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 すっかりバリ島ファンになってしまったわれわれ夫婦、海辺でのんびり寛ぐのが大好きであるがゆえのバリ島ファン。今ではJALの直行便もなく、さりとてガルーダ航空もそれなりに運賃は高いし・・・、その一方ではLCCのエアアジアが直行便を就航させたものの、われわれの年齢層にはどうにも不向きのようだし・・・と自分なりに解釈して「では、どうやって行けばええんじゃろうかのう?」と悩んでいた。<br /> あちこちの、バリ行きの可能性のある航空会社を調べ、日程面も考慮しながら、運賃や機種、サービス面等々を調べて最適の航空便を探したのだった。<br /> そこで見つけ出したのが「マレーシア航空」。成田~クアラルンプール~デンパサール往復ビジネスクラス利用で、運賃・燃油。税込みで8万5千円弱!「ビジネスクラスでこの値段!安い!」とすぐに飛びついた。<br /> 乗り継ぎ便の都合で、マレーシアで一泊しなければならなかったが、われわれ夫婦にはマレーシアは未踏の地。「良い機会だ!」とばかり、クアラルンプールのホテルも予約した。<br />・・・実は、この旅行記、書き始めたのは2017年だが、なぜか中断してしまい、下書きとして残したままの状態で3年を経過してしまった。先日、ドバイ・アブダビ旅行記をアップしたので、それではと、このバリ島旅行記を書き始めることにした。私の誕生日記念で行ったこともあって、個人的には実にメモリアルな旅行となったことから、あえて”個人的な記録”として、遅くなったが投稿してみる。本当に楽しい旅行だった。

マレーシア航空ビジネスクラスでバリ島へ・・・その1

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2017/05/24 - 2017/05/30

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masabo

masaboさん

 すっかりバリ島ファンになってしまったわれわれ夫婦、海辺でのんびり寛ぐのが大好きであるがゆえのバリ島ファン。今ではJALの直行便もなく、さりとてガルーダ航空もそれなりに運賃は高いし・・・、その一方ではLCCのエアアジアが直行便を就航させたものの、われわれの年齢層にはどうにも不向きのようだし・・・と自分なりに解釈して「では、どうやって行けばええんじゃろうかのう?」と悩んでいた。
あちこちの、バリ行きの可能性のある航空会社を調べ、日程面も考慮しながら、運賃や機種、サービス面等々を調べて最適の航空便を探したのだった。
 そこで見つけ出したのが「マレーシア航空」。成田~クアラルンプール~デンパサール往復ビジネスクラス利用で、運賃・燃油。税込みで8万5千円弱!「ビジネスクラスでこの値段!安い!」とすぐに飛びついた。
 乗り継ぎ便の都合で、マレーシアで一泊しなければならなかったが、われわれ夫婦にはマレーシアは未踏の地。「良い機会だ!」とばかり、クアラルンプールのホテルも予約した。
・・・実は、この旅行記、書き始めたのは2017年だが、なぜか中断してしまい、下書きとして残したままの状態で3年を経過してしまった。先日、ドバイ・アブダビ旅行記をアップしたので、それではと、このバリ島旅行記を書き始めることにした。私の誕生日記念で行ったこともあって、個人的には実にメモリアルな旅行となったことから、あえて”個人的な記録”として、遅くなったが投稿してみる。本当に楽しい旅行だった。

同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
タクシー
航空会社
マレーシア航空
旅行の手配内容
個別手配

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  •  海外旅行に行く際、われわれ夫婦は、遅くとも出発3時間前には空港に到着するようにしている。空港内で買物(夫はあんまり興味はないが、妻が・・・!)や航空会社のラウンジに立ち寄って寛ぎの時間をもつためだ。そのため、午前中に出発する便の場合、自宅を出る時刻も相当早くなってくる。<br /> 今回のマレーシア航空MH89便(JALとのコードシェア便)は午前10時30分成田空港発だ。従って、成田空港への所要時間を考えると、驚くほど早く自宅を出なければならない。<br />「楽しい海外旅行だぁ~」と、最寄り駅から朝一番の成田エクスプレス(NEX1号)に乗って空港に向かい、第2ターミナルに到着したのは午前7時15分だった。さすがに朝の出発ロビーの人影は、昼間~夕方に比べると少ない。<br /> 例によって、事前に送っていた荷物を「JAL ABC」カウンターで受け取ってチェックイン。今回もビジネスクラスの利用だ!プライオリティ・レーンを通って、手荷物検査を受け出国手続きを済ませた。

     海外旅行に行く際、われわれ夫婦は、遅くとも出発3時間前には空港に到着するようにしている。空港内で買物(夫はあんまり興味はないが、妻が・・・!)や航空会社のラウンジに立ち寄って寛ぎの時間をもつためだ。そのため、午前中に出発する便の場合、自宅を出る時刻も相当早くなってくる。
     今回のマレーシア航空MH89便(JALとのコードシェア便)は午前10時30分成田空港発だ。従って、成田空港への所要時間を考えると、驚くほど早く自宅を出なければならない。
    「楽しい海外旅行だぁ~」と、最寄り駅から朝一番の成田エクスプレス(NEX1号)に乗って空港に向かい、第2ターミナルに到着したのは午前7時15分だった。さすがに朝の出発ロビーの人影は、昼間~夕方に比べると少ない。
     例によって、事前に送っていた荷物を「JAL ABC」カウンターで受け取ってチェックイン。今回もビジネスクラスの利用だ!プライオリティ・レーンを通って、手荷物検査を受け出国手続きを済ませた。

  •  出発まではラウンジで寛ごうと、早速、サクララウンジへ(マレーシア航空とJALのコードシェア便)。定番のカレーライスをちょっとだけ頂いて・・・、次はキャセイ航空のラウンジにも・・・、忙しいことだが、短時間ながら、それぞれのラウンジライフは、それなりに楽しいもの!キャセイ航空のラウンジでは、定番のお粥、海老ワンタン麺を頂いた。さらにさらに・・・、アメリカン航空のラウンジ、カンタス航空のラウンジへと、成田空港第2ターミナル内を渡り歩いたのであった。

     出発まではラウンジで寛ごうと、早速、サクララウンジへ(マレーシア航空とJALのコードシェア便)。定番のカレーライスをちょっとだけ頂いて・・・、次はキャセイ航空のラウンジにも・・・、忙しいことだが、短時間ながら、それぞれのラウンジライフは、それなりに楽しいもの!キャセイ航空のラウンジでは、定番のお粥、海老ワンタン麺を頂いた。さらにさらに・・・、アメリカン航空のラウンジ、カンタス航空のラウンジへと、成田空港第2ターミナル内を渡り歩いたのであった。

