台湾一周サイクリング　池上から中歴まで　（台北到着から花蓮編）

2017/03/09 - 2017/03/10

昨年６月、１２月、今回と３回に分けて台湾を折り畳み自転車　CARACLE-S　で一周しました。
今回の旅行記は平成２９年３月９日～３月１３日にかけて行った台湾一周の完結編です。

ルートは昨年１２月に到達した街「池上」から９号線で花蓮、２号線で基隆、淡水、桃園空港、中歴と走ります。

今回はどうしても池上から東海岸沿いを北上したかったので、台北から４時間かけて特急自強号にて池上まで向かいました。

走り始めはお昼になってしまい、花蓮までは１２０キロあるため、若干、夜間走行になることも考え、ヘッドライトとリアライトも良いものをとりつけました。

今回はいつも１０キロ近くになり、肩にずっしりと負担がかかるので、リアキャリアを装着してみました。これで半分くらいはリアキャリアにつけたリアバックに搭載できるのでかなり肩にかかる負担は少なくなりました。

さて、今回の自転車台湾旅はどんな旅になるでしょうか。

エリア 台北(台湾)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自転車

これまで３回の海外自転車旅でタイヤも傷だらけになっていたので今回の旅を前にタイヤとチューブを新品に交換して、チェーンに油をさして折りたたんでスーツケースに入れます。

このスーツケースの中に折りたたみ自転車　CARACLE-S　が入っています。
旅の相棒です。今回はチャイナエアラインでLCCではないので荷物も３０キロまでオッケーです。スーツケースにも自転車の他、リアバックやら着替えやら２５キロほど詰め込みました。

今回、台北まで連れて行ってくれるエアバス３３０です。久々にLCCではないのでエアバス３２０やボーイング７３７ではないのでテンションも高くなりました。

夕暮れの成田空港。まもなく離陸です。

せっかくの機内食なので、スペシャルミールを頼んでみました。台北ではたっぷり脂っぽい食事になるので、機内食はダイアペディックミールを頼んでみました。意外においしく、最初に出してもらえるので、すぐに食べて眠ります。

LCCとは違い大きな飛行機です。

桃園空港第２ターミナルには、定刻より２０分ほど早い２１時１０分に到着。入国審査もガラガラでした。荷物がなかなか出てこなかったので、少し遅くなりましたがそれでも２１時４０分くらいにはMRTの桃園空港第２ターミナル駅前に到着、すぐ横にあるセブンイレブンで今回もIVIDEOにて借りているWi－Fiルーターをピックアップしました。

切符の販売機がほとんど稼働しておらず、順番待ちで時間を食って、直達車を逃してしまいましたが、すぐに普通車が来たのでそれに乗りました。２２時くらいの電車でした。台北までは現在開業記念半額セールとのことで８０元でした。

普通車の様子です。夜も遅いので空いていました。各駅に停車しながら台北駅まで約４５分くらいでした。

桃園MRTの台北駅は思ったより広く、立派でしたが、出口の案内が良くわからず、少し迷ってしまいましたが、なんとか地上に脱出。MRTの台北駅から今日のホテル、城美飯店まで歩いて５分ほどです。２３時３０分ころ到着しました。

スーツケースを持って歩いても苦になりません。何より台北駅前でシングル３５００－４０００円くらいとありがたいホテルでした。フロントは日本語が通じます。この値段で朝食もついています。

自転車旅で３日ほどスーツケースを預かって欲しいとお願いすると快諾していただけました。

シングルルーム窓無しの部屋のはずでしたが、アップグレードしていただけ、ダブルルーム窓有、冷蔵庫あり、バスタブありの部屋になりました！

狭いですが、やはり窓があると良いですね。バスタブもありお湯もちゃんと出ました。明日からのツーリングの準備を済ませ、午前１時に就寝です。ベットサイドにコンセントがありスマホの充電もばっちりです。

目覚めると雨でした・・。朝食は７時からでしたが、８時の電車を予約しているので、ちょっと早めに朝食を食べずにホテルを出発しました。ホテルから台湾鉄道の台北メインステーションまでは桃園MRTの台北駅構内から繋がっているので雨にも濡れず歩けます。

とりあえず、ホテルからMRTの駅までの間も濡れるのが嫌だったので、レインウエアを着て、輪行袋にビニールかけて、ザックにザックカバーをかけてと重装備で駅まで来ました。ここから台北メインステーションまでは歩いて５分くらいでしょうか。

