アフリカ最南端の地 南アフリカ ケープタウンで見た！アパルトヘイト　負の遺産タウンシップに行ってみた

2017/02/23 - 2017/03/02

ケープタウンに立ち寄る事か決まって　どうしても行ってみたい場所があった
負の遺産「タウンシップ」

言葉は知ってるけど全く現実感の無い想像できない「アパルトヘイト」
この制度が撤廃されたのは ほんの最近１９９１年
この２０世紀にそんな事があったなんて・・・

「アパルトヘイト政策」それは「有色人種隔離政策」白人の身勝手な政策
居住区を強制的に郊外に追いやられた場所がタウンシップ
撤廃された今でも殆どの人はそこにとどまってる。自由を手に入れたけど白人の社会に出ても教育を受けて無いから職を探すのも厳しい。だから十分な収入も無い
撤廃されて未だ２５年！まだまだこれから

タウンシップに行く前に、アパルトヘイト政策以前に黒人たちが住んでいたエリアに行きます。現在はミュージアム（District Six Museum）があり当時の写真とか展示しているそうです


全くの無知で勉強不足の旅行記です
間違ってたり言葉が足らなかったりします
ごめんなさい

エリア ケープタウン(南アフリカ共和国)

• 旅行の満足度: 4.5

先ず向かったのはミュージアムのある第６地区（District Six ）

第６地区はアパルトヘイト政策までは黒人やカラードが普通に生活していた場所

床にある地図が当時の街の様子
ここに色んな生活があった

いきなり政府か法律を施行
全ての住民を強制的に別の場所に追いやった
それも郊外の不便な場所に

そして街ごと全て壊され平地にされて立ち入ることも許されない
黒人と白人の居住区がはっきりと分けられ政治も別

全てに権利があるのは白人だけ黒人には権利さえない
バカげた法律もいっぱいあったそう

例えば白人居住区に入れば逮捕！
異人種間の結婚も無理！
公共の施設も別！

同じ空間には居たないんかー！！

黒人には義務教育も受けれない！

そんなん卑怯やん！！同じ土俵で戦え！！

人種も勝手に決められた
白人（先住民からみたらインベーダーやんね）
カラード（先住民との混血）
アジア人（日本は経済的つながりがあり日本人には特権があったらしい）
黒人

世界中から非難され経済制裁を受けて、漸くアパルトヘイト政策が廃止になったのが　つい最近
不毛な地に追いやられた黒人も好きな場所に行ける
けど人間の意識ってそんなに簡単に「はい今日から平等です」なんて行かないよね

初の全員参加選挙でマンデラ大統領になってから黒人の住宅問題や教育問題に取り組んできたけど財政難で計画も上手く進まない
アパルトヘイトでガッポリ稼いだ国々も支援してくれないし

アパルトヘイト時代に満足な教育も受けれらかったので職を得るのも困難
その日の仕事が有ればラッキーって人達もいるけど昔日本でも言われてた「３Ｋ」

少しでも家計を助けるために空き缶を再利用してみる

それは街のコミュニティーセンターで行われています

職業訓練を受けて自立を応援してくれたり、作品を販売したり
実際にこのセンターには沢山の方が働いています

壁には南アフリカらしい絵が掛かっています
これも粘土から作った板に絵付けをしてあります

センターから少し車を走らせて着いたのがケープタウンで最も古いタウンシップ「ランガ」
タウンシップの中でも良い方だそう、ツアー客を受け入れてるからそうよね
車もあるしコンクリート家

少し歩きだすと舗装もしていないエリアに
上下水道は整備されているらしいけど至る所に濁った水溜り

まだバラック小屋の住居が多いらしいからマシ？

ガイドさんと一緒に中を見学させてもらった

一部屋にシングルベッドが「コ」の字に配置されていて「３人部屋か」と思ったら
1ベッドに１家族なんだってー
扇風機が見えてるでしょ？ケープタウンは気温は高いけど凄く乾燥していて全く汗をかかないから扇風機で十分いけると思います

キッチン、バス、トイレは共同
トイレというか「便所」って呼び方があってる

重い気持ちで歩いてると・・・私に笑顔を取り戻してくれたー
万国共通やね

茶目っ気たっぷり～

ママはランチボックス持ってるの？
カラフル～

男の子はどこでもシャイよね～
お姉ちゃんに付いて行きたいんやけど、不思議な顔のお姉さんが立ってるから固まってしまったー

近所のおっちゃんにそっくりやー

WOW！ステキなカップル！

どの国にも女はほっかぶりするんや

カッコイイ名前のマーケットやね
何が売ってるんやろか

ここはバラック小屋だらけ
ガイドさんが降りたらアカンって

それでも車は買えるんやー不思議

軽い気持ちで行った、無知な自分が恥ずかしい
昨日まで目にしていた南アフリカとは全く世界が違う。
今なお国民の半数以上がタウンシップに住んでいる、国の肉となり血となり、でも白い薄い皮膚に包まれて外からは伺え知れない
まだまだ夜明け


後半はエンジェルと街にお出掛けします
http://4travel.jp/travelogue/11222442

この旅行記へのコメント （2）

• tadashiさん 2017/03/18 16:23:57

  名誉白人という言葉があった。

  こんにちは、きなこさん。
  
  初秋のオサアニアからまだ冬の日本に帰ってきて、一発で風邪を引いて、咽喉が痛くて、家で、ゴロゴロしています。
  
  相変わらずフットワークの良い、旅行ですね。
  
  アパルトヘイトといへば、入社したての頃、南アフリカで銀行オンラインのコンピュータ・システム設計に参加された４年次上の人の話を聞いたことがあります。昭和４３年のはるか昔です。
  「名誉白人」という扱いで仕事をしたそうです。
  ふざけた言葉ですよね。有色人だが、白人扱いしてあげるですから・・・　でもそうでないと、現地の白人たちと一緒に仕事ができないのだそうです。
  
  そんな昔の会話を思い出しました。
  
  

  きなこさん からの返信 2017/03/18 17:24:59

  RE: 名誉白人という言葉があった。

  お帰りなさぁ〜い
  
  え？早速風邪をひかれたんですか？
  温度差は身に堪えますよね
  お大事になさってくださいませ
  
  「アパルトヘイト」
  言葉は知っていましたがあれほど酷い政策だったなんて
  通り過ぎるだけの観光客の私が見ても、生活の格差は凄くありました
  政策撤廃で国は色々動いていますが、その分税金の恐ろしく高くなったそうです
  
  私達が大人になってからの出来事はつい最近の様に思えますよね
  そうなんですか「名誉白人」ですか・・・
  ほんとふざけた呼び方ですね
  
  人一倍心のヒダが少ない私ですが頭を真上から殴られた感じがしました
  
  
  　　　きなこ