2017/06/14 - 2017/06/14
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j-ryuさん
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☆福島の四季折々の花や自然を紹介している
◆福島・四季・彩々は回を重ねPart,67になりました。
国内旅行記の場合『福島・四季・彩々』と『単独タイトル』の旅行記がありますが深い意味や明確な区分けはなく、
写真が多く単独で旅行記になる場合は単独のタイトルに、
目的地や撮影場所がまちまちで全体に纏まりが付きにくい場合は『福島・四季・彩々』に、
またPart67の表示だけでは季節感が無いのでサブタイトルとして季節の言葉を添えています。
今回は郡山市の湖南町の自然がメインですが他にも違う場所の山野草の写真があり、
単独タイトルでは無理があるので◆福島・四季・彩々・Part,67・初夏の候としました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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-
☆キンラン(金爛/ラン科キンラン属)
当町の里山でキンランが見頃になりました。
キンランは当町でもあまり見られない貴重種ですが
全国的にみても45都府県で絶滅危惧種に指定されています。
数が少ないのは里山の減少・荒廃・盗掘など様々な要因がありますが
キンランそのものが菌根性樹木&菌根菌に頼っているため
自生地からキンランを移植しても、ほとんどが数年以内に枯死し、
栽培が非常に困難なのも大きな要因のようです。
保護するにはキンランだけではなく
自生地そのものを保護地にしなくてはなりません。 -
☆キンラン(金爛/ラン科キンラン属)
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☆キンラン(金爛/ラン科キンラン属)
キンランは草丈20~30cm、
唇弁の赤い筋が特徴ですが晴天にならないと大きく全開しません。 -
☆キンラン(金爛/ラン科キンラン属)
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☆キンラン(金爛/ラン科キンラン属)
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☆ギンラン(銀蘭/ラン科キンラン属>
町内の里山ではギンランも見頃になりました。
どちらもラン科キンラン属で山あいの似たような環境に咲きます。
咲く時期も同じ晩春で同じ林内でキンラン、ギンラン、ササバギンランと
3種が並んで咲いている事もあります。 -
☆ササバギンラン(笹葉銀蘭/ラン科キンラン属)
キンランは花色が黄色なので一目瞭然ですがギンランとササバギンランは白い花で
ぱっと見はそっくりです。
草丈は全般的にギンランの方がが小型(10~20cm)で
ササバギンランがやや大型(10~30cm)ですが、個体差があるので草丈だけでは判別できません。
1番の違いは葉です。ササバギンランの葉はその名のように細長い笹型で
花と同じ高さまでスーっと伸びていますが、ギンランの葉は、完全に花の下なのが
見極めのポイントです。 -
☆ササバギンラン(笹葉銀蘭/ラン科キンラン属)
-
☆ササバギンラン(笹葉銀蘭/ラン科キンラン属)
ササバギンランもこれで開花状態、ぱっと大きくは開きません。 -
☆ホウノキ(朴の木/モクレン科モクレン属)
里山の谷筋にホウノキ(朴の木)の花が咲いていました。
樹高は大きくなると30mにもなり花は枝の先端に上を向いて咲くため
写真に収めづらい花です。
ホウノキ(朴の木)はモクレン科モクレン属で、日本全土の山林に分布し、
葉っぱは最大で40cm、花も15cmと樹木では日本最大です。
英名ではJapanese umbrella tree と言うそうです。 -
☆ホウノキ(朴の木/モクレン科モクレン属)
大きな葉っぱはホウバ(朴葉)と言って
香りもいいので朴葉味噌や朴葉ずし、朴葉にぎりなどに使いますよね。
古代には食物を盛る葉に用いられたそうです。
南インドやバリ島では今でもバナナの葉っぱに食べ物を盛ったり
包んだりすることがあります。
これは貧しくて食器が買えないというより、宗教上(ヒンズー教)
他人が使ったものは不浄とされるからです。
日本でも家庭ではお茶わんや箸などは自分の物が決まっていますよね。
これも不浄思想からきたもので、欧米や中国、朝鮮にも無い
