2017/06/15 - 2017/06/15
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パディントンさん
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奈良を訪ねたのは何年振りのことでしょう。
京都と違い、行こうね!と言いながら乗り換えが面倒で足が遠のいていました。
梅雨入りはしたものの、晴天が続きそれほど暑くもなかったので、思い切って行くことにしました。
行きは難波から近鉄で、帰りはJRで帰って来ました。
奈良は京都と違い”雅さ”はないけれど”素朴さ”があり気が付けばすぐ万葉の昔に帰ることができる気がします。
今回はその”アルカイック”を求めて行って来ました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
-
今日の奈良散歩はこの近鉄奈良駅から。
行基さんの像の前にはいつも修行のお坊さんが立っておられます。
9時半自宅出発、11時半到着 -
奈良は柿の葉寿司が有名です。
昔は鮭と鯖しかありませんでしたが、今は海老や穴子など種類が増えています。
秋には柿色に紅葉した葉に包んであるものも出回ります。 -
天平乾漆群像展を観にいきました。
阿修羅に会うのは何年振りでしょう。
阿修羅は観る、というより”会う”という言葉がしっくりきます。 -
イチオシ
小鹿がお母さんを見て走って行きました。
バンビそのもの! -
おっぱいの時間でした。
-
この講堂で特別展が開かれています。
以前はガラス越しに阿修羅像を眺めました。直接でなくガラス越しになると、とたんに美術品として見てしまいます。
ヨーロッパの美術館でも宗教画を絵画として見てしまうのと同じです。
でも今回は遠くではありますが直接会え、同じ空間にいて、同じ空気を吸えたのは幸福な時間でした。 -
1年間国宝館は休館となっています。
-
こちらが東金堂。
726年に聖武天皇によって建立されました。
6度被災した後、1415年に再建されました。 -
興福寺 東金堂 こちらも撮影禁止です。
薬師如来の両隣に日光菩薩と月光菩薩が安置されています。
一番右側にはこのポスターの旧山田寺の仏頭がありました。 -
二頭の鹿の模様のある”幡(ばん)”
風が吹くと涼しげに揺れます。
興福寺は仮講堂といいこの東金堂もいいお香の香りがしていました。 -
記念切手にもなった国宝 五重塔
光明皇后により建立(天平2年、730年)
5度の被災の後1426年再建 -
この時期の鹿は毛の生え代わりの前なので綺麗な茶色をしています。
角も柔らかそうです。奈良の鹿さん達は賢くてびっくり!
横断歩道を青信号で観光客と一緒に渡っていました。 -
もうすぐオクトバ―フェストが開かれます。
どうやら明日からでした(6月16日)。こんなに暑いとよけいビールがおいしいでしょうね。
残念! -
東大寺の南大門
-
東大寺の参詣道は修学旅行の生徒や観光客でごったがえしています。
修学旅行の生徒以外は7割外国人でした。聞こえて来るのは外国語でここは本当に日本?と思ったくらいです。 -
東大寺には何回も行っているので、今回は入らず右側に折れて二月堂方面へ。
実はこの道を折れたところに池があり、写真はありませんがそこから見る東大寺が絶好の撮影スポットです。 -
二月堂へ向かいます。
鹿さん達は鹿せんべいの前でじっとお客さんが来るのを待っています。
誰もいないのに黙って持って行くことはしません。偉い! -
お水取りのときはこの階段までひとがいっぱいです。
-
二月堂でのお水取り、お松明を持って火の粉を落として行くのはこの回廊です。
火の粉をかぶると邪気が払われると言われています。 -
涼しい風に乗って共にお経を唱える声が流れていました。
聞いたことがない明るめの音階のお経…と中を見てみると、どうやら外国の若者が唱えるお経の声でした。どこの国でしょう?
韓国?タイ?ブータン? -
遠く東大寺の向こうに生駒山が望めます。
-
関西の小学校の修学旅行は奈良が多いです。
ちなみに姫路出身の私の小学校もそうでした。 -
修行僧たちはこの石廊を降り、”若狭の井戸”までお水を汲みに行くのですね。
-
ザクロの花、ちょっとタコ型に切ったウィンナーに似ています。
これがあんな大きな実になるのは不思議!
向こうに二月堂が見えています。 -
三月堂
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鳩が二羽寄り添ってハート型を作っています。
これが手向山八幡宮の印だったのですね。可愛い! -
菅原道真が”このたびは幣もとりあえず手向山 紅葉の錦神のまにまに”と詠んだ
ところ
百人一首で有名ですよね。
”手向山八幡宮” -
こういう崩れた土塀に奈良の素朴さを感じ、好きなアングルのひとつになっています。
-
主人が口笛を吹くとこちらを見てくれました。
このあたりにいる鹿はのんびり草を食べています。 -
奈良は墨や筆など書道に関するお道具類が有名です。
若草山の麓に、きっと江戸時代からつづいているのだろうなぁ…と思うようなお店がありました。 -
鹿さんは涼しい所をよく知っています。
ちょっと一服。 -
暑いので若草山には誰も登っていません。
-
秋にはこういう催しがあるそうです。
せんとくんも紋付き袴姿です。 -
鹿がおじさんについて行っています。
それもそのはず、時折振り返って鹿せんべいをやっていたのです。
いつまでも後をとことこ追いかけていました。 -
まぶしそうに灯篭の間から顔をのぞかせてくれた小鹿
-
これはまた違う鹿さん
きれいな目をしています。 -
お盆に行われる中元万燈籠にはこの釣灯篭に灯が入れられいっそう幻想的です。
-
春日大社の巫女さんは藤のかんざしを付けています。
下を向いている時に撮らせて頂きました。 -
”あら、さっきたくさんあげたでしょう?
