2017夏休み 西安①地方へ。麦積山石窟

2017/08/10 - 2017/08/11

私のツボ「中国の大きめ文化財」を見てまわるため、西安旅行してきました。
兵馬俑関連が第一目標だったのに、それ以外がパンチあった！中国深い！
短い日数にいろいろ詰め込んだため、寝る時間とごはんを食べる時間がなくて、その代わり毎日筋肉痛と日焼けが激しかったです…

おおまかな日程はこの通り。
1日目：名古屋⇒北京(飛行機・エティハド)
2日目：北京⇒西安(飛行機・海南)　西安⇔天水(高速鉄道)　*麦積山石窟観光
3日目：西安⇔華山(高速鉄道)　*華山登山
4日目：*兵馬俑博物館、*西安市内観光　西安⇒洛陽(夜行列車)
5日目：*龍門石窟観光　洛陽⇒北京(高速鉄道)
6日目：北京⇒名古屋(飛行機・エティハド)

【1日目と2日目】
夜の飛行機で北京へ。北京空港近くのホテルで仮眠した後、翌朝飛行機で西安に向かいました。
昼からは西安～天水を往復し大急ぎで麦積山石窟を観光。
初めての中国の地方旅行でモタモタしていて石窟を眺める時間が足りなかった。もう一度行きたいな。

-memo
天水は甘粛省の外れ、西安のある陝西省寄りにあります。今年の夏、宝鶏～蘭州の高速鉄道区間が開通して、西安から300キロ離れた天水まで1時間半で行けるようになりました。

エリア 西安(中国)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.0
• 交通: 2.5

北京行き飛行機は出発が遅れ、北京空港に30分遅れて到着。22:30頃名古屋の空港を離陸して、機内食が出たのは何時？
このコントローラー、本当にゲームしてるみたい！

北京空港近く、クーポン使って2500円ぐらいで予約した宿。
空港のサービスカウンターの人にホテルに連絡してもらい、聞いた車のナンバーを探してうろうろ、見つけた送迎車でホテルに向かいました。1時半にホテルに着いて、朝5時のシャトルミニバンでターミナル1に向かいました。

朝5時過ぎのT1の様子。人口密度が高い。
荷物検査の時に日本語を話せる係員さんがいたので、なんで混んでいるのか聞いたら、いつもこの調子なのだそうです。この喧噪に慣れなきゃだなぁと思いました。

北京首都国際空港 (PEK) 空港

T1には海南航空のトランスファーラウンジがあって、私のようなエコノミークラスで提携航空会社乗り換え客でもバラバラのチケットでも利用できました。
ボロい&何にもないけど、静けさだけはあるので利用価値があります。

機内サービスの朝食はこんな感じ。
そういえば北京～西安の移動に海南航空を使ったのは気まぐれというか。中国系他社の航空券を買って遅延ばかりだったので、定時運航率の比較的高い便を選んだだけです。
この便はキャンセルもなくほぼ時間通り（３０分遅れ）に到着しました。

西安空港からバスで西安北駅へ。２０分おきの発車、２５元。充電もできて助かります。40～50分で西安北駅に到着。

西安咸陽国際空港 (XIY) 空港

西安駅にて、中国の切符を初めて手に入れたので記念撮影しました^ ^
鉄道の切符のほとんどを事前に予約済みだったので、窓口で難しい事はやってません。

窓口で並んで切符を受け取り、パスポートと切符のチェック＆荷物検査、出発する改札を探し当てたところで出発30分きってた。
駅の荷物預かりに行こうと思っていたけど、駅が巨大なので動き回るのはやめてみました。

西安北駅 駅

中国の高速鉄道は日本の新幹線とほとんど同じ。プラットフォームと車両の段差もなかったし。清潔加減もまぁ同じです。

シートの背中の倒し方とか給湯設備の使い方は、ありがたいことに近くの人が教えてくれました。(見るにみかねてって感じだけど、みなさん親切です)

今回は高速鉄道の二等席を良く使ったけど、日本の新幹線よりは騒々しいなって思いました。
イヤフォンを使わないで動画を見る人が多かったし、帰りの列車は子供達が大騒ぎだった、そして大人の男性客同士掴み合いの喧嘩が始まって、車掌さんが止めに入ってた(怖かった)…
往復の計3時間でこれだけ騒々しい瞬間に出くわすってミラクルだ。

