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5月17日、バルセロナからフィレンツェに着いた私達は一気にピサの斜塔観光を済ませることにしました。<br />ピサ到着は16時過ぎで、ピサの駅前からの路線バスで斜塔のあるドゥオモ広場まで向かうのに駅構内のタバッキでチケット購入。片道1.2ユーロで70分間乗換え有効です。<br />駅前から「RAM ROSSA」(LINEA ROSSAとも表示されるよう) に乗るという事で、駅前にはバス停がいくつかありますが、調べるとどうやら正面の茶色っぽい壁の建物 (NHホテル) の前に来るらしい。<br />そこには数人の観光客が集まって来ていて、「LINEA ROSSA」が何かわからぬまま、バスが来ると次々と乗り込むので私達も押されて乗り口近くに見えた打刻機から遠くなってしまいました。<br />乗っていると行き交うバスの車体にも、乗ったバスと同じように放物線を描く太い線が違う色で描かれています。「LINEA ROSSA」とは文字通り赤い線のバスという事だということにやっと気が付きました。<br />まだ打刻できてない!と焦りましたが、ほぼ満員になってる上、乗って来る乗客の五人に一人も打刻する人はいません。??<br />バスの運転手も気に留める様子も無くバスは出発。仕方がないので、次は降りる停留所に神経を集中します。<br />2011年に娘と来た時は駅からまっすぐ斜塔まで歩いて20分もかからなかった気がします。<br />バスは路線通りに走るので、道に記憶がありません。足指の負傷さえなかったら絶対に歩いていました。道すがらお店を覗いたり、アルノ川を渡ったり街並みも楽しめて印象も良かったからです。<br /><br />観光客が皆降りる停留所は露店でいっぱいでした。<br />露店の向こう側の門を入ると娘と歩いて来た時とは反対側の門でした。シノピエ美術館の前に着きます。<br />私達は予約なしだったので、シノピエ美術館にあるチケット売り場で当日券を購入しました。<br />観光シーズンもまだ始まったばかりだし夕方だし、待つつもりで余裕持っていけばいいよね、と予約なしでした。<br />館内は近代的でしたが薄暗く、カウンターが少し明るいので営業してるのがわかるくらいです。<br />カウンターで斜塔に登るツアーもすぐ次の時間が取れて一人13ユーロでした。<br />後から、斜塔と、あといくつの施設を見学できるかで料金が違うそうだと思い出しましたが、そこではそんな選択肢は記憶にないので、もしかしたら予約する時だけ選べるとか、もう一つの売り場なら選択できるのかもしれません。<br />それか、斜塔に登る時間を気にしていて、良く見ていなかっただけかもしれませんが…。<br />早速荷物を預かり所に持って行き、写真を撮ったりして時間の前には一番に並びました。早々に金属探知機の身体チェックも終え、時間になると一番に階段を登ります。一番に登りたかったのは、前に人がいると自分のペースで登れなくて余計疲れると思ったからです。<br />階段の擦り減ったところが右に寄ったり左に寄ったりしています。滑らないよう気を付けて、てっぺんで一周して写真も撮り、「チェーザレ」が住んでいた大司教の邸宅っぽいところを探したりして充分景色を楽しみました。<br />下りでは名古屋からのツアーで来たという日本人にたくさん行き違いました。おじさんは私達に「早いな」とビックリした様子で、私達をツアー仲間と勘違いしたようでした。おばさま方は大変そうで、「まだあるの?」とよく聞かれました。<br />苦労して登ってみる景色はいい思い出になりますよ、きっと。<br />のんびりと穏やかな芝生の広場に戻り、大聖堂やその中の皇帝の墓など、「チェーザレ」で読んだエピソードを思い出しながら洗礼堂も見学を終えて、また露店の並ぶ間を抜けてバス停に。<br />チケットは70分間有効なので、時間内ならもう一度乗れるはずなのですが、打刻をしてないのでなんだか不安です。<br />70分過ぎてるかも、とも思いタバッキを探しますが見えず、打刻してないけどこれでいってみよう、最悪の場合はバス車内でチケット買えばいいんじゃないか?と相談がまとまりました。<br />バスが来ましたが誰もチケットを手にしている様子もなく、打刻する人もなく、運転手も気に留めることもなく、バスは駅に帰って来ました。<br />拍子抜けした感じで、真っさらの片道切符が残りました。<br /><br />帰りは19:30頃 ピサ発の列車に乗り、夕焼けの中ウツラウツラしながらフィレンツェ駅に着きました。<br />もう暗くなりかけてる時間で、夕飯を取ってホテルに帰ります。<br />娘と2回訪れたレストラン ( トイレに「何人で使うの?」というくらい長~い便器があって娘とビックリしたので、今度は友をビックリさせたかったのです。もちろん食事も満足でしたから) を探しましたが見つけられず、愛想のよい客引きをしてるおじさんの店に入りました。<br /><br />明日は8:45から予約しているウフィツィ美術館からスタートです。<br /><br /><br /><br />