世界的にも珍しい習慣だそうですよ。 -
☆ホウノキ(朴の木/モクレン科モクレン属)
花も豪華ですが香りも気品あるいい香りがします。 -
☆カザグルマ(風車/キンポウゲ科センニンソウ属)
隣り町の里山の谷地でカザグルマが見頃になりました。
カザグルマ(風車/キンポウゲ科センニンソウ属)は本州~九州北部の
木漏れ日さす森や林縁などやや湿った場所に自生します。 -
☆カザグルマ(風車/キンポウゲ科センニンソウ属)
私が子供の頃は里山でごくふつうに見られたのですが
里山の減少や盗掘などで急激にその数を減らし
なんと33都府県で絶滅危惧種に指定されています。
我が福島県でも残念ながら絶滅危惧種になっています。 -
☆カザグルマ(風車/キンポウゲ科センニンソウ属)
ここは3年くらい前は谷地の藪状態で
人がほとんど入ることはなく
カザグルマも藪に覆われていて細々咲いている状態でしたが
近隣の住民が協力して下刈り整備&カザグルマの保護に努め
今年は今までになくたくさんの株が花を咲かせていました。 -
☆カザグルマ(風車/キンポウゲ科センニンソウ属)
幸運にも私の近隣では探せばまだけっこう見つかるので
絶滅危惧種指定は少々大袈裟な印象ですが
開発などで環境は激変するので油断はできないかも。 -
☆カザグルマ(風車/キンポウゲ科センニンソウ属)
こちらは隣り村のカザグルマ(風車/キンポウゲ科センニンソウ属)。
近隣で一番多く花を付けるのでお気に入りの場所です。
保護地ではありませんが、あまり人の通らない道沿いながら
定期的に下刈りはされているのでに藪に覆われず
たくさんの花を咲かせます。
ただ根こそぎ下刈りされてもダメで中々加減が難しいようです。 -
☆カザグルマ(風車/キンポウゲ科センニンソウ属)
カザグルマとテッセン(鉄線)とクレマチスを混同しがちですが
カザグルマは日本の固有種で基本的にはハナビラ(ガク)は8枚ですが
テッセンハは中国原産でハナビラ(ガク)は6枚です。
クレマチスはカザグルマやテッセンを欧州で品種改良した
園芸種を指します。(国内の園芸種も含む) -
☆カザグルマ(風車/キンポウゲ科センニンソウ属)
カザグルマの花色は西日本では薄紫が主ですが
なぜか東日本はほとんど白です。 -
☆カザグルマ(風車/キンポウゲ科センニンソウ属)
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☆カザグルマ(風車/キンポウゲ科センニンソウ属)
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☆ハナウド(花独活/セリ科ハナウド属)
隣り村の川沿いで北限のハナウド(花独活/セリ科ハナウド属)が花盛りになりました。
ハナウドは主に福島県以南~九州に自生し、
名前こそウドですが山菜のウド(独活)とはまったく別ものです。
福島県の植物誌ではいわき市周辺が北限と記されていますが
宮城県南部でも自生しているそうです。
地球温暖化とともに植物も北上しているのかも。 -
☆ハナウド(花独活/セリ科ハナウド属)
当地では奥羽山系の山裾に行くとオオハナウドをたくさん見ることができますが、
ぱっと見の外見だけではハナウドと見分けが付きません。 -
☆ハナウド(花独活/セリ科ハナウド属)
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☆ウドetc
ハナウドは名前にウドと付きますが
『独活の大木』のウドはウコギ科タラノキ属ですがハナウドはセリ科です。
ハナウドに良く似たオオハナウド(大花独活/セリ科ハナウド属)という種もあり
近畿(高い山)以北~北海道に自生し
花は瓜二つ(独活二つ?)ですが名前のようにハナウドより草丈が大きく育ちます。
でも大きさは個体差があるので草丈だけは判別できません。
オオハナウドのように大きくなるシシウド(猪独活/セリ科 シシウド属)もありますが,花期は初秋~秋で花の一つ一つはハナウドやオオハナウドに比べるととても小さいの見極めは容易です。 -
☆ウマノアシガタ(馬の脚形/キンポウゲ科キンポウゲ属)別名・金鳳花
奥羽山系の隣り村の林道でウマノアシガタが見頃になりました。
正式名はウマノアシガタ(馬の脚形/ キンポウゲ科キンポウゲ属)ですが
私的には金鳳花の呼び方のほうが好きです。
ウマノアシガタは日本全土の里地~山あいまで広く分布し、
草原、林縁、土手、畦などでごく普通に見られまが
これほど見事な群落はそうそうは見られません。
まるで人工的に植栽されたかのような素晴らしい金鳳花ストリートですが
