【2】恐怖体験！深夜2時の漁村を訪ねる☆フィリピン：レイテ島/タクロバン

2007/08/14 - 2007/08/18

日本を発つ前、現地でお世話になる社長サンと何度かメールのやり取りをしました。

『usakoさんセブ行きましょうか！！』

フィリピンと言えばセブ島。当時も今と変わらず世界的に知られているリゾート地です。

けれどもなぜか気持ちが向きません。なぜでしょう？

『ではレイテ島はどうですか、きっと楽しめると思いますよ！』

この時の経験が、のちに私が３度マニラを訪れるきっかけとなり、これほど私を魅了し惹きつけてやまない国はないです。

女性でフィリピンが好き？と冷やかされることも多いですし、マニラに何があるの？と聞かれると、
おそらくその何かは、きっと皆さんの興味のわくところではないと思います(*´艸`)

エリア レイテ島(フィリピン)

• 旅行の満足度: 5.0

• 交通手段: レンタカー 徒歩 飛行機
• 航空会社: セブパシフィック
• 旅行の手配内容: 個別手配

一時はどうなる事かとハラハラしましたが、なんとか無事にマニラ空港に到着です。

台風の影響なのかチェックインカウンターは大混乱。

『ごめんね^^;レストランいっぱいだ。弁当でも良いかな？』

もちろんですとも！これからの長旅に備えて栄養補給しましょう！

制限エリア内のベンチに座り食べていると、ん？

『社長ー？私たちの名前呼ばれてませんか？』
『へ？？』
『ほらusakoって・・・違います？』

なんてことー！！
1時間半の遅延のはずが、急に早まりお客を乗せ出したようです。

慌てて飛行機に乗り込むと乗客全員すでに着席。私たちが最後でしたスミマセンm(__)m

台風接近に伴い、離陸直後からガタガタと上下左右に激しく揺れています。

『社長ー(;_;)大丈夫ですよ、、ね？墜落とかしないですよ、、、ね(;_;)？』

ふと隣の社長を見ると、もう寝てるし！！

1時間半のフライト中、不安で不安でたまりませんでしたが、無事にレイテ島の首都タクロバン空港に着陸。

するとロビーで小柄スリムなお嬢さんが待っていて下さいました。
タクロバン滞在中、私たちのドライバーをして頂くミエラさんです。

『夜中に出かけるから、晩飯の時間までゆっくりしましょうか！』と社長の提案。

迷わず宿泊先のホテルに直行です。

て・・・(///∇///)？

ドライバーのミエラさんって社長のコレかぁ～。そう言うことね、お部屋でゆっくりとお楽しみくださいませ。

２泊する私のお部屋はこちらです。となりのサマール島が良く見えます。

偶然にも今日は8月15日、終戦の日。

台風の進路はそれたのでしょうか、それとも嵐の前ぶれ？
空気は生温かくヤシの木がピクリとも揺れていません。
波ひとつ立ってない、目の前に広がる穏やかな海。

バルコニーに出て見渡す景色は、とてもとても静かです。

感慨深い島、暗くなる前に手を合わせました。

待ってました！お夕飯の時間です。

海にせり出した地元料理のレストランで、社長とミエラさん、そしてミエラさんのお兄さんとご一緒しました。

軽くガーリックソテーした牡蠣を、カラマンシーと言う小さな柑橘系の実をしぼって頂きます。

ベビーほたても、魚介だらけのチャーハンも。どれも絶品！

さて本日のメインイベント！真夜中の漁村を訪問です。

これは私の『魚市場を見てみたいでーすo(^-^)o』と言う発案から。

しかしなぜ【夜中の２時】なのか。

その理由は、日中は暑すぎるので魚の足がはやく、日が昇るころには売り切らなければ商売にならない。
市場に魚があるうちに行きましょう！とのことでした。

『さぁ着いたぞ！』
『え！ここですか(；・ω・)？？』

魚市場っぽい建物があるわけではなく、ごく普通の砂利道です。

街灯はポツンポツンとありますがそんなに明るくない。
そのやんわりとしたオレンジ色の灯り下で、小麦色の肌をした人たちが賑わいを見せていました。

しかも男性だらけ。

私たちが車から降り立つと、すぐにわっと人だかりが出来ました。その数30人くらい。

『社長！！私すごく怖いんですけど(。>д<)誘拐とかないですよね！？』
『だいじょうぶだよー。ここの奴らはみんないい奴だ。』

私たちが歩くと、まるで大名行列のようにその方々も後ろをついてくる。
そして私が振り返ると、その方々たちはピタリと止まってニヤーっと私を見るのです。

怖すぎる(；ω；)
皆さん！魚を見てください！！ここは魚市場ですよ！！

『ははは。奴らは外国人なんてほとんど見ないから、我々が珍しいだけだよ。』
『しかも、貴女とても大きいからね。それもアルな。』

実は私、高身長。

フィリピンに来てまず感じたことは、男女問わず小柄。
もちろん背の高い方もいるけれど皆さんスリムなので、余計に小さく見えます。

ここタクロバンに来て益々それを感じました。まるでミクロの世界。。。

『あれー？今夜は海がシケてて魚が揚がってないみたいだね。』

社長がビサヤ語で地元に方に伺っていました。
(社長は英語とスペイン語とタガログ語とビサヤ語を上手に操る男)

