カルカソンヌ旅行記(ブログ) 一覧に戻る
南西フランにある城塞都市のカルカソンヌを歩いています。<br />ヨーロッパ最大級といわれる城塞で、<br />二重の城壁、城内(シテ)のコンタル城、サンナザール聖堂などを見ています。

 ヨーロッパ最大級の城塞のカルカソンヌ

24いいね!

2017/04/21 - 2017/04/21

61位(同エリア209件中)

0

61

lion3

lion3さん

南西フランにある城塞都市のカルカソンヌを歩いています。
ヨーロッパ最大級といわれる城塞で、
二重の城壁、城内(シテ)のコンタル城、サンナザール聖堂などを見ています。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5

PR

  • 宿泊したアルビから出発です。<br />国鉄のアルビ駅です。

    宿泊したアルビから出発です。
    国鉄のアルビ駅です。

  • アルビからはトゥールズ経由で<br />カルカソンヌを目指します。

    アルビからはトゥールズ経由で
    カルカソンヌを目指します。

  • 穀倉地帯が続いています。

    穀倉地帯が続いています。

  • カルカソンヌ駅。

    カルカソンヌ駅。

  • ミディ運河です。<br />フランスの西海岸の大西洋側と<br />フランス南西部の地中海を結ぶ運河で、<br />ガロンヌ川の上流にあるトゥールズと<br />地中海の港町セートの間<br />240kmほどを結んでいる運河です。<br /><br />およそ300年ほど前の<br />ルイ14世の時代に完成しています。

    ミディ運河です。
    フランスの西海岸の大西洋側と
    フランス南西部の地中海を結ぶ運河で、
    ガロンヌ川の上流にあるトゥールズと
    地中海の港町セートの間
    240kmほどを結んでいる運河です。

    およそ300年ほど前の
    ルイ14世の時代に完成しています。

  • ミディ運河です。<br />水門も見えます。<br />思いのほか運河の幅は狭いです。<br /><br />運河完成後、<br />1世紀ほどで産業革命で<br />フランスにも1850年ころには<br />全土に鉄道網が完成し<br />運河の運搬機能はなくなってきました。

    ミディ運河です。
    水門も見えます。
    思いのほか運河の幅は狭いです。

    運河完成後、
    1世紀ほどで産業革命で
    フランスにも1850年ころには
    全土に鉄道網が完成し
    運河の運搬機能はなくなってきました。

  • カルカソンヌ駅から城塞(シテ)までは1kmほどです。<br />途中にあるオード川から城塞がよく見えます。

    カルカソンヌ駅から城塞(シテ)までは1kmほどです。
    途中にあるオード川から城塞がよく見えます。

  • オード川には旧橋と新橋がかかり、<br />向こうに見えるのは歩行者専用の旧橋です。

    オード川には旧橋と新橋がかかり、
    向こうに見えるのは歩行者専用の旧橋です。

  • 古風で趣のある石橋です。

    古風で趣のある石橋です。

  • 城塞の東側の城門であるナルボンヌ門です。<br /><br />城塞の西側はオード川の河岸段丘になっています。<br />険しい崖になっているので、<br />東側に防御の重点が置かれているので、<br />大きな城門が築かれています。

    城塞の東側の城門であるナルボンヌ門です。

    城塞の西側はオード川の河岸段丘になっています。
    険しい崖になっているので、
    東側に防御の重点が置かれているので、
    大きな城門が築かれています。

  • 城塞に入っていきます。<br /><br />ナルボンヌ門は地中海に面したナルボンヌの街に<br />続いているので付けられた名前です。

    城塞に入っていきます。

    ナルボンヌ門は地中海に面したナルボンヌの街に
    続いているので付けられた名前です。

  • ナルボンヌ門の入口右側には<br />かつての城主であったカルカスの像があります。<br /><br />8世紀末にフランク王国のカール大帝の軍が<br />城塞を攻撃した時に<br />城内に立てこもったイスラム軍の城主がカルカスです。<br />兵糧攻め末に守り切ったとそうです。<br /><br />カルカスの勝利の際に鐘を鳴らしたということから<br />カルカソンヌの名前が付いたそうです。