植えられたのでは無く自然に形成された群落です。 -
☆ウマノアシガタ(馬の脚形/キンポウゲ科キンポウゲ属)別名・金鳳花
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☆ウマノアシガタ(馬の脚形/キンポウゲ科キンポウゲ属)別名・金鳳花
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☆ウマノアシガタ(馬の脚形/キンポウゲ科キンポウゲ属)別名・金鳳花
こちらは同じウマノアシガタですが、
阿武隈山系の隣り村で見られた群生です。
田んぼの土手一面に群生していました。
車で通るたび何度も見ていましたが細い村道沿いの土手で
駐車スペースがなくいつも見過ごしていて
今回初めて撮影しました。
一つ一つの花は素朴でも群生すると園芸花に負けない華やかさがありますね。 -
☆ウマノアシガタ(馬の脚形/キンポウゲ科キンポウゲ属)別名・金鳳花
ウマノアシガタの名前の由来は根元の葉っぱが馬の脚の形に似るとされますが
まったく似ていません(ーー゛)。
この由来はどの資料でも通説になっていますが本当だろうか・・・・?
ドイツ語では「鶏の足」、英語だと「Japanese Buttercup」(日本のバターカップ)
う~ん、こんなキレイな花なにのにどれもこれも
ろくな名前じゃありませんね(-"-)。 -
☆ウマノアシガタ(馬の脚形/キンポウゲ科キンポウゲ属)別名・金鳳花
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☆福島県郡山市湖南町周辺地図。
※Google Mapに加筆。
https://www.google.com/maps/@37.4424544,140.1982262,20480m/data=!3m1!1e3
郡山市の西部の湖南町へ山野草と滝を見に行ってきました。
郡山市湖南町は行政上は郡山市なんですが地理学的には
分水嶺を越えた会津地方(日本海水系)に分類され
天気予報なども会津地方のくくりです。
湖南町は名前のように猪苗代湖の南部の農村地帯で
明治以降幾つかの村が合併し湖南村になりそのご郡山市に編入されました。
湖南地域は江戸時代から会津藩と二本松藩(郡山市)の藩境があり
複雑な藩境だったようですが湖南村になってからは郡山とのつながりが大きくなったようです。 -
☆御霊櫃峠の山ツツジ
奥羽山脈で分断されている郡山市街地と湖南町を結ぶ峠の一つが
御霊櫃峠(867m)です。
やたら難しい漢字ですが『ごれいびつ』と読みます。
名前の由来は、前九年の役で源義家の東征に従った鎌倉権五郎景政が
近郷の賊徒を平定し、御霊の宮を造営し鎮護を祈ったが、災が続いたため
山中の霊石に神霊をうつして五穀豊穣を祈願したことが始まりだそうで
実際に峠の途中の山中に御霊櫃という大きな岩があります。 -
☆御霊櫃峠の山ツツジ
御霊櫃峠は日本海と太平洋の分水嶺でもあり
見晴らしの良い峠からは西に猪苗代湖、東に安積平野(郡山)を望むことができます。
またこの峠は大竹しのぶ主演の映画『あゝ、野麦峠』のロケ地にもなりました。
実際の野麦峠は長野県の諏訪湖近くにありますが(乗鞍と御岳の間の峠)
御霊櫃峠から見下ろした猪苗代湖の風景が本家の野麦峠よりイメージに合ったので
ロケ地に選ばれたそうです。 -
☆御霊櫃峠の山ツツジ
山の中央の砂利道は峠道ではなく登山道で
実際の峠はこの写真手前にある舗装道路です。
御霊櫃峠は花の峠としても人気があり
この時期は山肌を覆う山ツツジが見事です。
この峠は常に強風が吹き抜けるため867mとさほど高山でもないのに
高木が育たず、その変わりにガレ場を好む貴重な山野草がたくさん自生しています。 -
☆御霊櫃峠の山ツツジと猪苗代湖
御霊櫃峠の西側には猪苗代湖が見下ろせます。 -
☆御霊櫃峠の山ツツジと安積平野(郡山盆地)
東側には安積平野(あさかのへいや)(郡山盆地)が広がります。 -
☆御霊櫃峠の山ツツジと安積平野(郡山盆地)
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☆御霊櫃峠のアズマギク(東菊/キク科ムカシヨモギ属)
この時期、山ツツジと共に必見なのはアズマギクです。
アズマギク(東菊/キク科ムカシヨモギ属)は中部以北の低山や
海岸の日当たりの良い乾きぎみの草地に生える日本固有の多年草で、
ハルジオンやヒメジョオンの仲間です。
東日本に多く生えることからアズマの名があり、高さ15~30cmの花茎を伸ばし、5月~6月頃、花径3-4?の淡紅紫色の花を咲かせます。
