2016/07/17 - 2016/07/18
58位(同エリア189件中)
あおしさん
NHKの朝ドラ「あまちゃん」
とてもお気に入りだったので、ドラマから3年経過していましたが、舞台地めぐりに行ってきました。
盛岡から龍泉洞のある岩泉を経由して、三陸鉄道で途中田野畑に途中下車して、久慈へ。
さすがにブームはさったようですが、その分落ち着いて「あまちゃん」ワールドを楽しめました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- レンタカー 新幹線 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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土曜日の9時の新幹線「こまち」新幹線でまずは盛岡へ。
盛岡では大学以来30年ぶりに「わんこそば」に挑戦。
「わんこそば」では一番の老舗の東家本店へ行きます。東家 本店 グルメ・レストラン
-
一杯あたりのそばはこんな感じ。
だいたい15杯で、普通のそば1杯だとか。 -
学生時代は確か80杯くらいだったかと思うけど、今回は90杯でした。
食欲は「老化」していないようです
ちなみに男性の平均は60杯くらい、女性は30杯だとか。 -
証明書をもらえました。
まあ、そばに3000円も使うのはバカバカしいことなので、まあ盛岡に来た記念の「遊び」ですね。 -
盛岡からは三陸海岸沿いの町である宮古へのJRの山田線があります。
ところがその山田線、昨年末から土砂崩れで運休中とか。
予定が狂って、しょうがないので、バスで三陸へ向かいます。
途中の茂市という駅に到着。
ここからはさらに小さなマイクロバスに乗り換え。
かつて日本一の赤字ローカル線と言われ、2年前に廃止されたJR岩泉線の廃止代替バス。
利用者は1日10数人しかいなかった路線で、このマイクロバスもたった4人。
バスは1日4往復だからおそらく1日の利用者は10人程度しかいないでしょう。茂市駅 駅
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途中、浅内という廃止された駅へ寄り道。
岩泉線は太平洋戦争中、耐火煉瓦の原料となる耐火粘土が採掘されることから、これを輸送する路線として建設されました。
廃止になった駅ですが、この駅は取り壊しをされず保存されていました。浅内駅 駅
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かつては貨物列車が多数発着していたのでしょう。
駅の敷地は広く、SLの水を補給する給水塔も残っています。 -
この日の泊りは、岩泉町大川という小さな集落にある民宿です。
この3連休は観光地のホテルは軒並み満室だったのですが、こんな小さな集落の民宿に泊まる酔狂な観光客はいないようで、宿泊者はほかに釣りに来ている4人組のおじさんたちだけでした。岩手大川駅 駅
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近くにある大川七滝というところ。
無名の観光地ですが、JRのポスターに使われるなど地元が売り出そうとしている滝です。
無名な観光地にしては、昔行った木曽の「寝覚の床」よりはなかなか見ごたえのあるところでした。 -
民宿の前にある岩泉町立大川小学校。
民宿のおじさんの話ではおじさんが小学生だったころ、今から50年前は全校生徒は360人だったのが、今は14人だそうです。
少子化と過疎でかつての20分の1になってしまったようです。 -
この民宿の夕食です。
1泊2食で5000円の割には、地元で採れたアユやら、山菜やらでなかなかのボリュームでした。 -
さて、翌日は再度岩泉線廃止代行バスで岩泉町の中心へ。
お客は私だけで運転手さんといろいろお話しましたが、鉄道廃止後のこのバスもほとんどお客さんはいないようでした。
岩泉町の中心にある旧岩泉駅。
昭和47年に町の中心まで岩泉線が開通して、当時の町民は大喜び。
町の負担で立派な駅が建てらてました。旧岩泉駅 名所・史跡
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ホームなども残っていましたが、雑草に覆われていました。
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岩泉町で有名な観光地と言えば龍泉洞。
山口の秋芳洞、高知の龍河洞と並んで、日本3大洞窟の1つ。
規模的にはほかの2つの洞窟に比べて小さいですが、ここが有名なのは洞窟の中に湖があること。
水は大変きれいで、透明度が高く、50m近いとか。
とても神秘的な洞窟です。龍泉新洞科学館 自然・景勝地
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整備された階段でどんどん下の方へ降りていく洞窟です。
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洞窟の中の湖はとても静かですが、水滴が落ちると、美しい波紋が見えました。
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午前中は龍泉洞を見た後、バスで小本というところに出て、三陸鉄道に乗り換えます。
小本駅はもともとは岩泉町のはずれにあったのですが、JRの岩泉線が廃止になって、町の唯一の駅になったので、「岩泉小本駅」に改称されました。
三陸鉄道は駅に愛称をつけていて、この駅は「泉湧く岩(龍泉洞のこと)」
よって、この駅の名前は「泉湧く岩・岩泉小本駅」になります。岩泉小本駅 駅
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三陸鉄道・田野畑駅で下車します。
