2016/02/26 - 2016/02/26
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kawakoさん
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スイスで最も有名な城といわれるシヨン城。
イタリアからグランサンベルナール峠を越え、レマン湖岸を抜けてフランスやドイツに抜けるルート上にあり、山が湖岸の近くまで迫る狭い地形が通行税を取り立てる関所に最適であるという立地条件のため、昔から様々な支配者たちの重要拠点となっていました。
12世紀中ごろより、ここを支配下に置いていたのは隣国フランスのサヴォワ伯です。
13世紀に入り、スイスの南北を結ぶゴッタルド峠が開通すると、グランサンベルナール峠の重要度が低下、シヨン城を経由するルートの往来も減少します。サヴォワ家のレマン湖地方への関心も薄れたところに、ベルン軍団が一気にこの城に攻め入りました。
都市国家ベルンは、この時期スイスの原型となるスイス盟約者団に加盟し、その勢力を拡張しているイケイケどんどん期。
槍と盾で戦っていたサヴォワ軍に対し、移動式の大砲でもってシヨン城の屋根を吹き飛ばしてしまいます( ゚∀゚)o彡°ドーン
武器の進化によりシヨンの地の利がなくなった瞬間でもありました。
その後、シヨン城はベルンの代官の居城となり、その後260年もの間、ベルンによる砦、兵器庫、牢獄として使われます。
ところで、このシヨン城が建つのはベルン州ではなくヴォー州です。当時ヴォーはベルンに支配されていたんですね。
18世紀末、フランス革命の余波がスイスに及ぶと、長らくベルンの支配下で苦しんでいたヴォーがついに立ち上がります。
いざ!( `ー´)ノ
1798年、ヴォー州はベルンからシヨン城を奪還、地下牢に囚われていた人々を解放します。
そして現在、シヨン城はヴォー州の所有/管轄のもと、スイスで最も有名なお城として、世界中から観光客が訪れる場所となっています。
ところでレマン湖畔はスイス随一のワイン産地でもあります。
ここに訪れた私たちはモチロン、ワインの波に溺れることとなったのでした・・・
- 旅行の満足度
- 4.0
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シヨン城の最寄り駅、Veytaux-Chillon です
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よく見ると駅のホームからもうシヨン城が見えていますね
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ホームから湖沿いの遊歩道に出ます
シヨン城を表す茶色い看板がありました -
天気が良ければもっとキレイな眺めなんですけどね
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10分も歩いたかな?
昔、一つ先のヴィルヌーブ/Villeneuveからシヨン城まで歩いたことがあるんですが、30分ほどの快適な散歩だったので、これもお勧めのルートです -
Château de Chillon/シヨン城に到着~
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シヨン城は周囲を水に囲まれているんですが、すぐそばに船着き場もあって船でも来られるようですね
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中に入る前に入場料を払うのですが、日本語のパンフレットやオーディオガイド(有料)があるので、お好みでご利用ください
あ、私は無料のパンフだけもらいましたwシヨン城 城・宮殿
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中に入ってびっくり!中国人だらけw たまたま大きなグループツアー御一行様が到着した後だったのかもしれませんが、城内のいたるところでしゃがみこんでいるのがちょっとね・・・
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そうそう、入ってすぐ左手にお土産物屋があるんですが、シヨン城ラベルのワインなどもあってグッズの数はなかなかだったと思います
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ところでシヨン城といえば牢獄
で、ここが地下牢の入り口です
入り口から入って最初の中庭にあるので、お見逃しの無いように -
地下に降りて最初の部屋はワイン貯蔵庫で、先に進むとこのような空間に出ます
ここも貯蔵庫として使われていたらしいです -
おぉう・・・(;´Д`) 16世紀からの処刑所だってw
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さらに進むと・・・ちょっと怪しくなってきましたよw
人を繋ぐ枷のようなものが出てきましたが、ここがボニヴァールの牢獄です -
シヨン城は、イギリスの詩人バイロンが詠った「シヨンの囚人」により有名になりました
シヨンの囚人ことボニヴァールは、ジュネーブのサン・ヴィクトル小修道院の修道院長ですが、新教派で新興の市民勢力のリーダー格という人だったので、旧教派のサヴォワ家とは政治的にも宗教的にも敵対関係にありました
ボニヴァールはサヴォワ勢に捕えられ、ベルン軍が来るまでの4年間地下牢に囚われてしまいます -
地下牢の柱はナイフで掘ったような落書きでいっぱいです
今となってはそれも歴史の一部ですか・・・
でも、なーんか新しそうな落書きもあるんだよねぇ -
バイロンもサインを残してるけどね~
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地下には他に11世紀の地下礼拝堂の一部も残っています
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さて、また地上に戻ってきました
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さらに中に入ります
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ここは第二の中庭です
どこに進むか悩むところですが扉などに番号が振ってあるので、その順に進むと城内を一周できます
全部見て回ると結構時間がかかるので二時間は見ておいたほうがいいと思います -
散水車?
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シヨン城ではたくさんの扉があるのですが、錠のデザインがいちいち違っていて面白かったです
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ここは城主の食堂だったかな~?