福島県では阿武隈山地の草地でも見られます -
☆御霊櫃峠のアズマギク(東菊/キク科ムカシヨモギ属)
峠に早く到着してしまい、到着したばかりの時は花に朝日が当たっていませんでしたが、山ツツジなどを撮っている間になんとか日が当たり始めました。
朝晩でも曇天でも花は閉じませんが、やはり陽が当たったほうが色鮮やかに見えます。 -
☆御霊櫃峠のアズマギク(東菊/キク科ムカシヨモギ属)
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☆御霊櫃峠のアズマギク(東菊/キク科ムカシヨモギ属)
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☆御霊櫃峠のアズマギク(東菊/キク科ムカシヨモギ属)
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☆御霊櫃峠のアズマギク(東菊/キク科ムカシヨモギ属)
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☆御霊櫃峠のアズマギク(東菊/キク科ムカシヨモギ属)
御霊櫃峠ではあちこちに咲いていて場所によっては群生もしていますが
全国的にはとても貴重な山野草で、
東京、埼玉、神奈川では野生では絶滅し
山形、群馬、栃木、茨城、千葉、静岡では絶滅危惧種1類に指定されています。
元々中部以北が分布地なので多くの都県が絶滅危惧種扱いをしています。 -
☆御霊櫃峠のアズマギク(東菊/キク科ムカシヨモギ属)
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☆御霊櫃峠のアズマギク(東菊/キク科ムカシヨモギ属)
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☆郡山市湖南町中野集落拡大Map
※Google Mapに加筆。
https://www.google.com/maps/@37.4424544,140.1982262,20480m/data=!3m1!1e3
御霊櫃峠のヤマツツジやアズマギクを堪能したあとは
峠を猪苗代湖方面に一気に下り湖南町中野集落を流れる
清水川にバイカモを見にいきました。 -
☆バイカモ(梅花藻/キンポウゲ科バイカモ属)
実はこれは昨年5/31に撮影したバイカモです。
今年は山野草の開花が1週間ほど遅れているので
バイカモの見頃も遅れているかもとは想像しました。
が、
が、
全然咲いていないんです。
咲いていないどころかバイカモがほとんど生えていません(ーー;)。
付近の住民に尋ねたら、なんでも昨年夏に異常渇水に見舞われ
ふだん涸れることのない清水川が干上がってしまい
バイカモも枯れてしまったのだとか。
それでも根がわずかに生きていたのか
バイカモの小さな芽はあちこちで見られたので
数年経てば以前のように復活するのではないかと思います。 -
☆ヒメフウロ(姫風露/フウロソウ科フウロソウ属)
バイカモは残念でしたがヒメフウロは花盛りでした。
ヒメフウロの日本産野性種は岐阜~四国の一部の石灰岩地に自生する絶滅危惧種ですが世界的にはアジア、ヨーロッパ、北アメリカなどの北半球の温帯域に広く分布します。
清水川のヒメフウロは分布地からして帰化植物だと思います。 -
☆ヒメフウロ(姫風露/フウロソウ科フウロソウ属)
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☆ヒメフウロ(姫風露/フウロソウ科フウロソウ属)
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☆ヒメフウロ(姫風露/フウロソウ科フウロソウ属)
外来種のヒメフウロ(姫風露/フウロソウ科フウロソウ属)は
全草に臭気があり、白毛がまばらにあり、茎は基部で分枝して、
高さ30~60cm、葉は互生し長さ3cm、幅5cmほどで、
深く3全裂し小葉はさらに羽状に深裂する。
茎の上部の葉は羽状葉状になる。
葉腋から長い花序を伸ばして、直径1.5cmほどの淡紅色の花を1~2個つける。
萼片には開出毛と腺毛があり、花弁には2本、濃色の筋がある。
果実はゲンノショウコに似て長さ2cmほどの嘴状となる。
古くなった葉や、結実期に入った全草は赤く染まることが多い。
だそうですが、これは日本産の特徴にも当てはまるそうで
日本の元々の自生地では混雑したら見極めが困難かも。 -
☆ヒメフウロ(姫風露/フウロソウ科フウロソウ属)