  • この写真はカンタス航空のラウンジ。マレーシア航空指定のラウンジだ。初めての訪問だっただけに物珍しさもあって、本当は、出発前のひとときを、のんびり、ゆっくり寛ぎたいところだが、結果的に、アメリカン航空とこのカンタス航空のラウンジは「見学」的な感じで、滞在はともに10分程度だった。ふう~疲れた!・・・てな感じではあったが、時間はあっという間に過ぎ、98番ゲートに向かうときが来た。

    この写真はカンタス航空のラウンジ。マレーシア航空指定のラウンジだ。初めての訪問だっただけに物珍しさもあって、本当は、出発前のひとときを、のんびり、ゆっくり寛ぎたいところだが、結果的に、アメリカン航空とこのカンタス航空のラウンジは「見学」的な感じで、滞在はともに10分程度だった。ふう~疲れた!・・・てな感じではあったが、時間はあっという間に過ぎ、98番ゲートに向かうときが来た。

  • 今回のバリ島旅行は、大変嬉しい料金でのマレーシア航空利用となったが、その行程も、初めて途中で1泊するという珍しい経験だ。ただ、宿泊地のクアラルンプール滞在が、夕方から翌日朝までという短時間であったことから、機内に預けた荷物のことやチケットなどについて、いくつか疑問も生じてきた。<br />まずは、成田からクアラルンプールまでのチケットと、クアラルンプールからバリ島・デンパサールまでのチケットは、一括発行が可能かどうか、そして機内預け荷物は、成田からデンパサールまで預けっぱなしで大丈夫かどうか…?クアラルンプールでは、空港⇔ホテル間を荷物を持って移動するとなると重いし面倒だし・・・。滞在が短時間であるが故に、出来ることなら、荷物はマレーシア航空に預けっぱなしで、身軽にクアラルンプールに滞在したかったが、成田でのチェックインカウンターの返答は、いずれも「ノー」だった。<br />チケットは、成田⇒クアラルンプールのみ発行し、クアラルンプールからデンパサールまでは、翌日朝、クアラルンプール空港でのチェックインの際、発券するとのことだった。また機内預け荷物についても、クアラルンプールで受け取り、翌朝、再度、預けるようにと指示された。どうやらクアラルンプールで1泊することが障害のようだ。同じ日のうちに、クアラルンプール空港内で乗り換える場合(空港の外に出ない)であれば、チケットはデンパサールまで2枚とも発券され、荷物も預けっぱなしで大丈夫だとか…。まあ、それらは”客の希望”よりも”航空会社の決まり事”であり、事故防止のための最善の手段だと理解して、さあ出発だ!

    今回のバリ島旅行は、大変嬉しい料金でのマレーシア航空利用となったが、その行程も、初めて途中で1泊するという珍しい経験だ。ただ、宿泊地のクアラルンプール滞在が、夕方から翌日朝までという短時間であったことから、機内に預けた荷物のことやチケットなどについて、いくつか疑問も生じてきた。
    まずは、成田からクアラルンプールまでのチケットと、クアラルンプールからバリ島・デンパサールまでのチケットは、一括発行が可能かどうか、そして機内預け荷物は、成田からデンパサールまで預けっぱなしで大丈夫かどうか…?クアラルンプールでは、空港⇔ホテル間を荷物を持って移動するとなると重いし面倒だし・・・。滞在が短時間であるが故に、出来ることなら、荷物はマレーシア航空に預けっぱなしで、身軽にクアラルンプールに滞在したかったが、成田でのチェックインカウンターの返答は、いずれも「ノー」だった。
    チケットは、成田⇒クアラルンプールのみ発行し、クアラルンプールからデンパサールまでは、翌日朝、クアラルンプール空港でのチェックインの際、発券するとのことだった。また機内預け荷物についても、クアラルンプールで受け取り、翌朝、再度、預けるようにと指示された。どうやらクアラルンプールで1泊することが障害のようだ。同じ日のうちに、クアラルンプール空港内で乗り換える場合(空港の外に出ない)であれば、チケットはデンパサールまで2枚とも発券され、荷物も預けっぱなしで大丈夫だとか…。まあ、それらは”客の希望”よりも”航空会社の決まり事”であり、事故防止のための最善の手段だと理解して、さあ出発だ!

  • マレーシア航空MH89便、成田発10時30分発のA330型機内(ビジネス席)。クアラルンプールには、現地時間の16時45分到着予定だ。この機内は、両窓側に1席ずつ、真ん中に2席という配列となっていた。昼間の運航なので、機外の風景を楽しむことも可能かと・・・期待に胸膨らませての出発だ。

    マレーシア航空MH89便、成田発10時30分発のA330型機内(ビジネス席)。クアラルンプールには、現地時間の16時45分到着予定だ。この機内は、両窓側に1席ずつ、真ん中に2席という配列となっていた。昼間の運航なので、機外の風景を楽しむことも可能かと・・・期待に胸膨らませての出発だ。

  • 午前中の出発便は、いつも、こういう状態なのかどうかは不明だが、いずれにしても、この日、成田空港の出発便は大変混雑していた。離陸まで、相当、長い間待たされた。地上走行の際、方向を変えたタイミングで後続の離陸待ち機を撮った写真がコレだが、一体、後続機は何機いるんだろうか?国際空港では、各種外国機を見るのも一つの楽しみだが、この出発遅れはクアラルンプール到着時刻にも影響を及ぼした。

    午前中の出発便は、いつも、こういう状態なのかどうかは不明だが、いずれにしても、この日、成田空港の出発便は大変混雑していた。離陸まで、相当、長い間待たされた。地上走行の際、方向を変えたタイミングで後続の離陸待ち機を撮った写真がコレだが、一体、後続機は何機いるんだろうか?国際空港では、各種外国機を見るのも一つの楽しみだが、この出発遅れはクアラルンプール到着時刻にも影響を及ぼした。

