全羅南道での天然染色体験と鴨の煮込みに舌鼓

2017/04/08 - 2017/04/09

韓国生活を切り上げ日本へ戻ることに決めて、年明けから日韓を行き来していましたが、銀行の手続きや引っ越しの手続きを含めて、今回が最後の滞在となりました。
滞在中に全羅南道の霊岩で行われるお祭りがあり、私もこの数年欠かさず行っているお祭りだったので、今年も全羅南道まで足を延ばしてきました！

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4月8日(土)、今年も全羅南道の霊岩で行われる「霊岩王仁文化祭り」に行くため、ソウルの南、良才からバスで出発しました～
ちょうど良才も桜が咲いてお花見日和でしたよ。

韓国国内でもお花見人気で高速道路も行楽バスやマイカーで大混雑！
通常なら４～５時間で到着する霊岩に到着したのは、ソウル出発から7時間以上経ってから......！
霊岩は桜の名所としても人気があり、霊岩に入ってからも渋滞していましたね＾＾；

本来はトレッキングなどもツアーの日程に含まれていたけど、到着が2時間以上押してしまったので、その次の予定の天然染色の工房へと直接向かいました。
工房では最初に責任者の方から天然染色に関しての簡単なレクチャーを受けます。

天然染色は草や木などの成分で染色するものが多く、今回こちらで染色体験をするのは、この植物を使ったハンカチの染色です。

これがその植物から取られた染色料です。
色としてはチョコレート色のような色ですが、仕上がりはどんな色になるでしょうか？？

さっそく染色料の中にハンカチを浸して、繊維の間に含まれる空気を追い出すように染色料の中でハンカチを揉みます。

10分ぐらい揉むこむ必要があるということだったけど、実はこの染料がとっても臭くて......＾＾；

見た目の染料の色とは違って、ハンカチは緑色になっていきました！

染色料の中では緑色だったけど、空気に触れて乾燥させると紺色にと変化しました！

その後、酸化したハンカチをお酢の入った水に浸し、アルカリ性で中和させます。

中和することで色が定着するのだそうです。

再び乾燥させるため、その間お隣にあるカフェ「インディゴ」にてティータイムを取ることになりました。

手作りの工芸品などがディスプレイされた店内は洋風な空間と韓国的な空間とが楽しめるようになっています。

こちらでは韓国の伝統茶「五味子茶」をお餅と一緒にいただきました。

今回お邪魔した工房は「エダムン(예담은)」といい、目の前には国立公園である月出山が広がっています。
とてものどかな場所で、外にベンチを置いて一日ゆったりと本を読みたくなるような、そんな素敵な場所でした。

天然染色体験の後は、霊岩の桜の名所「十里桜道」を通って夕食を食べに向かいました。

霊岩は最近ではF１のサーキットでも有名になりましたが、まだまだのどかな農村風景が広がっています。

今年は例年に比べ桜の開花が遅かったので、ちょうど満開の桜を見ることができました。
桜見物に来ていると思われる観光バスやマイカーで十里桜道も大混雑っ！

ようやく到着した夕食会場は「月出山イヤギ(話)」という漢方を使った鶏料理や鴨料理が有名な人気店です。

最初に出てきたのがタッカルビ。
ご飯が進む濃いしっかりとした味付けです。

包み野菜のサンチュにニンニクと一緒にのせていただきま～す！
焼けたコチュジャンの風味が香ばしく、手が止まりません＾＾；

たくさんのバンチャン(おかず)とタッカルビだけでも十分お腹いっぱいになったけど、せっかくなので名物の漢方を使った鴨の煮込み料理ぺクス)もいただきます！

箸を入れるだけで肉がほろほろとほぐれ、口の中に滋味いっぱいの味が広がります♪
漢方も入っていて身体が喜ぶ味ですねーー。
もしソウルに同じような店があったら通ってしまいそう......


「月出山イヤギ」
住所 ： 全羅南道 霊岩郡 郡西面 鳩林路 43-24
電話番号 ： 061-472-0507