2016/04/27 - 2016/05/10
9位(同エリア89件中)
ありママさん
GWにイギリスに行くことが決まったけど、さてどこに行きましょうか?
ロンドンのガイドブックに載っている場所は40年前に行ったし、ホームステイしていたケンブリッジには、もうホストファミリーはいないし。
4トラベル始め、あちこち検索した結果、セブンシスターズに行くことにしました。
あの絶景を自分の目で見たい。
自分のカメラに収めたい。
その願いを叶える日がやって来ました。
4月27日 福岡~ソウル経由~ロンドン
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11256696/
4月28日 セブンシスターズ&ルイス一人歩き
★今回の旅行記
4月29日 ライ&カンタベリー一人歩き
4月30日 コッツウォルズ観光
5月 1日 ロンドン~チェスターへ移動。夫はエジンバラへ。
5月 2日 世界遺産ポントカサステ水道橋一人歩き
5月 3日 イギリスからフェリーで、アイルランド・ダブリンへ
5月 4日 現地英語ツアーでモハーの断崖へ
5月 5日 ダブリン~フランス・パリへ
5月 6日 パリ~ノルマンディー・エトルタへ一人旅
夫は帰国
5月 7日 ル・アーブル、オンフルール、ルーアンへ
5月 8日 ルーアン~パリ
5月 9日 パリ~ソウルへ
5月10日 ソウル~福岡
**今回お世話になったサイト
https://www.visitbritainshop.com/japan/
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
まだ就寝中の夫を起こさないように、そっと部屋を出て地下鉄でVICTORIA駅へ。
ロンドン観光に便利な交通カード ”オイスターカード”は日本で購入済み。
英国観光局オンラインショップで購入すれば、出発までに自宅に郵送されます。
とっても便利で有難いです。 -
ブリットレイルパスも上記のサイトで購入。
イギリスのパスは60歳からシニア料金が適用されるので、イングランド1stクラス5日間を購入しました。
別行動の夫は、イングランド&スコットランド3日間を購入しました。
仕様開始前に先ずは窓口でバリデードしてもらいます。 -
窓口では並ぶ覚悟でしたが、まったく混んでいなかったので、予定よりも一つ早い電車に乗ることができました。
車内はがら空きです。 -
途中、ガトウィック空港駅を過ぎた辺りから、民家の屋根に薄っすら雪が積もっていました。
4月末でもイギリスは寒いのですね。
でもお天気は良さそうです。
最初の予定では、セブンシスターズ行きは明日にするはずでしたが、ロンドンに着いて天気予報を見ると、今日のほうが好天との予報だったので、急遽予定変更です。
きままな個人旅行ならでは、ですね。
こんなのどかな風景を眺めながら、途中ルイスで乗り換えました。 -
8時17分にロンドンを出て、9時47分に、イーストボーンに到着。
-
イーストボーン駅構内。
駅を出て左方向にバス停があるはず。
さ、参りましょう。
ところが方向音痴の私、案の定バス停がどこなのか探すことに。
信号待ち中の、とっても素敵なおばあさまに助けを求めました。
するとバス停まで連れて行ってくださいました。 -
まあ、そのおばあ様の親切なこと!
