聖ポール天主堂跡 (大三巴牌坊) Ruínas de S. Paulo

史跡・遺跡

完全に観光地化されているが、だからこそ当時を想えるのかも

4.5
旅行時期：2017/06（約9年前）

by TaxNaXさん（男性）

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木造の天主堂本体は1835年の火災で殆どが焼失し、焼け残った石造りの正面部がモニュメントとしての役割を果たしている。。
イエズス会がアジアに先鞭をつけた記念碑と考えると歴史的な意義は大きい。
ただ、本来はそれを理由に世界遺産の一部になっている筈なのに、現状はセナド広場から繋がる参道(?)から完全に観光地化されている。日本で言えば京都の清水寺に近い観光地化ぶり。

こういった観光地された記念碑には辟易とする質だが、ここは少し感じ方が違った。
天主堂跡に続く石段に集まる人の波を見ると、きっと当時もこんな景色だったのかなと思わざるを得ない。
そして大変絵になる眺め。

現在は教会としての機能は勿論果たしていないが、香港が栄える前の珠江デルタ主要港であった澳門の栄華を想うには十分な役割を果たしていると思う。