2017/01/28 - 2017/01/28
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motogenさん
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車で塩山駅に向かいます。
Tさんご夫婦は隔月一回、子どもたちやその家族を募って、一泊の田舎体験活動を企画しています。
今日はその日で、電車に乗って参加してくる子供たちを駅まで迎えに行くのです。
私たちが参加するのはこれで2回目。
前回は田植え等を行いました。
途中、『保健農園ホテル・フフ山梨』に立ち寄りました。
町で運営していた宿泊リゾート施設ですが、最近民間に売却されたようです。
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『フフ山梨』は小高い丘の上にあり、素晴らしい景色が一望できます。
町で運営していた頃は、ここで子供たちと一緒に遊びまわったそうですが、民営になってそうはいかなくなったと、がっかりしているご夫婦です。 -
なるほど、山小屋風のリゾート施設です。
事前に申請書を出して許可を得れば、広場で遊ぶことはできるようですが、その日の気分で自由に活動したいTさんご夫婦には、無理な話です。 -
塩山駅に到着しました。
塩山駅 駅
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信玄公の銅像があります。
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駅の前にはすごいお屋敷がドンと構えています。
『甘草屋敷』です。
「チラッと見てきたら・・・・」
Tさんの奨めで、少しのぞいてみます。 -
甘草とは甘味料や薬草として利用される植物で、340年前に高野庄兵衛という人が、この地で栽培を始めた・・・
との説明パネルがあります。
享保時代には江戸幕府に甘草を納めるようになりました。 -
屋敷には立派な竹矢来の囲いと門があり、厳重な管理のもとに栽培されていたようです。
薩摩からの砂糖の他に、こんな甘味料があったことに驚きました。
今は保存会の人たちが、栽培を続けているとのこと。
あいにくこの時期は種をまく前で、畑に甘草は生えていませんでした。 -
屋敷の中を見学するには入場料が必要です。
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しかし屋敷内を見学している時間はなく、農具がある納屋の中を見て、
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土産物売り場を素通りし、駅に戻ることにしました。
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駅には東京付近からやって来た子供たちが 集っていました。
いつもは親と一緒に車でやって来るのですが、親なしで旅をしたいと電車に乗って来た子どもたちです。 -
ご夫婦はこの田舎体験の場として、古民家を借りています。
今回のメイン体験は石オノ作り。
先生は縄文人に憧れ、縄文人の生活を研究をしている地元の方です。 -
縄文先生が、縄文人の素晴らしさを説明ししながら、自作の石オノや石ノミを見せて、作り方のこつを伝授します。
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えっ!
石で何ができるの?
半信半疑の子供たちですが、 -
実際にそのオノで木を刻んでみると、固い木がザクザクと削られます。
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すごい!
すごい!
みんなの目が変わります。
私にもやらせて!
こんなの作ってみたい! -
さっそく転がっている石や木の棒を探してきて作り始めます。
誰もが夢中。
私はオノになりそうな石を見つけて、子どもに渡したり、石を割ったり、とがらせる手伝いをします。
見知らぬ子どもたちと仲良しになっていきます。 -
自分の作ったオノを使って、満足、満足。
危険なオノは東京に持ち帰ってはだめだと言うが、すっかり石オノに魅了された子供たちは、絶対に持って帰ると主張してやみません。
自分たちのバッグにしっかりしまいこみました。 -
石オノ作りの次は、みんなで温泉です。
市営の鼓川温泉に、車に分乗して出かけました。鼓川温泉 温泉
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かなり山の中で、標高も高く、空気が違います。
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こんな所に市営の温泉があるなんて、山梨はなんと素晴らしい町でしょう。
子供たちは元気良く駆け込んでいきます。 -
地域の野菜や特産品売り場があり、
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レストランもあって、地元の人たちが休んでいます。
温泉内で写真を撮ることは遠慮して、1時間ほどゆっくりと湯に浸かりました。 -
古民家に戻って夕食の準備です。
恒例の野外カレーライス作りが始まりました。 -
火を燃やすのは、何と刺激的で面白いこと。
危険なことは楽しいのです。
煙に巻かれて目が痛むのもなんのその、釜のなかでグツグツとジャガイモやタマネギやニンジンを煮込みます。
部屋の中では大きな包丁を振り回して、子どもたちが野菜や肉を切っています。 -
日は沈んでしまいましたが空はまだ薄明るく、富士がピンク色の雲の中に霞んでいます。
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夕食です。
子どもも大人もモリモリ食べます。
いつもの2倍、3倍も食べたでしょうか。
作り過ぎたと思える料理がすっかりなくなります。
終わると、それぞれが自分の食器を、灰でこすって洗います。
灰は自然の洗剤です。
自分でできることは自分でする・・・
それがこの田舎体験の流儀です。 -
夕食が終わると、楽しい夜のミニコンサートの時間です。
最初は我が女房が持ち込んだ、紙芝居です。
参加してくれた子どものお母さんが語り部となってくれ、女房はキーボードでのバックミュージックを担当。 -
ボランティア活動で使った、素人が作った紙芝居ですが、みんな真剣な顔をして観てくれます。
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次は子供たちのリコーダー合奏。
音楽好きな子どもたちは、はつらつとした表情で演奏します。
日頃、子どもたちとの接触のない私は、子どもたちの無邪気さに感動してしまいます。 -
僕もやってみたいな・・・
そんな顔をして覗き込む少年も、とても可愛く感じ、 -
AKB△△を真似して歌って踊るお姉さんやお兄さんたちを、
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低学年の子どもたちが、憧れの目で見つめます。
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子どもたちのお父さんやお母さんや、毎回この会に参加して育ってきた中学生も、温かな眼差しを送ります。
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いじめを受けたり、引きこもりがちな子供たちも参加しているようです。
「立身出世や、地位や名誉、贅沢なで快楽な暮らしばかりが人生ではないよ・・・」
「色んな人生が、一人一人にあっていい・・・」
と言うTさんご夫婦の対応で、子どもたちはのびのびしているようです。 -
参加したお父さんやお母さんも、初対面の子どもたちの相談にのったり、一緒に遊んだりしています。
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置いてある琴をつまびく子どももいます。
ここにはたくさんの楽器が置いてあって、自由に使えます。
子供たちは音楽が大変好きです。 -
2階と、その上の納屋のような天井裏で寝ます。
布団は少ないので、みんな寒さを防ぐ服をまとい、互いにくっつき合ってごろ寝です。
天上は低く、床はギシギシし、まるで古い山小屋のようですが、ここは自分たちの隠れ家・秘密基地のようで、こんな楽しい場所はないのです。 -
子どもたちが2階に上がってしまい、初めはドタバタ騒いでいましたが、いつしか静かになっていきました。
下では大人の夜のつどい。
つまみを片手にワインで盛り上がり、上の子供たちから
「うるさくて眠れない!」 と苦情がくる始末。
こうして子どもばかりではなく、大人にとっても楽しい夜が過ぎていくのでした。
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この旅行記へのコメント (1)
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- trat baldさん 2017/05/06 07:21:21
- 古き良き時代の日本が見えたね!
- 環境が良ければ心豊かな子供が育つよ、を実践してるのね!
Ps.半分ボランティアで児童施設のお手伝いもしています。
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