2017/04/21 - 2017/04/21
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lion3さん
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南西フランにある城塞都市のカルカソンヌを歩いています。
ヨーロッパ最大級といわれる城塞で、
二重の城壁、城内(シテ)のコンタル城、サンナザール聖堂などを見ています。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
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-
宿泊したアルビから出発です。
国鉄のアルビ駅です。 -
アルビからはトゥールズ経由で
カルカソンヌを目指します。 -
穀倉地帯が続いています。
-
カルカソンヌ駅。
-
ミディ運河です。
フランスの西海岸の大西洋側と
フランス南西部の地中海を結ぶ運河で、
ガロンヌ川の上流にあるトゥールズと
地中海の港町セートの間
240kmほどを結んでいる運河です。
およそ300年ほど前の
ルイ14世の時代に完成しています。 -
ミディ運河です。
水門も見えます。
思いのほか運河の幅は狭いです。
運河完成後、
1世紀ほどで産業革命で
フランスにも1850年ころには
全土に鉄道網が完成し
運河の運搬機能はなくなってきました。 -
カルカソンヌ駅から城塞(シテ)までは1kmほどです。
途中にあるオード川から城塞がよく見えます。 -
オード川には旧橋と新橋がかかり、
向こうに見えるのは歩行者専用の旧橋です。 -
古風で趣のある石橋です。
-
城塞の東側の城門であるナルボンヌ門です。
城塞の西側はオード川の河岸段丘になっています。
険しい崖になっているので、
東側に防御の重点が置かれているので、
大きな城門が築かれています。 -
城塞に入っていきます。
ナルボンヌ門は地中海に面したナルボンヌの街に
続いているので付けられた名前です。 -
ナルボンヌ門の入口右側には
かつての城主であったカルカスの像があります。
8世紀末にフランク王国のカール大帝の軍が
城塞を攻撃した時に
城内に立てこもったイスラム軍の城主がカルカスです。
兵糧攻め末に守り切ったとそうです。
カルカスの勝利の際に鐘を鳴らしたということから
カルカソンヌの名前が付いたそうです。 -
カルカソンヌの城壁です。
二重の城壁が見えます。 -
今は固定の橋ですが、
かつてのつり橋の鎖の名残が見えます。 -
門のアーチの下には13世紀に造られた
ゴシック式のマリア像が、
訪れる人を見守っています。 -
右側の城壁(内側)が
古代ローマ時代に築かれた城壁で、
左側の城壁(外側)が
13世紀頃にルイ9世時代に築かれた城壁です。
内側の城壁には29の塔、
外側の塔には17の塔があります。 -
コンタル城などの城塞の中心部へと歩いて行きます。
-
途中には南西フランスの昔からのクッキーなどの店があります。
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城塞の中央部の西側端にはコンタル城です。
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コンタル城はナルボンヌ伯の居城です。
城塞のなかで唯一の有料スペースです。 -
大きな城門は城塞の中の城塞という感じです。
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コンタル城に入ると中庭になっており、
周りは城壁になっており、
城壁の上を歩けるようになっています。 -
カルカソンヌとコンタル城の模型がありました。
右側の端にコンタル城があります。
左側の塔はナルボンヌ門です。 -
城壁の上を歩いて行きます。
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城壁から南側を見ると
サンナザール聖堂が見えます。 -
伯城への入口の半円形の外郭
(馬出し)が見えます。
空堀の上にかから橋は木のつり橋であったようです。 -
中庭と木々の向こうには伯の居住スペースがあります。
-
城壁の上からの眺めです。
カルカソンヌ駅方面の街並みです。 -
左側が入口の城門で、
右側には伯の居住場所です。 -
伯の居住スペースは博物館となっています。
