
2017/05/03 - 2017/05/08
875位(同エリア4112件中)
陽菜さん
プラハ2日目は、ウルダヴァ川を挟んで旧市街と反対側(プラハ城とマラーストラナ地区)をメインに回りました。
プラハ城にある聖ヴィート大聖堂は9時にオープンするのですが、混雑のため入場するまでに時間がかかるという事前情報があったので、9時前に到着して朝一番の入場を目指します。
その後は世界一美しい図書館と言われるストラホフ修道院へ。
(個人的にはウィーンのプルンクサールに軍配を上げます)
修道院にビールの醸造所があるとは・・・・
そして美味しいお料理の数々!!
夜は、国民劇場でオペラ(マダムバタフライ)を鑑賞してから向かいにあるカフェスラヴィアで夜食。
カレル橋の夜景を見ながらホテルへ戻りました。
プラハ最終日の記録とちょっとだけBAの情報をよろしければご覧ください。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- フィンランド航空 ブリティッシュエアウェイズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
プラハ城にはもちろん早く行かなければならないのですが、その前に早朝の「人があまりいないカレル橋」を歩いてみよう!!
ということで、今日も朝6時前からお散歩スタート。 -
人があまりいない時間は、芸術家さん達の絶好のスケッチタイムなのかもしれません。
カレル橋には左右15体ずつ30体の聖人像があります。
橋ができた時には聖人像がなく、十字架の像「聖カルヴァリ」が一体だけだったそう。
橋がゴシック様式で、彫像がバロック様式であることからもそのことがわかるそうです。 -
「触りながら祈ると幸せになれる」という聖ヤン・ネポムツキーのレリーフ。
下の写真のネポムツキーの像の台座にあるレリーフもそうなのですが、それとは別でこちらも人気でした。 -
いろいろな説があって、この十字架を踏みながらレリーフに触るとか・・・
近くにいた現地の方(?)が説明してくれました。 -
こちらがネポムツキーの像
30体の中で、唯一銅製でグリーンっぽい色をしています。
金色の星も付いていて特別感満載な感じ。
でもネポムツキーは、カレル橋から投げ落とされてしまったとか。 -
そしてこれが台座にあるレリーフ(左右あります)
こちらにもいろいろな説があって、左手は手前のこの位置にとか足はこことか教えてくれる人がいました。 -
「十字架を背負うキリスト」は橋の建設当時からあった最古の像「聖カルヴァリ」
両側の聖母と聖ヨハネの像は後から作られました。 -
カレル橋の彫像ごしのプラハ城
人も少し増えてきました。
さあ、これから行きますよ~。 -
ちょっと望遠にして・・・
中世の街並みとプラハ城
橋を渡りきるとプラハ城に向かって登って行く道があるのですが、急な坂が続くので、地下鉄とトラムを乗り継いで行くことにします。
ただ、光の関係で、朝のうちにカレル橋からプラハ城を眺めた方が美しいとか。 -
旧市街を通って一旦ホテルに戻ります。
この辺も人が多かった昨夜と比べると嘘のよう。 -
建物そのものが美しいですね。
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本当にここは中世です。
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さて、まだ7時過ぎ。
ホテルに戻って朝食です。
朝からなんと豪華な・・・・
アミューズスプーンの前菜がこんなに。。 -
豪華な朝食。
ホテル ウ・プリンス素敵すぎます!! -
ホテルから一番近い地下鉄駅です。
プラハの交通機関チケットは30分以内のショート、90分以内のロング、そして24時間フリーパスの3種類がありますが、ほとんど徒歩で回れるので今回はショートトリップにしました。
ところが、券売機が思うように作動してくれなくて大変。
駅員さんもいません。
通りがかりの現地の方に助けてもらってようやく購入できました。
地下鉄でMalostranska駅に行き、22番のトラムに乗り換えてPrazky Hradで降ります。 -
同じトラムに個人でガイドさんを頼んで乗っていらっしゃったご夫婦が「私たちもプラハ城に行くので一緒に行きましょう」と言って下さったのですが、そのガイドさんが Prazky Hrad で「プラハ城はここで降りるんですよ。私達はまだ乗っているので」と降ろされてしまいました。
「なるほど、次で降りると裏道があって混まないで入場できるのね」とは思いましたが、素直に降りて人の流れにしたがって検問所までやってきました。
時間が早かったのでそれほど待たずに通過でき、中庭にあるインフォメーションでチケット購入。
案の定、プラハ城でさっきのガイドさん達に会いましたが、私達の方が早かったです(笑) -
この写真は帰り道なんですが、この先に別の検問所がありました。
午後からしかプラハ城へ行けない場合は、裏口情報を調べてみると良いかもしれません。 -
中庭に入る前に聖ヴィート大聖堂が見えてきます。
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中庭の南側にある「聖十字架礼拝堂」
聖ヴィート大聖堂の宝物展がここで開催されているとか。 -
