2017/02/05 - 2017/02/19
8位(同エリア796件中)
Weiwojingさん
- WeiwojingさんTOP
- 旅行記996冊
- クチコミ137件
- Q&A回答111件
- 2,187,070アクセス
- フォロワー192人
成都での滞在を終え、丹巴へ移動した。7時間余りのバスに揺られて着いたのは3000メートル級の山間部の人口6万人程の小さな町である。早朝6時台に出たが、到着したのは午後1時半過ぎていた。到着してしばらく頭が少し痛い感じがしたが、これは高山病なのかもしれない。数日間続いた。
丹巴は チベット族が大多数を占める地で、成都とはあまりにも違うのに驚いた。ここは漢族の地ではなく、カンゼチベット族自治区で、同じ中国なのにあまりにも人種も文化も、何もかも異なっている。
ここでの目的は新年のチベット仏教の祭りを見ることで、現地に住む日本人の方にすべて手配していただいた。新年と言っても、春節よりも10日遅いそうである。
- 旅行の満足度
- 5.0
-
成都から丹巴へバスで行った。朝6時過ぎにホテルを出て、バスセンターまでタクシーに乗り、ここから路線バスで約7時間かけて丹巴へ向かった。
-
丹巴まで途中トイレ休憩で2回停まった。利用したのはこの公共バスであるが、前もって座席を予約しておいたので、座ることが出来、ゆったりと移動することが出来た。
-
トイレ休憩したところはバスセンターというところではなく、大きな食堂のある土産物屋の前である。知人の話では最近この道路を利用する車が少なくなったために客の確保にドライバーと結托して、リベートのようなものを払い、客寄せしているとのことだ。
-
食堂のウィンドーに料理の名前が書かれているが、どれもどんなものか想像できない。
-
食堂のキッチン中を見させていただいた。最初写真はだめと言っていたが、すぐOKしてくれた。
-
丹巴に近づくと、標高が3000メートルを越える峰々が聳え、少し頭の痛みを覚えた。高山病かもしれない。この痛みは数日続いた。
-
バスを降りると、これまで滞在した成都とは全く違う。住民の大多数がチベット族で、これまで訪れた数多くの中国の地とは雰囲気が異なるのには興味を覚えた。
この写真の女性が頭にかぶっているものが目に留まった。以後気を付けて見ていると、成人女性の殆どがこのような帽子と言うか飾りと言うか、飾りものをしていた。 -
この女性をもう少しアップで見てみると、独特な帽子のようなものを被っているのが分かる。
-
上記の雑貨店の店先に置かれてあった錠前(?)。
-
街を歩いてみると、男たちが店先でトランプをしている。中国ではどこででも見かける光景である。
-
昼食はこんな感じであるが、油っぽいことと唐辛子がたくさん使われているのが特徴のようだ。左側はジャガイモ料理であるが、唐辛子がたくさん入っていて、かなり辛い。
-
街を歩く人の姿はチベット系の人々が目に付き、特に、頭のかぶりものに興味を覚えた。先に記したように、ここでは成人女性の殆どが頭にこの種の被りものをしている。
-
女性だけでなく年配の男性たちもチベット風の民族服を着ていて、どこででも目に付いた。
-
一方、若い人は伝統的な民族服を着ているよりはごく普通の洋服やジャンバーを着ている。
-
車で移動。移動中に見かけた山の斜面に建つ家々。どれも大きく、立派である。
-
ストゥーパがあちこちに建っている。ストゥーパというのは、仏陀の遺物が収められている仏舎利塔である。
-
車で移動していると、何やら広場のようなところでたくさんの人々が集まり、円陣となって踊りを踊っているのが見えた。一体なんだろうかと思い、車を降りてしばらく見学することにした。
何のための踊りなのか分からなかったが、結婚披露それとも新年のお祝いだろうか。ただ結婚披露のための踊りとすると、結婚する男女の姿が見えないので、そうではなさそうだ。 -
なかなかいで立ちのいい男性です。毛皮の帽子と着ている服装が何とも言えないほど素晴らしい。こんな帽子がほしい。
-
踊り手の男性たち。民族衣装の服や帽子が珍しく思えた。
-
