2017/05/02 - 2017/05/07
43位(同エリア8件中)
じんさん
サルディーニャ島5泊6日の旅の記録、その4。
サルディーニャ島滞在3日目の午後、レンタカーで島北西部にあるアルゲーロまでやって来た。アルゲーロでは海岸近くのゲストハウスに2泊し、到着日の翌日はサッサリや「イタリアの最も美しい村」に加盟しているカステルサンドに観光しに行く予定だった。
ゲストハウスでのチェックインの際、宿のお姉さんから「Giro(ジロ)」という言葉を耳にする。それが何だか確認しないままアルゲーロの街に出かけてみると、街中はちょっと浮かれた様相に映った。何でか街はピンク色の飾りや自転車が散りばめられ、今にも何かのイベントが始まりそうな雰囲気。一旦ゲストハウスに戻ってから調べてみると、「Giro」とはツール・ド・フランスに並び「世界三大ツール」の一つとして知られる「Giro de Italia」(ジロ・デ・イタリア)のことであり、そしてこのアルゲーロがその100回目の記念すべきレースの出発地であり、さらにさらにこの翌日がその開催日当日…だということがわかった。ピンク色の理由は「Giroの優勝者に捧げられる特別なユニフォームの色」で、Giroを象徴する色となっている。まあ、何という偶然だろうか。というより、アルゲーロに到着するまで全くこのことを知らなかった我々の情弱ぶりもかなりのものだろうが…。
翌日の朝食時、隣のテーブルで食事をしていたファミリー客はGiroに参加するSkyチームのゲラント・トーマス選手の熱烈な大ファンだった。普段はその選手の出身地であるウェールズ地方で暮らしてる。もちろんアルゲーロにはこのGiroを観戦するためだけにやって来たようなもので、この夜は選手を追いかけて次のステージの起点の町まで移動すると言う。宿のお姉さんがこの一家に「この人たち昨日までGiroのことを知らなかったのよー」と教えると大爆笑。
正直、Giroが何だか知った後ですらまだサッサリやカステルサンドに観光しに行く気になっていたけれど、朝食の後には「ここでGiroを観戦しておかないと後悔しそう」という気持ちに変わった。開始時刻が近くなった頃に、ありったけの”ピンク”を身につけ、Giroを観戦しにゲストハウスの外へ。そこで先ほどのファミリーとも再会し、我々が「ピンクを身につけて来たよ」とアピールするとそんな我々を歓迎する意味でもう一度笑ってくれた。その後、その家族からいろいろと教えてもらいないながら一緒にGiroを観戦。アルゲーロでの滞在はいろいろと思い出深いものとなった。これだから旅は面白い。
旅行期間:5/2(火)~5/7(日)
IN/OUT: カリアリ・エルマス空港 <アリタリア航空>
全体の旅程:
5/2 カリアリ
http://4travel.jp/travelogue/11250951
5/3 カリアリ <サンベネデット市場見学、カリアリ旧市街散策>
http://4travel.jp/travelogue/11250982
5/4 [移動日] カリアリ→バルーミニ<"ヌラーゲ"遺跡見学>→アルゲーロ
バルーミニの旅行記…http://4travel.jp/travelogue/11255253
5/5 アルゲーロ;Giro de Italia初日観戦、アルゲーロ旧市街散策
5/6 [移動日] アルゲーロ→ボーザ村<旧市街散策>→カリアリ
5/7 カリアリ
現地での移動手段:
電車、バス、レンタカー(Europe Car)
表紙写真:
ピンク色で染め上げられた下着で飾られるアルゲーロの街の一角
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス レンタカー 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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電柱に「Giro」の垂れ幕。この時はまだ「Giro」が何だかわかっておらず…。
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ゲストハウスから歩きで繁華街に到着し、この日の旅の疲れを癒すべくSulis広場前のパニーニ屋でビール休憩。正面に見えるのは「Bastioniの塔」。この塔の向こう側は海。
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噴水で戯れる子供達や犬を見ながら暫しマッタリとした時間を過ごす。よく見ると噴水もピンク色にライトアップ。
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Bastioniの塔の窓に電光掲示板で「1」という数字。この時、この意味が「開催日まで後1日」だということもわかっておらず…。
スペローネの塔 建造物
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街中の広場の一角に飾られた自転車のモニュメント。「何か自転車に関係するイベントなのかな?」ぐらいの理解。
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とある衣料品店の前で。カラーを付けた犬。この表情が何ともたまらない。
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通りでピンクの花を飾り付ける人。飾り付けを「取っている」というよりは「付けている」ようには見えたので、「イベントはまだまだこれから」だろうというぐらいの理解を得る。
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アルゲーロにはピンク珊瑚の飾りを売るお店がたくさんある。もちろんここは元々ピンク色。
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サンタマリア大聖堂。ここらは喧騒から外れて少し静かな雰囲気。
カテドラーレ (アルゲーロ) 寺院・教会
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一旦宿に戻って休憩した後、Giroのことを学ぶ。今一度アペリティフと夕食を兼ねて街に繰り出し、レストランを探しに旧市街の路地裏を彷徨う。
