夜行バスで行くエジンバラ弾丸旅行のススメ①

2017/05/31 - 2017/06/01

ロンドンから夜行バスで行ってきました！1泊2日でしたが、実際に行ってみて「市街地なら1日で十分！」と思いました。バスで長時間過ごす＋寝るのが苦痛じゃないなら、バスがオススメ。

●とにかく安い
自分が利用したのは「メガバス」という安いコーチで、3週間前に予約して往復32ポンドでした（2ヶ月前に見たときは15ポンド程度）他にナショナル・エクスプレスなどもあります。バスだと日帰りも可能なので、宿泊費もかかりません。

●時間を有効に使える
ロンドン・ヴィクトリア・コーチステーションを夜10時30分に出発して、翌朝7時ごろにエジンバラに到着。帰りのバスは夜11時出発、翌朝7時半にロンドン到着。一日フルで観光できます。バス駅は市街地のど真ん中なので、飛行機と違って移動のロスもなし（飛行機は1時間ちょっとで着きますが、空港への移動時間＋待ち時間＋市街地への移動時間を考えると、そこまでメリットはないのかな？と思います）

エリア エジンバラ(イギリス)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.5
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

というわけで、以下は夜行バスで1日弾丸旅行のオススメ旅程です（カッコ内は所要時間の目安）
参考になれば幸いです。

7:00　バス駅到着
　　　　カールトンヒル（30分）
　　　　スコットランド議会議事堂（内部見学するなら20-30分）

9:30 　ホリールード宮殿（ギャラリーなしで1.5時間）

11:00　ロイヤルマイル散策、昼食、博物館めぐりなど
　　　-エジンバラ博物館（30－45分）
　　　-児童博物館（30－45分）
　　　-セントジャイルズ大聖堂（15分）　　　
　　　-エレファント・ハウス（ハリーポッタースポット）
　　　-スコットランド国立博物館（2－4時間）
　　　-スコットランド国立美術館（1－2時間）

※エジンバラ博物館と児童博物館は水曜閉館なので注意

15:00-18:00　エジンバラ城（3時間）
※木曜なら14:30-17:30エジンバラ城→19:00まで国立美術館がオススメ

18:30 新市街散策、夕食、ウォーキングツアーなど
22:00 夜のカールトンヒル
23:00 バス出発


（時期）
5月末に行きました。午前4時半には完全に明るく、夜10時をすぎてもとっぷり日が暮れませんでした。
おすすめ時期は暖かく日も長い5月－8月。夜景を撮りたいなら5月上旬がいいかもしれません。これ以外の時期、特に10月－2月は日が短く寒いので、1日のみの弾丸旅行には向かないと思います。

（服装）
変わりやすい天候に対応するために「重ね着」がマスト。
自分はTシャツ＋カーディガン＋春用ジャケットで行きました。１日目は晴れ（最高気温２０℃弱）で問題なかったですが、２日目はくもり（最高気温１７℃）で寒く感じました。早朝は１０℃を切ってとても寒かったので、薄手のダウンか、もう１枚重ねてもよかったなと思いました。

●7:00　バス駅到着

寒いっ！！朝7時のエジンバラは激寒。。。
温かい飲み物を求めてバス駅を出るとすぐに「6：30からカフェ開いてます」のサインが。そのサインをたどって「Snax Cafe」というところで一息。
コーヒー類が2ポンド弱、イングリッシュブレックファストやトースト類が3－5ポンドとかなり安いです（クオリティは期待せずに…）周辺で朝7時に開いているカフェはここだけっぽかったです。

カフェからすぐ大通り（プリンセス・ストリート）に出ると、右手に素敵な眺めが！（写真）
左に曲がってまっすぐ歩いていくと、5分ほどでカールトン・ヒルに着きます。

●カールトンヒルの前に！墓地に寄ってみた。★★★☆☆

カールトン・ヒルのすぐ手前右手に、Old Calton Burial Groundという墓地があります。
寄り道大好きな相方に連れられての行き当たりばったりでしたが、オベリスクがあったりして案外よかった！（写真）
小さな墓地でパッと見て終わる程度です。せっかくの通り道、ちょっと寄ってみてはいかがでしょうか？