大きな円を描きながら、踊りが行われている。
-
見学している人たち。見ている人は年配の人が多い。
-
踊りの輪を見学している地元の方々を見ると、年配の方々は皆民族衣装を着ているが、子供たちはそうではない。
-
これは何だろうか。地元の方が食べてみてくださいと勧められたので、少々いただいてみた。おこしのような味わいであった。
-
地元の人々がストローのようなもので何か吸っているが、何であろうか。
-
これが吸っていたもので、よく見ると表面のものではなく、中にジュース(お酒かも?)のようなものがあるようだ。
-
-
踊りを踊っている女性たちは皆美しい人が多い。この地方が「美人谷」と言われる所以が分かったような気がする。
-
こちらの女性も踊りを踊られて、上手な手さばきを見せてくれた。
-
山々を背景に踊られる女性たちの姿は美しい。独特の民族衣装がこれまた素晴らしい。
-
大きな山々を背景に約30人程の男女が円陣を作って、踊っている。
-
-
子供たちの中には伝統的な衣装を着ている子もいた。しかし、その数は少ない。
-
-
偶然、これから結婚式を挙げるカップルに出会った。幸せそうですね。
-
今回宿泊することになっていた民宿で、チベット風の建物である。
-
民宿の入口にはこのような看板が立っている。5種類の言語で書かれていて、よく見ると日本語の表記も見える。
-
入口のところに子猫がいた。小生たちを出迎えてくれたのだろうか(?)。
-
民宿から見た付近の様子は高い山々が聳え、道路わきには砦のような建物がある。
-
客室の様子はチベット風のしつらえで、独特の絵が天井と言わずベッドにも家具類にも描かれている。
室内はこれと言って問題はなかったが、ただ暖房はなく、シャワーもお湯は出ることは出るが時間がかかり、結局滞在中は使わなかった。ベッドには電気毛布が敷かれているので、寝るときは大丈夫であった。 -
外から見た客室の窓はただ板戸があるだけで、硝子戸ははめられていない。風が強い時は外から隙間を通って入って来るのかもしれない。また、窓を閉めてしまうと昼間でも真暗である。
-
民宿を経営しているご夫妻のお父さんで、75歳になるそうだ。いつもこのような伝統的な装いをしているようで、正に大きな貫禄が感じられる。
-
宿のご主人のご両親。2人とも70歳を超えているようだ。
-
宿のご主人ご夫妻と父親の写真を撮らせていただいた。
-
あまりの寒さに子猫がストーブに火が入ると、そばに陣どり、何時間もそばにいて動かないでいる。民宿で飼っている猫かと思ったら、そうではなく隣の家の猫だそうだ。
-
民宿のご主人が「食べてください」とお菓子やら果物を用意してくれた。ただ小ぶりなリンゴはぶわぶわしていて、食べる気にはならなかった。
-
ご夫婦で夕食の準備をしている。台所はかなり近代化されていているが、ただガスはまだ使われていないようである。
-
夕食は取り立てて豪華と言うものではないが、地元で採れた野菜を中心に、豚肉や鶏肉などが使われている。10種類以上もあった。ただ、どの料理も油を使っているために油っぽくて、小生の好みではない。
-
こちらも別な時の夕食の写真である。
-
こちらは朝食で、おかゆを中心にややさっぱりした感じである。
-
手前の茶碗に入っている白い液体はバター茶で、初めて飲んだ。中央の大きな容器にたっぷりと入っていて、最初はあまりおいしいとも感じなかった。
-
どの部屋の入口にも唐辛子の乾燥したものが束ねられて、ぶら下げられている。何か意味があるのだろうか。
-
部屋のドアはそれぞれ違うでざいんで描かれ、たいへん色彩がバライティーに富んでいる。
-
民宿の屋上へ上がってみた。自家製のソーセージが天日干しされていた。そういえばある日の夕食にこのソーセージが出てきたことがあった。
-
民宿前の道路。
-
巴底という集落へ移動した。ここには古代ボン教で崇拝されていた女神の壁画がある「擁忠達吉嶺寺」へ出かけた。
-
寺に着くと、この女性が案内してくれた。
-
-
寺は普通はカギが閉まっていて中に入れないようだが、特別に入れてくれた。
-
-
-
柱に張られた紙にはチベット文字が書かれている。
