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5月19日、フィレンツェからユーロスターでローマテルミ二駅に到着。<br />前もって昨夜、ローマのB&amp;Bには5時に到着予定だとメールを送っておきました。<br />2011年に娘と泊まった宿で、石造りの歴史的建造物という事、古いけどきれいに内装や設備は調えられていて、朝食がおいしくてスタッフもフレンドリーと、とても印象が良かった宿です。この旅行の計画段階で宿泊施設のサイトを探しましたが予約ができず、とうとう直接メールで空室はないのか聞いたところ、空いているよと言うので独断で予約を入れたのでした。そりゃ空いてるよね。一年半前だもの。<br />テルミニ駅から左側に歩いてすぐですが、ちょっとごみごみした感じの通りでエスニックな料理店やアラブ風な人達も多くいるようです。初めはちょっとおっかない感じがしましたが、特に危ない思いはした事がありません。<br />昔のヨーロッパの花の都というイメージとは違って、これが現代の大都市なんだろうなと感じました。<br />着いたものの、宿の場所が不安になり、スーツケースをかかえて迷うのも大変なので一旦、友二人には荷物と待っててもらって辺りを一人でぐるりと一周して宿の位置を確認してから三人で向かいました。<br />通りに面した大きなドアの脇にその建物に入っている人や施設の名前が書かれた呼び鈴が並んでいます。私達が泊まる「ラ・ジランドーラ」を見つけて押すとすぐに返事があり、表のドアが解錠されます。すぐ階段になっているのでよいしょよいしょと大理石の階段をエレベーターホールまで登って二重扉のエレベーターで2階へ。エレベーターを降りると「ラ・ジランドーラ」は右手のドアで、私達の到着をドアを開けて待っててくれました。<br />一番奥の部屋にベッドが3つ用意してありましたが、ベッド間は狭いものの足元にはスーツケースが開けるくらいのスペースがありホッとしました。<br />チェックインの時のスタッフは気の良さそうなおじさんで、「自分は英語が得意じゃないから」と言いながらもローマ市内の観光名所を地図上に印をつけながら、身振り手振りで地下鉄の駅や、徒歩での経路や所要時間を丁寧におしえてくれました。<br />明日来る人は英語ができるからね、と申し訳なさそうでした。<br />7年前の宿泊の時は予定より遅く夜になってから着いた時に手続きに来てくれたのはおばあちゃんでした。なので、このおばあちゃんがオーナーで自分の所有する部屋を開業したんでしょう(想像です)<br />今回、メールでやり取りしたのはロレンツォさんという人でした。おばあちゃんの旦那さんで真のオーナーなのかなと思っていたのですが、翌日来てた若いお兄さん(? 30代後半くらいに見えた)がロレンツォさんで、それがわかって思わず「あなたがロレンツォ?私、あなたを知ってる」と口走った私に「僕も知ってるよ、ひろろでしょ?」と返してくれました。<br /><br />初日の晩、夕飯も済ませて帰ってゆっくりしていると、B&amp;Bのドアを叩く音がします。<br />ここはスタッフは通いなので1日の業務が終わると無人になり、必要なら連絡は電話で取るよう電話番号が各部屋に表示されています。<br />他に宿泊客もいないようなのでドアの外の様子をうかがうと今夜宿泊予定の日本人らしい。ドアを開けると若い女性がスーツケースを持って立っていました。<br />この晩、急に天気が大荒れで雷鳴がひっきりなしに轟き、大雨となっていました。<br />事情を聞くと、予約していたけどこの時間に着いたら開いてなかったので、通りの表のドアはたまたまこの建物に入る人がいたので一緒に入れてもらったが、B&amp;Bのドアが開いてなかったので途方に暮れていたところだった。<br />あら、7年前の私と一緒じゃない!<br />とりあえず中に入れて荷物を置いてもらってから私達の部屋に貼ってある連絡先の電話番号を教えてかけてもらいました。<br />ところがどうしても繋がらないのです。7年前の私もそうで、結局そこのオーナーを知ってるという別の宿のオーナーに連絡をとってもらいました。<br />何度やっても上手くいかないので電波の入りが悪いのかも、と彼女はドアの外に出て行きました。<br />しばらくしてエレベーターの横からのぞいて見ると階下で電話で話しているようです。少しすると戻って来ました。スタッフが食事を済ませて来るからちょっと待っててという返事があったそうです。<br />彼女の電話は結局自力では繋がらず、通りかかった人に助けを求めて電話を借りて掛けてもらったそうです。(なぜ繋がらなかったのかは依然謎です。ガイドブックに端末の操作の仕方が記載してありますが、それでもまた上手くいかなかった)<br />外の雨が落ち着いてきてたので、スタッフが到着するまで荷物はこのまま置いて、私達が窓を開けて上から見てるので表のドアの前で待っててもらうことに。<br />幸い雨もたいしたことないうちにチェックインも済んだようで、翌日朝食の時に彼女と会うことができました。<br />彼女に聞いたところでは、安い航空券で随分時間をかけて到着し、宿も最初同じ建物の中の宿にしてたが、こちらの方が安いことを知り変えたんだそうです。<br />確かにこの建物に数軒の宿泊施設があるようで、7年前に助けてくれた人も別の宿のお客でした。その中でも値段に?5倍くらいの差があるようで、その差が気になりました。もっと広くて設備がいいんでしょうか?スタッフが常駐する?<br /><br />この「ラ・ジランドーラ」はスタッフが常駐しないので、鍵は3つ渡されます。<br />通りに面した表のドアとB&amp;Bのドア、部屋のドアと3箇所です。<br />私は特にB&amp;Bの入口のドアが開けられず、娘と苦労しましたが、今回もまた友二人を以ってしてもドアは難関でした。私としてはそこがまたこの宿の楽しい所なのですが、開いた時の達成感がうれしいんです。いつか攻略したい!!変ですか?<br />朝食は前と少しラインナップが変わっていましたが、席に着いてから温めて出してくれるおいしいクロワッサンは前と変わらず、甘いパンが追加されてました。最近の流行りなんでしょうかね。<br />またローマに行けたら泊まるでしょう。フィレンツェの「ホテル ロンバルディ」もそうでしたが、古い建物は必ず階段があるので、年取って自分でスーツケースを持って上がれなくならないうちに行けないと無理ですね。