カメラに収まりきらない「聖ヴィート大聖堂」
ケルンの大聖堂も大きかったけど、負けていません。 -
南ファサードの「黄金の門」の上のモザイク画。
「最後の審判」がテーマになっているそうです。 -
中に入るとすぐに数多くのステンドグラスに圧倒されます。
入口から3番目が有名なムハ(ミュシャ)のステンドグラス。 -
望遠レンズを持って行って拡大してみました。
本当に美しいです。
是非、プラハに行って見て欲しい。
美術館にある絵や彫刻はたまに日本にも来ますが、教会の祭壇画やこのステンドグラスのように現地でしか見られないものがあります。
短いお休みで、少しずつですがそういった作品を見に何度もヨーロッパに足を運んでしまいます。 -
ムハのステンドグラス(その2)
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ここのステンドグラスは、ひとつひとつテーマが違うようです。
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プラハの街並みが描かれたレリーフ
木製です。 -
大聖堂の中には「聖ネポムツキーのお墓」もあります。
これは純銀でできているとか。 -
曲線がなんとも美しいですね。
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側廊部分の天井のアーチも美しい。
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聖人達がテーマのステンドグラス
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左手の上が気になります。
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聖母子
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このステンドグラスはちょっと変わった模様でした。
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少しだけ東洋の文化を感じるレリーフ
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黒の縁取りが効いています。
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大聖堂を出て側面から撮影。
こちらも大きくて全景が入りません。 -
モザイク模様の屋根が少し見えていますね。
ウィーンのシュテファン寺院を思い出しました。 -
次は旧王宮に入ります。
12世紀から16世紀まで歴代のボヘミア王が住んでいたそうです。
プラハ城の入場券はいくつか種類があって、私達はBチケットを買いました。
聖ヴィート大聖堂、旧王宮、聖イジー教会、黄金小道、ダリポルカに入れます。
宝物館や王宮美術館には入れませんので、美術品に興味がある人はAチケットを選ぶと良いかもしれません。 -
旧王宮内のホール(ヴラディスラフホール)
古くて地味な感じですが、できた時はヨーロッパで最大のホールだったとか。
天井のデザインが素敵ですね。 -
議会の間
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聖イジー教会。
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案内板があって、どのチケットに対応しているかがわかります。
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聖イジー教会の内部。
こちらは「ロマネスク様式」だそうです。
窓が小さく、壁が厚く、ステンドグラスもないので、豪華さはありませんが祈りを捧げるのにはぴったりな教会だと思います。 -
天井のフレスコ画も美しくて品があります。
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星の冠をかぶっているので、きっとヤン・ネポムツキですね。
「ヤン・ネポムツキー礼拝堂」もここにあります。 -
黄金小路はこちら・・という案内板
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「黄金の小路」はもともとお城の召使いや見張りが住んでいたところです。
錬金術師も住んでいたので、「黄金の小路」という名前になったようです。
今はお土産屋さんになっています。 -
2階に上がるとこんな甲冑がズラっと並んでいて怪しい雰囲気。
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使用人が住んでいた当時の部屋の様子を再現しています。
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プラハ城内にもカフェがあって食事もできます。
後でストラホフ修道院のレストランに行く予定なのでお茶だけ。 -
色とりどりの壁が個性的です。
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このお店はドアに可愛い装飾をしていました。