それでも諦めず社長はどんどん道を進む。もういいんじゃないかな(；ω；)帰ろうよと内心思う背高女。

とその時のデキゴトです！
草むらの方で『ぐぇっぐぇっ』と何かが低く鳴きました＞＜

と同時にビョン！！と目の前に飛び出して来た柔らかい泥団子のようなカタマリ！

ビーチサンダルの私の足の上に、そのしっとりとした重みのあるものが乗っかって来たのです！！

『ぎゃあぁぁぁっぁあああああああヽ(;ﾟ;Д;ﾟ;; )ｷﾞｬｧｧｧ！！！』

私は条件反射でそれを思いきり天高く蹴り飛ばしました。

すると、私を取り囲んでいる現地の方々が、頭を抱えて一斉にしゃがみ込む。

一斉に！

なんというその光景が( ；∀；)
なにかの儀式にしか見えなくて、さらに私に恐怖を与えます。

『わははは！！今のは牛ガエルか。お気の毒に！あ蛙のほうね。』

ミエラさんも一緒にクスクスと笑っている。

結局今夜は『みんなで魚市場と言う名の漁村の道』を歩いただけ、と言うことで終わってしまいました。

見上げれば、なんて美しい星空。
腰かけたらひっくり返りそうなほど今宵の月は細いです。

翌朝、ホテルのフロントに巨大なシャコ貝が届きました。

夕べの漁村の方々からの贈りものです。

”はるばる日本から来てくれたのに魚１匹見せられなかったお詫び”とのこと。優しい方たちです。

だいぶ誤解していた自分を責めました。

朝日が昇るバルコニーで、お腹いっぱいシャコ貝を喰らう。笑

シャコ貝をさばいているお二人のその光景が、とても仲良しさんでしたので、ラブラブツーショットをパチリ。

社長もミエラさんもとても優しい笑顔です。

『あ！社長がTシャツ着てるー！』
『そりゃ寝るときはワイシャツとネクタイは外しますよ笑』

社長のTシャツはなんとご当地Tシャツでした、お茶目！

街路樹がハイビスカス。

本日のランチは、再びミエラさんのお兄さんも合流し、フィリピン料理のレストラン。

なぜか食事時になると現れるお兄さん、不思議です(?_?)

今朝たらふくシャコ貝を食べてしまい満腹だったので軽めに。

けれどもデザートはベツバラでしょう(^-^)？

街路樹がマンゴー。

フィリピンパブのおしぼりや枕カバーの香りはこれでした！

『Downy Sunrise Fresh』の香りです。

スーパーにて連結で売られていたので、３個だけちぎって会計しようとしたら12個(１ダース)販売でした。

ただでさえズラリと並んだレジ、慌てて取りに行くスタッフさんすみませんm(__)m

トゲトゲとした突起物で覆われた初めて見る食べ物は、ランブータンと言うフルーツです。

『ほら！食べてみなよ！』

社長がサっと買って下さり、ライチのようでとっても甘くてジューシー！！

マニラでもよく見かけたカラフルな小型バスは『ジプニー』と言うそうです。

社長にぶどうをすすめる行商の方。
　
あまりに熱心に売りつけてくるものですから、社長お金だけ払ってました。
よ！太っ腹！！

ずっとずっと食べてみたいと思っていたフルーツの女王様マンゴスチン。

ついに食す時がやってまいりました！

思い返せば、フィリピンに着いて祝☆人生初が多すぎる。これも一重に社長サマのおかげです。

車窓からの眺めは。

男性でも女性でも健康的なこんがり小麦色の肌。軒先の木陰で談笑している人たちをたくさん見かけました。

子供たちは炎天下の下、汗を流しながら元気に遊んでいます。

漁村で大勢の人に囲まれ、街ではたくさんの人とすれ違ったけれど、誰一人物乞いをしてくる人はいなかった。

なぜでしょう？

その理由を社長が分かりやすく説明をして下さいました。

『社長・・・わたしフィリピンのこともっと知りたいです！！！』

つづく。

この旅行記へのコメント （2）

• しろさん 2021/09/28 16:24:49

  シャコ貝！！

  usakoさん
  こんにちは。
  
  いいねとフォローバックありがとうございます。
  今後ともよろしくお願いいたします。
  
  フィリピンはまだ行ったことがなく、また、こちらのトビラの巨大シャコ貝に目が留まってしまいました！！
  
  私は沖縄に住んでいたことがありますが、当時宮古島出身の仲間とシュノーケリングやビーチパーティをしばしば行っていると必ずと言っていいほどその場でシャコ貝を採ってきてみんなに振舞うのですが、私、あの磯の強いシャコ貝の味がものすごく苦手で8年住んでも慣れませんでした。
  なので私が潜っていてシャコ貝を見つけた時は他の人に見つからないように突っついて貝を閉じさせて見つからないようにしてました。
  
  奄美大島出身の妻も奄美ではシャコ貝は飾るものであって食べるものではないそうで、気になって調べてみると沖縄では様々なシャコ貝が食用で販売しているそうですね。
  
  usakoさんも食べられるなんて尊敬しますー
  海に愛されてるんですね！

  usakoさん からの返信 2021/09/29 21:23:44

  RE: シャコ貝！！

  しろさん
  
  初めまして。
  コメントまで頂きどうも有難うございます^^
  
  シャコ貝の味・・・
  すっかり忘れていましたが、しろさんの「磯の強い」で思い出しました！
  黒い部分が苦みもあり香りもありましたね。。
  でも？なぜか？あの時は食べることが出来ました。
  今思えば、海外なのに貝でお腹いっぱいにするとか大冒険ですね笑
  
  見つからない様につついて閉じさせるしろさん面白いですね^^
  シャコ貝にもいろいろ種類があると初めて知りました。
  あの小さいものが、育って大きくなるのだと・・
  
  教えて下さって有難うございます☆
  今後とも宜しくお願いいたします^_^
  
  usako