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1249 A34 号線 国境を超える.スロベニア側最初のIC Nova Goricaでおりて,分断の象徴 Nova Gorica駅に向かう.そこまで一度国境をイタリア側に入らなくてはいけない道の複雑さ.国境がどれほどの分断を生じていたかがよくわかる.<br />ここは1947年東側がイタリアからユーゴスラビアに割譲.あたらしくNova Goricaという都市が東側にできる.西には旧来からのGoriziaの街.ちょうど駅前で分断されていた.東西ベルリンのように分断の象徴とされているが,非同盟のチトー路線が確立した後はそれほどの厳しい国境ではなかったようだ.<br />分断博物館(Musej Drzavna meja na Goriskem)は2007年までの分断について展示している.やはり国境であったので不法出国の取り締まり等はあったようだ.しかし駅前に国境とは!理不尽だよね..<br />1323 リュブリアナに向けて出発!

2016.8スロベニア・イタリア旅行42-Nova Gorica駅 分断博物館

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2016/08/21 - 2016/08/21

34位(同エリア104件中)

SUOMITA

SUOMITAさん

1249 A34 号線 国境を超える.スロベニア側最初のIC Nova Goricaでおりて,分断の象徴 Nova Gorica駅に向かう.そこまで一度国境をイタリア側に入らなくてはいけない道の複雑さ.国境がどれほどの分断を生じていたかがよくわかる.
ここは1947年東側がイタリアからユーゴスラビアに割譲.あたらしくNova Goricaという都市が東側にできる.西には旧来からのGoriziaの街.ちょうど駅前で分断されていた.東西ベルリンのように分断の象徴とされているが,非同盟のチトー路線が確立した後はそれほどの厳しい国境ではなかったようだ.
分断博物館(Musej Drzavna meja na Goriskem)は2007年までの分断について展示している.やはり国境であったので不法出国の取り締まり等はあったようだ.しかし駅前に国境とは!理不尽だよね..
1323 リュブリアナに向けて出発!

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
交通手段
徒歩
航空会社
アドリア航空 (運航停止) ANA
旅行の手配内容
個別手配
  • 1249 A34号線 スロベニア国境に到達

    1249 A34号線 スロベニア国境に到達

  • 国境を通過

    国境を通過

  • シャンゲン条約加盟国同士なので何のチェックもない

    シャンゲン条約加盟国同士なので何のチェックもない

  • スロベニア側 必ず道路案内がある H4号線

    スロベニア側 必ず道路案内がある H4号線

  • いよいよLjubljanaの名前が出てきた

    いよいよLjubljanaの名前が出てきた

  • 次のIC Nova Goricaで降りる

    次のIC Nova Goricaで降りる

  • 左折

    左折

  • Rozna Dolina<br />

    Rozna Dolina

  • ここで左折

    ここで左折

  • 一度イタリア側へ

    一度イタリア側へ

  • イチオシ

  • また右折

    また右折

  • Pompeo Giustiniani通り

    Pompeo Giustiniani通り

  • もう一度右折し,国境を超え,スロベニア側にはいる.

    もう一度右折し,国境を超え,スロベニア側にはいる.

  • 検問所の横 さすがシェンゲン条約の国 国境じゃあないみたい

    検問所の横 さすがシェンゲン条約の国 国境じゃあないみたい

  • する左折 そこからの検問所

    する左折 そこからの検問所

  • 1948年に開かれた街 Nova Gorica 国境に沿って走る鉄道の踏切

    1948年に開かれた街 Nova Gorica 国境に沿って走る鉄道の踏切

  • 国境沿いに 1300 Nova Gorica駅に着く

    国境沿いに 1300 Nova Gorica駅に着く

  • 立派な駅舎 Nova Gorica駅 戦前はここからウィーンまで直通列車が走っていた.今はJaseniseまでのBohij鉄道というローカル線 いつか乗ってみたい

    立派な駅舎 Nova Gorica駅 戦前はここからウィーンまで直通列車が走っていた.今はJaseniseまでのBohij鉄道というローカル線 いつか乗ってみたい