「セブンシスターズに行くには○番、▲番、□番のどれでもいいけれど、○番が一番早く着くわよ。 あなた2階に座るでしょ? (YES)だったら左側に座ってね。凄く綺麗な景色が見られるからね。約15分ほどで着くわよ。」
と、この私でも理解できる美しい発音で教えてくれました。
何度も何度も「Thank you」とお礼を言いってお別れしました。
すると、また戻って来て
「言い忘れてたわ。帰りのバスの時刻はドライバーさんに聞いてね。」
と、まるで子どもを、初めてのおつかいに行かせるように、親切丁寧に教えてくれました。
何て親切なのぉぉぉ~~!!と早くもイギリスが大好きになった単純な私なのでした。 -
程なくして、一番早く着くと言う12X番のバスがやって来ました。
ドライバーに料金を支払い
「セブンシスターズ」に着いたら知らせてネ、とお願いし、おばあ様に言われた通りに2階席へ。
運よく左窓ぎわに座れました。 -
確かに、左側から見える景色は素晴らしく、緑鮮やかな草の上に群がる羊を見て、イギリスに来たことを実感。
-
15分ほどで、セブンシスターズ カントリーパーク到着。
車内放送なんて無いので、着いたことに気づかず、じっと座っていたら、車内前方の電光掲示板に「seven sisuters・・・」の文字が。
ドライバー氏、私が下車するのを待っていてくれたのです。
皆優しいね。
バスには観光客らしき白人が沢山乗っていたのに、ここで降りたのは白人夫婦と私だけでした。
私の目指す場所に行くには、もう一つ先のバス停で下車した方が近いのですが、このパークセンターに寄って地図をもらいたかったので、10:30分のオープンまで待ちました。
お手洗いはこの建物の奥にあります。セブンシスターズ カントリーパーク 国立公園
-
反対方向から12Xのバスがやって来ました。
2階建てバスって、ロンドンの専売特許っではなかった、ってこと、忘れていました。
ここのバスもダブルデッカーなんですね。 -
地図ももらったことだし、さ、歩きましょうかね。
カントリーパークのバス停から、道なりに進むと、正面にこのレストランがあります。
この前を左に曲がると、すぐに駐車場が。
数台停まっていました。 -
駐車場奥の扉を自分で開閉し、いよいよセブンシスターズを目指します。
さ、行くわよ。 -
ナショナルトラストの表示が。
読んでも分からないので、写真だけ撮りましたが、何なんコレ? -
目の前に広がる広大な景色。
♪右足さん、よろしくね。左足さん、頑張ろうね~♪
鼻歌の一つも出ろうやないの。 -
ところがです。
歩けど歩けど、それらしきモノは見えて来ません。
その上誰ともすれ違わず、誰も私の後方にいません。
段々心細くなり、この道で間違いないのか不安に駆られました。
尋ねたくても誰もいない。
後戻ろうかしら。
もうギブアップしようかしら。
と弱気になります。 -
歩き易い広い道ばかりではありません。
途中、こんな細くてでこぼこした道もあります。
写真じゃ分からないと思いますが、道に沿って雑草が生えている所から左は段差があり、踏み外すと落っこちます。
ゆっくりゆっくり進みます。 -
たまーに花が咲いている場所があり、癒されます。
♪でこーぼこ道やぁ~ 曲がりくーねった道ぃ~
地図さえない、それもまた人生~~~~
ああ、川の流れのようにぃぃぃ~~
歌のひとつも歌って歩きゃなきゃ、歩いちゃおられん。 -
何度も何度も後ろを振り返り、まだ誰も来てないことに不安は増すばかり。
なんで皆来ないの?
ここってそんなに不人気な場所なの?
とビビリながら歩いていると、
キャー、見えて来たあ~。
やっと -
けれども、そこからがまた長かった。
とにかくもう直ぐ着くことは間違いなさそう。
もう何十分歩いただろうか?
舗装された道を歩くのと異なり、くねくねデコボコの道を歩くのは私の足では時間がかかります。 -
この先はもう海。
あと少しだ。
頑張れ、自分! -
わあぁぁぁぁぁ!!!
見えたあぁぁぁぁぁ。
あそこがCuckmere Havenなのね。
テンションMAX。 -
早く全景を見たい。
けど脚はトボトボ。 -
やっと着いたよ。
結局、歩き始めてから着くまでの間、さあ、何分くらいだっただろう?
一人も人の姿を見なかった。
そして着いた場所にも誰もいなかった。
あんなに心細かったのに、今は誰もいないことが快感。
ここに漁師さんの生活があるのかしら?
干し網場となっていましたが。 -
白砂青松とは程遠い、ごつごつした石ころばかりのビーチ。
-
会いたかったよぉ~7人の姉妹たち。
白亜系チョークの断崖。
あの白いのは、チョーク、そうですいわゆる白墨の原材料。
目の前はドーバー海峡。
真っ直ぐ行けばフランスのどこかに漂流するはず。 -
右を見ても左を見ても、前後にも誰一人いない。
今、この美しくて雄大な景色に感動しているのは私だけ。
「神様、もう少しこの景色を独り占めさせて下さい。」
早く誰かに出会わないかな、とあんなに心細い思いをしてたどり着いたと言うのに、ゲンキンなやっちゃ、自分。 -
玉砂利の海岸を歩くのは大変。
足を取られて中々進めません。
やっとのことで、Coastgurd Cottagesまで上って来ました。 -
チョークの崖の上 Cuckmere Haevnに行くには、一旦カントリーパークバス停までもどり、別ルートのフットパスを、また小1時間ほど歩かなくてはなりません。
ここからみる景色と異なる景色を見て見たい気持ちも有りましたが、旅はまだ始まったばかり。
明日もあさっても歩くことを考えて、ここで終えることにしました。 -
丘の上にはあちこちにベンチがあります。
亡くなった方の思い出のために捧げられたベンチがイギリスの公園ではよく見られるそうですが、これもそうなのかしら?
