2017/05/02 - 2017/05/07
98位(同エリア8件中)
じんさん
サルディーニャ島5泊6日の旅の記録、その5。
サルディーニャ島滞在5日目、いよいよこの旅も終わりに近づく。アルゲーロからレンタカーでカリアリへUターンし、翌日にはいよいよサルディーニャ島を去らないとならない。レンタカーでの旅の終わりに『イタリアの最も美しい村』に加盟しているボーザへと立ち寄ることにした。(『イタリアの最も美しい村』とは、小規模な自治体の振興を目的とした民間団体の名称。現在、加盟している自治体数は200以上。)
ボーザは河口にある町で、人口は7,000人程度の集落。町外れの高台の上に古いお城があり、そのお城を取り囲うかのうようにして旧市街がある。イタリア本土のチンクエテッレの漁村などでも見られるように、各々の家の壁はカラフルな色で塗り分けられている。また、お城に向かっていくほど標高が高くなっていくので、ところどころに階段があり、さらに入り組んだ細い路地がほどよい迷路にもなっている。メインストリートこそ商業的な雰囲気はあるものの、中に入ってしまうと静けさが漂っていた。
旅行期間:5/2(火)~5/7(日)
IN/OUT: カリアリ・エルマス空港 <アリタリア航空>
全体の旅程:
5/2 カリアリ
http://4travel.jp/travelogue/11250951
5/3 カリアリ <サンベネデット市場見学、カリアリ旧市街散策>
http://4travel.jp/travelogue/11250982
5/4 [移動日] カリアリ→バルーミニ<"ヌラーゲ"遺跡見学>→アルゲーロ
http://4travel.jp/travelogue/11255253
5/5 アルゲーロ;Giro de Italia初日観戦、アルゲーロ旧市街散策
http://4travel.jp/travelogue/11257565
5/6 [移動日] アルゲーロ→ボーザ村<旧市街散策>→カリアリ
5/7 カリアリ
現地での移動手段:
電車、バス、レンタカー(Europe Car)
表紙写真:
高台のとある通りにて。カラフルな色で塗り分けられた家が並ぶ。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス レンタカー 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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アルゲーロのゲストハウス「Villa Teodra」をチェックアウト。親切な宿主たちともお別れ。いつも以上に言葉を交わし、一緒に記念撮影も。
ボーザを目指して海岸沿いの道を南下する。この日の天気はこれまでと打って変わって、朝から雲行きがあやしかった。ところどころ雨となり、海岸沿いは強い風が吹き荒れていた。写真は、道中立ち寄った眺めの良さそうな海岸沿いの駐車場。何でか水飲み場の水が出っ放しで、その水が強風で巻き散っていた。 -
車から少し離れて見ると、海側の草木が自然の防風壁になってることがわかった。この辺りはいつも風が強いのかもしれない。
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ボーザに到着。写真は街中に掲示されていた旧市街の地図。薄いオレンジのところが旧市街らしく、右上緑色の領域の中心にお城「Castello Malaspina」がある。残念ながら旧市街付近では適当な駐車場が見つけられず、上流側の街外れに路駐することに。
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ボーザ旧市街のメイン・ストリート。いつものことなのか、路上に幾つか民芸品や特産品を売るお店のテントが並ぶ。
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山の上のお城を目指して歩き始める。裏路地は人通りもまばらで、静かな雰囲気。
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お城に向かっていく途中、道に迷いながらも前方に観光客らしき小集団を発見。彼らもお城を目指しているのだろうと見込んで、後を着いて行ってみた。
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順調にお城がありそうな方向へ向かっている。彼らに着いて行って間違いなさそうだ。
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町外れにある階段。あとはここを登っていけばお城にたどり着く。なんてことはなく、始めからこの町外れにある階段を使っていれば迷うこともなかったのだけれど、楽する代わりに冒険気分で街の散策が楽しめたので良しとしよう。
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お城に近くなると周囲にはサボテンが植わっていた。膝を痛めていた妻には少し段数があり過ぎた模様。
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Malaspina城に到着。一応、入り口で見学料が取られる。このお城は廃墟みたいなものなので、壁画のある小さなバジリカ以外、これといって目を見張るものが無い。なので、この見学料は風景代と思うことにした。
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さっそく城壁の上へ。そこから海に向かってボーザの新市街が見渡せる。
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途中、ところどころに見晴台。中にはハシゴで上に上がれるところもあったけれど、上がったところで景色が眺められるわけでも無かったので、体力を無駄に消耗。
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城壁の上から見るボーザの町。だんだんと旧市街エリアも見え始める。
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城壁の狭間からもボーザの町を眺めてみた。
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城壁の南西の角に立つ十字架。
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城壁の角から眺めたボーザのパノラマ。
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そこからやや上流域、旧市街のど真ん中付近。川沿いに小さな教会がある。
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ボーザの町の上流域。
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Malspina城の中の唯一の見所、バジリカ。
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バジリカの中には20世紀になってから発見された壁画がある。東方三博士(Magi)や最後の晩餐などが描かれていて、その絵が上塗りされていたらしい。バジリカの中に誰もいなかったけれど、写真撮影禁止なので入り口チケット売り場にあったポスターを撮っておく。