  • 駅前広場 実は真ん中に国境線

    駅前広場 実は真ん中に国境線

  • 花壇が置いてあるところが国境線

    花壇が置いてあるところが国境線

  • 記念碑

    記念碑

  • イタリア側<br />第二次世界大戦後、ゴリツィアは、ユーゴスラビア・パルチザンによる占領(1945年5月~6月)を経て、連合国軍(英米軍)の軍政下に入った。1947年9月15日正式にイタリアの施政下に戻ることになった。このとき、ゴリツィア県の大部分(シェンペテル=ヴロトイバなど)がスロベニア(ユーゴスラビア社会主義連邦共和国)に割譲され、ゴリツィアの市域も分割された。ゴリツィア市街付近において、国境線はオーストリア=ハンガリー帝国の首都ウィーンとを結んでいたトランザルピン鉄道(現・ボヒニ鉄道) (Bohinj Railway) に沿って走っており、同路線のゴリツィアの駅(現在はノヴァ・ゴリツァ駅 (Nova Gorica railway station) )の駅舎はスロベニア側に属している。ゴリツィアは「国境の町」であるが、スロベニア(ユーゴスラビア)側は分割後に発展した地域である。スロベニア側の新都市ノヴァ・ゴリツァ(新ゴリツィア)の建設は1948年に始められた。<br />冷戦下、異なる体制によって都市が分断された状況から、ゴリツィアがベルリンになぞらえられることもあったが、ゴリツィアをめぐってイタリアとユーゴスラビアは良好な関係を保った。両国の調和と協調の象徴であった文化・スポーツ交流行事は、ユーゴスラビア連邦解体まで続けられた。<br />1991年のユーゴスラビア解体後、国境の向こう側はスロベニアとなった。2007年12月21日、スロベニアがシェンゲン協定に加わったことで、国境は往来を妨げるものではなくなった。Wikipedia

    イチオシ

    イタリア側
    第二次世界大戦後、ゴリツィアは、ユーゴスラビア・パルチザンによる占領(1945年5月~6月)を経て、連合国軍(英米軍)の軍政下に入った。1947年9月15日正式にイタリアの施政下に戻ることになった。このとき、ゴリツィア県の大部分(シェンペテル=ヴロトイバなど)がスロベニア(ユーゴスラビア社会主義連邦共和国)に割譲され、ゴリツィアの市域も分割された。ゴリツィア市街付近において、国境線はオーストリア=ハンガリー帝国の首都ウィーンとを結んでいたトランザルピン鉄道(現・ボヒニ鉄道) (Bohinj Railway) に沿って走っており、同路線のゴリツィアの駅(現在はノヴァ・ゴリツァ駅 (Nova Gorica railway station) )の駅舎はスロベニア側に属している。ゴリツィアは「国境の町」であるが、スロベニア(ユーゴスラビア)側は分割後に発展した地域である。スロベニア側の新都市ノヴァ・ゴリツァ(新ゴリツィア)の建設は1948年に始められた。
    冷戦下、異なる体制によって都市が分断された状況から、ゴリツィアがベルリンになぞらえられることもあったが、ゴリツィアをめぐってイタリアとユーゴスラビアは良好な関係を保った。両国の調和と協調の象徴であった文化・スポーツ交流行事は、ユーゴスラビア連邦解体まで続けられた。
    1991年のユーゴスラビア解体後、国境の向こう側はスロベニアとなった。2007年12月21日、スロベニアがシェンゲン協定に加わったことで、国境は往来を妨げるものではなくなった。Wikipedia

  • スロベニア側<br />第二次世界大戦後、パリ平和条約によって旧イタリア領の一部がユーゴスラビアに割譲された。その際、ゴリツィアの東側がスロベニア(ユーゴスラビア)の帰属となった。1948年、国境線近くのスロベニア側に新都市の建設がはじめられた。これが計画都市ノヴァ・ゴリツァのはじまりである。Wikipedia

    スロベニア側
    第二次世界大戦後、パリ平和条約によって旧イタリア領の一部がユーゴスラビアに割譲された。その際、ゴリツィアの東側がスロベニア(ユーゴスラビア)の帰属となった。1948年、国境線近くのスロベニア側に新都市の建設がはじめられた。これが計画都市ノヴァ・ゴリツァのはじまりである。Wikipedia

  • 戦後すぐは鉄のカーテン,その後チトー路線が固まってくるにしたがって,東西ベルリンなどよりは,緊張は少なかったがそれでも東西を分断する国境線であった.かつてはこの石標は真ん中にあったようだ

    戦後すぐは鉄のカーテン,その後チトー路線が固まってくるにしたがって,東西ベルリンなどよりは,緊張は少なかったがそれでも東西を分断する国境線であった.かつてはこの石標は真ん中にあったようだ

  • 駅前広場にあるかつての国境時代の写真

    駅前広場にあるかつての国境時代の写真

  • それでもきびしさがつたわってくる

    それでもきびしさがつたわってくる

  • そしてシェンゲン条約で実質的な国境がなくなった写真

    そしてシェンゲン条約で実質的な国境がなくなった写真

  • EUの統合の偉大さを感じるのは私だけだろうか.

