2017/01/29 - 2017/01/29
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motogenさん
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古民家の一夜が明けました。
やはり山梨塩山は寒い。
それに負けず、ふとんは自分でたたんで押入れにしまい、冷たい氷水で洗顔します。
ドタバタ騒ぎの中で、まだ半分眠っている子もいますが、家にいるような我がままは通りません。
仲間に励まされて頑張ります。
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屋根裏部屋に登って行くと、そこは朝になってもまだ暗く、ぼんやりと座ったままで動けない子どもがいました。
ふとんをたたんでいる他の子供にうながされて、のそっと立ち上がりました。
親に言われれば反抗する子ども、子供同士なら素直です。 -
外の水槽はコチコチに凍りついていました。
それを見た子どもたちは大喜び。
氷を割って洗顔です。
「おしん」です。 -
朝の冷気に身をひきしめながら、古民家の坂上にあると廃墟のようなお宮まで歩きます。
朝靄に煙る周囲はブドウ畑ばかり。
山梨です。 -
「1!」「2!」「3!」「4!」・・・・
大きな声を上げて人員点呼。
豪快で愉快なTお母さんは、子どもたちに慕われ、上手に子供たちを統括します。 -
みんなで体操をした後には、美味しい朝食が待っていました。
ホカホカのジャガバタ、ゆで卵、無添加パン、アジの干物、牛乳、etc・・・・
普段は朝ごはんを食べない子も、モリモリ食らいつきます。 -
頑張る子どもたちを、朝日に輝く富士が応援してくれます。
-
今日の予定は餅つきですが、それまでしばらく自由時間。
子どもたちはインディアンハウスを作り始めました。
何回も体験している子どもは勝手知ったるもので、そこらじゅうから材料を集めて来て、自分たちの基地をを造ります。 -
ブドウ畑の中に秘密基地が完成。
-
ブドウ畑では剪定作業が始ったようで、農家の方々が大胆に枝を詰めていきます。
このブドウをもとにワインを造る工房もあちこちにあって、この地域はブドウ一色。
静岡からやって私たちには、見るもの全てがめずらしく、まるで外国にきたようです。 -
餅つきの準備の開始。
まずはもち米を、昔ながらの方法でセイロでふかします。
子供たちは火が大好きで、必要でもないのに火の中をかき回したり、うちわで扇いだりして、Tさんを困らせています。 -
持ちつきも、伝統を守って木の臼と、子どもにとっては重すぎる杵です。
ペッタン、ペッタン。
餅にならないうちに中身は冷えてきて、上手につけませんが、とやかく言わずに何事も経験だと、周りの大人も肝要です。 -
最近の学校や公営のイベントでは、餅つき大会でついた餅は食べないで、捨てるのだそうです。
替りに食べるのは市販のパックに入った餅。
自分たちでつき、自分たちで丸けた餅は、食中毒菌の混入の恐れあり。
時代は変わりました。 -
しかしここでは、そんなことには何一つ気をつかいません。
手をベタベタにして千切り、丸け、灰や土ぼこりが舞い込んだ餅でも平気な家族しか、参加していないからです。
「公にしてだ大規模に参加者を募集なんかしたら、こんな会はつぶされてしまうよ!」
「私たちは、営利目的じゃないんだから!」
Tさんご夫婦はそう言います。 -
管理社会が拡がって、大切なものまで捨てられてしまう・・・・
Tさんご夫婦は、そんな社会に反抗しているのです。
そんなご夫婦に、大いに励まされ、私も元気になってきます。 -
参加費は集めますが、食材や光熱費や温泉代や体験資材、その他諸々の経費で、赤字は間違いないでしょう。
計画、手配、準備、折衝・・・
苦労の連続でしょう。
それらを惜しみなく続けているTさんご夫婦には、本当に頭が下がります。 -
昼休みです。
遠方にお寺の屋根らしきものが見えています。
1時間もあれば見てこれるでしょう。
散歩を兼ねて調査してみることにしました。 -
アップダウンの続く道を歩いていきます。
右も左もブドウ畑ばかり。 -
ブドウの直営販売所もありますが、今は閉鎖中。
大きな駐車場があります。
シーズンにはフドウ狩りの観光バスがやってくるのでしょう。 -
そしてここにも立派なお屋敷がありました。
漆喰の白い壁に、凝った造りの瓦の屋根。
もちろん城のような石垣の上に立っています。 -
武田時代から代々住んでいるご家族のお屋敷に違いありません。
これだけの屋敷を維持しているということは、核家族化はしていなく、跡継ぎが立派に育ち、子世代や孫世代までもが安定した生活を続けられているということなんでしょう。
素晴らしい地域です。 -
お寺の門に着きました。
「甲山萬勝寺」の石碑が立っています。 -
本堂はさして大きくはないが、手入れされた立派な境内です。
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境内も本堂もひっそりしていて、人の気配はありません。
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裏手に回ると墓地になっていました。
墓地は墓地でも、普通の墓地ではありません。
墓の数は少ないけれど、一つ一つの墓が独立していて、大きく、みごとなのです。 -
そして一つ一つにこんな石碑が付いています。
読んでみると、これは梶原家の墓です。
武田信玄の時代にはこの地の城を預かる有力な武士であったようですが、武田滅亡後は、徳川家より派遣された内藤氏の家臣となって、この地を治めていました。
そんな名家の墓ばかりの寺です。
いうなればこの寺は、有力氏族を檀家とする格式の高い寺なのでしょう。 -
田舎体験も終わりです。
会場となった古民家をみんなで掃除し、駅までやってきました。
ここでお別れ。
孫のような子供たちに癒された2日間でした。 -
再び二人だけのドライブ。
富士の見ながら精進湖の脇を通り、 -
残雪残る峠道を越えて、
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広大な富士の裾野、朝霧高原を走り、
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道の駅で土産を買って、
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東名高速の富士川サービスエリアから、富士に最後の別れを告げます。
今回の山梨塩山への旅は、いつも富士が見守ってくれていました。
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富士を見ながら山梨塩山へ
この旅行記へのコメント (2)
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- trat baldさん 2017/05/14 13:28:35
- 試験運用中、本格改修は暇が出来たら、、、、、
- この旅行記は4traだけじゃあ勿体無いと云うか全国の親と子供達への啓蒙活動に使えると良き時代の日本を取り戻せる様な気がする。
- motogenさん からの返信 2017/05/20 20:12:18
- RE: 試験運用中、本格改修は暇が出来たら、、、、、
- ありがとうございます。そう言ってくれると大変嬉しいです。
今フィリピンのバナウエイに来てます。ここには6泊します。山登りの連続でいささか疲労が蓄積、変な夢ばかり見てます。
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