  • 東南アジアに向かうマレーシア機の進路は、いきなり伊豆七島沿いに南下するのかと思いきや、房総半島や三浦半島を横切って南西方向に進路を取った。どうやら、日本の南岸沿いを進んで行くようで、結果的に九州・宮崎~鹿児島県上空を通って台湾付近上空を通過し、南シナ海経由でマレーシア・クアラルンプールに向かうルートをとっていた。<br />今回、このマレーシア航空機を利用してのバリ島旅行だが、この年の2月、マレーシア航空が「半額セール」と銘打って本当に”お得”な航空運賃を提示したのだった。値段は、クアラルンプール乗り換えながら「東南アジア、ビジネスクラス往復8万円+諸税」というものだ。諸税を入れると目的地によって、若干、差はあるものの、大体8万5千円だ。東南アジアというだけに、バンコク、シンガポール、ジャカルタ、ホーチミン等々が、いずれも8万円(正規運賃は16万円前後)でビジネスクラスに乗って往復出来る訳で、言うまでもなくバリ島・デンパサールも、その一環。確か、東南アジア以外でも、オーストラリアやロンドンも対象セールに含まれており、ロンドンは14万5千円+諸税だったかと記憶している。

    東南アジアに向かうマレーシア機の進路は、いきなり伊豆七島沿いに南下するのかと思いきや、房総半島や三浦半島を横切って南西方向に進路を取った。どうやら、日本の南岸沿いを進んで行くようで、結果的に九州・宮崎~鹿児島県上空を通って台湾付近上空を通過し、南シナ海経由でマレーシア・クアラルンプールに向かうルートをとっていた。
    今回、このマレーシア航空機を利用してのバリ島旅行だが、この年の2月、マレーシア航空が「半額セール」と銘打って本当に”お得”な航空運賃を提示したのだった。値段は、クアラルンプール乗り換えながら「東南アジア、ビジネスクラス往復8万円+諸税」というものだ。諸税を入れると目的地によって、若干、差はあるものの、大体8万5千円だ。東南アジアというだけに、バンコク、シンガポール、ジャカルタ、ホーチミン等々が、いずれも8万円(正規運賃は16万円前後)でビジネスクラスに乗って往復出来る訳で、言うまでもなくバリ島・デンパサールも、その一環。確か、東南アジア以外でも、オーストラリアやロンドンも対象セールに含まれており、ロンドンは14万5千円+諸税だったかと記憶している。

  • 成田空港出発後、機内では、食事の前に飲物とサテが出される。サテと言えば、バリ島でいつも食べている肉の串焼き(焼き鳥等)だ。出てきたのは牛肉と鶏肉の2種類。もちろん、もっと欲しいとか、牛肉だけで良いとか、このあたりは融通が利く。私は、タイガービールを注文して、このサテを美味しく戴いた。

    成田空港出発後、機内では、食事の前に飲物とサテが出される。サテと言えば、バリ島でいつも食べている肉の串焼き(焼き鳥等)だ。出てきたのは牛肉と鶏肉の2種類。もちろん、もっと欲しいとか、牛肉だけで良いとか、このあたりは融通が利く。私は、タイガービールを注文して、このサテを美味しく戴いた。

  • さあ機内食の時間だ。まずは前菜・・・、妻は和食前菜(刺身等が入っている)、私はグリーンピースのスープを選んだ。メインはフィレステーキ・バルサミコソースで、アルコールは赤ワインにした。前菜には、どれにも抹茶そばが添えられ美味しく頂いたが、添えられていた麺汁がなかなか興味深いものだった。「Noodle Sauce」と英語で書かれた小さなポリ容器入りだが、ラベルを見ると「茨城県土浦市の醤油会社」製だった。こういう所での蕎麦は、鮮度という意味から、あまり歓迎するものではないが味はそこそこだった。<br />このランチ時に、日本人女性のCAさんも食事を配っていたが、名前が、わが家の奥さんと同じだったことから話が盛り上がり、暫し配膳を忘れたかと思うほど2人で話し込んでいた。そのCAさんはマレーシア機では超ベテランであり、今はマレーシア在住だそうだ。食事を前にわが家の奧さんには、そんな嬉しいハプニングがあり普段以上に美味しくランチを頂いたようだ。

    さあ機内食の時間だ。まずは前菜・・・、妻は和食前菜(刺身等が入っている)、私はグリーンピースのスープを選んだ。メインはフィレステーキ・バルサミコソースで、アルコールは赤ワインにした。前菜には、どれにも抹茶そばが添えられ美味しく頂いたが、添えられていた麺汁がなかなか興味深いものだった。「Noodle Sauce」と英語で書かれた小さなポリ容器入りだが、ラベルを見ると「茨城県土浦市の醤油会社」製だった。こういう所での蕎麦は、鮮度という意味から、あまり歓迎するものではないが味はそこそこだった。
    このランチ時に、日本人女性のCAさんも食事を配っていたが、名前が、わが家の奥さんと同じだったことから話が盛り上がり、暫し配膳を忘れたかと思うほど2人で話し込んでいた。そのCAさんはマレーシア機では超ベテランであり、今はマレーシア在住だそうだ。食事を前にわが家の奧さんには、そんな嬉しいハプニングがあり普段以上に美味しくランチを頂いたようだ。

  • マレーシア機はインドシナ半島南側に差しかかって来た。クアラルンプールへの到着も近い。今回のバリ島旅行は、2009年に初めて行って以降、夫婦で5回目であり、私はさらに1回多い(2015年、友人と一緒に!)ので6回目ということになる。最初に行った時は、まだJAL機もインドネシアに乗り入れていたが、やがて路線廃止となり、その後はガルーダ機でのバリ行きとなった。<br />今回の旅程は以下の通りとした。<br />往路1日目:マレーシア航空MH89便で成田空港10時30分発⇒クアラルンプールに16時45分着⇒クアラルンプールで1泊(「マンダリンオリエンタル・クアラルンプール」のツインタワービュールーム)。<br />2日目:マレーシア航空MH715便でクアラルンプール9時発⇒デンパサールに12時05分着⇒バリ島で4泊(最初の2泊「アマヌサ」のガーデンスイート(朝食込み)、その後の2泊「セントレジス・バリ」のスイート<朝食込み>)。<br />復路:マレーシア航空MH852便でデンパサール19時20分発⇒クアラルンプールに22時15分着⇒マレーシア航空MH88便クアラルンプール23時30分発⇒成田空港へは翌日7時40分着。

