2003/03/07 - 2003/03/14
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binchanさん
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2003年3月7日(金曜日)から14日(金曜日)まで、大学時代の友人でインド・ネパールにも一緒に行ったRとイタリアへ行きました。
今回は航空券・ホテル・空港送迎の他にローマからフィレンツェへのインターシティー(急行列車)の手配やミールクーポンも付いているツアー。移動日以外は現地フリーです(旅行会社はHIS)。昼に成田出発だったので関東に住んでいるRの家に前泊させてもらいました。
まだ液体物の制限はありませんでしたが、一年半前の同時多発テロ以来、小型の爪切りや裁縫セットの糸きり鋏すら持ち込みは不可。オール手荷物にしていたので荷造りには気を使いました。
アメリカの同時多発テロを受けて、イラク攻撃がいつ始まるのかと不穏な空気が漂う2003年早春、旅行社からは旅行中所在がわかるようホテルを出るときには必ずカギをフロントに預け、外出中かどうかが把握できるようにしてくださいという注意までありました。
※過去の旅行記を書き直しています。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- エールフランス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
-
この旅程に、当初は私だけ名古屋・成田往復の飛行機を予定していたのですが、往路は満席だったためR宅に前泊することになり、復路のみ名古屋までの便を別手配になりました。
飛行機はエールフランス。成田到着が少し遅れてしまい隣同士の座席はとれませんでした。(カウンターの担当者いわく旅行社から二人一緒の座席でというリクエストを聞いていないとのこと。)それでもなんとか前後の座席を確保できましたが、お互い両隣は見知らぬ男性。幸い二人とも両隣は親切な方で、フライトの間困ったことはありませんでした。
機内サービスは迅速で困ったことはなかったけれど、個別のモニターがなく、映画などの映像サービスは前方にあるスクリーンで見なくてはいけませんでした。それが見づらかったのが残念。
機内食には毎食かならずチーズがでました。朝食に至ってはヨーグルト、チーズ、バターとパン、フルーツといった乳製品づくし。
この後乗り換えを控えているのでお酒は飲みませんでした。 -
まずはシャルルドゴール空港に到着。ここで乗り換えなのですが、この空港は恐ろしくわかりにくい構造でした。乗り継ぎ時間は一時間半。Rも私も機内のお隣さんに、「厳しい乗り継ぎだね、乗り遅れないように頑張って」と励まされました。その上、フランスもイタリアもシェンゲン協定国なのでシャルルドゴールで入国手続きです。
しかし、なんとか乗り継ぎ便に間に合いローマ行きに搭乗。今回はちゃんと隣同士の席です。眼下にパリの夜景を見ながら機内食のワインで乾杯しました。機内は週末をイタリアで過ごそうというフランス人観光客でいっぱい。私たちもさっそく明日の観光について相談しました。
ローマ、フィウミチーノ空港には現地係員が迎えに来ていて、他のツアー客と一緒にジャンボタクシーに乗り込みました。ローマの夜景を眺めながらホテルへ。ローマは何度来ても飽きそうにありません。 -
初日は夜遅くの到着だったのでホテルに直行。ホテルは「ドナテッロ」。
こぢんまりしたプチホテル風で、部屋は狭いですが快適でした。ここに3泊します。
写真はホテルから地下鉄マンゾーニ駅へ向かう途中の風景。ミモザが鮮やか。 -
ホテルの窓からの眺め。2001年に宿泊したPrincipe Di Piemonteホテルと同じ地区にあるのでなんとなく周辺に見覚えが…。
このホテルは入口で呼び鈴を押して玄関を開けてもらいます。フロントのちょっと無愛想なオジサン。Rは少しイタリア語がわかるので、彼女がチェックインをしてくれました。
部屋は玄関わきの103号室。道路に面しているので少々うるさい。バスタブはなくシャワーのみ。冷蔵庫にはミニバーがありました。
朝食は地下にある食堂でとれるのですが、はやりパンとコーヒーのみ。ただし、パンは二種類から選べました。朝食内容はこれだけですが、この食堂は石造りのカッコいい内装で、中庭までありました。夜はバーになるらしく壁には酒瓶が並んでいました。一度くらいここでお酒を飲んでもよかったかも。 -
ホテルの前はポルタマッジョーレ広場。トラム乗場も近く、乗りこなせるとローマを自由に歩き回れそうです。
写真はポルタマッジョーレのロータリー。 -
3月8日土曜日、ローマ市内観光。
まずはコロッセオへ。ホテルから徒歩20分程で到着。(タイトル写真)外観だけを見物。
ローマの町を見ながらのんびりと、オッピオ公園(エスクィリーノの丘)からコロッセオの外側を半周しコンスタンティヌスの凱旋門へ。