天水南駅でもう一度切符売り場の行列へ。西安に戻る切符を受け取るのを忘れていました。小さい駅は窓口が少ないので、行列も長いです。30分ぐらい並んでました。

真新しい天水南駅。駅舎に売店兼荷物一時預かりがあったので預けました。

14時ごろ、やっと出発する準備が整いました。臨時っぽい簡易観光案内コーナーで麦積山石窟までの公共バスで行く方法を聞きます。直行便もある、でも１番のバスで高速鉄道じゃない方の天水駅に行き、３４番に乗り換えてと言ってました。
結局直行バスは来る雰囲気はなく（待ってる人もいない）、バス会社のおねえさんにもう一度確認して天水駅まで行って乗り換えることにしました。
これは天水南駅の小さなバスターミナル。

天水駅前に着くと、バスの運転手さんが34番バスを指差して教えてくれます、ありがとう。暑かったので売店でアイス買って発車を待つ。
バス料金は1番バス1元、34番バス5元。

15時半に麦積山石窟にたどり着く。想像以上に時間がかかってしまいました。西安に戻る高速列車の出発時間が19時すぎなので、17時には観光終了したかったけど。

入場券が90元、電動カートの往復チケットが15元。電動カートは入り口から2,3キロ走ります。
2,3キロの森林部分を開発して商店街でも作る予定でもあるんでしょうか。

石窟の姿です。蟻の巣みたい。回廊を歩く人がめちゃ小さく見えます！

麦積山石窟 自然･景勝地

道路わきの岩は石窟と同じ赤茶色しています。結構柔らかい。

山を登っているので、風は爽やかだし、セミも鳴いてるし、夏らしい天気で気持ちがいいんですけど、私は急いでいたので息切れしそうです。

下界が透けて見える怖い階段を登りながら、壁に掘られたり、安置された仏像を見ていきます。ここは、石窟の一番高い場所のあたり。地上７０ｍぐらいだっけ？
筋肉隆々の仁王。「こら～」

北周時代のもの。６世紀ぐらい。

隋時代。色がきれいです。行ったことないけど敦煌風ですかね？

最初から最後までずっとこの混み具合で回りました…
回廊沿いの仏像は金網で保護されているのだけど、この行列では目を凝らす時間がなく、あまり見れませんでした。

人が多くて仏像が見ずらくても、景色は最高に良いのです。石窟はこんな緑の中にあります

巨大な磨崖仏。顔がはれぼったい感じで少しおもしろ顔。
痛みが激しくて手前の像は完全になくなってる…

結局入場した時間が遅かったせいか通行止めになっている回廊が多くあっさり見終わりました(開いているのは17:30までです)。見ることのできた仏像については想像以上によかったな。
電動カートの存在理由は納得いかないけど、こうやって山道を走り抜けるのは結構楽しい。

麦積山石窟の駐車場近くで売ってた沙棘（サジー）の実ジュース。冷えたのを買ってバスの中で飲みました。果物の甘酸っぱさでやや濃厚。おいしかったなー。8元。

駐車場で天水南駅行きのバスを見つける。夕方の道路渋滞もありつつ１時間ほどかけて18時半ごろ天水南駅のバスターミナルに戻りました。列車の時間に間に合ってラッキーです。

8月だと19時でこの明るさ。

駅の土産コーナーでお茶ボトルを買いました。みんな持ちあるいてて私も欲しくなったので。
でもこのボトル、傾けると蓋部分から液体が漏れる９０点減点なクオリティで…火傷したわ！
後々分かったけど、水はＯＫ熱湯がダメ。

西安北駅で翌日の華山行きの切符を買ったあと地下鉄でホテルへ。
西安の宿はホリデイインエクスプレス西安北です。とは言っても西安北駅に直結ではなく地下鉄で数駅先。新市街にあってショッピングモールの隣だったので、美味しい焼きたてパンを買ったりカフェに入ったりしました。
ホテルのコインランドリーで洗濯しつつ、初日のドタバタを踏まえ翌日以降の行動計画を見直しました。1日長かった。
(続く)

この旅行記へのコメント （2）

• 原人Mさん 2017/09/08 00:01:47

  花子さんへ

  中国の様子がよくわかりました！
  興味深い...
  行きたいリストに追加しときます。

  お散歩花子さん からの返信 2017/09/09 18:08:38

  RE: 花子さんへ

  原人Mさん
  中国旅行初心者な私の感想なのですが、国土の広さの分だけ何かがありそうな匂いがプンプンしました。行ってみて、ぜひ感想を教えてください！