三社祭のプロローグ 浅草神社宮神輿「堂上げ堂下げ」と招き猫の今戸神社

2017/03/18 - 2017/03/18

浅草寺で、三社祭のプロローグともいわれる「浅草神社宮神輿 堂上げ・堂下げ」という行事が行われました。

浅草寺本尊御示現を慶祝して、3月17日の夕方に浅草寺の隣にある浅草神社で神職神霊入れの儀が行われた後、一之宮・二之宮・三之宮の宮神輿三体は浅草寺の本堂外陣へ「堂上げ」されます。
納められた宮神輿のご神体はご本尊の御前で一晩お宿まりし、翌18日午前、浅草神社の宮司による祝辞奏上と浅草寺一山式衆読経の後、本堂より「堂下げ」され、浅草の街を一周して浅草神社に還御されます。

今回、18日の堂下げを見てきました。

その後、近くにある招き猫発祥の地と言われている今戸神社へも寄ってきました。

エリア 浅草(東京)

• 旅行の満足度: 4.0

浅草寺の本堂から宮神輿の「堂下げ」が開催される。

仲見世を歩いて行くと見えてくるのが宝蔵門（仁王門）。

左右に仁王像が安置されている門。大提灯が上げられている。

桜の装飾とスカイツリー。

本堂内では、浅草神社の宮司による祝詞が奏上されている。

その後、浅草寺の一山式衆読経が行われた。

天狗さまがやってきた。

9時15分。いよいよ一之宮（土師真中知命・はじのまつちのみこと）が堂下げされる。

前日に堂上げされ、ご本尊の御前で一晩お宿まりした神輿。

重さが1トン以上もあるので、階段を降りるのが大変。

大勢の手によりゆっくりと。

無事下げられた。

続いて二之宮（檜前浜成命・ひのくまはまなりのみこと）、三之宮（桧前竹成命・ひのくまたけなりのみこと）の堂下げ。

一之宮と同様に沢山の人の手によって運ばれる。

三基が揃い、本堂の前でびんざさら舞が行われる。

こんなに近くで宮神輿を見たのは初めて。

豪華な装飾。

浅草を周る移御行列が始まった。
いつの間にか本堂の前は人でいっぱいに。

引き屋台に乗った神輿は本堂を一周する。

五穀豊穣、商売繁盛、子孫繁栄などを祈る「神事びんざさら舞」を奉納した氏子の方々。

本堂の前に用意されていた獅子頭もガラガラと移動。

びんざさらという楽器は、長さ15センチ、厚さ0.6センチの檜の板を108枚重ねた木製のもので、左右両端を両手で持ち、アコーディオンのように開いたり閉じたりすると、板と板がふれ合って音を出す。

二天門より行列が出てきた。

浅草寺のご本尊の観音さまが推古天皇36年（628年）3月18日にお姿をあらわされた（示現）ことから、毎年3月18日に行なわれるようになった法要。

神輿を先導する天狗さま。

高い下駄で歩くのは大変そう…。

一山の住職が総出で、伝法院から参道の仲見世を通り、本堂までもどってくる。

町内移御。

町内移御。

町内移御。

町内移御。

浅草寺の隣にある浅草神社。

【御祭神】
檜前浜成命（ヒノクマノハマナリノミコト）
土師真中知命（ハジノマツチノミコト）
檜前武成命（ヒノクマノタケナリノミコト）

境内にある被官稲荷神社の鳥居前に、獅子頭と太鼓が飾られていた。

例大祭の式典が行われていた。

11時30分より浅草寺の本堂脇で金龍の舞が奉演される。

金龍は、長さ15メートル、重さ80キロ。

浅草寺の由来である『浅草寺縁起』の中で、本尊である観音様が現れた時の様子に「寺辺に天空から金龍が舞い降り、一夜にして千株の松林ができた（現世利益ともなる五穀豊穣の象徴）」とあることから、創作されたものだそう。

8名の舞手により操作されている。

華麗に舞う、きらびやかな金龍。

金龍の舞は、昭和33年10月　昭和本堂が落慶した際、浅草観音慶賛会が後生に永く伝える記念行事として創始奉納したもの。

本堂に向かっていく。

向きを変えて

宝蔵門に向かって行く。

金龍に触れて縁起をもらう。

宝蔵門をくぐっていく。

この後は雷門を出て、伝法院へ。
素敵な伝統行事が見られてよかった。

隅田公園までてくてく歩く。

早咲きの桜とスカイツリー。

今度は菜の花と一緒に。

浅草寺から10分ほどで今戸焼、沖田総司の終焉、そして招き猫の発祥の地でもあると言われている今戸神社へ。
以前から来てみたかった神社。

絵馬に囲まれた手水舎。

竹筒の上にちょこんと乗った猫ちゃんが可愛い。

本堂の前にある石なで猫。携帯の待ち受けにして毎日祈ると、願い事が叶うと言われている。
ナギくん（左）、ナミちゃん（右）という名前が付いている。

見るとラッキーと言われている野良猫のナミちゃんがいた♪♪♪

【御祭神】
応神天皇
伊弉諾尊（イザナギノミコト）
伊弉冉尊（イザナミノミコト）
福禄寿

本堂内の今戸焼でできた大きな招き猫。

ずらりと並んだ猫の如雨露（じょうろ）。

上げている手が右の場合は、人客（良縁）を招く。

おみくじが置かれた社務所の中にも様々な招き猫。

おみくじをひいたら、なんと大大大吉だった！

浅草神社と今戸神社でいただいた御朱印。

縁起の良い一日が過ごせた。

最後まで見ていただき、ありがとうございました。