●カールトン・ヒル　★★★★★

エジンバラ観光の目玉のひとつ、カールトン・ヒル。
バス駅からは徒歩10分ほどの距離で、プリンセスストリートを進んで左手に、丘へとのぼる階段があります。意外と簡単に登れちゃいます。

素晴らしい眺めが私たちを待っていました！

写真はエジンバラ市街の眺め。

別方向からは海も見えます。

カールトン・ヒルで見逃せないのは「アーサー王の玉座」と「ナショナル・モニュメント」のふたつでしょうか。

ナショナルモニュメントは丘の中央にあります（写真）

カールトンヒルから見える「アーサー王の玉座」（写真）

アーサー王の玉座を眺めながら、ベンチにて朝食をもぐもぐ。7時半過ぎからは寒さもかなり和らいできて、朝日がとても気持ちよかったです。

ちなみにアーサー王の玉座にも登れますが、こちらはかなり体力勝負だそうです（知り合い談）

他にも旧天文台がありましたが、改装中。
また「ネルソン・モニュメント」というモニュメントも閉まっていました。モニュメントは上るのに5ポンドかかるとか。

●9:30 　ホリールード宮殿の罠！★★★☆☆

カールトンヒルから徒歩15分弱ほど歩いて、ホリールード宮殿に到着（写真）

こちらもエジンバラ観光の目玉のひとつとされていますが、自分は唯一納得いかないことがありました。それは…

「入場料を払わないと、外観すら見られない」というワナです。

宮殿の前にギャラリーと門があるため、写真のような宮殿の外観は見えません。
ヨーロッパ各地の宮殿よろしく「外観だけならチケットなしでも見られるの？」と聞いたら「（何言ってんだこいつは）見れないわよ！」と冷たくあしらわれました。

ものすごく気が進まなかったものの、相方が入場したがったのと時間に余裕があったので、チケットを買って入場することに。
私が買ったのは一番安いチケットで、12.5ポンド（宮殿内＋修道院＋庭園）。ギャラリーもつけると17.5ポンドです。

●「来たからには見ておかないと」という固定観念は捨てて

良かったところといえば、チケット代にオーディオガイドが含まれているので、ガイドにしたがって進めばきっかり1時間半でそれなりに中身のあるものが見れることでしょうか。
また、庭園から「アーサー王の玉座」をかなり近くに見ることができます（写真）

その程度です。
宮殿そのものはいたってシンプルで特筆すべきことはありません。

自分の宮殿デビューはパリのベルサイユ宮殿だったので、あの華麗で豪奢な宮殿を超えるものに出会ったことはありませんし、今後も出会えないだろうなと思っています。今回気が進まなかった理由は、それがわかっていたからです。

宮殿も城も大聖堂も、２つ３つ見れば大体似たり寄ったりだとわかってくるものです。
よっぽど興味がない限りは、わざわざ時間やお金をかけて見る必要はないのでは？と個人的には思います。

というわけでホリールード宮殿は、その辺りの歴史に興味のある方にはオススメ、そうでないし時間や金銭に余裕のない方は「あえて見ない」という選択肢もあるのではないでしょうか。
あくまで一意見として…

●スコットランド議会議事堂　★★★☆☆

ホリールード宮殿の目の前にある近代的な建物が議事堂です。（写真）

エジンバラの見どころはおおむね旧市街に集中しているので、議事堂のようなモダンなデザインの建物は浮きまくりなのですが、新鮮でなかなか面白い。

宮殿が9：30からしか開いていないので、それまで時間をもてあます場合は、議事堂の内部を見学してみてはどうでしょうか。

普通に議員さんが入っていく中「私たちも入れるの？」とちょっと緊張しましたが、セキュリティチェックを抜けると、受付の人がとてもフレンドリーに出迎えてくれました。

議会を行う場所に入れます。他にスコットランドの政史をまとめたパネルコーナーなどちょっとした展示が２、３か所あり、さっと見て20、30分－じっくり見ても1時間もかからないと思います。


ロイヤルマイル周辺散策は、旅行記②にて…