富士を見ながら山梨塩山へ（その１）　出発時、天気予報は曇り空

2017/01/27 - 2017/01/27

　山梨の塩山には、８ヶ月前の５月に出かけました。
　しかし、行き帰り共どんよりした曇り空。
　富士の雄姿を期待していたのに、その裾野を走っても、富士は雲の中でした。
　今回はどうか・・・？
　１２時半、東名高速の磐田インターから出発し、牧の原台地を越えて大井川に差し掛かると、富士の姿がはっきりと現れました。

エリア 富士川・由比(静岡)

• 交通手段: 自家用車

　助手席の女房にズームさせて撮らせます。
　我が家からも小さな富士の頭は見えますが、それは空気の乾燥した冬の晴れた日のこと。
　静岡県に住みながら、富士の姿は貴重なもので、こうして富士が見えると、私たちは嬉しくなってしまうのです。

　静岡市に入って来ました。
　１年ほど前から訳あって、山梨までドライブする機会が数回できましたが、長距離ドライブは久しぶり。
　海外旅行もわくわくしますが、国内でのドライブも同じようにわくわくするものだと知りました。

　右の日本平に続く丘陵の麓に静岡大学が現れました。
　私の母校です。
　４年間もここで富士を見ていたのに、当時は富士は見慣れた生活の一部で、見つめることもありませんでした。

　それがこの歳になって、富士に喜んでいるとは・・・・
　どうしたもんでしょう。
　４０年以上も経つのに、大学は外観は変わっていないように感じます。

　まっすぐに富士に向かって走ります。
　高齢者ですから安全運転。
　省エネに徹して９０kmほどの速さで走っていると、他の車にどんどん抜かれていきます。

　「すごい！」
　女房が真正面の富士を見て感嘆の声。
　思い切りズームして写真に納めます。
　女房の技術では手振れが心配ですが、今のデジカメは大丈夫なようです。

　袖師トンネル、清見寺トンネル、興津トンネル、薩埵トンネルを抜けると、TVでおなじみの駿河湾と富士が望める絶景ポイント。
　しかしその一番のシャッターチャンスを逃してしまい、坂道を下る途中でやっと１枚。　

　富士川サービスエリアに近づきます。
　ここまで来ると富士も大きくなってきました。
　出発時は曇りがちの空ですが、あざやかな青い空になってきています。
　本日は曇りという天気予報、当たりません。

　富士川サービスエリアに入ります。
　このサービスエリア、うろ覚えですが、昔は登り下り共有だったと思うのですが、私の勘違い？

富士川サービスエリア 道の駅

　いつの間にか観覧車までできていて、戸惑いますが、車を止めます。
　１月なのにポカポカ陽気。
　車の中は温室状態で、窓を開けて走っているほどです。

　年金生活者の私は、退職後は経済的な軽自動車です。
　この車、超軽量車で、高速道路を使ったドライブでは、リッターあたり３０km以上もの燃費をかせぐのです。
　甲府までの峠路は凍結の恐れありというとで、スタッドタイヤを新調したばかり。
　雪道を走ったことのない私は、凍結道路を走ることも楽しみです。

　売店やレストランをざっと眺めて外に出ると、

　富士川楽座なんて建物がありました。
　入ってみると、可愛いフードコート、屋台店、高級そうなレストラン、カフェ・・・
　旅行案内所・・・・などがずらり。

　驚くことに、プラネタリウムまであるのです。
　高速道路のサービスエリアで、誰が入るのだろう？
　最上階には『わいわい劇場』もありました。

　そっとカフェに侵入し、巨大な窓から富士の写真を撮りました。
　晴れ渡った空ですが、頂上付近に雲がかかり始めています。

　駿河湾の手前に富士市の街が拡がっています。
　富士もいいけど、この景色も素敵です。

　富士山と愛鷹山を正面にして、富士インターに向かって下っていきます。

　東名高速を降りると、西富士道路を北進。
　富士を見ながら気持ちもうきうき、快走しますが、

　富士宮の街中に入ると、信号が次々に出てきて渋滞。

　町を抜けると、ゆるい登り坂が続く一本道。
　甲府まで５１kmとなっています。

　おっ、ここが『まいかの牧場』だ。
　動物とふれあい、ものづくり体験をし、食を考える牧場施設です。
　牛の育て方が違い、ここの牛乳は値段は高いけど、美味しいのだそうです。

まかいの牧場 テーマパーク

　前回、立ち寄ってみましたが、子ども連れで楽しむ施設のようで、孫のいない私たちには縁遠く、今日は素通りです。

　次に現れたのは『もちや』。
　遠い昔、グループ旅行で立ち寄った気がしますが、どんな店なのかは忘れてしまいました。
　ここでし買えないような、美味いものがあったような・・・・？
　

ドライブイン もちや グルメ・レストラン

　朝霧高原の『さわやかパーキング』で一時停止。
　富士の頂上付近は雲に覆われて残念ですが、富士の裾野の広さ、伸びやかさには、感激の連続。
　近くには朝霧アリーナやジャンボリーキャンプ場もあります。
　その昔、日本ジャンボリーが開催された朝霧高原ですが、今も続いているんだろうか？
　
　　

　放牧された牛たちが草をはむ光景は、日本ではないみたい。

　富士を横目に車を走らすと、『道の駅・朝霧高原』が見えてきました。

　広～い駐車場ですが、車は少ない。
　外は寒いだろうと車から降りると、何のことはなく、防寒具なしでも大丈夫です。

道の駅 朝霧高原 道の駅

　ところが、おおっすごい、雪が残っているではありませんか。
　１週間ほど前の雪かな・・・？
　めったに雪を見ない私たちには、雪は宝物もので、大興奮しまくりです。

　トイレによって、

　ご当地特産品を見て歩き、

　無料お試し牛乳と、ミルククッキーをもらい、

　富士山を堪能しようとするが、あいにく富士は雲の中。

　それでもこの広～い裾野を眺め、涼しい風に身体を任せるだけで、大満足。

　再び走り始めます。
　道路脇に残雪を発見。
　いよいよ凍結道路に出会えるかな・・・
　でも車の中は温室効果でホカホカし、窓を少し開けています。
　こんな暖かさでは、路面は凍結してないでしょう。

　雪が残っているのは日当たりの悪い山の中だけ。

　車が往来する道路の雪は解けてしまっています。

　いつしか静岡県から山梨県に入っていて、この左側はもう本栖湖でした。
　空は青く、光輝いています。

この旅行記へのコメント （1）

• trat baldさん 2017/05/02 07:26:23

  仕事で三島に通った昔に日替わりの富士に痺れたっけ、、、、、

  アジアでのタフな旅で鍛えたmotogenさん夫妻の写真力は日本では面目躍如で楽しいね！