

剣ヶ峰の方は曇が掛かり見えませんでした。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

象ヶ鼻から少し下った所から見ると、避難小屋がお花に囲まれているように見えます。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

全く予備知識がなかった事で感動もひとしお。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

偶然出会った日帰り入浴の方と後押ししてくれた大女将に感謝です。

天空のお花畑を満喫しました。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

名残惜しいですが、11時13分下山開始。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

登山道から見ると、ヤマブキショウマもナンゴククガイソウの間でしっかり咲いていました。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

オオバギボシの群落も見納め。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

斜面にぎっしり咲くナンゴククガイソウとヤマブキショウマ。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

登山道の近くで咲いているので、多くの登山者が足を止めカメラを向けます。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

お花畑と大山。今日は一日雲が掛かっていましたが、あれだけ心配した雨はほとんど降らなかったので御の字でしょう。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

いや～、本当に素晴らしいお花畑でした。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

しかしこれからあの急登を下りなければなりません。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

ロープをつたって慎重に下ります。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

下宝珠越を12時56分に通過。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

工事用道路を13時24分に通過。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

13時31分、やっと最初の二俣まで戻ってきました。

大山(伯耆富士) 自然・景勝地

13時35分、行者登山口に到着。2時間22分掛かり無事下山。

自分達にはきついコースでしたが、ユートピアコースに登って本当によかったです！

大山(伯耆富士) 自然・景勝地