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海岸に飾られたカタパルト。
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物陰に潜む猫発見。この町では猫をよく見かけた。
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旧市街の海岸沿いの道を歩いていると、ヨットハーバーを挟んだ反対側から賑やかな音楽が聞こえてきた。写真中央に見えるステージがまさにGiroのスタートポイントだったようだ。
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結局、夕陽の眺めの良さそうな海岸沿いのレストランに腰を下ろす。
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ここでもパーネ・カラサウ。
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ここのレストランの壁には分解されたピンクの自転車が飾られていた。
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プリモとして頼んだウニのパスタ。
ウニはお隣の島、シチリアが名産。まだウニには季節が早いらしく、置いてるところは少なかったけれど、食べてみたかったのでオーダー。 -
Bottarga(カラスミ)のパッチェリ。
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そろそろ夕日が沈む。
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メインで頼んだ海鮮グリル。これと野菜のグリルと合わせて二人でシェア。
エビが5匹、イカが2匹、ソードフィッシュのステーキが一枚、どれも美味しかった。 -
クレーマ・カタラーナ。
もともとはスペインはカタルーニャ地方のデザート。ここアルゲーロはアラゴン王朝時代にスペイン・カタルーニャの侵略を受けている。なのでカタルーニャ語を話せる人たちも多いとか。カリアリの駅に飾られていたサルディーニャ島の方言マップでもこの地域だけは違う色に塗り分けられていた。 -
最後に食後酒のミルトを。
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ピンク色にライトアップされるBastiroの塔。
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Giro開催まで残り1日。今はこの電光掲示板の意味がわかる。
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翌朝、Giroを観戦しに出かける。
写真正面の青いフェンスで囲われた家が宿泊中のゲストハウス。そして右側の通りが選手が通過するGiroのコースになっている。アスファルトが新しくなっていて走りやすそうだった。前日、家の前には車がたくさん路上駐車されていたが、さすがにレース当日は駐車禁止らしく、停まってる車は一台も無し。 -
「Villa Teodora」と、表に小さな看板が出てるだけだったので、ここにやって来た時ちょっと見つけづらかった。建物自体は小洒落た雰囲気の豪邸。だいたいの到着時刻を伝えておかなければならなかったのだけれど、門のところで一人のお姉さんが待っていてくれた。彼女の名前はキアラ。ここのゲストハウスをほぼ彼女一人で切り盛りしている感じ。
朝食は、甘食みたいなパン、柔らかブレッド、ハム、チーズ、サラミ、ヨーグルト、あと庭で採れたフルーツ(イチゴ、木苺、びわ)など。朝食時に宿のお母さんが「ドーピングした選手がいるのよ」とニュースの話題を伝えてくるも、この時はまだあまり興味が無かったのであまりピンと来ず。 -
宿泊した部屋。ダブルベッドが1台にシングルベッドが1台。スーツケースを広げるのにも十分な広さ。部屋にはバスタブとシャワー、トイレが着いているし、ベランダもある。
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屋上のテラスにも自由に上がっていい、と言うので上がらせてもらった。
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海からはほんの少し離れているけれど、泳ごうと思えば泳げるところまでは歩きで数分で行ける。眼下の道がGiroのコースだったので、この屋上で眺めるのも一案だった。
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Giroの選手がやって来るまでの間、海岸に降りてみる。
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地中海中程のある大きな島、サルディーニャ。海の水はとても澄んでいて綺麗だった。
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イギリスのウェールズからGiroを観戦しにやって来た一家。Skyチームのゲラント・トーマス選手の出身地でもあるウェールズの国旗を広げて応援。
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12時過ぎ。開始時刻12:10からまもなくして選手の一団がやってきた。
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集団が近づいて来る。速い。
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まだスタートしたばかりでもあってか、選手は全て一群の中におさまっている模様。
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この写真の左下に写ってるのがゲラント・トーマス選手(かも)。
Giroの前に開催されたツアー・オブ・ジ・アルプスで総合優勝、今開催されているツール・ド・フランスでは初日の区間賞を取っている有力選手。 -
