2017/03/04 - 2017/03/07
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ガンちゃんさん
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行きつけの飲み屋で知り合った上海出身のSちゃんが、友人の結婚式に呼ばれたので一時帰国することになった。
「その時上海に来てくれたら、上海を案内しますよ」
との言葉に2つ返事で「行く!」と即答。だって海外旅行を地元人に案内してもらえるなんて、こんなチャンスは滅多にないもの。
で、安い飛行機とか色々調べていたら1月にpeach航空のキャンペーンチケットを発見。上海ならデズニーランドにも行きたい。ならば1月はディズニーランドのみで3日間、3月はSちゃんに案内してもらう上海観光4日間という、2回に分けた何とも贅沢な上海旅行を計画した。
1月の旅行記はこちら。
http://4travel.jp/travelogue/11207827
この時は往復のLCCの話だけを書いたので、今回の日記に1月のディズニーランドの話も多少含めてレポートします。
※本文中1元は17円で換算しています
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今回の旅行はHISで航空券とホテルを手配した。上海航空で往復。ホテルはRayfont Downtown Hotel Shanghaiに3泊。
航空券は往復で24,500円。空港使用料と諸税込で1人29,590円。ホテルは3泊16,860円。合計1人38,020円ということになる。前回、春秋航空の復路片道が17,190円だったことを考えると往復29,590円はまさにLCCより安いレガシーだ。
それでも二の足を踏んでしまうのは「口コミの酷さ」だろう。ここ4トラベルも含めて上海航空(中国東方航空)の口コミの悪さは凄まじい。「2度と乗らない」「ひどい目にあった」「DELAY」「CAが機内食を投げてよこす」「中国人大騒ぎ」「乗ってはいけません」……etc。ここまでくると、いったいどれだけ酷いのか体験してみたくなる。いや、だって、安いんだもん。とにかく落ちなきゃいいよ。どんなに酷くても3時間くらい我慢できるって。 -
2017.3.4土
JRとモノレールを乗り継いで早朝の羽田空港へ。
HISで申込んだのは上海航空だったけど、上海航空は中国東方航空に買収されたため、実際は中国東方航空になる。「上海航空」は名前だけ残っているイメージ。その上JALとの共同運航便なので、もはや何航空の飛行機に搭乗するのかわからない(笑)。
8:40発MU576便 チェックインカウンターはL -
スーツケースを転がしながらチェックインカウンターへ。LCCではないので無料で荷物を預けられるのが嬉しい。中国東方航空のエコノミークラスは23kg以内の荷物が2つまでOK。それだけあれば大抵大丈夫。
今回は持参しなかったけど、いつも海外へは寝酒用にパウチパックに入った焼酎を持っていく。預け荷物が無いとこれが出来ないのが辛い(笑)。 -
ボーディングパスを受け取る。搭乗口が遠いので気をつけるように言われる。搭乗口は最奥から1つ手前の142番。レガシーとは言えこの安さなのだから、LCCなみに搭乗口が遠いのもうなずける。(イミグレに近いほど使用料が高いんだとか)
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機内食は期待できそうもないのでコンビニでおにぎりを購入し簡易な朝食を済ます。朝からビールは旅行者の特権(笑)。
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中国東方航空MU576便 兼 上海航空FM576便 兼 日本航空JL5791便
定刻通りに搭乗開始 -
座席は3-3 まんまLCC。
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座席の背もたれに至ってはLCCより薄くないか?