    マレーシア機はインドシナ半島南側に差しかかって来た。クアラルンプールへの到着も近い。今回のバリ島旅行は、2009年に初めて行って以降、夫婦で5回目であり、私はさらに1回多い(2015年、友人と一緒に!)ので6回目ということになる。最初に行った時は、まだJAL機もインドネシアに乗り入れていたが、やがて路線廃止となり、その後はガルーダ機でのバリ行きとなった。
    今回の旅程は以下の通りとした。
    往路1日目:マレーシア航空MH89便で成田空港10時30分発⇒クアラルンプールに16時45分着⇒クアラルンプールで1泊(「マンダリンオリエンタル・クアラルンプール」のツインタワービュールーム)。
    2日目:マレーシア航空MH715便でクアラルンプール9時発⇒デンパサールに12時05分着⇒バリ島で4泊(最初の2泊「アマヌサ」のガーデンスイート(朝食込み)、その後の2泊「セントレジス・バリ」のスイート<朝食込み>)。
    復路:マレーシア航空MH852便でデンパサール19時20分発⇒クアラルンプールに22時15分着⇒マレーシア航空MH88便クアラルンプール23時30分発⇒成田空港へは翌日7時40分着。

  • クアラルンプール空港には、予定より20分遅れて17時05分に到着した。マレーシア入国については、ビジネスクラス客にはプレミアムレーンが用意されており、早めに入国することが出来た(指紋認証あり)。<br />このクアラルンプール空港では、ひとつ心配事があった。帰路での乗り換え時間についてだ。デンパサールからクアラルンプール経由で帰国することになるが、このクアラルンプール空港での乗り換え時間が1時間15分しかないのだ。果たして成田空港行きの便に間に合うのかどうか?<br />もちろん、ここでの乗り換えについては、HPで予約した際、自動的に1時間15分後の便が出てきた訳で、問題はないとは思いつつ、やはり心配だ。<br />これについては、日本出発前に電話で確認をしておいたが、結論として出てきた答えは①クアラルンプール空港内の移動は、時間的に問題なく移動できる。②デンパサール⇒クアラルンプール、クアラルンプール⇒成田空港と、2枚のチケットを持っているとして(デンパサールで2枚発券予定)、デンパサールからの便が何らかの事情で遅れて日本への便に乗れなかった場合、ほかの便か翌日の同じ便に振り替え可能であり、その場合、マレーシア航空からホテル&食事が提供されるということだった。その回答で安心し、バリ島旅行に行けるということになった。到着したクアラルンプール空港は広く「メイン棟」と「サテライト棟」があり、両棟はエアロトレインと呼ばれるミニ電車で結ばれている。

    クアラルンプール空港には、予定より20分遅れて17時05分に到着した。マレーシア入国については、ビジネスクラス客にはプレミアムレーンが用意されており、早めに入国することが出来た(指紋認証あり)。
    このクアラルンプール空港では、ひとつ心配事があった。帰路での乗り換え時間についてだ。デンパサールからクアラルンプール経由で帰国することになるが、このクアラルンプール空港での乗り換え時間が1時間15分しかないのだ。果たして成田空港行きの便に間に合うのかどうか?
    もちろん、ここでの乗り換えについては、HPで予約した際、自動的に1時間15分後の便が出てきた訳で、問題はないとは思いつつ、やはり心配だ。
    これについては、日本出発前に電話で確認をしておいたが、結論として出てきた答えは①クアラルンプール空港内の移動は、時間的に問題なく移動できる。②デンパサール⇒クアラルンプール、クアラルンプール⇒成田空港と、2枚のチケットを持っているとして(デンパサールで2枚発券予定)、デンパサールからの便が何らかの事情で遅れて日本への便に乗れなかった場合、ほかの便か翌日の同じ便に振り替え可能であり、その場合、マレーシア航空からホテル&食事が提供されるということだった。その回答で安心し、バリ島旅行に行けるということになった。到着したクアラルンプール空港は広く「メイン棟」と「サテライト棟」があり、両棟はエアロトレインと呼ばれるミニ電車で結ばれている。

  • クアラルンプール空港では、国際便はサテライト棟に到着し、入国手続はメイン棟で行なう。空港内の案内板を見ると日本語も書かれていた。これにはホッとする。<br />デンパサール空港に到着したばかりのこのタイミングでバリ島の話をするのもいかがとは思うが、わが家の奧さんが、まだ出発前の段階でマレーシア航空に質問電話をかけた際、電話口の女性が心暖まる応対をしてくれたと喜んでいた。その内容は、「バリ島は初めてですか?」と聞かれて「もう何度もバリ島を訪ねています。バリ島が大好きなんです。今回は主人の誕生日記念にまた、バリ島に伺います」と答えたところ、女性は「私はインドネシア人です。バリ島が大好きだと言ってくれて本当に嬉しく思います」と感謝してくれたという・・・。機内のCAさんの同名ハプニングといい、出発前の暖かい電話応対といい、なんとも気持ち良く旅行が出来そうだと奧さんも嬉しそうに話してくれたが、ついていない時は、行く先々で妙にタイミングがズレたり不快な思いをしてしまうが、この旅行、目下の所、大きな問題もなく楽しく進んでいると、クアラルンプール空港に降りたって感じたものだ。

    クアラルンプール空港では、国際便はサテライト棟に到着し、入国手続はメイン棟で行なう。空港内の案内板を見ると日本語も書かれていた。これにはホッとする。
    デンパサール空港に到着したばかりのこのタイミングでバリ島の話をするのもいかがとは思うが、わが家の奧さんが、まだ出発前の段階でマレーシア航空に質問電話をかけた際、電話口の女性が心暖まる応対をしてくれたと喜んでいた。その内容は、「バリ島は初めてですか?」と聞かれて「もう何度もバリ島を訪ねています。バリ島が大好きなんです。今回は主人の誕生日記念にまた、バリ島に伺います」と答えたところ、女性は「私はインドネシア人です。バリ島が大好きだと言ってくれて本当に嬉しく思います」と感謝してくれたという・・・。機内のCAさんの同名ハプニングといい、出発前の暖かい電話応対といい、なんとも気持ち良く旅行が出来そうだと奧さんも嬉しそうに話してくれたが、ついていない時は、行く先々で妙にタイミングがズレたり不快な思いをしてしまうが、この旅行、目下の所、大きな問題もなく楽しく進んでいると、クアラルンプール空港に降りたって感じたものだ。

