2012/10/04 - 2012/10/04
34位(同エリア96件中)
うしさん
思い起こせば私がヨーロッパに興味を持ったきっかけは、昔、早朝に放送されていた「ハローロンドン」というテレビ番組がとても印象的だったからです。サイケデリックな映像と怪しい音楽で始まり、シュールな日本人男性がロンドンを紹介するという、それはそれは不思議なテレビ番組でした。いつかロンドンへ行ってみたいと思いながら毎週見ていました。
ヨーロッパへの一人旅に少し慣れてきたので、自分にとって敷居が高かったイギリスへついに行ってきました。
10/1 午前の便でロンドンへ→夕刻ヒースロー空港着 ロンドン泊
10/2 ロンドン→カンタベリー カンタベリー泊
10/3 カンタベリー→ライ ライ泊
10/4 ライ→セブンシスターズ→ロンドン ロンドン泊
10/5 ロンドン観光 ロンドン泊
10/6 ケンブリッジ日帰り ロンドン泊
10/7 ロンドン観光 夜の便で日本へ
10/8 午後成田着
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イーストボーン駅
イーストボーンの駅前通りのバス停でセブンシスターズ行きのバスに乗ります。 -
平日10時台。バスは10分おきにやって来ます。
来るバス来るバス乗客がいっぱいで乗れず、2本ほど見送りました。
イーストボーン駅前からセブンシスターズまでは20〜25分で、£2.80。
乗り込んだバスには、次に停車するバス停の名前が表示される電光掲示板らしきものが見当たりません。目的地のバス停で降りられるかとても不安です。 -
セブンシスターズのビジターセンター
「ハイキングっぽい服装の人が大勢降りるバス停がセブンシスターズです」という情報をどこかで読んだのでそれを頼りにしていましたが、実際セブンシスターズのバス停で降りたのは私一人でした。
下調べしている時にネットでちらほら見たビジターセンターの姿をなんとなく覚えていたので、この建物が見えた瞬間あわてて停車ボタンを押し、無事セブンシスターズのバス停で降りることができました。 -
これからあのでっかい真っ白い崖を見られるのかと思うととてもわくわくします。
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ゲートを開けて白い崖までのハイキングスタートです!
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私が歩く少し前に若いカップルのお二人が歩いていて、このままずっと一緒だと申し訳ないと思い、道がふたつに分かれるところでお二人とは別の道を選びました。その結果、もんのすごく遠回りになってしまいました。
広ーい草原にぽつーんとひとりです。気持ちが良い! -
ひたすらもくもくと歩いているとまたゲートがあり、開けようとしても開きません。どうやっても開きません。周囲は有刺鉄線で囲まれているので、このゲートを開けなければ先に進めません。30分以上歩いたので引き返す気にもなれません。
途方に暮れていると、遥か向こうにこちらへ向かってくる小さな人影を発見。年配のご夫婦のご主人がゲートをうまいこと開けてくれました。
そしてご夫婦はすたこらどんどん歩いて行き、遠く彼方へ見えなくなりました。元気なご夫婦だな。自分はヘトヘトなのに。 -
たくさんのひつじが放牧されていました。
おしりに色をつけて判別しているようです。 -
心と目に優しい緑と青の風景。
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カメラを向けるとけっこうこっちを向いてくれるんです。
警戒してるんでしょうね… -
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みんな一生懸命草を食べてます。
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歩けど歩けど白い崖が見えてこない。
もう1時間近く歩いたでしょうか…。
楽しさより不安感が大きくなってきます。 -
白い崖に辿り着けなくても、こんな気持ちの良い景色をいっぱい見られたからいいや…と諦めの気持ちになってきました。
海が全然見えてきません。 -
羊に続いて牛と遭遇。
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のんびりした牛の姿を見て、崖になかなかたどり着けず焦る心を落ち着かせます。
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さらにうさぎにも遭遇。
野うさぎを見られるとは!