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シートピッチは明らかにLCCより広い。peach航空は前の座席との間に握りこぶし1つ入らなかった。春秋航空は余裕でこぶし1つ分。中国東方航空はこぶし1.5個分くらい。
なんて、普段ビジネスクラスとかに乗りなれている人から見たら、さぞや……(笑)。でも、貧乏トラベラーにとっては大きな差なのだ。 -
あたりまえだけど照明とかも同じ
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モニター。ここにセーフティービデオや映画が映る。必要になると天井から出てきて不要になると引っ込む。セーフティービデオはともかく、ここに映画を流されても字幕とか見えないよ……。だいたい音声を聞くためのイヤホンも言わないと貸してくれない。「どうせ見ないでしょ?」と言われているみたい。まぁ、見ないんだけど。
ブランケットとクッションは座席に用意されていないが言えば貸してくれる。 -
なんと! ほぼ定刻でテイクオフ。
しばらくして機内食が配られる。これはビーフandライス。
実はこの写真、CAさんにバレないようにこっそり撮っている(ゴメンナサイ)。何故かというと中国の飛行機は機内モードを含めすべてのスマートフォンの電源を入れてはいけない決まりになっているのだ。今時機内で無料Wi-Fiが使える機種もあるのに機内モードでもダメって……。
この理由を帰国後調べてみたら、こういうことらしい。スマホの発する電波と、飛行機の操作に必要な電波は本来干渉しあわないので、耐性の強い新型の機体ならスマホは全然OK。そうでない古い機体でも電波を発さない機内モードならOKとしている。ところが中国のスマホは使用する電波の種類が多く、さらにパクリもののスマホも出回っているので収拾がつかず、本当に飛行機の操作と干渉しないか証明できない。だからいっそ全面禁止、という措置なのだそうだ。確かにパクリもののスマホの機内モードが本当に効くのかも疑問だ。パクリ文化の中国。自分の首を絞めてる典型例だなぁ……。
ちなみにiPadはパクリものが出回っていないので機内モードにすれば使用OKなんだそうな。 -
機内食チキンandライス。
まぁ、がセ(もしくはネタ)だろうとは思っていたけど、CAさんは機内食を放り投げてよこさなかった(笑)。と言うか、ちゃんと丁寧な対応をしてくれた。日本人CAさんも2人搭乗していたので、英語すらできない私は大変助かった。青島ビールもおかわりできたし。
さて、機内食のお味は……。この値段で文句言っちゃいけないだろう、の一言に尽きるかな。特別おいしくもないけど、不味くて食べられないわけじゃない。普通におなかを満たすだけならアリだと思う。 -
デザートの大福。 これは普通においしかった。
機内食を食べて一眠りすると、もう着陸態勢。 -
なんと! なんと! ほぼ定刻で到着! ひゅーどんどんぱふぱふ!
到着は沖止め。 -
バスに乗り換えて
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上海浦東空港に無事到着。
先に書いてしまうけど、復路便も大したディレイもなく、普通に飛んで普通に着陸した。何一つ不快な想いをすること無く、きちんと予定通りに我々を運んでくれたのだった。かくして期待していた(?)ようなことは一切なく、肩透かしをくらった気分だ(笑)。
我々はよほど運が良かったのだろうか? 改めて口コミを読み返してみると、大幅な遅延とその時の対応のまずさに言及しているものが多いことに気づく。我々は遅延にもロスバケにも遭遇しなかったので、その点についてはなんとも言えないが、こういうことは考えられないだろうか。
まず「口コミを書く」というのは、よほど気に入ったことがあったか、よほど気に入らないことがあった場合が多い。「別に普通」と思った人が口コミを書くことはあまりないと思う。
中国東方航空はそのコスパと引き換えに必要以上のサービスの提供は行っていない。だから「良かった」という感想は少なく、不幸にもディレイなどと遭遇してしまった方の書き込む「不満の口コミ」ばかりが目立ってしまう、ということはないか。
次に「集団責任」という文化の違い。日本人は会社をはじめ自分のいる組織が犯した過ちや迷惑には、自分の過ちのようにとりあえず謝る習慣があるけど、外国では違う。自分の責任でないことには頭を下げない。私も過去、カナダのホテルで夜中に天井から水が漏ってきた事があり、フロントの人に一言謝ってほしいと言ったことがあるが、「どうしても謝ってほしいならホテルのオーナーに連絡をとってください」と返されたことがある。
確かに他の航空会社の口コミには、これほどの文句や苦情が見られないところを見ると、中国東方航空の服務員の対応はよろしくないのかもしれない。でも「一言も謝らない」というのは、そういった事情を加味する必要もあるのではないか。
ついでに言えば「お客様は神様です」というのも日本特有の文化じゃないだろうか。CAさんの態度が悪い、という書き込みもあったけど我々はそう感じることは無かった。ただ日本人の乗務員は終始笑顔で接客するのに対し、中国のCAさんは笑顔をつくらない。だからといって別にぶっきらぼうでも無い。笑顔のある無しはお国柄の違いだろう。
それでも笑顔の接客を求めるなら、高いお金を払ってJALやANAに搭乗すべきだと思う。
色々書いちゃったけど、誤解のないように付け加えると、日本人の「集団責任」や「笑顔の接客」というのは素晴らしい文化だと私も思う。ただそれを外国の人に押し付けるのは間違いなんじゃないのかな?