  • クアラルンプール空港では入国通関後、宿泊ホテルに向かうためタクシーを探した。空港からは中心部に向かう特急列車も出ており所要時間も短いが、ホテルまで行くには途中の「セントラル駅」で乗り換えが必要なこと、また大きな荷物を持っていることなどもあって、ホテルまでタクシーで行くことにした。<br />予め得ていた知識は、クアラルンプール空港からホテルへ行くタクシーは、ゾーン定額制になっておりホテルまでは約3,000円だということだった。確かに、税関を出てすぐ目の前に大きく「Airport Taxi」と書かれた窓口があった。「ここだ!」とばかりマンダリンオリエンタルホテルまでのチケットを購入しようとした。しかし、この窓口、ファミリー車のみで、料金は1台233RM(リンギット≠6200円)だという。「3,000円が6,000円とは倍じゃねえか!」と不審を抱いたわれわれは、到着ロビーの外に出て配車の案内をしている中年男性に尋ねてみた。その男性は、先ほどの窓口とは異なる場所の窓口に行くように指示してくれた。その窓口で「ホテルまで2名でタクシー」と話すと、今度は先ほどの窓口の半分である118.7RM(約3160円)だというのでクーポンを購入出来た。ということは、先ほどの窓口はファミリー専用か?あるいはボッタくろうとしたのか?あるいはなにか特別な理由があったのか?些細不明ながら、やはり下調べは必要だと感じた一幕だった。<br />空港からのタクシー、ゾーン定額制の種別は、プレミア(高級)、バジェット(普通)、ファミリー(大人数=4人以上?)と3種類あるようで、われわれは当然ながらバジェットを選んだという次第。タクシーは、空港から高速道路を相当飛ばしてホテルに向かったが中心部に入ってかなりの渋滞に巻き込まれた。結局、1時間10分後に、無事「マンダリンオリエンタル・クアラルンプール」に到着出来た。聞くところによると、混んでいなければ、空港~マンダリンオリエンタルはタクシーで45分と言われているようだ。混んでいると2時間近くかかるとも言われているので、まぁ妥当なところだろうか?

    クアラルンプール空港では入国通関後、宿泊ホテルに向かうためタクシーを探した。空港からは中心部に向かう特急列車も出ており所要時間も短いが、ホテルまで行くには途中の「セントラル駅」で乗り換えが必要なこと、また大きな荷物を持っていることなどもあって、ホテルまでタクシーで行くことにした。
    予め得ていた知識は、クアラルンプール空港からホテルへ行くタクシーは、ゾーン定額制になっておりホテルまでは約3,000円だということだった。確かに、税関を出てすぐ目の前に大きく「Airport Taxi」と書かれた窓口があった。「ここだ!」とばかりマンダリンオリエンタルホテルまでのチケットを購入しようとした。しかし、この窓口、ファミリー車のみで、料金は1台233RM(リンギット≠6200円)だという。「3,000円が6,000円とは倍じゃねえか!」と不審を抱いたわれわれは、到着ロビーの外に出て配車の案内をしている中年男性に尋ねてみた。その男性は、先ほどの窓口とは異なる場所の窓口に行くように指示してくれた。その窓口で「ホテルまで2名でタクシー」と話すと、今度は先ほどの窓口の半分である118.7RM(約3160円)だというのでクーポンを購入出来た。ということは、先ほどの窓口はファミリー専用か?あるいはボッタくろうとしたのか?あるいはなにか特別な理由があったのか?些細不明ながら、やはり下調べは必要だと感じた一幕だった。
    空港からのタクシー、ゾーン定額制の種別は、プレミア(高級)、バジェット(普通)、ファミリー(大人数=4人以上?)と3種類あるようで、われわれは当然ながらバジェットを選んだという次第。タクシーは、空港から高速道路を相当飛ばしてホテルに向かったが中心部に入ってかなりの渋滞に巻き込まれた。結局、1時間10分後に、無事「マンダリンオリエンタル・クアラルンプール」に到着出来た。聞くところによると、混んでいなければ、空港~マンダリンオリエンタルはタクシーで45分と言われているようだ。混んでいると2時間近くかかるとも言われているので、まぁ妥当なところだろうか?

  • 夕方、クアラルンプールに到着したあと、空港内でタクシーの件でうろうろしたこともあり、ホテルにチェックイン出来たのは、午後7時半頃だった。名の通ったホテルに、こんなに”遅い”時刻にチェックインして、しかも翌朝も早い時刻のチェックアウトとは・・・、少々残念な気持ちもあったが、あくまでも、航空機乗り換えのための宿泊だと言い聞かせながらチェックインをした。応対してくれたのは、なかなか聡明でキレそうな美しい女性スタッフで、何やらパソコンに次々と打ち込みをしたり、パスポートをチェックしたり、なかなか部屋に入れそうにない雰囲気だった。<br />われわれは、せっかくだからツインタワーの見える部屋にしようと、その旨、リクエストを出しておいたものの、階数や部屋ランクの希望は特にリクエストしていなかったが、ようやく女性スタッフサンが「改装したばかりの綺麗なお部屋をご用意しました。朝食はラウンジで摂ってください」と説明してくれた。われわれは「朝食付きの宿泊ではない筈。朝食付きは申込んでいません」と返答したが、スタッフさんは「クラブラウンジ付きのお部屋にアップグレードしました」と来た。再度、「実は、明日の朝、バリ島行きの便に乗るので、朝食を頂ける時間帯には、すでにチェックアウトしてホテルを出発しています」と説明した。するとスタッフさん「ノープロブレム!部屋に朝食をお持ちします」だと。なんとも嬉しい応対に感激し、好みのジュースまで指定して、あとは翌朝の空港までの交通手段に話が移った。

    夕方、クアラルンプールに到着したあと、空港内でタクシーの件でうろうろしたこともあり、ホテルにチェックイン出来たのは、午後7時半頃だった。名の通ったホテルに、こんなに”遅い”時刻にチェックインして、しかも翌朝も早い時刻のチェックアウトとは・・・、少々残念な気持ちもあったが、あくまでも、航空機乗り換えのための宿泊だと言い聞かせながらチェックインをした。応対してくれたのは、なかなか聡明でキレそうな美しい女性スタッフで、何やらパソコンに次々と打ち込みをしたり、パスポートをチェックしたり、なかなか部屋に入れそうにない雰囲気だった。
    われわれは、せっかくだからツインタワーの見える部屋にしようと、その旨、リクエストを出しておいたものの、階数や部屋ランクの希望は特にリクエストしていなかったが、ようやく女性スタッフサンが「改装したばかりの綺麗なお部屋をご用意しました。朝食はラウンジで摂ってください」と説明してくれた。われわれは「朝食付きの宿泊ではない筈。朝食付きは申込んでいません」と返答したが、スタッフさんは「クラブラウンジ付きのお部屋にアップグレードしました」と来た。再度、「実は、明日の朝、バリ島行きの便に乗るので、朝食を頂ける時間帯には、すでにチェックアウトしてホテルを出発しています」と説明した。するとスタッフさん「ノープロブレム!部屋に朝食をお持ちします」だと。なんとも嬉しい応対に感激し、好みのジュースまで指定して、あとは翌朝の空港までの交通手段に話が移った。