台北メインステーションのロビーです。朝７時１５分、まだロビーの照明は消えており、静かでした。切符売り場の光だけが漏れています。窓口もガラガラでした。

日本からあらかじめネットで台北から池上までの自強４１０号の予約をしてクレジットカードで支払いを済ませてあるのでバウチャーとパスポートを見せればすぐに発券しれます。

台北駅のホームにやってきました。

今回乗った自強号にはこの号車には荷物置き場がなくどうしたものかと思っていたら車掌さんが、座席の前に入れたらいいよということで、少々狭くなりましたが、お言葉に甘えました。座席間は割と広いので足を置いてもなんとかなりました。

CARACLE-Sはさすがコンパクトです。

４時間をかけて池上に到着です。雨があがっています。

昨年１２月の自転車旅のゴール地点。池上駅ホームです。さて駅前広場で旅の準備です。

池上駅前です。ここで自転車の組み立てです。

こんな感じで今回はリアキャリアを装着しました。今日は花蓮まで１２０キロ予定。電車移動が４時間あったので出発時間は１２時半になってしまっています。

到着予想時間は午後８時半ころ。夜間走行になりそうです。

駅からすぐの国道９号線沿いにある池上派出所で空気入れとボトルにお水をもらいました。台湾の派出所には、空気入れが置いてあります。飛行機輪行の際は空気を抜かないとダメなので、ありがたいです。ハンドポンプでは気が遠くなります。

お水もウォーターサーバーがあり、冷たい水やお湯ももらえます。

空気をたっぷり入れ、水もいただきいざ出発！

池上飯包博物館です。この車内で駅弁を食べることが出来るようです。

交差点の向こうにはGIANTのイベントでしょうか。たくさんの自転車乗りがいました。

３０キロほど走った玉里の街の名物、玉里麺です。中でも美味しいと評判の小木屋です。

指差しでオーダーしてなんとか玉里麺汁無しを頼むことに成功。５０元でした。

めちゃくちゃ美味しかったです。好みの味でした。

玉里の街並み。

５０キロ地点には北回帰線が通っています。ここで熱帯地方とはお別れです。

ここでキャリアをなんとなく見ると、なんと２本あるボルトのうち１本が無くなりグラグラしているではないか・・。自転車本体のネジの増し締めはしっかりやっていたが、キャリアまでは忘れていた。自業自得・・。もう一本のネジを固く締め、なんとか走れる状態にしました。それでも１５キロくらい走ってはネジの様子を見るようにしました。

８０キロ地点です。午後５時。あと１時間で日が暮れます。日が暮れる前に休憩しつつ、ビックフランクとコーラで補給です。台湾のコンビニはイートインスペースが充実していて助かります。

この先、だんだん疲れてきて、１０キロおきに休憩してだましだましなんとかペダルを踏み、どうにか花蓮に到着しました。到着までのこり２キロ地点で雨が降り出し、びしょびしょになりましたが、もうレインウエアを着る元気もなかったのでとりあえずホテルに向かいました。

ホテルに到着です。やっとついた！

４０００円くらいの宿ですが、広いロビーもあってフロントスタッフも２名いてと今までの安い宿とは大違いでした。思わず、本当にあっているのか予約バウチャーを再度確認したほどです。

１２０キロの走行後、フロント脇の広いスペースでCARACLE-Sを預かってくれました。ありがたい！

池上を昼に出てここまでこの自転車で来たよというとフロントの方はかなり驚いていましたが、明日も明後日も同じくらい走るよと言ったらあきれ返っていました。。。

部屋の中です。ベットも大きく、清潔です。ただ細かいところを見ると少々難がありますが、まあ合格点です。シャワーを浴びるとトイレがびしょびしょになるタイプです。備え付けの紙のスリッパでは厳しいので、ビーチサンダルとかを持って行った方が良いです。夕食は疲れ果てていたので、ホテル目の前のファミマでカツカレーと茶卵、アイスとコーラを購入して、部屋で食べました。

帰ってくるとフロントの女性が夜市や食堂の位置などを丁寧に教えてくれましたが、残念ながら疲れ果てているのでまた花蓮に来た時に参考にさせてもらいます。

日本語を勉強しているとのことで頑張って話してくれました。