    ナルボンヌ門の入口右側には
    かつての城主であったカルカスの像があります。

    8世紀末にフランク王国のカール大帝の軍が
    城塞を攻撃した時に
    城内に立てこもったイスラム軍の城主がカルカスです。
    兵糧攻め末に守り切ったとそうです。

    カルカスの勝利の際に鐘を鳴らしたということから
    カルカソンヌの名前が付いたそうです。

  • カルカソンヌの城壁です。<br />二重の城壁が見えます。

    カルカソンヌの城壁です。
    二重の城壁が見えます。

  • 今は固定の橋ですが、<br />かつてのつり橋の鎖の名残が見えます。

    今は固定の橋ですが、
    かつてのつり橋の鎖の名残が見えます。

  • 門のアーチの下には13世紀に造られた<br />ゴシック式のマリア像が、<br />訪れる人を見守っています。

    門のアーチの下には13世紀に造られた
    ゴシック式のマリア像が、
    訪れる人を見守っています。

  • 右側の城壁(内側)が<br />古代ローマ時代に築かれた城壁で、<br />左側の城壁(外側)が<br />13世紀頃にルイ9世時代に築かれた城壁です。<br /><br />内側の城壁には29の塔、<br />外側の塔には17の塔があります。

    右側の城壁(内側)が
    古代ローマ時代に築かれた城壁で、
    左側の城壁(外側)が
    13世紀頃にルイ9世時代に築かれた城壁です。

    内側の城壁には29の塔、
    外側の塔には17の塔があります。

  • コンタル城などの城塞の中心部へと歩いて行きます。

    コンタル城などの城塞の中心部へと歩いて行きます。

  • 途中には南西フランスの昔からのクッキーなどの店があります。

    途中には南西フランスの昔からのクッキーなどの店があります。

  • 城塞の中央部の西側端にはコンタル城です。<br />

    城塞の中央部の西側端にはコンタル城です。

  • コンタル城はナルボンヌ伯の居城です。<br /><br />城塞のなかで唯一の有料スペースです。

    コンタル城はナルボンヌ伯の居城です。

    城塞のなかで唯一の有料スペースです。

  • 大きな城門は城塞の中の城塞という感じです。

    大きな城門は城塞の中の城塞という感じです。

  • コンタル城に入ると中庭になっており、<br />周りは城壁になっており、<br />城壁の上を歩けるようになっています。

    コンタル城に入ると中庭になっており、
    周りは城壁になっており、
    城壁の上を歩けるようになっています。

  • カルカソンヌとコンタル城の模型がありました。<br />右側の端にコンタル城があります。<br /><br />左側の塔はナルボンヌ門です。

    カルカソンヌとコンタル城の模型がありました。
    右側の端にコンタル城があります。

    左側の塔はナルボンヌ門です。

  • 城壁の上を歩いて行きます。

    城壁の上を歩いて行きます。

  • 城壁から南側を見ると<br />サンナザール聖堂が見えます。

    城壁から南側を見ると
    サンナザール聖堂が見えます。

  • 伯城への入口の半円形の外郭<br />(馬出し)が見えます。<br /><br />空堀の上にかから橋は木のつり橋であったようです。

    伯城への入口の半円形の外郭
    (馬出し)が見えます。

    空堀の上にかから橋は木のつり橋であったようです。

  • 中庭と木々の向こうには伯の居住スペースがあります。

    中庭と木々の向こうには伯の居住スペースがあります。

  • 城壁の上からの眺めです。<br />カルカソンヌ駅方面の街並みです。

    城壁の上からの眺めです。
    カルカソンヌ駅方面の街並みです。

  • 左側が入口の城門で、<br />右側には伯の居住場所です。

    左側が入口の城門で、
    右側には伯の居住場所です。

  • 伯の居住スペースは博物館となっています。<br /><br />貴重な建築物の石などは<br />こちらに保管されています。

    伯の居住スペースは博物館となっています。

    貴重な建築物の石などは
    こちらに保管されています。

  • ナルボンヌ門のカルカスの像は<br />本物はこちらに保管されています。<br /><br />城門にあるのはレプリカのようです。

    ナルボンヌ門のカルカスの像は
    本物はこちらに保管されています。

    城門にあるのはレプリカのようです。

  • 博物館内は貴重な宝飾品などはありません。<br /><br />フランス革命などの時代に盗難、破壊などがされて、<br />廃墟のようになっていたようです。

    博物館内は貴重な宝飾品などはありません。

    フランス革命などの時代に盗難、破壊などがされて、
    廃墟のようになっていたようです。

  • しかし、1835年にカルメンの作者と知られる<br />プロスペル・メリメなどの働き<br />「南フランスの旅ノート」などの著作により、<br />カルカソンヌ保存運動がおこなわれ、<br />修復保存が行われています。