  • われわれが「ツインタワービュー」の部屋をリクエストしていたと書いたが、確かに「マンダリンオリエンタル・クアラルンプール」は、「クアラルンプール・シティセンター」と呼ばれる複合商業施設の一角を成しており、その中核であるツインタワーのすぐ横に建っている。目の前に見えるのだ。そのツインタワーの夜間のライトアップは実に美しく、宝石のように輝いている。<br />さて、その「マンダリン~」のフロントでは、引き続き、翌朝の空港までの交通手段についてやり取りが行われた。「われわれは、明日午前9時発のバリ島行きのマレーシア航空機に搭乗する。ついては5時半頃に、タクシーでホテルを発って空港に向かいたいが予約は可能か?」と尋ねた。すると女性スタッフさんは「タクシーは6時の予約で大丈夫だと思います。実はクアラルンプールでは、深夜から早朝6時までのタクシーの予約は、定額で230RM≒6100円かかります。しかし朝6時以降であれば、定額で160RM≒4250円で行けます。従って朝6時の予約の方がお得であり、早朝なので渋滞もないので時間的にも間に合います」との説明だった。本当に親切であり的確なアドバイスで、われわれも、ただただ頷くだけ、本当に”恐れ入谷の鬼子母神”だ。2000円近い差額は、さすがに大きい。言われるがままに、翌朝のタクシーを予約し、料金160RMは部屋付けとして、チェックアウト時にカードで支払った。

    われわれが「ツインタワービュー」の部屋をリクエストしていたと書いたが、確かに「マンダリンオリエンタル・クアラルンプール」は、「クアラルンプール・シティセンター」と呼ばれる複合商業施設の一角を成しており、その中核であるツインタワーのすぐ横に建っている。目の前に見えるのだ。そのツインタワーの夜間のライトアップは実に美しく、宝石のように輝いている。
    さて、その「マンダリン~」のフロントでは、引き続き、翌朝の空港までの交通手段についてやり取りが行われた。「われわれは、明日午前9時発のバリ島行きのマレーシア航空機に搭乗する。ついては5時半頃に、タクシーでホテルを発って空港に向かいたいが予約は可能か?」と尋ねた。すると女性スタッフさんは「タクシーは6時の予約で大丈夫だと思います。実はクアラルンプールでは、深夜から早朝6時までのタクシーの予約は、定額で230RM≒6100円かかります。しかし朝6時以降であれば、定額で160RM≒4250円で行けます。従って朝6時の予約の方がお得であり、早朝なので渋滞もないので時間的にも間に合います」との説明だった。本当に親切であり的確なアドバイスで、われわれも、ただただ頷くだけ、本当に”恐れ入谷の鬼子母神”だ。2000円近い差額は、さすがに大きい。言われるがままに、翌朝のタクシーを予約し、料金160RMは部屋付けとして、チェックアウト時にカードで支払った。

  • ロビーは、全般的に空間が広く豪華で、夜だったこともあってだろうか、黒とゴールドが際立っており重厚感に溢れていた。「このホテルには何泊もしているのよ」と言わんばかりの老貴婦人でも現れそうな、そんな雰囲気だった。午後7時過ぎのチェックインで翌朝6時には出発・・・、僅か11時間の滞在ということを考えるとなんとも勿体ないホテルを選んだものだ・・・。そんなことを考えながら、女性スタッフさんの案内で、ようやく部屋に向かうことが出来た。女性スタッフさんは、説明の間に数回「改装済みのお部屋です」と言っていたので、きっと、本当に、ごく最近、改装なった部屋ではないかと想像しながら、案内されるままエレベーターに乗って部屋に向かって行った。

    ロビーは、全般的に空間が広く豪華で、夜だったこともあってだろうか、黒とゴールドが際立っており重厚感に溢れていた。「このホテルには何泊もしているのよ」と言わんばかりの老貴婦人でも現れそうな、そんな雰囲気だった。午後7時過ぎのチェックインで翌朝6時には出発・・・、僅か11時間の滞在ということを考えるとなんとも勿体ないホテルを選んだものだ・・・。そんなことを考えながら、女性スタッフさんの案内で、ようやく部屋に向かうことが出来た。女性スタッフさんは、説明の間に数回「改装済みのお部屋です」と言っていたので、きっと、本当に、ごく最近、改装なった部屋ではないかと想像しながら、案内されるままエレベーターに乗って部屋に向かって行った。

  • 案内された部屋は、最上階だった。30階のツインタワーの見える部屋。床から大きな窓が立ち上がっており、真下を見るとすくみ上がるような30階建ビルの絶壁だ。女性スタッフさんに案内されて部屋に入ると、すぐにポーターさんが荷物を部屋に持ち込んでくれ、その上、バトラーさんやら部屋係のスタッフさん・・・、合計4人が、次々に部屋に入って来てくれて、いろいろと室内の案内をしてくれた。<br />われわれも「4人も部屋に来て説明してくれるなんて凄いサービスだね」と驚きながら喜んだが、その中の1人が、どこから持ってきたのか、ロウソクの炎が眩しい、とても可愛いケーキを持って来て、スタッフ4人が縦列になり「♪ハッピーバースデー~♪」と歌いながら室内を行進してくれたのだ!<br />4人もスタッフが集まったのは私の誕生日祝いのためだったんだ!と感激してしまった。部屋のアップグレード、無料の朝食の用意、タクシーの手配、ハッピーバースデーソング・・・、この「マンダリンオリエンタル・クアラルンプール」のことは絶対に忘れることはない、素晴しいホテルだと本当に心の底から思った。

    案内された部屋は、最上階だった。30階のツインタワーの見える部屋。床から大きな窓が立ち上がっており、真下を見るとすくみ上がるような30階建ビルの絶壁だ。女性スタッフさんに案内されて部屋に入ると、すぐにポーターさんが荷物を部屋に持ち込んでくれ、その上、バトラーさんやら部屋係のスタッフさん・・・、合計4人が、次々に部屋に入って来てくれて、いろいろと室内の案内をしてくれた。
    われわれも「4人も部屋に来て説明してくれるなんて凄いサービスだね」と驚きながら喜んだが、その中の1人が、どこから持ってきたのか、ロウソクの炎が眩しい、とても可愛いケーキを持って来て、スタッフ4人が縦列になり「♪ハッピーバースデー~♪」と歌いながら室内を行進してくれたのだ!
    4人もスタッフが集まったのは私の誕生日祝いのためだったんだ!と感激してしまった。部屋のアップグレード、無料の朝食の用意、タクシーの手配、ハッピーバースデーソング・・・、この「マンダリンオリエンタル・クアラルンプール」のことは絶対に忘れることはない、素晴しいホテルだと本当に心の底から思った。

