2017/07/10 - 2017/07/10
247位(同エリア667件中)
belleduneさん
- belleduneさんTOP
- 旅行記839冊
- クチコミ134件
- Q&A回答177件
- 1,497,886アクセス
- フォロワー63人
明治から大正の有力商人だった柳下氏が大正次代中頃に建てた時邸です。大正12年(1923)の関東大震災で、一部が倒壊しましたが、その後の戦争では戦火を免れて、大切に守られてきました。横浜市が、平成8年(1996)に敷地を取得し、建物の寄付を受けて、創建当時の姿に出来る限り、修復して「根岸なつかし公園 旧柳下邸」として一般公開しています。
横浜弁天通に「鴨井屋」の屋号で店を構えていました。金属の輸入業をしていたそうです。平次郎、達蔵兄弟の二家があり、屋号は平次郎家が○に加、達三が○に加の下に_が付いていました。この柳下邸の表玄関横に、鴨井家の屋号が彫られた鉄製の天水桶があるそうです。
- 旅行の満足度
- 4.5
-
建物は、東館、西館、洋館、蔵からなっています。ここは西館の内玄関ですが、この左手に一般出入口となっているところから入ります。家族の出入り口だったのかと。
-
青い矢印から入ります。
-
入ってすぐの所に、お風呂場がありました。
-
風呂場内部の窓枠も凝っていますね。五右衛門風呂です。私の子供の頃、実家でこの五右衛門風呂があり、お釜の底に、丸い木の板を両足で押し下げて、2、3箇所の凸部に上手く嵌めこむのが得意でした。あの頃、サーフィンを始めていれば、上手になっていたかも...
-
天井も凝っています。こんなお風呂場見たことがありません。
-
天井にも家紋が彫られていますね。
-
脱衣場から見るとこんな風になっています。お風呂場の出入り口下は、金属が敷かれていて、木が腐らないようになっていました。
-
脱衣場の天井も凝っています。
-
-
脱衣場入り井口にある照明器具のスイッチです。
-
脱衣場の襖もガラスが嵌め込まれていて、使用中かどうかわかるようになっています。
-
中庭を挟んで、廊下でつながっている各部屋
-
御不浄前の手洗い場
-
見晴らしの良い部屋へ向かいます。
-
多くの部屋が繋がっていますが、開け放すと見通しが良いですね。この正面、直線方向へ。
-
欄間の彫り
-
廊下側の壁に開けられた風通し窓
-
廊下の拭き掃除が大変そう...
-
朝晩、雨戸をガラガラ...
-
窓上部の形が櫛形です。
-
-
照明器具も懐かしいものばかりです。
-
-
見晴らしの良い居間にやっとたどり着きました。高台なので、昔はもっと遠くまで見えたのでしょう。
-
-
居間の床の間
-
奥の続きの居間部分です。
-
廊下向きに作られたガラスの嵌め殺しも遊び心満点。柳下家は横浜で有数の鉄鋼取引商だったので、その類のモチーフかな?
-
居間の廊下から見た庭
-
洋館の屋根が見えています。
-
-
表玄関方向です。
-
中庭
-
中庭を挟んで見えるのが、東館にある客間の一つです。
-
まだ西館の茶の間です。
-
ここは、打つまで、お茶室としても使われていました。窓もその雰囲気がありますね。
-
仏間(お茶室)
-
客間
-
客間の廊下辺り。上部には、障子が付いていて、今は暑いので開け放してあります。
-
夏用の簾戸
-
客間前の上部
-
表玄関の内側ですが、前室があるため、これ以上、引いて撮れませんでした。
-
-
-
庭の向こうに蔵が見えます。
-
玄関からすぐの所にある洋館の2階への階段。入れませんが良い階段ですね。
-
洋館は6畳ほどの広さですが、真ん中に丸テーブルがあります。関東大震災後の大正13年に上棟されて、2階は書斎として使われていたそうです。眺めの良い書斎ですか...
-
天井の照明器具
-
-
奥の蔵の方へ行きます。
-
お客用トイレ前の手水鉢
-
-
トイレの床は一枚板を使っています。
-
手前の一枚板は割れているのですが、その繋ぎ仕事がまた良い。リボンでとめてあるように見えます。
-
-
-
-
内部には風通し窓が付いています。
-
お蔵には色んなものがありますが、このオルガンは珍しい。19世紀頃、フランスで実用化され、その後改良されて、明治時代に渡来したものです。パイプオルガンの小型で、量産化できたために、中産階級、小教会、学校でブームとなったそうです。
-
お蔵の外に置いていった昔の冷蔵庫
-
客間その2
-
部屋の際に付けられた押しボタンは、お手伝いさんを呼ぶため。「お茶のお代わりをお願い」
-
-
内部を見終えて、外観を見に行きます。これは、最初に見た見晴らしの良い居間です。
-
表玄関から洋館方向
-
西館の居間辺りの屋根部分は、むくりを持たせた入母屋造、瓦葺きです。
-
-
中庭部分
-
表玄関の屋根部分
-
表玄関
-
-
-
洋館の屋根はフランス瓦で葺いてあります。ドーマー窓、銅の胸飾りが付いています。
-
奥にお蔵が見えます。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
belleduneさんの関連旅行記
本牧・根岸・磯子(神奈川) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
74