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浅虫温泉から陸奥湾に面した沖合に、小さな無人島「湯の島」があります。<br /><br />自然のままの状態で残された島は、春になるとカタクリ、オトメエンゴサク、キクザキイチゲ、キバナノアマナなどの花で彩られ、花の王国になります。<br /><br />カタクリ祭りの期間中(2017-4-1~4-23)、浅虫温泉から遊漁船で湯の島に渡ることができます。<br />山全体がカタクリで覆われているので、標高132mの頂上まで急坂の山道を歩きながら花を観ることができます。<br /><br />カタクリは花が開く晴れた日に訪れるのが狙い目ですが、白波が立つと遊漁船が欠航してしまうので、当日朝に浅虫温泉観光協会に確認が必要です。<br />

カタクリ群生地のある浅虫温泉「湯の島」 2017(青森)

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2017/04/11 - 2017/04/11

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かっちん

かっちんさん

浅虫温泉から陸奥湾に面した沖合に、小さな無人島「湯の島」があります。

自然のままの状態で残された島は、春になるとカタクリ、オトメエンゴサク、キクザキイチゲ、キバナノアマナなどの花で彩られ、花の王国になります。

カタクリ祭りの期間中(2017-4-1~4-23)、浅虫温泉から遊漁船で湯の島に渡ることができます。
山全体がカタクリで覆われているので、標高132mの頂上まで急坂の山道を歩きながら花を観ることができます。

カタクリは花が開く晴れた日に訪れるのが狙い目ですが、白波が立つと遊漁船が欠航してしまうので、当日朝に浅虫温泉観光協会に確認が必要です。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
同行者
一人旅
交通手段
新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

PR

  • 青い森鉄道がお出迎え<br /><br />東京から東北新幹線に乗り、新青森経由で青森駅に到着すると、青い森鉄道の金魚ねぶたが待っています。<br />

    青い森鉄道がお出迎え

    東京から東北新幹線に乗り、新青森経由で青森駅に到着すると、青い森鉄道の金魚ねぶたが待っています。

  • 青函連絡船の八甲田丸<br /><br />青森駅跨線橋の窓から、青函連絡船メモリアルシップが見えます。<br />

    青函連絡船の八甲田丸

    青森駅跨線橋の窓から、青函連絡船メモリアルシップが見えます。

  • 青函連絡船と青森駅の懐かしい写真展<br /><br />国鉄青函連絡船は昭和63年(1988)まで、青森~函館間の海上を運航していました。<br /><br />写真は青森駅跨線橋の内側に展示されており、この旅行記では3点紹介します。<br />

    青函連絡船と青森駅の懐かしい写真展

    国鉄青函連絡船は昭和63年(1988)まで、青森~函館間の海上を運航していました。

    写真は青森駅跨線橋の内側に展示されており、この旅行記では3点紹介します。

  • 昭和54年の八甲田丸(写真展)<br /><br />北海道旅行に行く時、お世話になった青函連絡船です。<br />

    昭和54年の八甲田丸(写真展)

    北海道旅行に行く時、お世話になった青函連絡船です。

  • 昭和44年の上空から見た青森駅(写真展)<br /><br />青森駅ホームの先端に連絡船の待合室と乗り場があり、2隻の船が着岸できるふ頭がありました。<br /><br />本州から北海道への貨物列車は、貨物車両のまま船内に載せていました。<br />

    昭和44年の上空から見た青森駅(写真展)

    青森駅ホームの先端に連絡船の待合室と乗り場があり、2隻の船が着岸できるふ頭がありました。

    本州から北海道への貨物列車は、貨物車両のまま船内に載せていました。

  • 昭和47年のりんご市場(写真展)<br /><br />青森駅の隣に、りんご市場が続いていました。<br />

    昭和47年のりんご市場(写真展)

    青森駅の隣に、りんご市場が続いていました。

  • 八戸行き電車<br /><br />これから第三セクターの青い森鉄道に乗り、浅虫温泉へ向かいます。<br />

    八戸行き電車

    これから第三セクターの青い森鉄道に乗り、浅虫温泉へ向かいます。

  • 女性アテンダント<br /><br />電車の発車まで、ホームで案内しています。<br /><br />アテンダントは青森~野辺地間に乗車し、乗車券の販売や車内放送の案内をしています。<br /><br />最近、無人駅の券売機を廃止してアテンダントによる乗車券の車内販売に切り替えています。<br />

    女性アテンダント

    電車の発車まで、ホームで案内しています。

    アテンダントは青森~野辺地間に乗車し、乗車券の販売や車内放送の案内をしています。

    最近、無人駅の券売機を廃止してアテンダントによる乗車券の車内販売に切り替えています。

  • 浅虫温泉に到着<br /><br />青森駅から20分で到着します。<br />

    浅虫温泉に到着

    青森駅から20分で到着します。

  • 浅虫温泉の観光案内<br /><br />駅構内に観光案内所があるので、見どころを教えてもらいます。<br /><br />湯の島へ行く船は、「海の駅」あさむしマリーナ船着場(地図ではヨットハーバー管理棟)が乗船場所になっています。<br />

