大分から普通列車で由布院へ。のんびり鉄道の旅を楽しんだ後は・・・湯布院の変貌に驚く。

2017/02/15 - 2017/02/15

大分駅から久大線普通列車を利用し由布院まで。途中の向之原駅で途中下車。湯布院では寺社を巡る。
湯布院のメインストリートは変貌していて・・・静かな高原、高級なイメージはどこへ行ったのだろうか・・・
賑やかな外国人が大挙して訪れていて・・・もう日本人の行く旅先ではないのか？
日中の喧騒が去り、静けさを取り戻す時・・・本来の湯布院の姿を垣間見ることはできるのだろうか？

今回の内容
大分、湯布院の保存？SLを見る。久大線普通列車。向之原駅。湯布院で宇奈岐日女神社と仏山寺を参拝。湯布院からはバスで大分空港まで。

エリア 湯布院・由布院温泉(大分)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 3.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

大分といえば、大友宗麟。
威厳のある像が大分駅前にある。
この像の他に、フランシスコザビエルの像も・・・

大分駅からほど近い若草公園の一角に保存されているC5553。
実際は違う車番の機関車らしいが、日豊線で活躍したSLに違いはない。
外回りはそれなりに手入れがされていて、見苦しい状態ではない。
ただ、厳重に転落防止用の柵が設置されていて・・・残念・・・

車輪などはよく手入れされているように見える。

車内に入ることができる。

大分駅から久大線普通列車に乗車し由布院まで。
有名温泉地として知られる湯布院、福岡方面からのアクセスが充実している反面、大分側からのアクセスは限られる。
もっとも、鉄道を利用する旅行者は極めて少ないが・・・

大分駅 駅

10：50発4832D、向之原駅行、キハ200。
二両編成だが利用者はまばら。
日豊線は遅れているようだったが、時刻通り発車。

久大線も向之原駅までは結構本数が多い。

車内は転換式クロスシート。

車内から、南大分駅。

南大分駅付近は大分市のベッドタウン。

賀来駅の駅名標。

賀来駅を発車。

向之原駅到着。
全区間、利用者はごくわずかだった。

向之原駅 駅

向之原駅舎。
開業は1915年10月30日。2面2線あり、折り返し設備がある。
有人駅だが、みどりの窓口はない。

向之原駅までICカードが利用できるエリア。

駅名標その1。

駅名標その2。

向之原駅で由布院行の列車まで約30分。
駅近くの挟間郵便局へ。ここは風景印設置局。

郵便局への道すがら・・・挟間小学校の壁面に面白い鏝絵が。

向之原駅11：41発4834D、由布院行、キハ220の単行。
意外にも車内は混雑していた。シートが埋まり、立ち客もいるほど・・・
単行だから仕方がないが、その前の列車が二両で、空いていたので・・・

庄内駅で交換。
向之原駅では座れなかったが次の鬼瀬駅で座れた。ただ、車窓風景を楽しみたいので、この庄内駅から最後部に移動する。

トンネルを抜け・・・

山を越え・・・

南由布駅。

由布院駅到着。

キハ220車内。特徴的なのはこのカウンターシート？

車内は中扉を境に、片側がロングシート、もう一方には転換式のクロスシートを交互に配置。

トイレがある部分は立ちスペースのみ。

由布院駅。斬新な駅舎は町のシンボル的存在。
駅内にはギャラリーもあるが、とにかく人が多く落ち着かない・・・

由布院駅 駅

駅前から由布岳・・・
この風景はいつ見てもいい景色・・・

駅前で軽く食事をして、まずは郵便局へ。
その後は、宇奈岐日女神社まで歩き。

挟間郵便局と由布院郵便局の風景印。

神社に向かう道路沿い、ホテル秀峰館のそばの足湯。

この足湯、ホテル秀峰館が管理しているようで、東屋の一角には、ほっこりするような絵が・・・
秀峰館か・・・今度泊まってみるか～

天気が良かったので由布岳もきれいに見える。
この爽快感が湯布院にきた醍醐味？

宇奈岐日女神社。

宇奈岐日女神社 寺・神社・教会

境内には、台風被害で倒れたご神木の切り株が祀られている。

切り株に屋根をつけて・・・
ちょっと珍しい？

御朱印。

佛山寺、鐘楼門。
昨年の熊本地震で湯布院でも被害があった。
この門も倒壊寸前で・・・今も倒壊防止の支えが痛々しい・・・

佛山寺 寺・神社・教会

佛山寺、本堂。

御朱印。
特徴がある御朱印。

湯布院の見どころの一つ金鱗湖。
湖の周囲は台湾、中国、韓国など海外の人達ばかり・・・

駅までのメインストリートは大きく様変わりしていた・・・

美術館巡りをし、ゆっくり散策するはずだったのだが・・・
あまりの人の多さに辟易し、足早に駅に向かう・・・

金鱗湖 自然・景勝地

由布院の中央児童公園の一角にD511032。
写真からもわかるように、状態は悪い。
日豊線で使用されたとはいえ、この由布院には必ずしも縁がない機関車・・・
もうこうなってしまってはただの大ごみ・・・

湯布院から大分空港まではリムジンバスで。
大分交通と亀の井バスの共同運行。この便は亀の井バス。
当初、17：10のバスを予定していたが、その前の15：10のバスに乗る。

利用者は4割程度。やはり、外国人の姿が目立った。
車内は湯布院オリジナルヘッドレストカバーを使用した専用車だった。

由布院駅前バスセンター 乗り物

大分空港到着。
湯布院からは大分自動車道などを走行。由布の山並を眺めながら爆走・・・

大分空港までの所要時間は約1時間。
一日6往復のみだが、空港～大分市内が1時間かかることを思うと利用価値はある。

湯布院はいろいろなランキングでも常に上位の人気の温泉地。
ただ、近年の外国人の増加により、その静けさ、素朴さが失われてしまったように思える。
今回は日帰りだったので、温泉、ホテルを語ることはできないが・・・
意外にも、それだけ混雑していても、レストランや観光施設は空いているところも多い・・・
数十年前、日本人の団体客が海外旅行をしていたことと同じことか・・・
湯布院は団体で訪れるところではないのだが・・・

ローカル線を楽しみ、湯布院を彷徨った一日、まあ、天気が良かったので楽しめた一日だった。

大分空港 空港