韓国ドラマ「チャングム」に惹かれ済州島へ

2011/03/14 - 2011/03/18

朝鮮半島の西南に位置するチェジュ（済州島)。島全体が火山で、気候は亜熱

帯性気候圏に属しています。日本に近く、温暖で自然に恵まれた韓国最大の島

。気温は東京とよく似ており韓国では年中温暖で過ごしやすいそうです。

海の幸に恵まれ、農産物も豊富神話と伝説に彩られた魅力溢れる島、

韓国TVドラマ「チャングム」を熱心に見ていたので舞台となる済州島と

首都ソウルに行ってみようということになりました。

エリア 済州島 チェジュ(韓国)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 航空会社: 大韓航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: 日本旅行

島の周辺には暖流である対馬海流が流れているため、大陸性気候により冬の寒さが厳しい韓国の中では最も気候が温暖で、韓国国内では「韓国のハワイ」とも呼ばれます。しかし、冬になると半島部と同様の北西季節風の影響や島の中央に漢拏山国立公園が聳えていて海抜1950メートルの漢拏山は、韓国で最も高い山。韓国の三大
霊山のひとつにも数えられています。自然が豊かで、天然記念物にも指定されていますが、非常に風が強く島の南北の気温差が大きいという問題があります。

９：００関空を発って１０：５０済州島着

現地のガイドさんに迎えられました。

２泊３日の島巡りに出発です。

初日はビビンバ・ランチの後免税店に立ち寄りホテルにチェックイン。

観光地図を貰いました。電車や地下鉄がないので島の観光はたくしーかツアーバス

となります。

まずは済州島の玄館口にある耽羅王国の発祥地・「三姓穴」に来ました。

多分、飛鳥の巨石文化は韓国の影響を受けているのでしょう。

どこかユーモラスです。

左の女性がガイドさんです。

現地ガイドの淑やかな女性は韓国の上流階級・両班出身の様でした。

神話と伝説に彩られた魅力溢れる島と聞いていますが………

瀛州（ヨンジュ）と呼ばれ、未だ人の住まない太古の濟州に「高、梁、夫」の3つの姓を持った3人の神人（3神が高乙那・良乙那・夫乙那と描かれるものも）が、漢拏山の北山麓の地の穴（三姓穴)が現れたのが現在の済州の人々の先祖であるといいます。

三神人がここから生まれ狩猟生活を営んでいました。

そこへ五穀の種と家畜を持ってきた碧浪国三王女を妻に迎えてから

農耕生活が始まり王国へと発展していったとされています。

ＶＴＲの解説があります。

私達とツアーメンバーの若い二人の娘さん(O,Aちゃん)に 見た目にも当然だからか 初めて会った時、「孫みたいね」と言ってしまったからか、旅の間中 親しみをこめて、「じいちゃん」・「ばーちゃん」と呼ばれました。
日常、そう呼ばれることが無いので、最初は面食らいましたがが、波長が合い、
「山」　と言えば　「川」　と返ってくる呼吸が心地よかったですね。

門に掲げられた「三聖門」の文字 ハングル文字ではないので読めました。

「三姓穴」サムソンヒョルを見に中庭に入りました。

桜が綺麗に咲いていました。

今から約４３００年前、耽羅を創始した三乙那の位牌が安置された廟。

朝鮮朝粛宗２４年（１６９８）に建立されました。

毎年４月１０日と１０月１０日には春秋大祭の儀式が、

１２月１０日には乾始大祭の儀式が行われていると言います。

２日目、島の東端海岸へ向かいます。

ドラマは見てませんが「オールイン」のロケ地として有名な「ソプチコジ」

です。

済州島随一の景勝地。

ぜひお写真をとガイドさんが順番にカメラを構えるので...

島全体が観光地として、また韓国ドラマのロケ地としての美しい風景をご堪能くださ

い。と現地ガイドさんは誇らしく言います。

世界遺産・「城山日ノ出峰」

島の守り神「トルハルパン」の頭を押さえたら罰が当たるよ！

済州島は日本に近く、温暖で自然に恵まれた韓国最大の島です。

日本海、東シナ海、黄海の間にある火山島。その付属島嶼と併せて大韓民国済州特

別自治道を構成する。人口は約56万人、面積は1,845平方キロメートル。

見終わってお待ちかねのランチをいただきました。海苔巻きがありました。

「甘鯛の定食」でした。

「城邑民俗村」です。

朝鮮王朝時代の集落が現存すると聞いて驚きました。

入り口の３本の棒はその置き方によって「在宅です」とか「留守です」とか

いろいろと暗示しているのだそうです。

屋根の葺き方が独特ですね。

生活の知恵を教えてもらいました。 しかし

開放的なトイレには豚ちゃんが待機していて合理的というか....

