北ドイツの夏、2017

2017/07/10 - 2017/07/21

7月10日から21日にかけて、ドイツの主に北西のほうを旅してきました。ボンのベートーヴェンハウスから、北海のリゾート地、ノルダーナイ島まで、変化に富んだ旅を楽しむことができました。これから行かれる方の参考になれば幸いです。

エリア ボン(ドイツ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

１０日羽田を発ち、ミュンヘン経由でケルンへ。翌１１日はボンとケルン訪問。

１０日にケルンに初めて降り立ったときは、夜だったこともあって「なんだか古びた町･･･」という印象でしたが、翌朝、晴天の下で改めて大聖堂を見ると、威容に圧倒されます。

クレーンもブルドーザーもない時代、このようなものをどのように作ったのでしょう？それに、中のステンドグラスの美しいこと。特に左側の窓は淡い青色を帯びてとても美しい。まだ９時前、奥のほうでミサが行われていました。邪魔をしないようにそっと歩きます。

橋を渡り対岸から見た旧市街の様子

この後、ケルン中央駅で花束をもとめ、電車でボンへ。２、３０分くらいです。

まずAlter Friedhofにあるシューマンのお墓へ。ボン中央駅から歩いてすぐです。墓地は広いのですが、地図がありますし、ほぼ中央にありひときわ目立っていましたので、すぐにわかりました。

周囲は花壇になっており、柵で囲まれ、小さな門がついていました。たまたま花壇の清掃中でした。花束を持って待っていたら、「ここから入れ」と門を開けてくれました。お墓の前にはベンチもあります。

花を供え、静かな雰囲気の中、しばらくの間たたずんでいました。。

次はベートーヴェンハウス。ボンはそれほど大きくない町なので、Alter Friedhofから町の中心にあるベートーヴェンハウスは歩いていかれます。

見学者がかなり多い。楽譜や使用した楽器、書簡などが展示されていました。

ベートーヴェンハウス。中は撮影禁止ですので、内部の写真はありません。

ベートーヴェンハウスから中央駅まで歩きます。コンパクトな町ながらも、以前は西ドイツの首都でしたし、デパートなどもあります。お昼になってきたので、かなりにぎわいを見せていました。

町の中央近く、広場の中に立つベートーヴェン像。この日は火曜日にもかかわらず、この広場では移動式の遊園地が開設されています。ベートーヴェンが見下ろす中で、飲めや歌えの（？）大騒ぎ。

彼は何を思うでしょうね。交響曲７番の「ノリ」で一緒にビールを飲むかも？？

ボン市庁舎（と思う(^^;

この後、ケルンに戻り、ヴァルラフ・リヒャルツ美術館に行きました。非常に見応えのある美術館です。各部屋にテーマが掲げられ、そのテーマに沿った絵が展示されています。とてもおすすめです。冷房もありますし。この日は晴れて暑かったので、助かりました。

いったんホテルに戻り、８時からはこのホールでケルン・フィルハーモニーのコンサート。曲目はブルックナー８番です。このホールは中がほぼ円形をしています。音楽は始まると、丸い音の宇宙の中にいるような気になりました。演奏も大変素晴らしいものでした。