このベンチに座って、バシャリ。↓ -
角度を変えて、何枚も写真を撮りました。
本や他の方のブログやPintarestで散々見た景色を、自分の目で見て、自分のカメラに収めることができて、嬉しい限りです。 -
丘の上には所々こんな穴が・・・
うさぎの穴って何かで読みましたが、そうなの? -
デジイチで自撮りを試みました。
一人旅の悲しさ、自分の写真が撮れません。
かといってスマホで自撮りは苦手だし。 -
Clif Edge
崖の端っこね。
この先は行かないように。 -
最後にもう一枚。
お名残惜しゅうございますが、そろそろ移動しましょうかねえ。
頬に刺さる冷たい風
背中を伝う汗
澄んだ青空
海の青さ
荒くも無く、漣でもない打ち寄せる波の音と真っ白な泡沫
五感で感じたこの風景
一生忘れない。 -
それではバス停まで戻りましょう。
来た道とは別のルートで戻ろうかとも思いましたが、また心細い思いをしそうなので、来た道を戻ることにしました。
来る時には周りの景色を見る余裕はありませんでしたが、帰りは足取りも軽く、遠くで放牧されている牛や羊を見ながら歩く余裕もありました。 -
帰りは、白人親子一組とだけすれ違いました。
日本人はもちろん、どこにでも神出鬼没のC国人すら見かけませんでした。
帰りは、Eastbournrに戻らず、Bribhton行きに乗り、Seafordで下車してそこから鉄道でルイスに行きます。
バスが来るまで、パークセンター周辺を散策したり・・・ -
バス停後方の牧場に入って行って・・・
-
羊を間近で眺めたりしてバスを待ちました。
-
ブライトン行きバスは、15分おきに来るので、決して不便な場所ではありません。
やって来た12Xバスに乗って、Seaford駅で降りるつもりが、そんなバス停はなく、
Seaford Libraryで下りなければならなかったのですが、そうとは知らず乗り過ごしてしまいました。
しゃーない、このまま終点のブライトンまで行きましょう。
ダブルデッカーの2階左側最前列に座り車窓から、美しい海岸線の風景を楽しみました。 -
ブライトン市内へ入って来ました。
ガイドブックなどでよく見る観覧車が見えます。ブライトン ピア テーマパーク・動物園・水族館・植物園
-
ブライトンピア
-
ブライトンピア
バスの中で、近くに座っていたご婦人に、ブライトン駅まで行くかどうか尋ねたところ、行かないとのこと。
次で下りて乗り換えたらいいわよ。
私も降りるから、バス停まで一緒に行きましょう。
と言う事で、賑やかな通りのバス停で下車。
このご婦人が乗り換えのバス停まで連れて行って下さいました。
ここで22番のバスに乗れば、駅に行きますよ。と言って反対方向に去っていかれました。
わざわざ私のために、反対方向へ歩いてくれたのですね。
ここでもまたイギリス人の親切に感激したのでした。 -
ブライトン観光もしようかとも思いましたが、ガイドブックも地図も無かったので、観光は諦め、バス停近くのビュッフェレストランで、イタリアンのランチを頂き、教えられた通り22番バスで駅へ向かいました。
-
ブライトン駅構内
-
この電車に乗って、ルイスに行きます。
15分弱でルイスです。
・・・ルイスへ続く
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この旅行記へのコメント (4)
-
- くわさん 2021/08/20 11:23:56
- セブンシスターズ、いいですよね
- ありママさん、連投失礼します。
セブンシスターズ。あのカントリーパークからあそこまで歩かれたのですか。すごいですね。
私はレンタカーで行ったのですが、ありママさんが行かれたコーストガードコテージ側は、川があるのでカントリーパーク側からは行くことはできないのではないかと思い、住宅地を通り抜け、西側の駐車場から行きました。
徒歩で行く場合、橋を渡ったところにあるホテル脇から入るのですね。
真っ白な断崖は感動的でしたね。
イギリスにあんな絶景があるとは全然知りませんでした。
↓その旅行記です。
https://4travel.jp/travelogue/11294445
- ありママさん からの返信 2021/08/20 23:24:14
- RE: セブンシスターズ、いいですよね
- くわさん、引き続きありがとうございます。
セブンシスターズに車で行けるなんて知りませんでした。
ま、知っていたとしてもとてもじゃないけど一人でレンタカーを運転する勇気はなかったと思いますが。
今考えると、よくも一人であんなところに行ったもんだ、と自分でも感心します。
また行け、と言われても無理。
> 真っ白な断崖は感動的でしたね。
小1時間ばかり一人ぼっちで歩いた先に断崖が見えた時の感動と安堵は、一生の思い出です。
加えて、出会ったイギリスの人々の親切も忘れがたいものがあります。
(この後、ポントカサステでも人々の暖かさに触れました)
> イギリスにあんな絶景があるとは全然知りませんでした。
世界には想像もしない絶景が多々あるのでしょうが、この先いくつ見られるかしら?