ここは「お化けロード」・トッケビ

ギアをニュートラルにすると車が上り坂を登ってゆくように見える不思議な道路。

「済州民族自然史博物館」

独特の民族が用いる生活用具、家屋、動植物を展示している。

暮らしと自然の結びつきがわかりやすく構成されています。

チェジュ島のシンボル「トルハルバン」という守り神です。火山灰を加工して作ら

れていて古くからこの島の守護神として信仰され子宝のかみとしてもあがめられてい

ます。

「チャングム」では主人公親子を痛めつけた悪い尚宮が最後は崖から飛び降りて

この木に衣装の一部をひっかけて自死する場面がありました。

岩と一体化した、建物

ひっそりと祀られた仏様

洞窟の中に守られた神様 日本でも九州に旅した時に日南海岸にありましたね。

OAちゃん達は何を語らっているのかな？

ここは昔の映画「太王四神記」撮影で使用されたセットだそうです。

広大な敷地にその時代の宮殿や庶民の建物が巧みに配置されていて

今も放映されている宮廷ドラマに登場している感じがあります。

どんなドラマだったのでしょうか？

ずいぶん広いエリアでした。

誰も人がいないのは寂しいですね。

生活感が感じられるように工夫すればいいと思いました。

維持管理が大変でしょう。

「パークサザランド」というそうです。

各自勝手に周ってみたので何の部屋か良くわかりません。

さて、活気ある東門市場へ向かいます。

独自の文化、風習が本島とはひと味違った人情や暮らしと聞きました

威勢のいい掛け声が飛びかっていました。

お隣の国・韓国について、よく知っているとは言えませんが、焼肉は大分辛いのでは

ないかなと覚悟していましたが美味しく頂きました。

若い2人の食欲に圧倒されます。

世界遺産・漢拏山(はんら山）を車窓観光しながら同じく世界遺産「万丈窟」

へ来ました。

トンネルのような巨大溶岩洞窟です。

ごろごろしていてとても歩き難いのです。

壁もザラザラです。漢拏山(はんら山）の大爆発で溶岩が流れて出来たようです。

奥の方にライトアップされた岩があります

水晶のような白い塊があります。

若い２人はさつさと奥の方へ闊歩してゆきますが私たちは途中で

ユーターンしました。今までこんなにがらんとした洞窟は初めてです。

暖地だからこそ、韓国唯一の特産ミカンです。

途中から別行動になってOAちゃん達とは別れましたが 若い人に人気の場所に行った

らしく帰国後送られてきた写真です。

彼女達は今時の若者らしくキャッキャッとはしゃいで楽しんでいるようですが 話を

聞く二人とも介護施設で活躍中とか、真面目で仕事に対する姿勢も頼もしく思いました。

二人の様子は、頼り頼られ、まるで姉妹のよう。

私も数年前に亡くなった実母が介護施設でお世話になった体験から、

さぞ心身ともにハードな仕事だろうと思われるのですが

いとも朗らかに、「仕事は楽しいよ！」　との答えが返ってくるのです。

きっと施設の皆さんに頼られ、愛されて、なくてはならない存在なのだろうし

この旅できっと免疫力はアップしたに違いないですね。

旅で得たエネルギーを力に、今日も明るく施設で立ち働く様子が目に浮かます。

彼女たちの勧めで夜は「ＮＡＮＴＡ」ショーを楽しみました・

『ＮＡＮＴＡ』は野菜を使って躍動感溢れるコミカルなパフォーマンスでスピーデ

イーな展開に驚かされました。

撮影禁止なのが残念です～

とても人気のショーで世界中を廻っているとか。

２泊した「ロッテ・ホテル済州」です。

島の南中央に位置し、日本旅行の観光バスが停まってくれるので便利です。

朝食は洗練されており居室もゆったりして清潔です

夜にはライトアップされたきらめきが魅惑的です。

オーシャンビューです。

１０分余りの火山ショーが楽しめます。

代表的な食べ物、お土産はやはり海産物で太刀魚、赤甘鯛、アワビ粥などで

ヒラメやタコの刺身も一般的です。

火山の溶岩で出来たトルハルハンの置物も人気だそうです。

ハチミツや特産のミカンもあります。

柿渋染めの雑貨小物にも独特の風合いを感じました。

海苔を買いました。