貴重な建築物の石などは
こちらに保管されています。 -
ナルボンヌ門のカルカスの像は
本物はこちらに保管されています。
城門にあるのはレプリカのようです。 -
博物館内は貴重な宝飾品などはありません。
フランス革命などの時代に盗難、破壊などがされて、
廃墟のようになっていたようです。 -
しかし、1835年にカルメンの作者と知られる
プロスペル・メリメなどの働き
「南フランスの旅ノート」などの著作により、
カルカソンヌ保存運動がおこなわれ、
修復保存が行われています。 -
コンタル城を出て通りを歩きます。
-
通りには土産物店、カフェなどもあります。
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曲がりくねった、細い通りが続いています。
メインの通りにはカフェ、土産物店が並んでいますが、
少し通りを入り落ち着いた感じの通りを含めた
歴史ある街並みも世界遺産に登録されています。 -
旧司教邸にシテ内きっての高級ホテル
オテル・ド・ラ・シテです。
サンナザール聖堂のすぐ目の前です。
ホテル内のレストランはミシュランの1つ星のようです。 -
コンタル城から数分歩くと
サンナゼール聖堂があります。 -
教会は11世紀頃より建設が始まっていますが、
よく見ると
東側3分の2はゴシック様式、
西側3分の1はロマネスク様式と
つなぎ合わせたような建物になっています。
西側から造り始めたと思われます。 -
聖堂内です。
正面祭壇です。
祭壇がある方は
ゴシック様式の様です。 -
西側にはパイプオルガンがみえます。
-
13世紀の正面祭壇のステンドグラスです。
-
北側のバラ窓です。
-
南側のバラ窓です。
昼頃なので南側はキレイに映えます。 -
西側の柱、アーチなどを見ると
ロマネスク様式であるのがわかります。 -
城塞の西側の城門であるオード門です。
西側の城門はオード川の河岸段丘の崖に面した
城門なので
東側のナルボンヌ門と比べると非常に小さな門です。 -
オード門を出ると、
カルカソンヌ市街地が見えます。
古代ローマ時代に城塞が築かれたころには
城門は東西南北に造られていますが、
中世になり
防御などの面から
南北の城門はほぼ閉じられているようになっています。 -
城門を降りると内側城壁と外側城壁のあいだを歩けます。
-
外側の城壁を降りると、
オード川、旧橋へと歩いて行けます。 -
城壁の間の堀は1周が
1.2kmなので歩いて回れます。 -
城塞のなかに戻ってきました。
パステルの店がありました。
パステルは15、16世紀に
アブラナ科の葉の部分を用いた染料で
青色の染料としては当時は唯一のものであったので、
パステルは南西フランに富をもたらしたということです。
青というより水色という感じのきれいな色で
南西フランスではこの色はよく目に留まります。 -
コンタル城とナルボンヌ門のちょうど中ほどで、
横道に入った場所にある
マルク―広場です。
ここには広場に面していくつかの
カフェ、レストランが並んでいます。 -
ランチにはまだ少し早いですが。
天気もいいのでオープンテラスもいいです。 -
前菜。サラダ。
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フランス南西部の郷土料理のカスレ。
カスレはインゲン、ソーセージ、鴨肉を煮込んだものです。
場所によって、店によって材料は幾分違うようです。
カルカソンヌ、トゥールズ、カステルノダリーは
3大カスレの街と呼ばれているそうです。 -
ナッツ、卵白、砂糖などで造られた菓子類が並んでいます。
特段おいしいものではないのですが、
昔からある地元のお菓子です。 -
ナルボンヌ門へと歩いて行きます。
-
ナルボンヌ門の横にある城門、要塞です。
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中には観光案内所もあり、
地下にも行けるようです。 -
天気が良く気持ちい日であったので、
ミディ運河沿いを歩きます。 -
現在は観光に使われているようで、
時々船が通り過ぎていきます。
日本ではフランスの観光地というと
モンサンミシェルが有名ですが、
フランスではもっと人気あるのは
カルカソンヌのようです。
やはり訪れると納得です。
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