「あまちゃん」では「畑野駅」として登場します。
「ユイちゃん」はこの駅から列車に乗って通学していました。
また、「アキ」が東京に向かう憧れの種市先輩と別れた場所もこの駅です。田野畑駅 駅
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この駅の愛称は「カンパネルラ」。
宮沢賢治の物語の登場人物の名前とか。
宮沢賢治と三陸はあまり関係がないのですが・・・ -
田野畑村の一番の観光地は、北山崎。
三陸でももっとも豪快な景色の見えるところです。
あいにくの天気で美しさはいまいちでしたが・・・
田野畑駅からは列車に接続して乗り合いタクシーが出ています。
1人片道800円。北山崎展望台 自然・景勝地
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田野畑駅に戻り、三陸鉄道で久慈方面へ。
500円でお座敷列車に乗りました。
「あまちゃん」で使われていたお座敷列車は引退していて残念。
2代目お座敷列車はきれいにはなっていましたが・・・
海女さん姿のガイドさんがいろいろ案内してくれます。 -
田野畑駅から20分、三陸鉄道・堀内駅(ほりない)。
「あまちゃん」では「袖が浜駅」として、主役のアキが使っていた駅です。堀内駅 駅
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今でも「袖が浜駅」の駅名票が健在。
やはり「あまちゃん」の舞台地めぐりの観光客がちらほらいました。 -
堀内駅はホーム1本のささやかな駅。
ただ、駅から海が良く見えるので、この駅がロケ地にえらばれたのでしょう。 -
三陸鉄道屈指の有名撮影地・大沢橋梁は堀内駅から徒歩10分。
宮本信子さん演じる「夏ばっぱ」が春子やアキが東京に行くときに、大きな旗を振っていた場所です。 -
堀内駅から三陸鉄道で久慈駅へ。
この駅は「あまちゃん」では、「北三陸駅」として使われていました。 -
駅舎の中には、「あまちゃんグッズ」でいっぱい。
駅そば「北リアス亭」では駅弁うに丼が売っています。
ただ、なかなか入手できない「幻の駅弁」
聞いてみたら、この連休は予約だけで売り切れとか。
残念。久慈駅 駅
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久慈駅の前にある雑居ビル。
「あまちゃん」では観光協会として使われました。 -
夜は駅近くの「居酒屋寿々喜」というところで食事。
海の幸をたくさん堪能できました。
地元の人たちのたまり場のような居酒屋で、「あまちゃん」のロケ地めぐりしていますと話したら、地元の方たちといろいろ話が弾みました。
なかには15歳のころから海女さん歴50年のおばさんも。
「夏ばっぱ」のモデルの1人かもしれません。寿々喜 グルメ・レストラン
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翌日、レンタカーを借りて「あまちゃん」のロケ地となった小袖海岸へ。
バスが1日1本しかないところなので、レンタカーで行きました。
「あまちゃん」で漁業として使われていた建物。小袖海女センター 名所・史跡
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今日は天気がよく、青い海が広がります。
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小袖海岸の漁港。
左の白い建物が「海女センター」 -
堤防の先まで行ってみました。
「あまちゃん」のオープニングで、アキが走っていく場所です。 -
海女さんの実演ショーが行われています。
見物料は1人500円。
今日はベテランの海女さん2人と新人の海女さん1人。小袖海女センター 名所・史跡
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ベテランの海女さんは1回潜ると5~6個、うにを取ってきますが、新人さんは1個ずつ。
かなりハードなようで、「はあはあ」息を乱していました。
50人近い観光客はいつの間にか新人さんの周りに集まり、「がんばれー!」と応援。
彼女がうにを取ってくると、やんやの拍手喝采。
「あまちゃん」でオタク評論家が「日本人は少女がけなげに頑張る姿に弱いんです」と解説していたとおりですね。
終わった後は、彼女に一緒と記念写真の観光客の依頼が殺到していました。 -
海女さんが取ってきた取れたてのうに。
1個500円。
割られても、まだ動いています。 -
久慈市はドミニカ、バルト海と並ぶ琥珀の名産地。
「あまちゃん」でも「琥珀のべんさん」がいつも琥珀を磨いていました。久慈琥珀博物館 美術館・博物館
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琥珀を掘削の洞窟も入れます。
「ユイちゃん」が「めっちゃ、くやしー!」と絶叫したところ。 -
たくさんの琥珀や琥珀で作られた美術品が展示されています。
しかも久慈の琥珀は8000万年前の時代のものであり、まさに恐竜全盛期の時代(白亜紀)の琥珀なのです。
ドミニカ、バルト海が恐竜が滅亡した後の4000万年前のものなので、まさに「ジュラシック・パーク」の世界。
そして虫入りの琥珀は大変貴重なもの。
松田龍平さん演じる「ミズタク」が「虫が入っているから」とゴミ箱に捨ててしまい、「琥珀のべんさん」が絶叫したシーンがありました。
「ジュラッシク・パーク」で出てきたのは久慈の琥珀なのかもしれません。
ロマンですね。
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