    浅虫温泉の観光案内

    駅構内に観光案内所があるので、見どころを教えてもらいます。

    湯の島へ行く船は、「海の駅」あさむしマリーナ船着場(地図ではヨットハーバー管理棟)が乗船場所になっています。

  • 「海の駅」あさむし<br /><br />ここに受付があり、乗船券(往復)1,000円を購入します。料金の一部は自然保護活動に活用されます。<br /><br />今年の「湯の島カタクリ祭り」は、2017年4月1日~4月23日(9時~15時)に開催しています。<br /><br />無人島の「湯の島」は、カタクリ祭りの時期だけ島に入ることができるので、自然の生態系がそのまま残されているのです。<br />

    「海の駅」あさむし

    ここに受付があり、乗船券(往復)1,000円を購入します。料金の一部は自然保護活動に活用されます。

    今年の「湯の島カタクリ祭り」は、2017年4月1日~4月23日(9時~15時)に開催しています。

    無人島の「湯の島」は、カタクリ祭りの時期だけ島に入ることができるので、自然の生態系がそのまま残されているのです。

  • これが湯の島<br /><br />標高132mの島で、山頂まで往復1時間位かかります。<br /><br />その中腹にカタクリが密集して咲いています。<br />

    これが湯の島

    標高132mの島で、山頂まで往復1時間位かかります。

    その中腹にカタクリが密集して咲いています。

  • 船の出航<br /><br />お客が来しだい常時出航します。<br /><br />乗船時間は片道約5分です。<br />

    船の出航

    お客が来しだい常時出航します。

    乗船時間は片道約5分です。

  • 遊漁船<br /><br />8名が乗船し、湯の島へ向かっています。<br /><br />集魚灯があるので、漁船にも使われている船です。<br />

    遊漁船

    8名が乗船し、湯の島へ向かっています。

    集魚灯があるので、漁船にも使われている船です。

  • 湯の島の桟橋<br /><br />小さな桟橋なので、晴れていても白波が立つと欠航してしまいます。<br /><br />雨が降るとカタクリの花が開かないので、風速を含む天候に左右されるところです。<br /><br />当日の欠航は朝7:30に決めるので、浅虫観光協会(017-752-3250)に問い合わせるとわかります。<br />

    湯の島の桟橋

    小さな桟橋なので、晴れていても白波が立つと欠航してしまいます。

    雨が降るとカタクリの花が開かないので、風速を含む天候に左右されるところです。

    当日の欠航は朝7:30に決めるので、浅虫観光協会(017-752-3250)に問い合わせるとわかります。

  • カタクリ群生地に上陸<br />

    カタクリ群生地に上陸

  • 湯の島の案内図<br /><br />桟橋から頂上まで山道を登っていきます。その周辺に自生する植物が咲いています。<br /><br />最初の登りは幅の狭い急坂ですれ違いができず、帰りの道が別に用意されています。<br /><br />道の途中にはボランティアガイドさんがところどころにいるので、迷うこともなく花の名前などを教えてもらえます。<br /><br />では、頂上へ向かって出発します。<br />

    湯の島の案内図

    桟橋から頂上まで山道を登っていきます。その周辺に自生する植物が咲いています。

    最初の登りは幅の狭い急坂ですれ違いができず、帰りの道が別に用意されています。

    道の途中にはボランティアガイドさんがところどころにいるので、迷うこともなく花の名前などを教えてもらえます。

    では、頂上へ向かって出発します。

  • 白いオトメエンゴサク<br /><br />筒状の花をつけています。<br /><br />北海道に分布するものはエゾエンゴサクです。<br />

    白いオトメエンゴサク

    筒状の花をつけています。

    北海道に分布するものはエゾエンゴサクです。

  • キバナノアマナ<br /><br />花びらの内側は黄色、外側が緑色を帯びています。<br />

    キバナノアマナ

    花びらの内側は黄色、外側が緑色を帯びています。

  • キクザキイチゲ<br /><br />花弁に見えるのは萼片なんです。<br />

    キクザキイチゲ

    花弁に見えるのは萼片なんです。

  • ありました 最初のカタクリ!<br />

    ありました 最初のカタクリ!

  • 可憐なカタクリたち<br />

    イチオシ

    可憐なカタクリたち

  • 山道を登っています<br />

    山道を登っています

  • キクザキイチゲ<br />

    キクザキイチゲ

  • カタクリの群落<br />

    カタクリの群落

  • キクザキイチゲ<br />

    キクザキイチゲ

  • 湯の島から見える裸島<br />

    湯の島から見える裸島

  • 可愛いオトメエンゴサク<br />

    可愛いオトメエンゴサク

  • カタクリとオトメエンゴサクの競演<br />

    カタクリとオトメエンゴサクの競演

  • 斜面いっぱいに咲くカタクリ<br />

    斜面いっぱいに咲くカタクリ

  • キバナノイカリソウ<br /><br />淡黄色の4枚の花弁が距(きょ、細く突き出した部分)を突出し、錨のような形をした花です。<br />

    キバナノイカリソウ

    淡黄色の4枚の花弁が距(きょ、細く突き出した部分)を突出し、錨のような形をした花です。

  • お洒落なカタクリ<br /><br />花のつけ根の部分にW字形をした濃い紫色の班が入っています。<br />

    イチオシ

    お洒落なカタクリ

    花のつけ根の部分にW字形をした濃い紫色の班が入っています。

  • 綺麗に並ぶオトメエンゴサク<br />

    綺麗に並ぶオトメエンゴサク

  • どこを見ても、カタクリの花、花、花・・・<br /><br />カタクリは花が咲くまで7年間を1枚の葉だけで過ごし、その後2枚葉になり花が咲きます。<br /><br />7年間を地中で過ごすセミの成育と似ていますね。<br />