-
寺の入口に古代ボン教の女神を描いた壁画があった。
-
-
-
-
-
-
草むらの中に可憐な花が咲いている。
-
近くで結婚式があると言うので、出かけてみた。特別招待されているという訳ではないが、行ってみましょうということで、皆で出席した。
式は小学校の庭を借り切って行われ、小生たちが着いた時にはもうすでに大勢の方々が来ていた。 -
小学校の校庭を利用しての結婚式には大勢の客が来ている。
-
こちらも出席者たちが子供用だろうか小さな椅子に腰かけて、食べたり飲んだりしている。
-
この方はテーブルを回って客にお茶をサービスしている。少し飲むと、すぐに入れてくれて、なくなることがない。
-
この方が司会者のようである。
-
お祝いの挨拶を述べているようである。
-
出席者たちの多くはこのような民族衣装をまとっている。
-
花嫁と花婿が介添え人と共に登場した。実はどの方たちが今日の主役なのか区別で出来なかったが、中央の2人のようである。
-
花婿(左側)と介添人の二人。
-
花嫁(右側)と介添人の女性。
-
ご馳走が出てきた。もうこれくらいで充分だと思っていたら、とんでもない。
-
どんどん料理が出てきた。このほかにお酒も出てきて、ビール、白酒、葡萄酒がテーブルに置かれた。
-
食事が進み、一段落した。しばらくすると、たくさんの人々が新郎新婦のところに白い布(カター)を持って現れた。
-
たちまちこんな具合に白い布がかけられた。ものすごい数だ。
-
数人の方々がお祝いの言葉を披露すると、今度は友人だろうか、お祝いの代わりに歌を唄っていた。熱唱と言ってもよいほど、上手である。
-
結婚式会場でお会いした男性。一人静かに式の様子を眺めていた。
-
民族衣装を着ている3人の女性たちは、式が終わっても帰る様子はなかった。知人の話だと、披露宴はこの後もう一回あるそうである。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
ブドウ園の手入れをしている方たちがいた。つたない会話を中国語で楽しんだ。
-
-
「足元注意」の看板が出ている。隅の方に日本語で「足元注意」と出ているが、日本人旅行者が多いのだろうか。
-
-
チベット風の装飾に興味を覚えた。
-
-
年配者の中にはこんな風にまだ人民服や人民帽を身に着けている人もいる。
-
-
-
-
これは何?漢方で使われる「冬虫夏草」である。
-
朝出かけると、標高の高いところへ移動して行くにつれて雪景色に変わっていった。
-
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- 飛行船さん 2017/03/01 11:17:59
- 華麗なる衣装
- こんな豪華な衣装は普段は 何処に どんなふうに 仕舞っているのかな
お年寄り 元老の 顔のいろと 豊かな皺に 序列の厳しさを 校庭の
結婚披露宴で 大ぜいを集め 舵を舵るらん や。
- Weiwojingさん からの返信 2017/03/02 11:56:53
- RE: 華麗なる衣装
飛行船さん
初めまして。昨日は書き込みとご投票をいただき、ありがとうございます。
チベットに近い四川省のこの場所は本当にもうチベット人の文化そのものです。住民の殆どはチベット系で、何もかもチベット風です。これまで経験したことがないものでした。
豪華な衣装は普段は着ることがないでしょうが、きちんとしまっておくのでしょうね。ただ日常的にも民族衣装は着ていますので、たくさんお持ちなのでしようか。
結婚披露宴は盛大でした。その日2回披露宴を開くということで、私たちが参加した後もう一度行われたようです。
コメントをお寄せいただき、ありがとうございました。四川旅行記はまだ数回続きますので、ご覧いただけると嬉しいです。
Tamegai
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
Weiwojingさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
110