  • 部屋の窓には、ツインタワーが大きく迫ってきている。本当に目の前だ。<br />ものの資料によると、このタワー「ペトロナス・ツインタワー」と言うんだそうで、1998年にマレーシアの国立石油会社「ペトロナス」が建てたものだという。高さが452メートル、88階建てで、完成当時は、シカゴの「シアーズタワー」を抜いて世界一の高さを誇るビルだったが、2003年に完成した台湾の「台北101」に抜かれている。建設には大きく3つの国が関わっているとのことで、日本の「ハザマ」と韓国のサムスン系の会社がタワー部分で、フランスの会社が2つのビルを繋ぐ渡り廊下部分を手がけたそうだ。それにしても、このビルは、本当にライトアップが美しい。建物全体が光を放っているようで、その色は丁度、ダイヤモンドの輝きのように見える。<br />ただ残念なのは、今回のマレーシアは、単に「マンダリンオリエンタル・クアラルンプール」に来ただけで、他に知っている場所は「クアラルンプール空港」のみだ。空港・ホテル間、70キロ(距離は諸説あ?るようだが、ホテルHPから70キロとした)をタクシーでパーッと飛ばして往復しただけで、あとは全く知らない所であり、これでマレーシアに来たことがある、クアラルンプールに来たことがある・・・そう言えるんだろうか?クアラルンプール市内がどのようになっているのか、空港がどの位置にあるのか?子どもの頃から”地理が”大好きだった私としては、このマレーシア国内の不案内は誠に残念だと言わざるを得ない。とはいえ今回の旅行先はインドネシアのバリ島だ。マレーシアを理解するのは次の機会に持ち越しだ!

    部屋の窓には、ツインタワーが大きく迫ってきている。本当に目の前だ。
    ものの資料によると、このタワー「ペトロナス・ツインタワー」と言うんだそうで、1998年にマレーシアの国立石油会社「ペトロナス」が建てたものだという。高さが452メートル、88階建てで、完成当時は、シカゴの「シアーズタワー」を抜いて世界一の高さを誇るビルだったが、2003年に完成した台湾の「台北101」に抜かれている。建設には大きく3つの国が関わっているとのことで、日本の「ハザマ」と韓国のサムスン系の会社がタワー部分で、フランスの会社が2つのビルを繋ぐ渡り廊下部分を手がけたそうだ。それにしても、このビルは、本当にライトアップが美しい。建物全体が光を放っているようで、その色は丁度、ダイヤモンドの輝きのように見える。
    ただ残念なのは、今回のマレーシアは、単に「マンダリンオリエンタル・クアラルンプール」に来ただけで、他に知っている場所は「クアラルンプール空港」のみだ。空港・ホテル間、70キロ(距離は諸説あ?るようだが、ホテルHPから70キロとした)をタクシーでパーッと飛ばして往復しただけで、あとは全く知らない所であり、これでマレーシアに来たことがある、クアラルンプールに来たことがある・・・そう言えるんだろうか?クアラルンプール市内がどのようになっているのか、空港がどの位置にあるのか?子どもの頃から”地理が”大好きだった私としては、このマレーシア国内の不案内は誠に残念だと言わざるを得ない。とはいえ今回の旅行先はインドネシアのバリ島だ。マレーシアを理解するのは次の機会に持ち越しだ!

  • 今回の「マンダリンオリエンタル・クアラルンプール」では、本当にありがたいことにアップグレードして貰い、さまざまな暖かいおもてなしを受けることが出来た。滞在時間から考えて、ホテルの中だけをいろいろ見て「ホテルライフを満喫」するという手もあったが、やはり少しは、この国の首都の空気を吸いたいと、ホテルの外に出て食事することにした。結果的にはショッピング街の一角にあるカジュアルな店に入り「ミーゴレン」「フォー」等、お馴染みの料理を食べたが、ここでも軽い気持ちでビールを注文してしまい「アルコール類はない」と軽くお断りされしまった。この写真はペトロナスツインタワーと噴水、それに宿泊ホテルのマンダリン(写真の最も左側のビル)。地元のカップル等が多く噴水を眺め、写真に撮っていたが、短い滞在では行動範囲はこの一角のみだった。<br />

    今回の「マンダリンオリエンタル・クアラルンプール」では、本当にありがたいことにアップグレードして貰い、さまざまな暖かいおもてなしを受けることが出来た。滞在時間から考えて、ホテルの中だけをいろいろ見て「ホテルライフを満喫」するという手もあったが、やはり少しは、この国の首都の空気を吸いたいと、ホテルの外に出て食事することにした。結果的にはショッピング街の一角にあるカジュアルな店に入り「ミーゴレン」「フォー」等、お馴染みの料理を食べたが、ここでも軽い気持ちでビールを注文してしまい「アルコール類はない」と軽くお断りされしまった。この写真はペトロナスツインタワーと噴水、それに宿泊ホテルのマンダリン(写真の最も左側のビル)。地元のカップル等が多く噴水を眺め、写真に撮っていたが、短い滞在では行動範囲はこの一角のみだった。

  • マンダリンオリエンタルの象徴である「扇」のマーク。そもそも「マンダリンオリエンタル」は、ホームページ等を見ると、1963年、香港に出来た「マンダリン」が始まりで、以降、今日まで58年間に23の国に33のホテルと7つのレジデンスを経営するに至った一大ホテルグループとなっている。<br />そして、このクアラルンプールのマンダリンは、ホームページによるとスイートは21室、サービスアパートメント40室を含め全629室だそうだ。また空港からは、エアポートエクスプレスで僅か28分、車で45分と書かれている。<br />よく考えると、こうした高級ホテルに、いわば仮宿泊的な一泊、何だか勿体ないことをしたとも思えるが、そこは、そのおもてなしぶりに感動した分、貴重な宿泊だったとも言える。個人的には後者・・・、つまり、ありがたい宿泊だった。ただ滞在が短かったため現地通貨「リンギット」への両替は行なわず、夕食代とホテルの支払いは全てカード決済とした。