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プラハ城は高いところにあるので、カフェからの眺めも素敵です。
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敷地内の遊歩道から。
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プラハ城を出てすぐにあった建物。
ここも教会のようです。 -
高台からストラホフ修道院を目指して降りて行くのですが、調子にのって坂道を下っていたら降りすぎてしまったようです。
Google Map を頼りに進行方向を修正しました。 -
でもなかなかたどり着きません(汗)
本当はプラハ城から徒歩10分のはずなのに、修道院の真下あたりに出てしまい、山道を登って近道をしたら入口がなかったりで「急がば回れ」とはこのことです。 -
ストラホフ修道院に来た目的は2つあって、ひとつはもちろん美しい図書館を見るため。
もうひとつは、修道院の中にあるビールの醸造所直営のレストランでランチをすること。
まずは喉も乾いたし、お腹もすいたし・・ということでランチから。
NHKの「2度目のプラハ」で紹介していたお店かと思って入ったら、どうやら違うようです。 -
「写真撮ってもいいですか?」って聞いたら笑顔で応えて下さったお店の方。
ここもやはり「蛇口からビール」でしょうか。 -
でもいいや。
似たようなビールがあって、色の薄いものから濃いものまで。
アルコール度数もたぶん低いものから高いものまで。
チェコのビールは水代わりだそうなので、修道院でも作ってしまうんですね。
真ん中の「KolCavka」が飲みやすかったです。
ビール(と言うかアルコールすべて)苦手な私でも大丈夫でした。 -
パンとスプレッドは無料でついてきます。
色の濃い方がアルコール度数は高いはずなんですが、どちらも軽い!! -
食べたかった「ホワイトアスパラ」と「ザリガニのスープ」
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客層も欧米の方や地元の方が多く、ゆっくり食事できました。
有名な「修道院の醸造所」ではなかったけれど、満足。 -
お腹もいっぱいになったので、いよいよ美しい図書館とご対面です。
入場料の他に、写真を撮るためのフィーを別に払います。
撮影OKのシールを目立つところに貼って右側の入口付近で写真を撮るのですが、
中には入れません。 -
バロックの半円天井にスタッコ細工とフレスコ画が施された「神学の間」
地球儀と天球儀が置かれています。
もちろん書棚には蔵書がいっぱいなのですが、観光客はそれらを見ることができません。 -
こちらは「哲学の間」
天井画のフレスコ画が空のようで、
中世の世界に足を踏み入れたように錯覚しますね。 -
修道院から出てきたところに教会があります。
モーツアルトが演奏したピアノがあるとか・・・。 -
帰りはダラダラこんな坂道をカレル橋に向かって降りていきます。
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途中、マリオネットのお店を覗いてみました。
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有名な作家さんの作るマリオネットには作家さんの写真と解説入りで、それなりのお値段がします。
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トゥルデニークもここのはおしゃれですね。
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大道芸人の中でも特に目を引いていたこちらのお二人。
本当に浮いているようです。
どうなっているんでしょう? -
カレル橋からスメタナ博物館の方角の写真です。
逆に、スメタナ博物館前のカフェから見る「カレル橋とプラハ城」が絶好の写真スポットだとか。
後で行ってみます。 -
また中世の気分に浸りながら・・・
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旧市街地広場に戻ってきました。
ホテルが広場に面しているので、少し休憩して市街地広場にあるお土産やさんをのぞきます。
お値段は若干高めですが、ここにあるお店はわりと丁寧に作られたものを売っているように感じます。
アクセサリー、バッグ、ガラス製品など、大切な人へのお土産はやはり信頼できる老舗ブランドのものが安心ですね。 -
夜は、国民劇場でオペラ「マダムバタフライ」を見るので、ホテルからウルダヴァ川に沿って歩いていきます。国民劇場までは徒歩15分ぐらい。
途中、スメタナ博物館の前の広場から「カレル橋越しのプラハ城」をチェック。
カフェは利用しなくても入れます。 -
国民劇場が見えてきました。
プラハには、国立歌劇場と国民劇場という2つのオペラ劇場があります。
(スメタナホールで上演されることもあるそうですが)
国立歌劇場はヴァーツラフ広場の先にあって、ドイツ語でオペラが上演されることが多いそうです。
それに対して、国民劇場はプラハ市民がチェコの国民のために作った劇場なので、オペラもチェコ語での上演になります。