あっと言う間に通り過ぎる選手一団。
この後彼らはサッサリ、カステルサンドを経由し、この日のゴールであるOlbiaへと向かう。サッサリもカステルサンドも予定ではこの日に行く気になっていたところ。いずれにしても交通規制があっただろうから、どちらにも行くことは困難だっただろう。 -
続いてサポートカーの一群がやって来る。
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sky teamのサポートカー。狙って撮ったわけでなくたまたま。
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一緒に応援したファミリーのお父さん。
全てが通り過ぎた後、このファミリーともお別れ。彼らは今晩、第1ステージのゴールであるOlbiaに泊まる。続いてカリアリへと追いかけて行くらしい。 -
救急車が最後尾を走る。
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選手の一団も通り過ぎたので、アルゲーロの街に出かける。
街中にはピンク色のシャツを着た人たちで賑やかだった。 -
ちょうどお昼時。軽食のピザ屋に入る。お客も後から後からひっきりなしにやってくる。ピザも大きなプレート一枚毎に違う種類のものが焼かれ、次から次へと店の奥から店頭に運び込まれる。
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トマトとモッツァレラのピザ、と玉ねぎだけのピザ。出来立てアツアツのものをいただく。
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足元を見ると小さな段ボール箱とヌイグルミ。
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もしやと思って外を見ると、小さな子猫が帰って来た。
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Giroの風が吹き荒れたアルゲーロの街を散策に向かう。
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街にはまだピンク色の飾り付けがあちこちに。
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ピンク色に染め上げた下着が飾りとして干されている。
フォトジェニックではあるけれど、「下着」?
イタリアという国以外、この発想でセンス良くやれる国があるだろうか。 -
イチオシ
さりげなく置いてあるピンク色の自転車。
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アルゲーロ旧市街の裏路地。途中で「Marco Polo(マルコポーロ)」という名のレストランを見つける。メニューを見るとアンチパスタのところに「イカのミルト煮」があった。ここを夕食の候補にする。
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玄関に大きなピンクの飾り。その下に一匹のネコが佇む。実はこのネコ、紐で繋がれてて動くに動けない状態。
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Bastiroの塔の電光掲示板はGiro開催当日を示す「0」を表示。
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せっかくなのでBastiroの塔に登って見る。階段しかないけれど、お金はかからない。
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Bastiroの塔の上から見たアルゲーロの旧市街。
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宿に戻ると宿のお母さんからフルーツの盛り合わせをいただく。庭で採れた苺と木苺とビワ。木苺なんて、子供の頃に近所の友達の家の裏庭で食べた以来かも。
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夕方になり、夕食を食べにまたアルゲーロの街へ。
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海岸沿いのバーでアペリティフ。
夕日に向かって座る。ここは日陰が無いので夕日が直接当たって暑い。おかげで日焼けしてしまった。前日の同じ時間を考えると、通りを歩く人がだいぶ人が少なくなった。Giroが無ければこの季節の観光客の数はこんなものなのかもしれない。 -
日中の散策中に見つけたレストラン「Marco Polo」へ。
夜の開店時間とほぼ同時ぐらいに入店し、「予約してないけど大丈夫?」とは聞いてみたけど、店員は「見ての通りさ」と言わんばかりに大手を広げてジェスチャーし、「どこでも好きなところへ座ってくれ」と。 -
店内の様子。
決して評価の低いお店では無いのだけれど、Giroが無ければこの時期はこんなもんなのかもしれない。 -
2人前からオーダーできるAntiPastaのセット(一人15EUR)をとりあえずオーダー。次から次へと運ばれて来る料理。全部で10皿登場。
・ソードフィッシュ(カジキ)のマリネ
・ドッグフィッシュ(サメ)のトマトソース煮
・キャットフッシュ(ナマズ)
・タコとジャガイモとオリーブ
・鱈のフライのマリネ
・チビタコの煮込み
・イカのミルト煮
・小魚の素揚げ
・チビイカのフリット
・シースネイル(巻貝) -
結構お腹いっぱいになったものの、「Bottarga(カラスミ)とトマトとアサリとアンチチョークの自家製パスタ」の一人前をオーダー。二人でシェアしたいと伝えたところ、あらかじめ二皿に盛り分けてから持って来てくれた。アンティチョークが入っているのが珍しい。最後に食後酒のミルトをサービスでもらう。
Giroのおかげもあるけれど、アルゲーロは結構思い出深い町となった。
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