写真はオッピオ公園(たぶん)。 -
コンスタンティヌスの凱旋門からフォロロマーノへ。ただし、ゆっくり見学するわけでもなく、ぶらぶらと通り抜け。前回もそんな感じだったな。いつかはゆっくり一つずつを見て回りたいもの。
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フォロロマーノを抜けてヴィットーリオエマヌエーレ二世記念堂前のヴェネツィア広場まで出ました。
-
広場を抜けてドーリア宮殿へ。宮殿内にある「ドーリアパンフィーリ美術館」を見物しました。団体客ツアーには組み込まれにくい場所らしく、館内が静かでゆっくり鑑賞できました。
イタリアの美術館、博物館全体に言えることですが、展示物の素晴らしさ以上に建物自体が芸術的で、扉から天井、床に至るまで驚きがない部分がないほどです。その分入口がとてもわかりにくい。この後いろいろな宮殿や美術館を見て回りましたが、どこも入口を探すのに手間取りました。 -
続いてコロンナ宮殿へ。
ここは土曜の午前中のみ公開。映画ローマの休日の撮影にも使われたコロンナ宮殿。内部に絵画などが展示されています。ここのトイレはまるで隠し部屋のような場所にあり、しかも内装がとてもかわいい。コロンナ宮殿はトイレがイチオシの場所かな。 -
ちょっと道に迷ってトレヴィの泉へ。
写真はトレビの泉ほか。この旅行でデジカメデビューだったのですが、写真はデータではなく現像して保存してたんですね。フィルム時代の習慣から抜け出せてない…。写真をレイアウトしてアルバムに貼っていました。それをスキャンしています。 -
次の目的地はカンポディフィオーリの市場。
この市場は昼には終わってしまうので、急いでやってきました。なんとか午前中に到着し、市場を散策。私はドライハーブを使ったミックス調味料を購入。これを入れると料理があっという間にイタリアンになるのです。イチゴも買ってその場で食べました。 -
カンポディフィオーリ=花の広場の名の通り花屋の屋台もあります。そこでホテルの部屋に飾る花を買いました。
実はR、アートフラワーのネットショップを営む花の専門家。さすが発想が違うなあ。ホテルの部屋に花を飾るというアイディアは素敵ですよね! -
カンポディフィオーリのオープンカフェで昼食。
野菜のマリネを二人でシェアしてパスタを一皿ずつ頼みました。マリネはバルサミコ酢とハーブがきいていてとてもおいしかったのですが、パスタはゆですぎな感じで味も塩辛かった。量も多くて食べきれなかったし…。でも温かい早春のローマの日差しの下、オープンカフェで食事しているという満足感だけで幸せ。 -
花を活けにいったんホテルに戻り、次はバスに乗ってスペイン広場へ。
ツアーについていたクーポンでジェラートを食べました。確かこの数年後にスペイン広場で座りこむのは禁止になったはず。このころはこんなにたくさんの人が座り込んでいました。
スペイン階段を上って眺めを楽しみながらピンチョの丘方面へ。丘の上の公園は犬の散歩やサイクリングを楽しむ人でにぎわっていました。 -
ナポレオン一世広場の階段を降りると、ポポロ広場です。
ポポロ広場からコルソ通りを南下。脇道にも寄り道しながらウィンドーショッピング。いくつかの店では本当に買い物もしました。クローチェ通りの少し高級そうな食材を売っているお店では、ボランティアで日本人の接客をしているという日本人オペラ歌手に会い、彼女のCDと瓶詰のオリーブを買いました。
その近くのエノテカに入り、ワインと前菜盛り合わせで休憩。まだ夕方だというのに多くのお客さんでにぎわっていました。その店は出口のレジで会計をする形式。そういう時ってチップはどうしたらいいのでしょう?レジでチップ分を渡したら変な顔をされました。 -
コルソ通りはウィンドーショッピング天国のようなところ。次から次へと素敵なお店があって、帰りのスーツケースに余裕があったらどんどん買ってしまいそうです。ユーロになって物価が上がったといっても、ファッショングッズは日本よりお値打ちでデザインが豊富でした。
写真はスペイン階段の上からの眺め、ポポロ広場で撮った写真などを長細く切って並べたもの。 -
夕食はミールクーポンのあるお店で食べましょう。
道中バルベリーニの蜂の噴水で写真。 -
ツアーにこの店のクーポンがついていました。
店内には似たような理由で来たと思われる日本人客がいっぱい。二人だけで旅行しているとずっとイタリア人に囲まれているので、こういう環境はほっとできます。ピザを食べながらビールを飲んで2時間ゆっくり食事を楽しみました。飲食店ではよく、他の客が騒いでうるさいということがあると思いますが、この店はイタリアらしく(?)「店員のおしゃべり」がうるさかった。でも接客を怠っているわけではないので悪い感じはしませんけどね。
夜10時過ぎになってしまいましたが路線バスで帰りました。こんな時間でもそこそこの本数バスがあるのはありがたいです。 -
3月9日日曜日、旅行3日目はローマの下町「トラステヴェレ」へ。