ピサの斜塔へバスで。また打刻に悩む。~三年に一度、50代の三人旅

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2017/05/17 - 2017/05/17

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ひろろ

ひろろさん

5月17日、バルセロナからフィレンツェに着いた私達は一気にピサの斜塔観光を済ませることにしました。
ピサ到着は16時過ぎで、ピサの駅前からの路線バスで斜塔のあるドゥオモ広場まで向かうのに駅構内のタバッキでチケット購入。片道1.2ユーロで70分間乗換え有効です。
駅前から「RAM ROSSA」(LINEA ROSSAとも表示されるよう) に乗るという事で、駅前にはバス停がいくつかありますが、調べるとどうやら正面の茶色っぽい壁の建物 (NHホテル) の前に来るらしい。
そこには数人の観光客が集まって来ていて、「LINEA ROSSA」が何かわからぬまま、バスが来ると次々と乗り込むので私達も押されて乗り口近くに見えた打刻機から遠くなってしまいました。
乗っていると行き交うバスの車体にも、乗ったバスと同じように放物線を描く太い線が違う色で描かれています。「LINEA ROSSA」とは文字通り赤い線のバスという事だということにやっと気が付きました。
まだ打刻できてない!と焦りましたが、ほぼ満員になってる上、乗って来る乗客の五人に一人も打刻する人はいません。??
バスの運転手も気に留める様子も無くバスは出発。仕方がないので、次は降りる停留所に神経を集中します。
2011年に娘と来た時は駅からまっすぐ斜塔まで歩いて20分もかからなかった気がします。
バスは路線通りに走るので、道に記憶がありません。足指の負傷さえなかったら絶対に歩いていました。道すがらお店を覗いたり、アルノ川を渡ったり街並みも楽しめて印象も良かったからです。

観光客が皆降りる停留所は露店でいっぱいでした。
露店の向こう側の門を入ると娘と歩いて来た時とは反対側の門でした。シノピエ美術館の前に着きます。
私達は予約なしだったので、シノピエ美術館にあるチケット売り場で当日券を購入しました。
観光シーズンもまだ始まったばかりだし夕方だし、待つつもりで余裕持っていけばいいよね、と予約なしでした。
館内は近代的でしたが薄暗く、カウンターが少し明るいので営業してるのがわかるくらいです。
カウンターで斜塔に登るツアーもすぐ次の時間が取れて一人13ユーロでした。
後から、斜塔と、あといくつの施設を見学できるかで料金が違うそうだと思い出しましたが、そこではそんな選択肢は記憶にないので、もしかしたら予約する時だけ選べるとか、もう一つの売り場なら選択できるのかもしれません。
それか、斜塔に登る時間を気にしていて、良く見ていなかっただけかもしれませんが…。
早速荷物を預かり所に持って行き、写真を撮ったりして時間の前には一番に並びました。早々に金属探知機の身体チェックも終え、時間になると一番に階段を登ります。一番に登りたかったのは、前に人がいると自分のペースで登れなくて余計疲れると思ったからです。
階段の擦り減ったところが右に寄ったり左に寄ったりしています。滑らないよう気を付けて、てっぺんで一周して写真も撮り、「チェーザレ」が住んでいた大司教の邸宅っぽいところを探したりして充分景色を楽しみました。
下りでは名古屋からのツアーで来たという日本人にたくさん行き違いました。おじさんは私達に「早いな」とビックリした様子で、私達をツアー仲間と勘違いしたようでした。おばさま方は大変そうで、「まだあるの?」とよく聞かれました。
苦労して登ってみる景色はいい思い出になりますよ、きっと。
のんびりと穏やかな芝生の広場に戻り、大聖堂やその中の皇帝の墓など、「チェーザレ」で読んだエピソードを思い出しながら洗礼堂も見学を終えて、また露店の並ぶ間を抜けてバス停に。
チケットは70分間有効なので、時間内ならもう一度乗れるはずなのですが、打刻をしてないのでなんだか不安です。
70分過ぎてるかも、とも思いタバッキを探しますが見えず、打刻してないけどこれでいってみよう、最悪の場合はバス車内でチケット買えばいいんじゃないか?と相談がまとまりました。
バスが来ましたが誰もチケットを手にしている様子もなく、打刻する人もなく、運転手も気に留めることもなく、バスは駅に帰って来ました。
拍子抜けした感じで、真っさらの片道切符が残りました。

