美味中華食べ比べ（台北）

2017/04/09 - 2017/04/11

中国の４大料理は、北京、上海（浙江）、広東、四川料理と言われますが、
今回台北でいただいたのは、北京、広東、上海と台湾料理でした。
先月旅した台湾の様子を３つの旅行記として寄稿しましたが、今回は中国料理食べ比べ編です。

エリア 台北(台湾)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: その他
• 交通手段: タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

　上海料理の紅豆食府。MRT中山國中駅から徒歩約10分のところです。

紅豆食府は、モダンな雰囲気と正統派上海料理を融合させ、伝統的な江浙料理レストランのイメージを払拭して、あっという間に、台北美食界にその名を轟かせるようになりました。
開店からわずか数年で多くのスターたちがこの店を訪れるようになり、日本でも有名な歐陽菲菲も常連客の一人でいつもご主人と来店されるそうです。

鶏絲豌豆

　細切り鶏肉とえんどう豆の炒めものです。
とてもみずみしく、一粒一粒が口の中でプチッとはじける食感。
えんどう豆の甘みと鶏肉の細切りがうまく調和し、
あっさり味に仕上がっていました。

無錫脆鱔
　
　タウナギのカリカリ唐揚げです。
厚めに切られた新鮮な鱔魚（鰻に似た魚）を揚げた後、甘酸っぱいソースをからめて魚の生臭さと油っぽさを消しています。
サクサクした食感で、細切りの生姜と一緒にいただくと、
うまみが口の中に広がります。

蟹黄芙蓉豆腐

　蟹の卵入りふんわり豆腐のスープです。
皇帝の秋のご馳走といわれる大閘蟹（上海蟹）。
この蟹の卵を惜しみなく使った、贅沢なふんわり豆腐を堪能できます。
この蟹の卵と新鮮な蟹肉が相性抜群です。

小籠包

　上海点心の代表格といえば薄い皮に肉汁がいっぱい封じ込められた小籠包ですね。紅豆食府の小籠包は一口サイズで、女性にちょうどよい大きさでした。

豆沙鍋餅、東披肉

名前は忘れましたが、おいしい。

葱油餅

　ねぎ入り中華風クレープです。
生地の中には細切り葱、白胡麻や細切りハムが練りこまれているため、とてもいい香りとサクサクの食感もたまりません。

店から、台北101の夜景とイルミネーションが美しい。

福華大飯店（ハワ－ドプラザホテル）珍殊坊に入ると美しい花が。

前菜各種

絲瓜鮮蝦腸

エビとヘチマ入りライスヌードル蒸しです。
白は糯米（もち米）、黒はイカスミの色。
中にはエビとヘチマが入っています。食べるとプルルンと口の中でとろける感じで、味も濃すぎずクセになりそう。

福華蝦皇餃

左は特製エビ入り餃子

香麻百花筒

エビと五目野菜の湯葉巻き揚げです。
運ばれて来る瞬間から胡麻の香ばしい香りが！湯葉がたっぷりかかった胡麻に包まれ、中にはエビや黄ニラなどと一緒に荸薺（クワイ）と呼ばれる水生植物で日本人にはあまり馴染みのない食物が入っています。
シャキシャキの食感がたまらない。

ビーフン

うまい

広東料理と飲茶レストラン珍殊坊店内

ヒノキをふんだんに使用、テーブルや椅子はローズウッドを使い、重厚な趣ある雰囲気を出していて、160席もある広々とした空間。　

レストラン珍殊坊（の入るハワードホテル

２Fの店舗前からパチリ

有名な飲茶の店、鼎泰豐（ディンタイフォン）

予約しないと入れない。しかし沢山のひとが並んでいました。

まずは前菜から

前菜のつずき

鼎泰豐（ディンタイフォン）の代名詞

点心とヌードルです

特製焼飯

とてもうまい

鼎泰豐（ディンタイフォン）を出て、近くのスイーツ店へ

思慕昔本店

有名なマンゴーアイスです

広東料理は４大中華の中でも最も有名な料理として位置づけられており、食材の豊富さと、食材の持ち味を活かした味付けが特徴ですね。

魚介も多く、比較的あっさりとした味付けです。

広東料理の名店ベスト４は、龍都酒楼（ロントゥーチョウロウ）、西華飯店　怡園（イーユェン）、晶華軒（ジンホァーシュエン）、珍殊坊（ヅェンジューファン）との評価が高い様です。
今回訪れたのは龍都酒楼。

龍都酒楼店内

　きらびやかな外見で、店内には水晶のシャンデリアがありました。

オススメはなんといっても広東ダック！
皮だけ食べる北京ダックとは違い、その下の肉まで一緒に食べるのが広東ダックです。
丸ごと出てきたのには驚きました。

切り分けのため厨房へ

北京ダックの肉と青菜

北京ダック、皮と包もの、ピータン、みぞ

北京ダックかゆ

丸ごとおかゆに煮込んだもので、とてもおいしい。
これほどのお粥は初めて

外国人も多い。無論、日本人観光客も。
龍都酒楼

台湾料理欣葉（シンイエ）

初めて台北で台湾料理を食べるなら、欣葉（シンイエ）」が絶対オススメ。と、言われるのは台湾料理の歴史を作った、
普段食べれない手の込んだ台湾家庭料理が食べれるから。
住所は本店、台北市雙城街34−1号

蒜香醃蜆仔

　しじみのニンニク醤油漬です。
しじみをゆっくり50度の温度でゆっくりゆっくり加熱して、半生の状態を醤油とニンニクに漬け込んであります。
しじみも粒が大きくてプリプリです。
簡単な様で、作るのがすごく難しいく時間もかかると言われた一品です。

柔らかくおいしい。
日本人の多くが、これ1番と。

正宗菜脯蛋

切干大根の卵焼きです。
台湾の代表的な家庭料理、欣葉（シンイエ）の卵焼きは、外は絶妙な火加減で、パリで、中身は本当にふっくらで、油少なめで美味しいものです。

欣葉春巻

欣葉つつみ蒸し

青物もしっかりと

欣葉つゆ麺

ほっとする味でした。

手打花枝丸

手作りイカの揚げ団子です。
濃厚なイカを感じるだんごです。
なんで、イカだけでこんな食感になるのか？わからない一品。

手打杏仁豆腐

手作り杏仁豆腐です。
「杏仁豆腐」自体が全然普通のものとは違う味わいです。
もっちもっちな不思議な食感で、杏仁の香りの爽やかが感じられます。
ゼラチンを使わないで、昔ながらのこの製法で杏仁豆腐を作るお店は、台北では欣葉だけとのことです。

欣葉店内

予約なしでは入れません。
混んでいました。