本当は、両方共行ってみたかったのですが、国立歌劇場の方は 2016年から2018年いっぱいまで大規模改装中とのこと。 -
1881年に完成。
場所もウルダヴァ川沿いの一等地にあります。 -
エントランス
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階段を上がると・・
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オペラの劇場って、入るだけで気分が上がりますね。
日常空間と全然違うところにいる感じ。 -
美しい天井。
金色に輝いています。 -
公式サイトから日本でチケットを手配したのですが、一番高い席でも5,000円ほど。
せっかくなので、一番前列にしてしまいました。オーケストラボックスの幅がある程度あるので、最前列でも気になりません。
こんな席でオペラを鑑賞するのは初めてです。 -
一番前列なので、立ち上がるとオーケストラボックスもよく見えました。
とてもリーズナブルなオペラ体験でしたが、正直出演者の技量には疑問を感じました。
体験だと思えばそれも悪くないのかもしれませんが、パリやウィーンとは違うようです。 -
道路を挟んで国民劇場のすぐ向かいにある「カフェスラヴィア」
遅い時間でしたが、優雅に食事もできるカフェです。
オペラが終わって人々が次々に入ってきます。
こんな日常から離れた雰囲気を味わえるのも旅の醍醐味ですね。 -
ライトアップされた国民劇場。
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川沿いの道をのんびり歩きながらホテルに戻ります。
カレル橋のライトアップも素敵!! -
過去の演目の写真がずらり。
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さていよいよ帰国日です。
最高に豪華なホテルの朝食を堪能し・・・ -
予約している送迎車が来るまでちょっとお散歩。
なんとこの日はマラソンが行われるようで、世界遺産の旧市街地広場が競技場と化していました。 -
この雰囲気。
中世の趣だったのが、一気に現代(笑) -
これでもか・・・な雰囲気。
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マラソンがスタートしたら、帰りのクルマも動けないのでは。。。と心配しましたが、ドライバーさんはそれを見越して少し早く来てくれて、しかも今度はホテルのすぐ横につけてくれて最高でした。
もちろんチップははずみましたよ。
無事早めに空港に到着してチェックインできました。 -
帰りはFINAIRが満席でBAしか取れなかったのですが、ヒースロー空港(第5)のプライオリティパスが使えるラウンジが豪華で満足。
-
特にスコーンが最高でした。
あったかくって、クロテッドクリームがおいしくて・・・ -
他のお料理も美味しかったです。
イギリスって、昔は食事が美味しくないイメージだったけど、今は違うんですね。
帰りの座席もFINAIRよりゆったりしていたしエンタメ系も充実していて使いやすかったです。
ロンドン経由、ちょっと遠回りですけど満足!!
たった6日で2か国(ロンドン入れると3カ国)の弾丸でしたが、とても充実していました。
フィンランドもチェコもまた是非訪れてみたいなあ。
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この旅行記へのコメント (2)
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- salsaladyさん 2018/08/18 09:48:14
- 芸術三昧のチェコを堪能!優雅だな~
- ☆昨年(2017年)秋にドイツーオーストリアーチェコを巡ったのですが、プラハでは大時計とカレル橋~ミュシャのステンドグラスも見たのに,細かいところは全く記憶に無く?(確かミュシャのスポンサー名が印刷されてるとか?)ヤン。ネポムツキーさんのレリーフには手が届かなくて台座の端っこだけタッチ!がせいぜいでした。
☆やはり、思い入れの深い旅にするには個人旅行ですわね。美味しいものも食べられるし!(何処も似た様な食事でいまいち~な感じでしたから)
☆兎に角,上ばかり向いて歩いていると石畳のでこぼこが命取り?になりそうな程15世紀から延々と続く歴史の街をちょっとだけ垣間見るツアーでした。お粗末~謝謝~
- 陽菜さん からの返信 2018/08/18 12:55:07
- Re: 芸術三昧のチェコを堪能!優雅だな~
- salsalady さま
こんにちは。
私の旅行記を見ていただいてありがとうございます!
確かにツアーだと効率良くいろいろ見て回れる利点はありますが、好きなところで勝手に止まったりはできないですよね。
気にいった町は再訪するのもありですね。
プラハは見どころが集中しているので、他の都市とセットにされることが多いですよね。
salsalady さんの旅行記も拝見させていただきました。
クルーズはカリブ海ですか^ - ^
まだ行ったことがないので是非行ってみたいです!
プラハ(チェコ) の旅行記
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