2017/05/17 - 2017/05/19
2718位(同エリア3768件中)
ひろろさん
5月17日、朝 11:45 バルセロナ発のVueling航空で、13:25 フィレンツェ空港に到着です。
旅行中、登録しておいた外務省の「たびレジ」から何度もお知らせがあったとおり、もうじき開催される「G7 タオルミナ サミット」のために、イタリアではシェンゲン協定加盟国からの入国にも入国審査が必要となっていました。
まず、友Kはなんなく審査を通過しましたが隣のカウンターに進んだ友Yは何が審査官の心に引っ掛かったのか、質問が続き、なかなか通してもらえません。必死で慣れない英語で頭を使っている後ろ姿を見ているだけで、健気で(?)笑えてしまいます。
友Kがさっさと終わったので、私も友Kが通った若い審査官のカウンターですんなり入国を果たしましたが、友Yはまだ捕まっています。
しばらく待つと友Yも解放されてきましたが、「あの人は一体何が聞きたかったのか?」と、かなりのおかんむり。
どう見ても日本人の普通のおばさん然とした私達。審査官のご機嫌が悪かったと思いましょう。
これまでようやくhola! に慣れたのに、ここからは ciao! です。
タクシーで駅近のホテルに直行。29ユーロ(FIXらしい)を支払い。
ホテルは2011年に娘と旅行した時に泊まったホテルで、駅の脇道にあるホテルで古い建物の中の2階にあります。バルセロナのホテルと違い、エレベーターはちゃんとその階に着きますが、エレベーターホールまでは数段の階段を登らなくてはなりません。
(それでも古いエレベーターの二重に閉めるドアの感じが好きで、古い建物のホテルを探してしまいます。)
隣には新しい綺麗なホテルができていて、そういう大きなホテルはエントランスまでもフラットで階段を自力で登らなくても良いようになっているでしょう。私達がマドリッドで泊まったホテルはチェーン展開しているくらいなので、そこらへんは苦がありませんでした。
しばらく待っているとチェックインをしてくれたので、荷物を置いたら支度して、一気にピサの斜塔まで今日中に観光を終えることにしました。
駅までに小さなスーパーマーケットがあってそこでお昼ご飯に、ピザ一切れとお水を買って( 1.54ユーロ、激安!) 、駅の券売機でピサまでの切符を買ってホームに。ピサまで片道8.4ユーロ。
ここで友Yに言わせると、この旅一番のエピソード!何度も思い出し笑いするらしい。
< イタリアの列車に乗る前に、打刻機に切符を通して打刻したものを持って列車に乗らないといけない。もし、打刻しないまま乗って、検札に見つかると大層罰金がとられることになるらしい >
ピサ行きの列車のホームは左手の奥の、壁の裏側にあるようなところでした。
打刻機を探しつつ歩いていると、ホームの途中に駅員がいて、ゲートをつくっている様子なので切符を見せると「あちらだ」というようなそぶり。その奥の右側のホームに列車がいて、すでに小走りに急ぐ人達がいます。打刻機を探して近くにいた駅員に聞くとちょっと戻ったところの柱に打刻機が。慌ててもどったものの、それには貼り紙があって、どうも壊れているらしい。切符を入れることもできず、またさっき通った駅員がいたゲートの方まで走って隣のホームとの間にある打刻機を目指します。その時の友Kの足の速いこと、速いこと!みるみる私達を引き離し、私が目指した打刻機のもう一つ先にあった打刻機に到達し、友Kと友Yは打刻完了。
私は体力の無さに加えてその朝強打した足指の痛さもあり、やっと手前の打刻機にたどり着き試みるもののうまくいきません。
すると友K、毅然と私の切符を奪うと一つ先の打刻機で素早く打刻!
「オォ~」と思う間も無くまた友Kは列車に戻るべく猛ダッシュ。
ようやく間に合った~!
買物に優柔不断な時も多くて、私達からはツッコミどころ満載のいじられキャラの友K。わりと小柄で可愛い印象の友Kの勇敢な一面に友Yは大ウケでした。
間も無く列車は動き出し、車内でお昼を食べた私達。検札は回ってきませんでした。
そういえば、ピサ行きらしい列車が向かいのホームに入ってきてました。
ホームにいた駅員に切符を見せた時に、うむを言わさぬ感じでこちらのホームの列車を案内されましたが、券売機ではピサ行きの列車の時刻表が表示されましたが、あと10分以上の余裕があったような気がします。切符に発車時刻が記載されていたかは記憶にありませんが、多分私達は後に入ってきた列車に乗る予定で切符を買ったのではないかと思います。でも駅員はどうせ行き先が一緒ならサッサと来てる列車に乗せたかったのでしょう。
もうすぐ発車する列車を見せられて焦ってしまいましたが、一つ後の列車に乗っても良かったと思いました。
まぁ、その分早くピサに着けたので良しと言う事で…
さらにもう一つ。2011年の旅行の時にバーリ駅からアルベロベッロまでの列車で、打刻し損ねて発車してしまい、オロオロしている私達を見た若い女性が、私達の切符に自分のボールペンで乗った時刻を記入して、「これで大丈夫よ!」とニッコリ笑ってくれました。
地方によって違いがあるのかもしれませんが、始発から終点まで、8.4ユーロ(1000円強)くらいならごまかしもしづらいと検札もなく、自筆でもその列車の発車時刻が判ればOKなのかもしれません。
余裕で乗るつもりだったのに、思わぬハプニングとなってしまいました。
ピサに着くと、またバスが良くわからず、心配することになります。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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表紙の写真とともにホテルの室内。
窓は高い観音開き戸で、壁からも窓は窪んでいて一段登ります。
向かいには路地を挟んで隣のホテルが見えました。窓の下には一階に住んでる住人のワンコがいて、散歩に連れてってもらおうとご主人に嬉しそうにまとわりつく様子が可愛かった。
トリプルにしてもらったので、窓側にエキストラベッドが置いてありました。
写真の左のドアを出て右側にシャワー、洗面所があり、ドアの奥が廊下に出るドアです。
最初にウッカリして、ドアを支えずにバタンと閉まってしまい、オーナーに注意されてしまいました。古い建物だけに注意が必要です。
シャワー室はアルハンブラのホテルもそうでしたが、透明なアクリルガラスの引き戸で閉めて使うタイプです。扉の隙間から多少の水が漏れるのは仕方がないですね。バスマットは主に濡れた床拭きに使用しました。
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