帰りは19:30頃 ピサ発の列車に乗り、夕焼けの中ウツラウツラしながらフィレンツェ駅に着きました。
もう暗くなりかけてる時間で、夕飯を取ってホテルに帰ります。
娘と2回訪れたレストラン ( トイレに「何人で使うの?」というくらい長~い便器があって娘とビックリしたので、今度は友をビックリさせたかったのです。もちろん食事も満足でしたから) を探しましたが見つけられず、愛想のよい客引きをしてるおじさんの店に入りました。

明日は8:45から予約しているウフィツィ美術館からスタートです。



旅行の満足度
5.0
同行者
友人
交通手段
鉄道 高速・路線バス
旅行の手配内容
個別手配

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  • もう日が傾いています。

    もう日が傾いています。

  • 本当に綺麗な聖堂です。白大理石の神々しいこと!

    本当に綺麗な聖堂です。白大理石の神々しいこと!

  • お馴染みのポーズ。<br />やっぱせっかく来たんだからこれはやっとかないと。<br />友Kには度々出演願っていますが、許してね!

    お馴染みのポーズ。
    やっぱせっかく来たんだからこれはやっとかないと。
    友Kには度々出演願っていますが、許してね!

  • 夕飯はビステッカを食べると決めていました。

    夕飯はビステッカを食べると決めていました。

  • 写真はお水と左手のビステッカ( 38ユーロ) 、右手前のマルゲリータ( 7ユーロ)、<br />野菜が欲しいと一番緑の葉っぱが入ってそうだと頼んだのは右奥のサラダなのですが、ちぎったパンをオリーブ油に浸したようなものが葉っぱの上にこれでもかと乗っかってて、緑の野菜が食べたかった私達には全くの期待ハズレ!パンの中から緑を掘り出して食べて見たものの、すぐ限界が来ました。<br />私は翌日スーパーマーケットでグリーンサラダを買って、持参していたドレッシングで食べました。<br />ビステッカは三人でも大変でした。お肉が柔らかい訳ではないのではじめのうちは切りやすいところを美味しくいただきましたが、切りにくいところや、だんだん時間が経って冷めてくると余計に食べづらくなって骨だけが残る、というわけにはいきませんでした。<br />三品とお水で58ユーロでした。<br />

    写真はお水と左手のビステッカ( 38ユーロ) 、右手前のマルゲリータ( 7ユーロ)、
    野菜が欲しいと一番緑の葉っぱが入ってそうだと頼んだのは右奥のサラダなのですが、ちぎったパンをオリーブ油に浸したようなものが葉っぱの上にこれでもかと乗っかってて、緑の野菜が食べたかった私達には全くの期待ハズレ!パンの中から緑を掘り出して食べて見たものの、すぐ限界が来ました。
    私は翌日スーパーマーケットでグリーンサラダを買って、持参していたドレッシングで食べました。
    ビステッカは三人でも大変でした。お肉が柔らかい訳ではないのではじめのうちは切りやすいところを美味しくいただきましたが、切りにくいところや、だんだん時間が経って冷めてくると余計に食べづらくなって骨だけが残る、というわけにはいきませんでした。
    三品とお水で58ユーロでした。

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