マンゾーニ駅まで歩き地下鉄でチルコマッシモ駅へ。チルコマッシモを通り抜けると真実の口のあるサンタマリアコスメディン教会があります。
写真はチルコマッシモ。 -
観光客が行列しているという印象の真実の口も、朝8時半と早めだったからか人が少なかった。
ここからテヴェレ川沿いにファブリチオ橋まで歩きテヴェレ川を渡れば、トラステヴェレ(テヴェレの向こう)地区です。 -
まずはサンタチェチリアイントラステヴェレ教会へ。
教会に近づくとちょうど鐘が鳴り響き、日曜の礼拝が始まったようでした。礼拝中でも中に入れ、教会内部も見ることができました。ここは威圧感も暗さもない穏やかな雰囲気。静かに祈りをささげる人々の姿がそう思わせたのかもしれません。 -
教会の裏手からタバコ工場をぐるりと回ってマスタイ広場へ。
ここには青空市が出ていました。オーガニックの化粧品や手作り小物、野菜といったものが売られていて、主に地元の人がお客といった感じ。パンを買って食べてみましたが、堅くて味がなかった。これぞ家庭の味? -
日曜のトラステヴェレといえば「ポルタボルテーゼの蚤の市」。当然そちらにも向かいました。
マスタイ広場の市とは比べ物にならない大きな蚤の市です。市の入口付近は身動きすらできないほどのすごい人。そこをやっとの思いで通り抜けると、なんとか立ち止って買い物できる状況に。
洋服、服飾品、インテリア、革製品、CDなど、玉石混交状態で何でも売られていました。友人への土産にするアクセサリーやベルトなどを買いました。
手作りアクセサリーを買った店のお兄さんがお釣りを「多く」くれたので「お釣りが間違ってる」と言ったら、ごまかしてないぞと言わんばかりにムッとされましたが、多く間違えてると知るとものすごく恥ずかしそうにしてました。なんかかわいかったです。(写真はそのお店のお兄さんたち)
市の出ている面積が広いので何時間いても飽きることはなさそうですが、人の多さに疲れ切ってしまいました。店が途切れたところで市を抜けだし昼食をとることに。 -
ニエーヴォ広場にあるL'ORANGEというワインバー。
トラットリアやリストランテでは一皿注文はダメと聞いていたけれどワインバーは割とユルいとのことだったので、私はサラダだけを、Rはパスタを注文。とてもおいしかったけれど、サラダ一皿といえども食べきるのが精いっぱいの量だった…。店内では他にイタリア人の小柄な老婦人も食事していましたが、その方は何皿かを平らげデザートも召し上がっていました。一体どこに入るのでしょう。とても華奢に見えたのに。この店は雰囲気も料理も(そしてトイレも)とてもよかったです。今でもあるのかな~?
写真はワインバーの前にて店主(だと思う)さんと。 -
食後は、細かい路地を通り抜けながらサンタマリアトラステヴェレ教会「へ。
道中の路地はいかにも下町といった風情です。 -
サンタマリアトラステヴェレ教会の前のアコースティックギターのストリートミュージシャン。広場に鳴り響く素敵な音色にうっとり。
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サンタマリアトラステヴェレ教会内はサンタチェチリア教会に比べるとすこし豪華。写真ドーム部分は、お布施入れにお金を入れるとこのように電気がつきます。
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坂を上ってサンピエトロインモントーリオ教会へ。
庭にある「ブラマンテのテンピアット」を見ました。小さいながらも教会の聖堂なのですが、神殿のような雰囲気がありました。
黒猫さんが人懐こかった。 -
丘を反対側へと降りていく。
そろそろ体力の限界なので帰りはあまり歩きたくない。トラステヴェレ通りに出てトラム乗り場をチェックすると、なんとホテルの前まで直行できる路線(3番トラム)がありました。 -
トラステヴェレ通り、トラム乗り場付近にて。何が貼られているのでしょう?
トラムの車窓からは午前中に蚤の市が行われていた通りが見えました。もう店は撤収していて、朝の喧騒を物語る大量のゴミだけが残されていました。 -
ホテルで休息した後は夕食へ。2年前にローマを訪れた際に見つけた素敵なリストランテに行きます。
お互いちょっとドレスアップしてみました。行ってみると、見覚えがあって店内の構造も同じなのですが、メニューがまったく変わっていました。でもまだ7時台だというのに満席なのは、おいしい証拠に違いありません。
Rも私もワインは大好きなので、フラスカーティを一本注文しました。きりっと冷えていておいしかった。ところがワインの酔いで料理の味はあまり記憶ナシ。
店員さんの中になんとなく見覚えがある人がいました。聞いてみると2年前もこの店で働いていたというので、一緒に写真を撮らせてもらいました。 -
ローマ観光はここまで。明日はフィレンツェへ移動です。
写真は翌朝のテルミニ駅。
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