谷矢部池の翡翠（かわせみ）

2017/07/05 - 2017/07/05

　業務スーパー TAKENOKO山手台店からの帰り道、鳥が丘小を過ぎて道が右に曲がる手前から曲がりながら谷を下る狭い坂道を行くと谷矢部池公園に出る。広場では子供たちがサッカーの練習をしている。トイレを隔てた池の法面の上では3人が望遠レンズを付けて3脚を立ててカメラを構えている。「どんな鳥が来るのですか？」と尋ねると、「翡翠（かわせみ）です。」と答える。答え終わるやいなや蒼い羽根の翡翠が飛んで来て右の止まり木に止まる。一斉にカメラのシャッターが切られた。
　谷矢部池の水が濁っていて洪水と同じ泥水の色である。1羽目の翡翠は直ぐに飛び去り、もう1羽の翡翠が飛んで来て左の止まり木に止まった。そして水面に急降下し、小魚を嘴で捕らえて止まり木に戻って飲み込んでいる。こうした翡翠の行動でも一斉にカメラのシャッターが切られる。
　そういえば、4月23日の夕方、柏尾川の川面を飛ぶ翡翠を土手から見て以来である。今回は止まり木に止まっている。カメラを持参していることを思いだして私も翡翠を撮ってみることにした。この少し小さ目の翡翠は何度も繰り返して水面に急降下して小魚を採ったり水浴びをしたりしている。
　カメラを構えていた3人はこの2羽の翡翠がやって来るまで相当に長い時間、待ち続けていたのだろうが、私の場合は待ち時間もなく翡翠に出合えた。美しい野鳥を見られて嬉しい気分で帰った。
（表紙写真は止まり木に止まる翡翠）

エリア 戸塚・いずみ野・港南台(神奈川)

止まり木に止まる翡翠。2本の止まり木はここに来るカメラマンが立てたものだ。

止まり木に止まる翡翠。

止まり木に止まる翡翠。

止まり木に止まる翡翠。

止まり木に止まる翡翠。

止まり木に止まる翡翠。

止まり木に止まる翡翠。

止まり木に止まる翡翠。