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☆ヒメフウロ(姫風露/フウロソウ科フウロソウ属)
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☆ヒメフウロ(姫風露/フウロソウ科フウロソウ属)
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☆郡山市湖南町 馬入新田周辺Map
※Google Mapに加筆。
https://www.google.com/maps/@37.4424544,140.1982262,20480m/data=!3m1!1e3
清水川のバイカモはとても残念でしたが
もう一つの目的地の湖南町福良の馬入新田に
サワオグルマの群生を見に行きました。 -
☆馬入新田のサワオグルマ(沢小車/キク科キオン属)
この群生地はサワオグルマより早春に咲くミズバショウ(水芭蕉)の群生地として有名ですが、サワオグルマも一面に咲き誇る素晴らしさはあまり知られていません。
実際、この日撮影中に私以外誰も訪れませんでした。
以前は地元で細々と保護していた湿地ですが
今は郡山市が遊歩道や駐車場、簡易トイレなどを整備し
だれでも簡単にミズバショウやサワオグルマを見ることができます。 -
☆馬入新田のサワオグルマ(沢小車/キク科キオン属)
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☆馬入新田のサワオグルマ(沢小車/キク科キオン属)
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☆馬入新田のサワオグルマ(沢小車/キク科キオン属)
サワオグルマ(沢小車/キク科キオン属)は本州~九州に分布し
日当たりのよい山野の湿地や休耕田、田の畦などに群生します
草丈は50~90cmほど、茎頂にキク状の黄色い花を多数咲かせます。
乾燥ぎみの土手や草地に自生し、見た目がそっくりなオカオグルマ(丘小車)に対し
湿地や沢などのジメ地に咲くのでサワオグルマと呼ばれます。 -
☆馬入新田のサワオグルマ(沢小車/キク科キオン属)
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☆馬入新田のサワオグルマ(沢小車/キク科キオン属)
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☆馬入新田のサワオグルマ(沢小車/キク科キオン属)
サワオグルマは中通りでも少しは見られますが
これほどの群生はたぶん無いと思います。
裏磐梯の湖沼沿いや清流沿いにも自生しますが
やはりこれほどの群生ではありません。 -
☆馬入新田のサワオグルマ(沢小車/キク科キオン属)
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☆馬入新田のサワオグルマ(沢小車/キク科キオン属)
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☆馬入新田のサワオグルマ(沢小車/キク科キオン属)
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☆馬入新田のサワオグルマ(沢小車/キク科キオン属)
似た名前の山野草にオグルマ(小車)がありますが
サワオグルマやオカオグルマはキオン属で
オグルマやホソバオグルマ、カセンソウなどはオグルマ属。
同じキク科なので花そのものはよく似ていますが
素人には明確な分類基準がよう分かりません(^_^;)。 -
☆馬入新田のサワオグルマ(沢小車/キク科キオン属)
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☆馬入新田のサワオグルマ(沢小車/キク科キオン属)
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☆馬入新田のサワオグルマ(沢小車/キク科キオン属)
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☆馬入新田のサワオグルマ(沢小車/キク科キオン属)
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☆馬入新田のサワオグルマ(沢小車/キク科キオン属)
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☆馬入新田のサワオグルマ(沢小車/キク科キオン属)
