初心者の初心者による初心者のためのマカオ観光 ［3 雨の散策編］

2017/06/16 - 2017/06/19

『夕暮れの散策編』
http://4travel.jp/travelogue/11260272
からの続き。

初めてのマカオの夜をリスボアで過ごした。
目が覚めると悪い予想は当たるもので、今日のマカオは雨模様。
それでも初めてのマカオ。カジノに入り浸ったり、部屋に閉じ籠っている訳にはいかない。
鞄に忍ばせた折り畳み傘を取り出し、雨の澳門をひたすら歩く。

エリア マカオ(マカオ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

昨晩は疲れ果てていたものの夜はカジノ見学に出たり結構夜更かしした。
当然次の朝はゆっくり目に起床。
そういう事でリスボアの客室を出たのは10時前。
先ず昨日踏み入らなかったリスボアの地階に行ってみたが、ここでコンビニを発見。
流石に24時間営業ではないし品揃えも良くはないが、ビールや肴くらいは手に入れられる事が分かった。
そして意外にも青島啤酒(ビール)はサンミュウ･スーパーマーケットより安価だった。

ホテル･リスボア
館内外の温度差が異常に大きい上に外気の湿度が高い為、鞄からカメラを取り出すと瞬く間にレンズは真っ白に曇る。
故にスマートフォンで撮影。
以降殆どの写真はスマートフォン Huawei Honor6plus によるもの。

リスボアを出て真北に進む。
地図はあっても土地勘がないのもだから、えらく坂を登る羽目になった。
一つ学習。

坂の上に淡いパステルピンクの建物を発見。
南灣花園(加思欄花園)
サンフランシスコ･ガーデンとも言うらしい。
写真中央に写る円筒形の塔は第一次世界大戦で没したポルトガル兵を追悼して建設されたものだが、現在は身体障害者協会本部との事。

リスボアのある中心街とは全く異なる表情の居住区。

観光マップには上下方向の情報が欠けているので、歩いて初めて知る居住区街の坂の多さ。
それを補助する為か、こんな屋外エスカレータがあった。
面白れ～。

食堂が集まる区画に辿り着いた。
まだ開店前だが、インパクトあり過ぎ。

ピンク地に地獄の文字。

カレー屋らしいが、中国で喰うカレーって殆どが八角が入っていて中華の味わいなんだよね。
取り敢えず今回はパスするかな。

ここは食材のお店ですな。

中国では毎度お馴染みのこの手のお店はここにもある

お茶屋さん
興味あるけどスルーした。

露店の市場
生活感があって好いね。
因みに視界の外、右側は果物店。

お昼にはまだ早いので暫く周囲を散策。

雀仔園街市を通り掛かる。

雀仔園街市 市場

中はこんな感じ

雀仔園街市 市場

おっちゃんが肉を捌く

生々しい･･･

雀仔園街市 市場

これから昼飯だってぇのにインパクトある絵面の連続。

因みにこの写真もHuaweiの二眼レンズ式スマートフォンによるもの。
二眼で撮影した視差から計算される距離情報を写真に埋め込み、焦点位置とかボケ具合とか自由自在で凄く面白い。
ただ距離の埋め込みが不完全で、よく見るとあちこち破綻している。
まあ、暇な方は良くご覧下され。

雀仔園街市 市場

今日の昼食はここで摂る事にした。
富仕葡式美食

富仕葡式美食 地元の料理

芝士蜆肉火局飯 ※『火局』は火偏に局の一文字

火局はオーブンで焼く調理法指すので、これは貝のドリアってトコ。
創作洋食で結構旨い。
3,4人居るとシェア出来て楽しく食事できそうだが、一人だとこれ一つで精一杯。
リーズナブルだし良い店だと思う。次は家内と来よう。