ローマに到着です、7年ぶりの宿のこと。~三年に一度、50代の三人旅

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2017/05/19 - 2017/05/19

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ひろろ

ひろろさん

5月19日、フィレンツェからユーロスターでローマテルミ二駅に到着。
前もって昨夜、ローマのB&Bには5時に到着予定だとメールを送っておきました。
2011年に娘と泊まった宿で、石造りの歴史的建造物という事、古いけどきれいに内装や設備は調えられていて、朝食がおいしくてスタッフもフレンドリーと、とても印象が良かった宿です。この旅行の計画段階で宿泊施設のサイトを探しましたが予約ができず、とうとう直接メールで空室はないのか聞いたところ、空いているよと言うので独断で予約を入れたのでした。そりゃ空いてるよね。一年半前だもの。
テルミニ駅から左側に歩いてすぐですが、ちょっとごみごみした感じの通りでエスニックな料理店やアラブ風な人達も多くいるようです。初めはちょっとおっかない感じがしましたが、特に危ない思いはした事がありません。
昔のヨーロッパの花の都というイメージとは違って、これが現代の大都市なんだろうなと感じました。
着いたものの、宿の場所が不安になり、スーツケースをかかえて迷うのも大変なので一旦、友二人には荷物と待っててもらって辺りを一人でぐるりと一周して宿の位置を確認してから三人で向かいました。
通りに面した大きなドアの脇にその建物に入っている人や施設の名前が書かれた呼び鈴が並んでいます。私達が泊まる「ラ・ジランドーラ」を見つけて押すとすぐに返事があり、表のドアが解錠されます。すぐ階段になっているのでよいしょよいしょと大理石の階段をエレベーターホールまで登って二重扉のエレベーターで2階へ。エレベーターを降りると「ラ・ジランドーラ」は右手のドアで、私達の到着をドアを開けて待っててくれました。
一番奥の部屋にベッドが3つ用意してありましたが、ベッド間は狭いものの足元にはスーツケースが開けるくらいのスペースがありホッとしました。
チェックインの時のスタッフは気の良さそうなおじさんで、「自分は英語が得意じゃないから」と言いながらもローマ市内の観光名所を地図上に印をつけながら、身振り手振りで地下鉄の駅や、徒歩での経路や所要時間を丁寧におしえてくれました。
明日来る人は英語ができるからね、と申し訳なさそうでした。
7年前の宿泊の時は予定より遅く夜になってから着いた時に手続きに来てくれたのはおばあちゃんでした。なので、このおばあちゃんがオーナーで自分の所有する部屋を開業したんでしょう(想像です)
今回、メールでやり取りしたのはロレンツォさんという人でした。おばあちゃんの旦那さんで真のオーナーなのかなと思っていたのですが、翌日来てた若いお兄さん(? 30代後半くらいに見えた)がロレンツォさんで、それがわかって思わず「あなたがロレンツォ?私、あなたを知ってる」と口走った私に「僕も知ってるよ、ひろろでしょ?」と返してくれました。