湿地の状況が分かるように遊歩道を入れて撮ってみました。
サワサオグルマが咲く辺りにも水芭蕉も自生しますが
水芭蕉はもっと山よりの湿地に多く自生しています。 -
☆馬入新田のサワオグルマ(沢小車/キク科オグルマ属)とウスバシロチョウ
ウスバシロチョウ(薄羽白蝶)はアゲハチョウ科・ウスバアゲハ亜科に属するチョウ。名前にシロチョウとあるが、シロチョウ科ではない。
北日本でよく見られる北方系の蝶です。 -
☆馬入新田のサワオグルマ(沢小車/キク科オグルマ属)とウスバシロチョウ
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☆福島県郡山市湖南町 穏津島神社参道
馬入新田のサワオグルマの見事な群生を見たあとは
福島県道235号羽鳥福良線をさらに山側(馬入峠)に進むと
途中に穏津島神社参道入り口の立派な杉並木が見えてきます。
参道の左手が舗装された県道235号です。 -
☆福島県郡山市湖南町 菅滝
福島県道235号羽鳥福良線をさらに馬入峠に向かうと
峠への上り口の手前右手に菅滝とその少し先左手に
穏津島神社が見えてきます。
まずは菅滝を見てみましょう。
道路沿いに観瀑台がありますが滝を間近に見るなら
さらに10mくらい先の広めの路側帯に駐車し
踏み跡を谷底に降りて行きます。 -
☆福島県郡山市湖南町 菅滝
菅滝は馬入峠周辺を水源とし猪苗代に注ぐ菅川にあり
落差は8mほどの滝です。
下流の滝も含めれば落差は12mほど。
滝の山側にある穏津島神社に参拝する際に身を清めたり
水不足の際には雨乞いをしたという地元の信仰あつい清らかな滝です。 -
☆福島県郡山市湖南町 菅滝
滝を正面から見ても真横から見ても
正直、変哲も無いありふれた滝ですが -
☆福島県郡山市湖南町 菅滝
滝の左岸を登っていき下流を見下ろすと複雑な水流がキレイです。 -
☆福島県郡山市湖南町 菅滝
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☆福島県郡山市湖南町 菅滝
滝の直ぐ脇を県道235号が走っていて
九十九折の峠道を登ると郡山市と天栄村の境界でもある
標高863mの馬入峠(ばにゅうとうげ)です。 -
☆福島県郡山市湖南町 菅滝
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☆福島県郡山市湖南町 菅滝
滝の中段丈夫から見下ろすと水流がキレイですが
水量が多いと左岸の登攀は危ないので止めた方が無難です。 -
☆福島県郡山市湖南町 菅滝
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☆福島県郡山市湖南町 菅滝
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☆福島県郡山市湖南町 菅滝
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☆福島県郡山市湖南町 菅滝
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☆福島県郡山市湖南町 菅滝
菅滝の下流にも小滝があり全体では落差12mほどあります。
この春は雨が少なかったので水量的に少しショボイかも。 -
☆穏津島神社
菅滝の山側にあるのが穏津島神社。
参道には樹齢数百年の杉の大木の並木が参殿まで続いています。
人里離れた山中にかくも立派な社があるのも驚きです。
隠津島神社社叢(おきつしまじんじゃしゃそう)=鎮守の森
境内は自然林におおわれ、山地林と湿地林のなかに数多くの
湿地植物が群生しています。
この12haに及ぶ神域は、数百年来、斧をいれることなく倒木も朽ちるままの状態で、小規模ながら今直原生林の形態を保っています。
参道前に広い駐車場と簡易トイレがあります。 -
☆穏津島神社
神社の正確な創祀年代は不明。
境内周囲に、菅が群生していて菅明神とも呼ばれ菅川や菅滝の由来とも。
祭神は、宗像三女神ですが
宗像からではなく、宇佐からの勧請とされています。
社殿の左手を少し登ると風穴堂という蛇神の別宮があり
風穴の上に社が祀られています。
なお、冬場は県道235号は通常止めになるので峠越えももとより
穏津島神社へも行くことはできません。
これで◆福島・四季・彩々・Part,67・初夏の候はお仕舞いです。
いつも最後までご覧下さり、投票もありがとうございます。
j-ryu
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