2017/01/31 - 2017/01/31
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Weiwojingさん
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東京五反田にあるパレスチナ大使公邸を訪ねる機会があった。この日は大使ご夫妻とお会いして、パレスチナの実情を説明していただき、また同国の料理を紹介していただいたり、さらに手工芸品を見せていただくなど、日ごろほとんど知ることがなかったこの国の姿を理解することが出来た。
パレスチナは自治区として正式に認められたのは1993年で、国連で公に承認された。しかし、長年のイスラエルとの抗争で大変困難な状況を抱え、人々の生活は想像を絶するものがある。そのような実情を大使から得た情報を基にレポート出来ればと思う。
* これまで数多くの大使館や領事館を訪ねてきた。様々なイべントに参加したり、パーテイに招かれたりしてきた。普段知ることがないこうした外国の大使館・大使公邸・領事館などを訪問した際の記録を紹介してきました。併せてみていただければ、幸甚に存じます。
■「日本の中の外国 ① ー 各国の大使館を訪ねて」
http://4travel.jp/travelogue/10119476
■「日本の中の外国 ② - アイルランド大使館とチェコ大使館を訪ねて」
http://4travel.jp/travelogue/10571643
■ 「日本の中の外国 ③ ー スロヴェにア大使館を訪ねて」
http://4travel.jp/travelogue/10579137
■ 「日本の中の外国 ④ ー イラン大使館とオランド公使公邸を訪ねて」
http://4travel.jp/travelogue/10618173
- 旅行の満足度
- 5.0
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始めて訪れたパレスチナ大使公邸は静かな五反田・池田山の高級住宅街の一角にあり、建物の淡い色が印象的であった。
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JR山手線五反田駅から歩いて10分位の所にあり、大使公邸と言っても、何ら普通の家と変わらず、国旗がなければ見過ごしてしまうような個人住宅とさほど大きさは変わらない。
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この方がパレスチナ大使で、名前をワリード・シアム氏といい、日本在住10数年に及ぶそうである。
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パレスチナの現状について大使から詳しくお話していただき、時にはユーモアを交えながら困難な国の成り立ちを説明してくれた。
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パレスチナの現状を示す地図を紹介していただいたが、黄色い部分がパレスチナ領で、オレンジ色の部分がイスラエル領土である。
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この写真と共に次の2枚の画像はヨーロツパから船でイスラエルへ逃れてきたユダヤ人たちで、第二次世界大戦末期のものである。
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同じく1942年にやって来たユダヤ人たちである。
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無事到着したユダヤ人たちの姿をとらえた写真である。
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これはユダヤ人たちがどこからやって来たかを示す図である。ただし、これは周辺諸国を中心としたものである。ヨーロッパから来たユダヤ人の数ははるかに多い。
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イスラエルが建設した大きな壁はまるでベルリンの壁のようで、このパレスチナ側の壁面には様々な絵が描かれている。このような困難な中でも彼らの強靭さやしぶとさを感じることが出来る。
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パレスチナの人々がイスラエルの侵攻に抗議の様子をとらえたものである。
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ユダヤ人の侵攻に抗議する人々の姿。
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イスラエルとパレスチナの境界に設けられた壁や鉄線は人々の生活を侵し、苦しめている。ことに子供たちにとっては毎日が戦争で、彼らの多くが犠牲となっている。
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壁を乗り越えようとしている人々の姿が見られるが、これはイスラエル側にとっては大きな犯罪である。
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子供たちがイスラエルの戦車に向かっ石を投げてい様子はしばしばテレビのニュースなどで見たことがあった。
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イスラエル側に抵抗すれば小さな子供でも拘束される。
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パレスチナ人の子供が抵抗したかどでつかまり、縛られている。このようなことは日常茶飯事である。
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パレスチナとイスラエル側の間には検問所があり、パレスチナ人は武器を保持していないかどうかこのような厳しい検査が常に行われている。
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パレスチナ難民キャンプの様子。このような大規模なキャンプが各地に設けられている。
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イスラエルとの紛争のことばかり取り上げられて、その背後にある文化や人々の姿についてほとんど知ることがなかったが、今回初めてパレスチナには豊かな文化あることを知った。人々が踊る民族舞踊が素晴らしい。
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パレスチナ自治区で使われている紙幣と貨幣である。
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民族衣装を身に着けたパレスチナの女性。鮮やかな色合いのファションが素晴らしいですね。
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大使ご夫妻の写真を撮らせていただいた。
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いろいろなアクセサリー類を見させていただいた。金や銀を使った素晴らしいものが多く、同行した女性たちは皆感嘆の声を上げていた。
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こちらのアクセサリー類も手が込んでいて、どれも個性的で、美しいものばかりである。
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スカーフには同色のネックレスが付き、素晴らしいデザインである。大使夫人が使い方を説明してくれた。
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独特の色合いのある織物も盛んである。
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昼食時にパレスチナ料理を用意していだいた。どれも初めて見るものばかりで、大変珍しく、興味を覚えた。周辺の他のアラブの国々と多少似ているところもあるようであるが、パレスチナ独特の食べ物もあるとの話であった。
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美しくセティングされていて、見るからに食欲をそそるばかりである。
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これはグリーンサラダで、オリーブオイルで味付けされていて、さっぱりしておいしい。
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初めて食べたひよこ豆のディップというもので、大変珍しく感じた。
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これは名前は失念してしまったが、インドのナンを小さくしたようなもので、表面にゴマやスパイス類がまぶしてあり多少辛めであった。
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キャベツの詰め物で、中に肉が入つている。
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米をピラフのように炊き上げたもので、多少ぱさぱさしているが、不味くはない。
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2種類のものが皿に載せられているが、上の方は肉を巻いたもの、下はクラッカーのように油でカラッと揚げてある。
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帰途、パレスチナ大使公邸を出て五反田駅に向かうと、すぐ近くに偶然ある国の大使館関係の施設を見っけた。建物の上にその国の国旗が翻っているが、どこの国かお分かりだろうか(小さいので拡大してご覧ください)。
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それはミヤンマーの旗で、出ていた表示によると、ここは大使館員宿舎とあり、大使館員たちが揃って住んでいる宿舎なのである。
五反田・池田山周辺は他にもいくつかの国の大使館や公邸などがあるようである。
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