もうおしまいよ”とでも言っているのかな? -
五重塔が見えました。
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奈良に”しか”ない「鹿飛び出し注意」の看板
-
歩いてこの奈良ホテルへ
一度旧館に泊まったことがありますが、天井が高く独特の造りになっています。
朝の茶粥が美味しいです。 -
昼間でも暗くて、落ち着いた雰囲気のラウンジ
こちらで休んでいると、時折鹿が横切ったりすることもあります。
またそれが自然で緑に溶け込んでいます。 -
アインシュタインが弾いたピアノ
どんな曲を弾いたのでしょう? -
お昼を食べずに歩き続けたのでちょっと一休み。
こちらのティールームでコーヒーとケーキを頂きました。
昔からの誠実で味わい深いケーキ類です。
何か安心できるお味…。 -
こちらはバーですが、お茶もいただけます。
皇族の方はもちろん、海外の有名人の方も奈良ではこちらのホテルに宿泊されます。
古くはプロコフィエフ、エドワード8世、アインシュタイン、チャップリン、リンドバーグ、オードリー・ヘップバーンなど
みなさんこちらでグラスをかたむけられたのかしら? -
NとH の印字がある奈良ホテル特製 (大倉陶苑)
-
未生流でも奈良で生まれた流派なのでしょうか?
お生花(おしょうか)紫陽花のお生花初めて見ましたが、涼し気ですね! -
ロビーにはこんな面白い鳥居型の暖炉があります。
今は電気式の暖炉で夏なのに赤々と燃えていました。 -
鳩サブレならぬ鹿サブレ
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レセプションに置いてあったポスト
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ぶらぶら歩いて”ならまち”へ
お菓子屋さん”樫舎”
お客さん、入り切れず離れたところで順番待ちをしておられれました。 -
一般のお宅にもこんな涼しげなお花を活けてあります。
-
菊岡漢方薬局
元歴元年より、今で何と二十四代目だそうです。
大峰山の”陀羅仁助丸”という和漢胃腸薬がおススメとのことでした。 -
菊岡漢方薬局のはす向かいにある”奈良町にぎわいの家”
大正時代100年以上前のおうちらしいのですが、パーキングにでもなりそうだったところを奈良市が買い取ったそうです。
一度壊してしまうと二度ともとには戻りませんものね。
奈良市、さすが! -
この床の間に立てかけてあるのは何とお水取りのお松明です。
乾いた竹は固いそうですね。重そうです。 -
贅のかぎりを尽くして建ててあります。
どの部屋も持ち主と大工さんの心意気が感じられます。 -
”さるぼぼ人形”
身代わり申、奈良町のどこのおうちにも玄関脇に飾っています。 -
これは奈良漬屋さん
-
和菓子?と思えるほど季節感あふれる奈良漬の数々
-
奈良らしいマンホールです。
-
”ぜいたく豆”てどんなお豆さん?
ちなみに豆に”お”と”さん”を付けるのは関西特有らしいですね。
お猿さん、お粥さん、お豆さん…。ちなみに飴は”お”は付けず後ろも”ちゃん”です。 -
これはすべて文鎮です。
-
今はインフォメーションセンターになっている旧JR奈良駅
横には現在のJR奈良駅あります。
今はこんな風情のある駅舎は造られないのでしょうね。
味がありますね!
帰りは近鉄ではなくJRで帰ることにしました。
10kmは軽く歩いたでしょうか…。
梅雨入り宣言があったものの、お天気続きで少し暑かったですが思い切って行って来てよかったです。
次は秋に新薬師寺に行こうと言っています。
最後までお付き合い頂きありがとうございました!
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この旅行記へのコメント (2)
-
- kiyoさん 2017/07/20 20:06:58
- 古都奈良
- パディントンさん、こんばんわ。
冒頭に出てくる小鹿。とても華奢で、かわいいですね。
それに鹿せんべい。
けっこう手の込んだ形は、製造途中で割れてしまいそうですが、
見事ですね。拍手を送りたいです。
それにしても、二月堂でのお水取り。
数年前に行った事があります。
でも、なら町を散策したり、ゆっくりご飯を食べていたら、
お水取りに間に合わなかったんです(><)。
二月堂があんなに奥のほうにあって遠いとは、下調べが足りませんでした。
松明の最後の火を遠くに見ながら、ようやくたどり着いた二月堂では
燃えカスを拾う人たちにまじってお堂の下をうろうろしていたら、
お堂の上に上がる階段が閉まってしまい、そちらも見学し損ねました…。
今回、パディントンさんの旅行記を見て、
昼間はこんな風に見えるのだと、私も行った気分になれました。
ありがとうございます。
kiyo
- パディントンさん からの返信 2017/07/20 21:10:31
- RE: 古都奈良
- kiyoさんへ
こんばんは!梅雨明けしましたね。お元気ですか?
私はもう暑くて暑くてアイスを手離せません。夏太りしそうです。
奈良旅行記を訪問して下さった上、コメントを頂きありがとうございます。
3月に奈良にいらしたのですね。私も奈良町でのんびりと夕食を取り、急いで二月堂に行った時には”最後のお松明でございます”とアナウンスがありました。
お水取りの時は身動きできないほどですが、それ以外は奈良市街を見渡せ、夏でも涼しい風が吹いています。またぜひどうぞ!
ところで、kiyoさんはアイルランドにいらしたんですね。
またゆっくり拝見させていただきますね!
では夏バテに気をつけてくださいね。
パディントンより
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