    しかし、1835年にカルメンの作者と知られる
    プロスペル・メリメなどの働き
    「南フランスの旅ノート」などの著作により、
    カルカソンヌ保存運動がおこなわれ、
    修復保存が行われています。

  • コンタル城を出て通りを歩きます。

    コンタル城を出て通りを歩きます。

  • 通りには土産物店、カフェなどもあります。

    通りには土産物店、カフェなどもあります。

  • 曲がりくねった、細い通りが続いています。<br /><br />メインの通りにはカフェ、土産物店が並んでいますが、<br /><br />少し通りを入り落ち着いた感じの通りを含めた<br />歴史ある街並みも世界遺産に登録されています。

    曲がりくねった、細い通りが続いています。

    メインの通りにはカフェ、土産物店が並んでいますが、

    少し通りを入り落ち着いた感じの通りを含めた
    歴史ある街並みも世界遺産に登録されています。

  • 旧司教邸にシテ内きっての高級ホテル<br />オテル・ド・ラ・シテです。<br />サンナザール聖堂のすぐ目の前です。<br /><br />ホテル内のレストランはミシュランの1つ星のようです。

    旧司教邸にシテ内きっての高級ホテル
    オテル・ド・ラ・シテです。
    サンナザール聖堂のすぐ目の前です。

    ホテル内のレストランはミシュランの1つ星のようです。

  • コンタル城から数分歩くと<br />サンナゼール聖堂があります。

    コンタル城から数分歩くと
    サンナゼール聖堂があります。

  • 教会は11世紀頃より建設が始まっていますが、<br />よく見ると<br />東側3分の2はゴシック様式、<br />西側3分の1はロマネスク様式と<br />つなぎ合わせたような建物になっています。<br /><br />西側から造り始めたと思われます。

    教会は11世紀頃より建設が始まっていますが、
    よく見ると
    東側3分の2はゴシック様式、
    西側3分の1はロマネスク様式と
    つなぎ合わせたような建物になっています。

    西側から造り始めたと思われます。

  • 聖堂内です。<br />正面祭壇です。<br /><br />祭壇がある方は<br />ゴシック様式の様です。

    聖堂内です。
    正面祭壇です。

    祭壇がある方は
    ゴシック様式の様です。

  • 西側にはパイプオルガンがみえます。

    西側にはパイプオルガンがみえます。

  • 13世紀の正面祭壇のステンドグラスです。

    13世紀の正面祭壇のステンドグラスです。

  • 北側のバラ窓です。

    北側のバラ窓です。

  • 南側のバラ窓です。<br />昼頃なので南側はキレイに映えます。

    南側のバラ窓です。
    昼頃なので南側はキレイに映えます。

  • 西側の柱、アーチなどを見ると<br />ロマネスク様式であるのがわかります。<br />

    西側の柱、アーチなどを見ると
    ロマネスク様式であるのがわかります。

  • 城塞の西側の城門であるオード門です。<br /><br />西側の城門はオード川の河岸段丘の崖に面した<br />城門なので<br />東側のナルボンヌ門と比べると非常に小さな門です。

    城塞の西側の城門であるオード門です。

    西側の城門はオード川の河岸段丘の崖に面した
    城門なので
    東側のナルボンヌ門と比べると非常に小さな門です。

  • オード門を出ると、<br />カルカソンヌ市街地が見えます。<br /><br />古代ローマ時代に城塞が築かれたころには<br />城門は東西南北に造られていますが、<br />中世になり<br />防御などの面から<br />南北の城門はほぼ閉じられているようになっています。

    オード門を出ると、
    カルカソンヌ市街地が見えます。

    古代ローマ時代に城塞が築かれたころには
    城門は東西南北に造られていますが、
    中世になり
    防御などの面から
    南北の城門はほぼ閉じられているようになっています。