とにかく大きな遅延もなしにきちんと運んでくれて、このコスパは素晴らしい。賞賛に値すると思う。今回の中国東方航空も、1月の春秋航空も機内で中国人の方が大騒ぎすることもなかったし、そのあたり乗客のマナーも含めて日々改善されているのかもしれない。
中国東方航空、無料で預け荷物や機内食が付くLCCだと思えば全然オッケ。また利用するかと問われれば、十分候補に入る航空会社だと私は思う。 -
入国審査を終えスーツケースをピックアップし、次にやったことはSIMの交換。「金盾」とか「グレートファイヤーオール」って何? という人は以降読み飛ばしてください。
我々はいつも海外ではレンタルWi-Fiを借りて2人でシェアしている。1月に上海ディズニーランドに来た時はVPN付きのグ○ーバルWi-Fiを手配したので、これで大丈夫とタカをくくっていた。しかし現地で気がついたのだが、VPNは2人でシェアすることが出来ない。どちらか1人のみ。仕方なくツレに権利を譲り、私のスマホは旅行中デジカメとなった。
ところがこのVPN付きWi-Fi、VPNどころか普通のWi-Fiとしても機能せず(壊れていたのか設定できなかったのか不明)、結局1月は2人してネット難民になったのであった……。
あれから2ヶ月。その間に「中国はVPNを禁止した」とか「いや、それはガセだ」とか、色々面倒くさい情報が流れたりして、だったら今回はVPNではなく、香港SIMで壁超えを試みることにした。 -
レンタルWi-Fiと違いSIM交換の場合、ネット接続は3Gか4Gになってしまうが、離れていてもメールのやりとりが出来る点が嬉しい。例えばトイレの列に並んでいて「ごめん、まだかかりそう」とかメールできる。レンタルWi-FiだとWi-Fi機器を持っている人から離れてしまうとどうにもならない。
2人ともキャリアのスマホを使用しているが、すでにロック解除の条件を満たしていたので、旅行前にロック解除の手続きを行った。ショップに持ち込むと3000円程かかる上に、代わりに刺すSIMを持参するのが条件だと言われたのだが、これでは海外旅行用にSIMを差し替える用途にはまるで向かない。
キャリアのサポートサイトで自分で手続を行えば無料。ところが解除手続きのあるページが非常にわかりにくく出来ていて、各キャリアの思惑が見え隠れする。なんとかロック解除に成功しAmazonで
【中国聯通香港】「 中国 本土31省と 香港 7日間 2GB 上網 Data通信 専用 プリペイド / SIMカード 」
というのを1枚1,750円で2枚購入する。中国本土で使える香港SIMは「中国聯通香港」と「中国移動香港」の2種類があるが、対応バンドの関係でiPhone以外のスマホに使うなら中国聯通香港がいいらしい。
で、浦東空港でSIMを差し替える。
ところが……。 -
空港のWi-Fiにつなごうとするも
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この表示が出るだけ。何度繰り返しても同じ。ホーム画面にすら移動できない。帰国後調べたところ浦東空港の無料Wi-Fiにつなぐには色々手間が必要だったみたい……。
結局空港での接続は諦めて、ホテルに着いたらSIM交換をすることにした。 -
これはホテルの部屋で再びSIMを刺し直したときの画面
AppleIDとpassを入れると -
見事開通。
googlemapが使えているので壁を超えたということだろう。FacebookもTwitterも使えている。(Lineはやっていないので未確認)。ただ、画面のようにGPSの精度が低いようで(この時点で私はRayfont Downtown Hotelにいる)一番使いたかったgooglemapはさほど役に立たなかった。
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