    どこを見ても、カタクリの花、花、花・・・

    カタクリは花が咲くまで7年間を1枚の葉だけで過ごし、その後2枚葉になり花が咲きます。

    7年間を地中で過ごすセミの成育と似ていますね。

  • ややっ、白いカタクリの花<br /><br />これは花びらに色素が形成されないため、白い花を咲かせると考えられています。<br /><br />自生するものは非常に稀で、数万本に1本と言われています。<br />

    イチオシ

    ややっ、白いカタクリの花

    これは花びらに色素が形成されないため、白い花を咲かせると考えられています。

    自生するものは非常に稀で、数万本に1本と言われています。

  • カタクリの咲く山道<br />

    カタクリの咲く山道

  • 爽やかな気分になるカタクリ<br />

    爽やかな気分になるカタクリ

  • 湯の島の山頂<br /><br />ガイドさんと話したり、写真を撮りながら、ゆっくり登ってきたので、45分ほどかかりました。<br />

    湯の島の山頂

    ガイドさんと話したり、写真を撮りながら、ゆっくり登ってきたので、45分ほどかかりました。

  • 海が見えるカタクリの山頂<br />

    海が見えるカタクリの山頂

  • 山頂にも白いカタクリの花<br /><br />ガイドさんの話では、白いカタクリが今年2本咲いています。<br /><br />では、下山します。<br />

    山頂にも白いカタクリの花

    ガイドさんの話では、白いカタクリが今年2本咲いています。

    では、下山します。

  • 南斜面の山道<br /><br />日射しの時間が長い南斜面は、カタクリが多いのです。<br />

    南斜面の山道

    日射しの時間が長い南斜面は、カタクリが多いのです。

  • 美しい彩りのカタクリ<br />

    イチオシ

    美しい彩りのカタクリ

  • カタクリの班模様<br /><br />W字の班の外側が白くなっています。<br />

    カタクリの班模様

    W字の班の外側が白くなっています。

  • カタクリの班模様<br /><br />こちらのカタクリはW字の班の内側だけが白くなっています。<br />

    カタクリの班模様

    こちらのカタクリはW字の班の内側だけが白くなっています。

  • カタクリの三姉妹<br />

    カタクリの三姉妹

  • オトメエンゴサク<br />

    オトメエンゴサク

  • 海の向こうは浅虫温泉の町<br />

    海の向こうは浅虫温泉の町

  • カタクリ王国「湯の島」<br />

    イチオシ

    カタクリ王国「湯の島」

  • 青みのあるキクザキイチゲ<br />

    青みのあるキクザキイチゲ

  • 桟橋に戻ってきました<br /><br />島に来てから1時間40分ほど、春の花を楽しみました。<br />

    桟橋に戻ってきました

    島に来てから1時間40分ほど、春の花を楽しみました。

  • 「道の駅」ゆーさ浅虫<br /><br />浅虫温泉に戻り、昼食にします。<br />

    「道の駅」ゆーさ浅虫

    浅虫温泉に戻り、昼食にします。

  • ホタテ刺身<br /><br />レストランで、甘味のある新鮮なホタテの刺身を美味しくいただきました。<br /><br />湯の島のカタクリ群生地はあまり知られていないところです。<br />

    イチオシ

    ホタテ刺身

    レストランで、甘味のある新鮮なホタテの刺身を美味しくいただきました。

    湯の島のカタクリ群生地はあまり知られていないところです。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • ちちぼーさん 2017/04/18 21:07:57
    カタクリの島なのですね
    かっちんさん、こんにちは。

    浅虫温泉から見える島は湯の島というのですね。
    残念ながら温泉が工事中で温泉に入りながら島が見られなかったことを思いだします。

    そしてカタクリのきれいな島だったのですね。
    カタクリって下を向いてただでさえ耐えている花のイメージですが
    まさか7年も待っているなんてびっくり。
    これからカタクリの花を見る目がかわります。

    いつも素敵な花の写真をありがとうございます。

    これからも楽しみにしています。

    みんまま

    かっちん

    かっちんさん からの返信 2017/04/20 16:23:03
    RE: カタクリの島なのですね
    みんままさん

    こんにちは。
    福島の桜を見に行っていたので、返事か遅くなってしまいました。

    カタクリの花の模様や濃さに個性があり、じっくり観察してしまいました。

    島に渡る船の人数が少なく、島の混雑もない状態でカタクリが見れます。
    機会があれば、4月上旬に訪ねてください。

    かっちん

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