    EUの統合の偉大さを感じるのは私だけだろうか.

  • この喜びの顔を見ると,今のEUをはじめとした排外主義の台頭が悲しい

    この喜びの顔を見ると,今のEUをはじめとした排外主義の台頭が悲しい

  • Gorizia(イタリア側)の案内板

    Gorizia(イタリア側)の案内板

  • イタリア側からスロベニア側の駅舎を見る

    イチオシ

    イタリア側からスロベニア側の駅舎を見る

  • 地図で今の地点を指す

    地図で今の地点を指す

  • 1303 分断博物館

    1303 分断博物館

  • 入場料1ユーロ 一部屋だけの小さな博物館 受付の机が一つあって若い男性が一人いるのみ

    入場料1ユーロ 一部屋だけの小さな博物館 受付の机が一つあって若い男性が一人いるのみ

  • かつての写真 鉄条網でイタリア側から行けなくなっている駅

    かつての写真 鉄条網でイタリア側から行けなくなっている駅

  • 上には国境地帯と書いてある

    上には国境地帯と書いてある

  • そしてこの柵が隔てていた

    そしてこの柵が隔てていた

  • 各地の様子

    各地の様子

  • ユーゴスラビア連邦共和国の星

    ユーゴスラビア連邦共和国の星

  • そしてユーゴスラビア連邦共和国の看板に黒ペンキがかけられた

    そしてユーゴスラビア連邦共和国の看板に黒ペンキがかけられた

  • かつての国境地図 本当に線路沿いに国境が

    かつての国境地図 本当に線路沿いに国境が

  • 3か国 イタリア,ユーゴスラビア,スロベニアのパスポートなど

    3か国 イタリア,ユーゴスラビア,スロベニアのパスポートなど

  • 1316 駅の中に オーストリアハンガリー帝国時代はトランスアルピナ鉄道として開通 アルプスとトリエステ湾を結ぶ重要路線だったが,分断によって,ユーゴスラビアのローカル線に 現在もローカル線だが博物館列車という観光客向けの蒸気機関車列車があるようだ.今度必ず来るぞ!

    1316 駅の中に オーストリアハンガリー帝国時代はトランスアルピナ鉄道として開通 アルプスとトリエステ湾を結ぶ重要路線だったが,分断によって,ユーゴスラビアのローカル線に 現在もローカル線だが博物館列車という観光客向けの蒸気機関車列車があるようだ.今度必ず来るぞ!

  • イチオシ

  • 1448発の列車 Jasenice行き

    イチオシ

    1448発の列車 Jasenice行き

  • この先にBled湖などがある

    この先にBled湖などがある

  • もう一つの列車 落書きだらけ

    もう一つの列車 落書きだらけ

  • イチオシ

  • 時刻表 片道2時間でJaseniceまで 本当に一度は乗ってみたい

    時刻表 片道2時間でJaseniceまで 本当に一度は乗ってみたい

  • 1325 さてリュブリアナに向けて出発しよう 途中に寄りたいところもあるが同僚二人にリュブリアナをゆっくりみせてやろう!(ところが二人の裏切りに合う.ホテルにいたいと!だったらもっとこの辺の修道院などの名所を見ればよかった!時間を返せ!)

    1325 さてリュブリアナに向けて出発しよう 途中に寄りたいところもあるが同僚二人にリュブリアナをゆっくりみせてやろう!(ところが二人の裏切りに合う.ホテルにいたいと!だったらもっとこの辺の修道院などの名所を見ればよかった!時間を返せ!)

  • 無料でおかれていた解説のパンフ 全ての写真や展示物について解説してある

    無料でおかれていた解説のパンフ 全ての写真や展示物について解説してある

  • 国境が変わったため,Optants(自由に国籍を選択できる人)が移動しているところ

    国境が変わったため,Optants(自由に国籍を選択できる人)が移動しているところ

  • 軍用犬とともに国境警備にあたる

    軍用犬とともに国境警備にあたる

  • すばらしい解説本だ

    すばらしい解説本だ

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