富仕葡式美食 地元の料理

お昼を済ませたら散策再開

聖ラザロ教会周辺まで歩いてきた。

絵になるねぇ。

ここも聖ラザロ教会周辺

少し歩くと聖ミカエル墓地に到着

先程のサンフランシスコ･ガーデンはパステルピンクだったが、こちらはパステルグリーン。
この色で全体を塗っても下品にならない造形が素晴らしいと思う。

聖ミカエル墓地 寺院・教会

ミサは終わったのかな

聖ミカエル墓地 寺院・教会

立派な墓地だった

聖ミカエル墓地 寺院・教会

昨日訪れなかった聖ポール天主堂跡に向かって歩を進める

程なく到着。
聖ポール天主堂跡(大三巴牌坊)。

聖ポール天主堂跡 (大三巴牌坊) 史跡・遺跡

生憎の雨模様だが流石マカオ一の観光名所。凄い人だかりだ。
青空をバックにとはいかないが、これはこれで面白い絵面かな。

聖ポール天主堂跡 (大三巴牌坊) 史跡・遺跡

1602年にイエズス会士によって建造された聖ポール天主堂は当時アジア最大のカソリック教会だった。
1835年の火災で殆どが焼失し、現在は正面のみが残る。

聖ポール天主堂跡 (大三巴牌坊) 史跡・遺跡

裏に廻る。

聖ポール天主堂跡 (大三巴牌坊) 史跡・遺跡

上の写真の撮影場所左側に納骨堂があったので見学した。

天主教藝術博物館および地下納骨堂 博物館・美術館・ギャラリー

殉教者などの遺骨が埋葬されているとの事だが、日本人の名前もあった。
天主教藝術博物館が併設されているが、長崎の隠れキリシタンに纏わる展示があった。
フランシスコ･ザビエルが日本にキリスト教を伝えた事は有名だが、改めて日本とマカオの関係を考えるきっかけになると思うので、訪ねられる事をお薦めしたい。

天主教藝術博物館および地下納骨堂 博物館・美術館・ギャラリー

次はすぐ近くの澳門博物館へ。

マカオ博物館 (澳門博物館) 博物館・美術館・ギャラリー

マカオの歴史や人の生活に纏わる展示物が多い。
入館料は高々MOP15(HKD15)。(日本円で220円程)
個人的に博物館はあまり好きではないが、世界遺産とカジノ以外の部分を手っ取り早く感じられて入館して良かったと思った。

マカオ博物館 (澳門博物館) 博物館・美術館・ギャラリー

雰囲気だけ伝われば･･･
あちこちに電話機のようなものが置かれていて、日本語の説明を聴く事も出来る。
ただ、何台かは壊れたままで放置されており、これがまた面白そうな展示物のゾーンだったりするので、維持管理はしっかりやってくれと言いたい。

マカオ博物館 (澳門博物館) 博物館・美術館・ギャラリー

こんな展示物も･･･

日本語による説明を何箇所かでしっかり聴いたので、結構居座ってしまった。

マカオ博物館 (澳門博物館) 博物館・美術館・ギャラリー

澳門博物館を出てセナド広場まで戻ってきた。

これは聖ドミニコ教会。

ここは淡いパステルイエロー。

聖ドミニコ教会 寺院・教会

聖ドミニコ教会内。
立派な教会です事。

聖ドミニコ教会 寺院・教会

絵になるな～

聖ドミニコ教会 寺院・教会

スマートフォンで撮った上の写真と同じ位置でNIKON1で撮った写真。
写真そのものはこちらの方が良い事は明らかだが、ボケ具合は負けてるかも。

聖ドミニコ教会 寺院・教会

ちょっと生々しいけど、イエスさんのこういう姿を見て、この方の偉大さを再確認して信仰を確たるものにしていくのだろう。
光っているものばかりを見るのではなく、とてつもなく暗い影を見る事で眩いばかりに強い光を心の奥底で感じる事が大切なんだと思う。
自分の宗教観はバリバリ神道なのだが、感じ入るものがあった。

聖ドミニコ教会 寺院・教会

趣深い教会を後にしてセナド広場へ。
これは向かいにある民政總署大樓。

教会を訪れている間に雨が上がった。

市政署 (市政署大樓) 建造物

リスボア近くまで戻った。
正面の路地の奥にエッグタルトで有名なMargaret's cafe e Nataがある。
(･･･と路地前の案内板に書いてある)

4Travelの地図だとここに路地はないように見えるので、参考までに写真中央に写る路地の位置を『撮影場所の地図』に示す。

Margaret's cafe e Nata

小さなお店だが流石は観光各誌に掲載される有名店。雨上がりでもこの賑わい。

この店にはオーダーついてのローカルルールがある。
先ず店内のレジでオーダーを済ませ代金を支払う。
そのレシートを手に行列に並ぶ。

最初知らなくて行列に並んでいたら、すぐ前の女性(英語だったので多分香港人)が教えてくれた。
エッグタルトを手に入れ店を出たところで日本人のおば様お二人が列に並んでいるのを発見。同様にローカルルールを教えて差し上げた。
旅はギブ･アンド･テイクである。

マーガレット カフェ ナタ カフェ

エッグタルト
焼き立てが供せられる。
MOP10 (150円弱)
甘過ぎ感はあるが基本的に美味しい。コストパフォーマンスは良好。
リスボアかその近辺に宿泊されるのであれば一度は立ち寄って頂きたい。

さて、一旦リスボアに戻り一服するか。
『夜の散策編』に続く。
http://4travel.jp/travelogue/11261181

マーガレット カフェ ナタ カフェ