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城内の部屋は基本的にはガラ~ンとしていてあまり展示物はなかったです
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キッチンらしき部屋
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どなたかの寝室
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このあたりの区画はサヴォワ家の私邸として使われていたようです
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錠~
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お、お風呂ですよ
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風呂ときたらトイレですよ~ しかも共同トイレらしいです
往時は一緒に座りながら世間話に花が咲いたんでしょうか
あ~でも、オープンぼっとん式だから、湖から吹き上げる風が冷たくてそれどころじゃないかw -
めくると・・・ワ~オ(/ω\)
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お、おぅ・・・
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錠~~
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先ほどとは違う厨房
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聖ジョルジュ礼拝堂
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サヴォワ家のプライベートな礼拝堂だったそうです
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扉もちょっとオシャレ
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いったん外に出て通路を渡ります
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錠~~~
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中世の城って感じですねぇ
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渡り通路で山側をぐるっと回りました
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第一の中庭が見えています
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なんか果ての無い通路が続くなぁ・・・
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面白い煙突の形です
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結構高いところにきましたね、モントルーの街並みが見えます
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レマン湖
朝から曇っていたのがちょっと晴れてきました -
ヴィルヌーブの方向
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城の中央あたりに位置する天守閣は入り口が上階にあって、中に入ると下まで降りられます
下に入口がないのは防衛上の理由で、中世の城にはありがちな作りです
で、中には武器のコレクションが展示されています -
全部回るとまた第二の中庭に出ます
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たいした大きさじゃないと思っていたんですが、全部歩くと結構な距離でしたよ
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最後に鍵穴
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モントルー辺りに出て食事にしようと思っていたんですが、ウチの夫が腹が減ったとうるさいので、すぐ目の前のレストランに入ることに(というか他に選択肢がない)
Restaurant Taverne du Château de Chillon
私は実はここには入りたくなかったんですよ・・・なぜなら表の看板に中国語でメニューが出ていたので -
中に入ると案の定中国の団体様御一行が食事中でして・・・
ただ私たち(他数名のフリー客)はテラス席へ案内されたので、静かにゆっくり過ごせました
この時はフランス語がいくらか話せる中国人が二人、ウェイトレスとして働いていたんですが、テラスでは店長らしきスイス人が接客してくれました
料理はレマン湖ならでは白身魚のソテーと地元産のワインで、美味しくいただきました
ただレヴューを見ると1(最悪)が非常に多いw
4や5を付けた人もいますが、ここ一年に立ち寄った人たちは圧倒的に1ですね
どうもオーナーが中国人に変わったようです
というわけで、私もお勧めしません -
さて、その足でやってきたのは電車で30分ほど、やはりレマン湖畔にある町キュリー/Cully
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「Les Frères Dubois」というエノテカです
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何しに来たかって?そりぁ~コレですよ(^_-)-☆
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このエノテカを切り盛りするバベットさんと一緒に通勤してくる看板犬
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バベットがせっかくこっちを向かせようとしているのに「その気はないワン」
あ、でも愛想が悪いわけではなくて、お客さんには最初に挨拶しに来るんですよ~
ただ、飽きるのが早いんですw -
さていよいよ帰路に就いた訳ですが、なぜか座っているのは食堂車
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ウチの夫がねぇ、まだ飲みたいって言うんだよね・・・
というわけで、まずはフェシーを一杯 -
さらにピノ・ブランとハム盛り合わせ~
さすがに飲みすぎぃ _(:3 」∠)_
↓ちなみに前回の呑んだくれ紀行
http://4travel.jp/travelogue/10998796
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この旅行記へのコメント (2)
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- ねもさん 2018/06/04 23:14:56
- 初めまして
- kawakoさん ご投票ありがとうございます。
スイス在住なんて羨ましい! 私もスイス大好きおじさんを自称しています。ただこのところの円安を考慮すると…… しばらくはお休みかな(>_<)
狭いと誤解していたスイスですが、いろんなところがあるんですね。kawakoさんの旅行記のうちで訪ねたのはシヨン城とグリンデルワルトくらい?
シヨン城の内部、正直忘れかけていたので懐かしかったです。ありがとうございます。
また、小雨のグリンデルワルト、よく歩きましたね。スイス人は雨でも歩くんですか!?
初公開ですが(笑)、現在大学生の娘が幼いころ、日本のスキー場でスキーレッスンを受けた先生がスイス人でした(2000年年末)。とっても誠実で良い人で。以来いつかスイスを歩いてみたいと。
以前の旅行記も読ませてください。
- kawakoさん からの返信 2018/06/05 01:32:48
- Re: 初めまして
- コメントありがとうございます〈(_ _)〉
スイスは小さな国ですが、アルプスが国を袈裟がけに横切っているので、谷や川、湖が多くて風土を変化に富んだものにしてくれています。
まぁ正直、山が多くて移動が大変なこともあるんですけどね。
ところでスイス人というか、西ヨーロッパでは、雨でも傘もささずに歩いています。日本と比べて湿度が低いので、濡れてもあんまり気にならないんでしょうね。
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