  • 城門を降りると内側城壁と外側城壁のあいだを歩けます。

    城門を降りると内側城壁と外側城壁のあいだを歩けます。

  • 外側の城壁を降りると、<br />オード川、旧橋へと歩いて行けます。

    外側の城壁を降りると、
    オード川、旧橋へと歩いて行けます。

  • 城壁の間の堀は1周が<br />1.2kmなので歩いて回れます。

    城壁の間の堀は1周が
    1.2kmなので歩いて回れます。

  • 城塞のなかに戻ってきました。<br /><br />パステルの店がありました。<br />パステルは15、16世紀に<br />アブラナ科の葉の部分を用いた染料で<br />青色の染料としては当時は唯一のものであったので、<br />パステルは南西フランに富をもたらしたということです。<br /><br />青というより水色という感じのきれいな色で<br />南西フランスではこの色はよく目に留まります。<br /><br />

    城塞のなかに戻ってきました。

    パステルの店がありました。
    パステルは15、16世紀に
    アブラナ科の葉の部分を用いた染料で
    青色の染料としては当時は唯一のものであったので、
    パステルは南西フランに富をもたらしたということです。

    青というより水色という感じのきれいな色で
    南西フランスではこの色はよく目に留まります。

  • コンタル城とナルボンヌ門のちょうど中ほどで、<br />横道に入った場所にある<br />マルク―広場です。<br /><br />ここには広場に面していくつかの<br />カフェ、レストランが並んでいます。

    コンタル城とナルボンヌ門のちょうど中ほどで、
    横道に入った場所にある
    マルク―広場です。

    ここには広場に面していくつかの
    カフェ、レストランが並んでいます。

  • ランチにはまだ少し早いですが。<br /><br />天気もいいのでオープンテラスもいいです。

    ランチにはまだ少し早いですが。

    天気もいいのでオープンテラスもいいです。

  • 前菜。サラダ。

    前菜。サラダ。

  • フランス南西部の郷土料理のカスレ。<br />カスレはインゲン、ソーセージ、鴨肉を煮込んだものです。<br />場所によって、店によって材料は幾分違うようです。<br /><br />カルカソンヌ、トゥールズ、カステルノダリーは<br />3大カスレの街と呼ばれているそうです。

    フランス南西部の郷土料理のカスレ。
    カスレはインゲン、ソーセージ、鴨肉を煮込んだものです。
    場所によって、店によって材料は幾分違うようです。

    カルカソンヌ、トゥールズ、カステルノダリーは
    3大カスレの街と呼ばれているそうです。

  • ナッツ、卵白、砂糖などで造られた菓子類が並んでいます。<br />特段おいしいものではないのですが、<br />昔からある地元のお菓子です。

    ナッツ、卵白、砂糖などで造られた菓子類が並んでいます。
    特段おいしいものではないのですが、
    昔からある地元のお菓子です。

  • ナルボンヌ門へと歩いて行きます。

    ナルボンヌ門へと歩いて行きます。

  • ナルボンヌ門の横にある城門、要塞です。

    ナルボンヌ門の横にある城門、要塞です。

  • 中には観光案内所もあり、<br />地下にも行けるようです。

    中には観光案内所もあり、
    地下にも行けるようです。

  • 天気が良く気持ちい日であったので、<br />ミディ運河沿いを歩きます。

    天気が良く気持ちい日であったので、
    ミディ運河沿いを歩きます。

  • 現在は観光に使われているようで、<br />時々船が通り過ぎていきます。<br /><br />日本ではフランスの観光地というと<br />モンサンミシェルが有名ですが、<br />フランスではもっと人気あるのは<br />カルカソンヌのようです。<br /><br />やはり訪れると納得です。

    現在は観光に使われているようで、
    時々船が通り過ぎていきます。

    日本ではフランスの観光地というと
    モンサンミシェルが有名ですが、
    フランスではもっと人気あるのは
    カルカソンヌのようです。

    やはり訪れると納得です。

この旅行記のタグ

24いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フランスで使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
フランス最安 220円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

フランスの料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

タグから海外旅行記(ブログ)を探す

この旅行記の地図

拡大する

PAGE TOP