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天気も崩れてきて今にも雨が降り出しそうになってきたので、そろそろレンタカーを返却しにカリアリ空港へ向かうことにする。ナビに空港のアドレスが出なかったので一旦空港のある「ELMAS」の町を目指す。「ELMAS」まで来れば後は案内表示を頼りにたどり着けるだろう、と。
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車をカリアリ空港のレンタカーショップに返却する前にガソリンスタンド探し。
ガソリンスタンドは空港施設周辺には見つからず、ちょっと離れたところにあった。
(空港を背にSS391を直進→E24をカリアリ方面へ右折→SS554を空港方面へ右折→SS130を空港方面に向かってすぐのところにAgipがある。) -
念のため満タン返しの証拠として記録を残す。ちなみに今回の走行距離は約500km。
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空港から電車に乗って再びカリアリ市街へ。片道12分の列車の旅。カリアリ駅に到着してから、翌日の朝に乗る電車の時刻を調べる。駅の時刻表に出ている9時18分の電車は、何でか券売機では表示されなかった。この後の電車だと9時44分発のみでこれだとあまり余裕が無い。結局、一つ前の9時14分の電車の切符を購入することに。この時間帯だと電車は30分に1本、ということになる。
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カリアリ駅から歩いてホテルへと向かう。ホテルの場所は数日前にカリアリに滞在していた時に確認すみ。途中、スーパーマーケットを見つける。
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Bottarga(カラスミ)が売っていたので、自宅用も含めたお土産として購入。土産物屋で買うよりも安い。24時間営業でもあるので、いろいろと優秀なスーパー。
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最後の晩のホテル(B&B)の部屋からの眺め。
連絡していた到着予定時刻よりだいぶ早くホテルに着いてしまったところ、スタッフが誰も待機していなく、ホテルに入れなかった。予約表に書かれた電話番号に電話してみたところ、「10分ぐらいで行ける」と。ここのホテルにはスタッフは常駐していないらしく、ホテル入り口の鍵と部屋の鍵は暗証番号によるロック式だった。料金はチェックイン時に先払いで、「チェックアウト時は鍵を部屋に置いて勝手に出ていってくれ」とのこと。なんとも合理化されたホテル。 -
とはいえ、清潔感のある部屋だった。
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サルディーニャでの最後の晩餐。
”初日の晩に友人に予約してもらっていたけどお祭りの後で開いていなかったお店”『マルチェロ』、に再チャレンジ。『マルチェロ』というのは店主の名前で、出してる看板では「Trattoria Cagriari」。ここの常連客は『マルチェロ』と呼んでいるらしい。あらためて電話で予約を試みるも、Googleマップに掲載されている電話番号は古い情報らしくて繋がらない。Google検索で唯一Facebookのアカウントが見つかったのだけれど、そこに書かれていた番号に掛けてもまた繋がらない。Facebookにアップされていたメニューの写真を拡大して見て、そこに写ってた番号に掛けてみるとようやく繋がった。しかし、先方の通話品質が悪くて途中で切れてしまったり音声が聞き取れなかったり、相手が英語をたいして話せなかったりで意思疎通に苦労する。最終的になんとか予約完了。別にここでなくても良かったのだけれど、相手も折り返し掛け直してくれたりとか必死に頑張ってくれていたので、途中で引くに引けなくなった。 -
『マルチェロ』店内の様子。
オープンと同時に入店したのでまだお客さんはいなかったけれど、この後、ぼちぼちお客さんが入って来てほぼ満席にはなっていた。加えて団体客がこの二階を貸し切りで結婚式の二次会みたいなことをやっていたのでだいぶ賑やかだった。 -
美味しいトースト。
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ハチミツのかかったパーネ・カラサウ。
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Bottarga(カラスミ)のスパゲッティ。カラスミの量はほどほど。味はこれまでで一番の評価を付けられる。
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海老のロースト。
期待していたのよりちょっと小ぶり。ただ、これまで食べ続けてきてお腹もきつくなって来たので、追加オーダーはせずこの分量で満足しておくことにした。 -
もうお馴染みになったサバドス。揚げチーズ餃子にハチミツかけたサルディーニャ・スイーツ。
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パンナコッタ。サバドスにも少し飽きが来たので。
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お店からのおまけのお菓子。食後酒のミルトもおまけにもらう。
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食後、バスに乗って2日目に食べたレストラン「Mondo e Luca」へ。精算時に払いすぎて
た40ユーロを取り戻す。(旅行中、友人を通して連絡が入っていた。) -
最終日、朝食を済ませてカリアリ空港へ。
空港も「Giro de Italia」のピンク色で染まる。この日、第3ステージのゴールがカリアリになっていた。残念ながら、そのゴールは夕方だったので見ることはできなかったけれど。 -
「Giro100回目記念レース」のロゴが入ったツバ付き帽と同じく自転車乗り用のゴムで伸縮するキャップ。アルゲーロに行くまでGiroのことなんて何も知らなかったけれど、開催当日に立ち会った思い出として購入。
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帰りの飛行機ももちろんアリタリア航空。事実上の経営破綻後、2回目の搭乗。
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上空から見たカリアリ。
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カリアリ空港。右側に広がる湿地帯はラムサール条約に登録されている。
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サルディーニャ島、最後の眺め。
今回、いい意味でも悪い意味でも予定外のことが重なったけれど、その分、思い出深い旅行となった。
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