初日の晩、夕飯も済ませて帰ってゆっくりしていると、B&Bのドアを叩く音がします。
ここはスタッフは通いなので1日の業務が終わると無人になり、必要なら連絡は電話で取るよう電話番号が各部屋に表示されています。
他に宿泊客もいないようなのでドアの外の様子をうかがうと今夜宿泊予定の日本人らしい。ドアを開けると若い女性がスーツケースを持って立っていました。
この晩、急に天気が大荒れで雷鳴がひっきりなしに轟き、大雨となっていました。
事情を聞くと、予約していたけどこの時間に着いたら開いてなかったので、通りの表のドアはたまたまこの建物に入る人がいたので一緒に入れてもらったが、B&Bのドアが開いてなかったので途方に暮れていたところだった。
あら、7年前の私と一緒じゃない!
とりあえず中に入れて荷物を置いてもらってから私達の部屋に貼ってある連絡先の電話番号を教えてかけてもらいました。
ところがどうしても繋がらないのです。7年前の私もそうで、結局そこのオーナーを知ってるという別の宿のオーナーに連絡をとってもらいました。
何度やっても上手くいかないので電波の入りが悪いのかも、と彼女はドアの外に出て行きました。
しばらくしてエレベーターの横からのぞいて見ると階下で電話で話しているようです。少しすると戻って来ました。スタッフが食事を済ませて来るからちょっと待っててという返事があったそうです。
彼女の電話は結局自力では繋がらず、通りかかった人に助けを求めて電話を借りて掛けてもらったそうです。(なぜ繋がらなかったのかは依然謎です。ガイドブックに端末の操作の仕方が記載してありますが、それでもまた上手くいかなかった)
外の雨が落ち着いてきてたので、スタッフが到着するまで荷物はこのまま置いて、私達が窓を開けて上から見てるので表のドアの前で待っててもらうことに。
幸い雨もたいしたことないうちにチェックインも済んだようで、翌日朝食の時に彼女と会うことができました。
彼女に聞いたところでは、安い航空券で随分時間をかけて到着し、宿も最初同じ建物の中の宿にしてたが、こちらの方が安いことを知り変えたんだそうです。
確かにこの建物に数軒の宿泊施設があるようで、7年前に助けてくれた人も別の宿のお客でした。その中でも値段に?5倍くらいの差があるようで、その差が気になりました。もっと広くて設備がいいんでしょうか?スタッフが常駐する?

この「ラ・ジランドーラ」はスタッフが常駐しないので、鍵は3つ渡されます。
通りに面した表のドアとB&Bのドア、部屋のドアと3箇所です。
私は特にB&Bの入口のドアが開けられず、娘と苦労しましたが、今回もまた友二人を以ってしてもドアは難関でした。私としてはそこがまたこの宿の楽しい所なのですが、開いた時の達成感がうれしいんです。いつか攻略したい!!変ですか?
朝食は前と少しラインナップが変わっていましたが、席に着いてから温めて出してくれるおいしいクロワッサンは前と変わらず、甘いパンが追加されてました。最近の流行りなんでしょうかね。
またローマに行けたら泊まるでしょう。フィレンツェの「ホテル ロンバルディ」もそうでしたが、古い建物は必ず階段があるので、年取って自分でスーツケースを持って上がれなくならないうちに行けないと無理ですね。

旅行の満足度
4.5
ホテル
5.0
同行者
友人
交通手段
徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • 「ラ・ジランドーラ」での朝食。<br />大きくはないテーブルにオレンジジュース、ラスク、甘いドーナツ、ヨーグルト、ジャムやバターなどが入った容器と所狭しと置いてあります。私達は三人だったので、コーヒーとホットクロワッサンのお皿が3つ乗って大変でした。<br />このクロワッサンは一口かじってからの写真です。相変わらずおいしかった。この後欲張ってドーナツまで食べてお腹いっぱい。

    「ラ・ジランドーラ」での朝食。
    大きくはないテーブルにオレンジジュース、ラスク、甘いドーナツ、ヨーグルト、ジャムやバターなどが入った容器と所狭しと置いてあります。私達は三人だったので、コーヒーとホットクロワッサンのお皿が3つ乗って大変でした。
    このクロワッサンは一口かじってからの写真です。相変わらずおいしかった。この後欲張ってドーナツまで食べてお腹いっぱい。

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