さすがピーターラビットの国イギリス! -
ふほっ、崖が見えるとこにやっとこさ辿り着いた!
すごい迫力です! 本当に真っ白!
ここまで1時間半かかりました。
かなり遠回りのルートを選んでしまったようです。 -
日本に帰ってから見たテレビ番組でこの写真に写っている家の住人の方が取材を受けていて「ここは景色は最高だけど、買い物が大変だわ」と言っていました。
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崖にはこんな看板が。
崖の真下を覗きたい欲求が湧きますが、なにかの拍子で海に落ちて「イギリスで邦人女性崖から落ち死亡」というニュースとともに自分の顔写真がテレビや新聞などで晒されることを想像したらあまりのこっ恥ずかしさにゾッとし、この看板より向こうに行く気が失せました。
そんなことを想像して崖の真下を覗くよりヒヤヒヤした気分になりました。
看板の下の穴ぼこはきっと野うさぎが掘った穴です。 -
この崖を見てセブンシスターズと名付けた方のセンスが素敵。
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さざ波の音と風の音を聞きながら長いこと崖を眺めていました。
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浜には大きい石がゴロゴロしていました。
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肌寒い日でしたが海水浴をしている男の子がいました。
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セブンシスターズの少し西にある崖は茶色い断面です。
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貴重な景色です。
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帰りは最短であろう川べりのルートを歩くことにしました。
これがまた間違った選択になるのです…。 -
ゆったりした川の流れ。
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ぶらぶら散歩している犬とすれ違う。
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さっきの犬が川を泳いで私を追い越していきました。
お前は身軽でいいなぁ。
私は両手に重い旅の荷物を抱えてとぼとぼ歩きます。 -
ひつじを横目にとぼとぼ…
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昨夜から今朝まで降り続いた雨で、川べりの道はとてもぬかるんでいます。その上強風。道の両脇には棘がある植物がみっちり生えています。そんな中、両手に旅の荷物を抱え歩くのはかなり難儀です。
転んだら泥まみれ、下手すりゃ川に落ち、ポッキリ心が折れること必至、立ち直るのは困難、楽しい旅が即THE ENDになってしまうので絶対に転ぶことは許されません。一瞬の油断もできません。本当に過酷な帰り道です。 -
そんな緊迫した状態で歩いていると、ついさっき見かけた海へと向かう男の人が、海から戻る私を追い抜いて歩いて行きました。彼の下半身は泥まみれでした。きっと彼は途中で転んで意気消沈し海まで行くのを諦めたのでしょう…。
悲しい結末の彼の姿を見て、絶対に転んではならぬと私はさらに気をひきしめました。 -
途中で立ち止まり、きれいな景色を見て休憩です。
川の対岸の遠足のみんなは気楽に歩いてるなぁ。
向こう岸とこっち岸でこんなに違うなんて…。嗚呼…。 -
こんなに大きい空を見るのは随分久しぶりです。
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最後の最後に最大の難関が待ち構えていました。
道全面が水に浸っています。両脇は棘棘の植物。
どうしろというのじゃ………。
巨大な水たまりを前に呆然と数分立ち尽くす自分。
これさえ超えればゴールだ!と思い、棘が刺さりつつも植物にしがみつき、片足をドロドロの水たまりに突っ込み、ヤケクソで猛進しました。
棘にひっかかったセーターはボロボロ、泥にまみれた靴はまさにチョコレートフォンデュ状態です。 -
セブンシスターズからバスでブライトンの町へ。
バスの中では必死にティッシュで靴の泥を拭いていました。
写真はロイヤル・パビリオンです。 -
公園にリスがいました。