    マンダリンオリエンタルの象徴である「扇」のマーク。そもそも「マンダリンオリエンタル」は、ホームページ等を見ると、1963年、香港に出来た「マンダリン」が始まりで、以降、今日まで58年間に23の国に33のホテルと7つのレジデンスを経営するに至った一大ホテルグループとなっている。
    そして、このクアラルンプールのマンダリンは、ホームページによるとスイートは21室、サービスアパートメント40室を含め全629室だそうだ。また空港からは、エアポートエクスプレスで僅か28分、車で45分と書かれている。
    よく考えると、こうした高級ホテルに、いわば仮宿泊的な一泊、何だか勿体ないことをしたとも思えるが、そこは、そのおもてなしぶりに感動した分、貴重な宿泊だったとも言える。個人的には後者・・・、つまり、ありがたい宿泊だった。ただ滞在が短かったため現地通貨「リンギット」への両替は行なわず、夕食代とホテルの支払いは全てカード決済とした。

  • マンダリンオリエンタルと言えば「扇」のマークが有名だ。ホームページによれば、この「扇」マークは、オリエンタル調であり、見た目が分かり易く覚えやすい上、末広がりであり、客も末広がりにという意味で作られたようだと書かれている。また扇の面の部分は、それぞれ各地のグループホテルを表し、その”要(かなめ)”は「ホテルグループ」という一つのグループを表していると、これも何かに書かれていた。<br />その扇だが、ホテル内の売店で販売中ということを聞きつけたわが家の奧さんは、何はさておいても売店へ即行し、お土産として購入したことは言うまでもない。値段は税込みで64RMながら、売店では1割引だとか・・・、ということで、1個あたり57.6RM≒1500円支払って幾つかを買い求めていた。

    マンダリンオリエンタルと言えば「扇」のマークが有名だ。ホームページによれば、この「扇」マークは、オリエンタル調であり、見た目が分かり易く覚えやすい上、末広がりであり、客も末広がりにという意味で作られたようだと書かれている。また扇の面の部分は、それぞれ各地のグループホテルを表し、その”要(かなめ)”は「ホテルグループ」という一つのグループを表していると、これも何かに書かれていた。
    その扇だが、ホテル内の売店で販売中ということを聞きつけたわが家の奧さんは、何はさておいても売店へ即行し、お土産として購入したことは言うまでもない。値段は税込みで64RMながら、売店では1割引だとか・・・、ということで、1個あたり57.6RM≒1500円支払って幾つかを買い求めていた。

  • ホテル周辺を歩いて、見事にライトアップされたツインタワーや噴水ショーを愉しみ、地元の店舗で夕食も摂り、ホテルに戻ってきたが、せっかくクラブラウンジ付きの部屋も用意して貰ったんだから・・・と、クラブルームに入ってみた。ここでは朝食も頂けるが、朝6時半からだということで、早朝出発のわれわれには使用不可であり、夜のカクテルタイムも午後5時~7時とあって、すでに時間が過ぎておりアルコールを飲むことも叶わない。ということで「写真タイム」とばかり、多くの写真を撮ったが、なぜか本当に客の姿が見られない。一組いたようだが、すぐにいなくなってしまった。静かな24階のクラブラウンジであった。

    ホテル周辺を歩いて、見事にライトアップされたツインタワーや噴水ショーを愉しみ、地元の店舗で夕食も摂り、ホテルに戻ってきたが、せっかくクラブラウンジ付きの部屋も用意して貰ったんだから・・・と、クラブルームに入ってみた。ここでは朝食も頂けるが、朝6時半からだということで、早朝出発のわれわれには使用不可であり、夜のカクテルタイムも午後5時~7時とあって、すでに時間が過ぎておりアルコールを飲むことも叶わない。ということで「写真タイム」とばかり、多くの写真を撮ったが、なぜか本当に客の姿が見られない。一組いたようだが、すぐにいなくなってしまった。静かな24階のクラブラウンジであった。

  • この「マンダリンオリエンタル・クアラルンプール」は、当初、われわれは、バリ島に向かうための「ちょっとステイ」のためのホテルという気持ちでいたが(3日前までキャンセル無料で1泊料金が僅か18450円<Hotels.com=事前払い>)、なんのなんの、個人的には、「部屋のアップグレード」+「スタッフ縦列でハッピーバースデー合唱付き、燃えるロウソク付きの誕生日ケーキプレゼント」+「ルームサービスの朝食」+「タクシー手配の蔡の的確なアドバイス」等々のもの凄い歓待に大感激であった。こんな大サービス付きであれば、数泊してホテルライフをゆっくり、のんびり満喫したいところだ。残念なり。<br />翌朝5時、部屋に朝食が届けられた。パンにフルーツ、ヨーグルト、ジュース、コーヒーで、ジュースはチェックイン時にチョイス済みのものが用意されていた。これらの朝食を頂き、フロントで昨晩の女性にお礼状を書いて預け、扇とタクシー代金をカードで支払って、午前6時、予約していたタクシーに乗って空港に向かった。45分で到着した。<br />出発直前、フロントロビーにお茶セットが置かれていたがので、軽く飲ませて貰ったが、最後まで素晴しくサービスの行き届いた11時間のホテル滞在であった。加えて、後日、帰国した際、ホテルから、誕生日祝いのケーキを囲んで撮ったスタッフさんたちとの写真がメールで届いていた。大感謝だ!さあ、次はバリ島を目指すのだ。

    この「マンダリンオリエンタル・クアラルンプール」は、当初、われわれは、バリ島に向かうための「ちょっとステイ」のためのホテルという気持ちでいたが(3日前までキャンセル無料で1泊料金が僅か18450円<Hotels.com=事前払い>)、なんのなんの、個人的には、「部屋のアップグレード」+「スタッフ縦列でハッピーバースデー合唱付き、燃えるロウソク付きの誕生日ケーキプレゼント」+「ルームサービスの朝食」+「タクシー手配の蔡の的確なアドバイス」等々のもの凄い歓待に大感激であった。こんな大サービス付きであれば、数泊してホテルライフをゆっくり、のんびり満喫したいところだ。残念なり。
    翌朝5時、部屋に朝食が届けられた。パンにフルーツ、ヨーグルト、ジュース、コーヒーで、ジュースはチェックイン時にチョイス済みのものが用意されていた。これらの朝食を頂き、フロントで昨晩の女性にお礼状を書いて預け、扇とタクシー代金をカードで支払って、午前6時、予約していたタクシーに乗って空港に向かった。45分で到着した。
    出発直前、フロントロビーにお茶セットが置かれていたがので、軽く飲ませて貰ったが、最後まで素晴しくサービスの行き届いた11時間のホテル滞在であった。加えて、後日、帰国した際、ホテルから、誕生日祝いのケーキを囲んで撮ったスタッフさんたちとの写真がメールで届いていた。大感謝だ!さあ、次はバリ島を目指すのだ。

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