早く終息し、自由に海外に出かけられ日が来ることを願ってやみません。
ありママ
-
- cheriko330さん 2017/08/03 09:56:17
- 素晴らしい風景のセブンシスターズ ☆
- ARICさん、こんにちは♪
暑中お見舞い申し上げます。
セブンシスターズは、ずっと行きたいと思っているところです。
おじゃましたらUPされていたので、早速拝見させていただきました。
ARICさんの旅行記はバイブルになります。親切過ぎるおばあ様の
お陰で道中の景色も楽しめましたね。
バスが着いてからもフットパスをとおり、道のりは簡単では
ないけれどセブンシスターズを目にした時の喜びは、一入だった
ことでしょう☆
表紙のお写真は、本当によく撮れていますね:*:。゚*
我が家の愛犬も13歳になりました。ちょっと後ろ足の筋力が
衰えてきました。サプリを飲ませ始めたら少し調子がいいようです。
早くからあげておけばよかったかな〜って思います。
私の『スイスNo5』で初デビューしました。
暑い夏は、可哀想です。
9月はカナダですか(´∀`)b 楽しみですね。
台風が来そうですが涼しさだけを運んでくれるといいですね・・・
では、また続きにおじゃまいたします。
cheriko330
- ありママさん からの返信 2017/08/03 15:04:44
- RE: 素晴らしい風景のセブンシスターズ ☆
- cheriko330さん、こんにちは。
毎日暑い日が続いていますがお変わりございませんか?
拙い旅行記にお気遣いいただきありがとうございます。
セブンシスターズでの感動は、色あせることはなく、1年以上経った今でも、何一つ忘れることの無い思い出です。
途中、「どうして私は、こんな辺鄙な場所ばかり好むのだろう?」と自分のことなのに嘆きながら歩きましたが、行って良かったと心の底から思いました。
足腰の丈夫なうちにcherikoさんも是非・・・
ワンちゃん、お元気で良かったです。
”我が子”が行方不明になってから5度目の夏です。
猛暑の中、探し回ったことが昨日のように思い出されます。
そろそろ又犬との生活を・・と思うのですが、やっぱりラブが好きなので、もう無理かなあと諦めています。
子供達が家庭を持ってくれたら、飼わせるのですが。。。
さっき、お写真拝見しました。
cheriko330さんのトラベラー名はワンちゃんのニックネームなのですね。
実物を拝見したいです。
”わが子”は15歳半生きました。
チェリーちゃんにも一日も長く元気でいて欲しいですね。
カナダ旅行の出発は、来週の金曜日(11日)なんです。
EVA航空なので、一旦台北に行き、そこからバンクーバーへ飛びます。
台風が来そうで心配です。
先日、EVAは欠航になったそうですから。
またiPadで、あちらのほうに、現地報告を致しますので、お暇な時にでも覗いてくださいませ。
まだまだ猛暑は続きますが、くれぐれもチェリーちゃんともどもお体大切にお過ごし下さいね。
コメント、ありがとうございました。
ARIC
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