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ブライトンの町をぶらぶら歩いてからロンドンに向かう予定でしたが、セブンシスターズのドロドロ道と格闘した為もう気力がありません…。
ただふらふらと駅に向かって歩くだけです(悲) -
SAMURAI
ブライトン駅に向かう途中にこのような店を見つけました。
店内には日本刀がずらりと並んでいて、数人のお客さんがいました。
マニアックな店だなぁ。 -
ブライトン駅から列車でロンドンへ向かいます。
セブンシスターズはとても素晴らしい景色で、日常生活の疲れで蓄積した私の心の毒気を抜いてくれました。
しかしあのドロドロ道は本当に過酷だった…。あぁ早くホテルでゆっくりしたい。
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この旅行記へのコメント (4)
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- olive kenjiさん 2017/06/17 10:57:03
- Hello!! USI sun
- うしさん 初めまして
来月イギリスへ航空ショーを見に行ったついでに、セブンシスターズへも行こうと思い参考旅行記ないかと見ていました。
車やブライトン方面からの旅行記多く、ちょっと違うんだな〜
その中に私の予定コースと似たイーストボーンから来るうしさんのがありラッキーでした。
私はヘイスティングスに2泊し中日に行こうと思っています。なぜヘイスティングスに・・
うしさんと同じで、NHKテレビドラマ 刑事フォイルが大好きで、その舞台の街へ行ってみたかった、いや同化したかったのです。
ライも行く予定ですし、セブンシスターズへの道もよく分かりました。他の道へ行っちゃだめですね。それから足元に気をつけないと。
それにしても空の写真が良かったです。誰かが言っていました。写真を綺麗にみせるには空を大きく撮ることと。
それから航空ショー会場に近いケンブリッジにも泊まるのですが、ただ寝るだけに行くだけ。旅行記拝見すると落ち着いたいい街ですね。散策する時間がないのが残念です。
綺麗なお写真と簡潔な楽しい文章有難うございました。olive kenji
- うしさん からの返信 2017/06/20 18:09:15
- RE: Hello!! USI sun
- olive kenjiさん、私のポンコツな旅行記を読んでいただき、そしてコメントを残していただきありがとうございます。
セブンシスターズについてですが、バス停近くのビジターセンターからセブンシスターズに向かうルートは主に二つあります。
白い崖のすぐ近くに出るルートと崖から少し離れた所に出るルートです。
それぞれのゴール地点は川で隔てられていて橋はなく、服を着たまま川を渡るのはむずかしいです(私が行ったのは5年前なのでもしかしたら現在は橋があるかもしれません)。
私はやや離れた所からセブンシスターズの写真を撮りたかったので、崖から少し離れた所に出るルートで行きました。希望通りの写真は撮れましたが、白い崖を間近で見たり、崖を直に触れなかったのが残念です。
私は途中でルートから外れてしまいかなり遠回りになってしまったので、そうならないようお気を付けください。
olive kenjiさんのイギリスの旅行記楽しみにしています。
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- pedaruさん 2012/12/17 06:50:51
- ストーカー
- うしさん お早うございます。
度々、書き込みをします。なんだか自分がストーカーと思われないか心配ですが、あまりに面白くて(失礼、うしさんにとっては悲惨な旅だったんですが)一言、書きたくなりました。
セブンシスターズとは???と思っていましたが、こんだけ苦労してまで行った価値がありましたね。最後の難関ではどうなるかと固唾を飲んで読み進みましたが、やはり・・・
pedaruはドーバーまで行きましたが、やはり白い崖が在るらしいのですが、これも見ず、ドーバー城の中も見ないで、雨の中交通手段が見つからず、トボトボと歩いて下りて来ました。心残りのドーバーでした。
pedaru
- うしさん からの返信 2012/12/17 22:48:00
- RE: ストーカー
- pedaruさん、何度もご訪問いただきありがたいです!
靴やズボンの裾が泥まみれになってしまい、この日の夜は洗濯で忙しかったです。ホテルの小さな洗面台で手洗いしたんですがなかなか落ちなくて苦戦しました。
荷物を少なくするために着替えの服は一切持って行かなかったので、この日以降は小汚いズボンを毎日はいていました(恥)
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