2017/01/04 - 2017/01/04
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TAKEおじさん
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深川七福神めぐりをしている最中に深川江戸資料館を訪れた。
深川江戸資料館は、江戸時代(天保年間頃)の深川佐賀町の街並みを実物大で再現した。
ジオラマではよくお目にかかるが、実物大の町並みはまるで江戸時代にタイムスリップしたかのように想えた。
八百屋、米屋、船宿、町人の長屋など、直に触れて江戸時代の生活を実感できた。
お正月のなので、
通常展示には、江戸庶民の「正月飾り」
新春特別展「江戸の看板」 ~ 1月15日
企画展「歌舞伎と深川」 ~11月12日
この時期3倍楽しめた。
深川七福神めぐりはこちらです。
http://4travel.jp/travelogue/11203330
江戸東京博物館はこちらです。
http://4travel.jp/travelogue/10824738
火の見櫓で思い出して、私が実体験した江東区の大火事の記事を追加しました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通手段
- 私鉄
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深川江戸資料館
深川七福神めぐりの寄り道で寄ってみた。
初めて訪れるが、開館は昭和61年で、私が江東区を離れたのが昭和46年だからその15年後に出来た。深川江戸資料館 美術館・博物館
-
入場券
歌川広重 名所江戸百景
「大はしあたけの夕立」 -
裏は
「菓子話船橋」 船橋屋織江 天保12年(1841)
船橋屋の葛餅は随分と食べたが、こんなに歴史が有ったとは驚く。 -
いきなり大鵬
入り口前のロビーに横綱大鵬。
等身大の大鵬と背比べが出来る。
大鵬は江東区の名誉区民。 -
大きな手形
巨人、大鵬、玉子焼きで育った私である。 -
見事な化粧まわし
日輪に鳳凰が飛ぶ。
優勝トロフィーなど、多数飾ってあった。 -
導入展示室には
入口から入ると深川ゆかりの人物が紹介されている。
伊能忠敬、市川団十郎、山東京伝、佐久間象山、松平定信・・・ -
常設展示室 江戸の町並み
階段の上から眺める。
江戸時代(天保年間1830年代末)の深川佐賀町の町並みを実物大で再現している。
下に降りて江戸時代に入って行く。 -
大店の肥料問屋 多田屋
表通りを行くと、立派な店構え。
干鰯、〆粕、魚油の問屋だ。 -
正月の門松
江戸時代は、竹を短く切らずに2階の屋根まで届くような門松だった。
実は私が育った東京下町の我が家でも、この写真の様に2階の屋根まで竹が届く門松を飾った(昭和20年代後半)。年末に成ると竹を売る業者がやって来て門松を飾った。
松の内が終わると、この竹を切って竹馬など作って遊んだものだ。 -
江戸の防火用水
「火事と喧嘩は江戸の華」と言われたように、江戸時代は何度も大火事が有った。
私が小さいころも、よく近所で火事が有り、何度も火事現場を見た。
こうした防火用水は、形を変えあちらこちらで見かけた。 -
大店の土蔵が続く
左側が大店の土蔵。
右側には・・ -
八百屋 八百新
亀戸大根や砂村茄子など江戸近郊の新鮮な野菜が並ぶ。
本物の野菜みたいだった。 -
炊事場
火を使うので土間に有った。 -
長火鉢
これで暖を取っていた。時代劇によく出てくる。
我が家にも、陶製の丸火鉢が有った。 -
隣は舂米屋 上総屋
舂米屋は、玄米を注文に応じて精白して売る町の米屋。 -
大福帳に算盤
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これが精米機
実際に乗って動かせる。
体験できるが、2,3回でお止め下さいとの注意が。 -
舂米屋の土蔵
裏に立派な土蔵。米俵が沢山入っていた。
時代劇に出てくる米蔵だ。 -
表通りを振り返って
江戸の表通りだ。 -
掘割と猪牙船(ちょきぶね)
表通りを抜けると掘割。
ブラタモリでやっていたが、浦安から隅田川までの水運を作るため、掘割を作った。深川は小名木川をはじめ縦横に掘割がはりめぐらされた。
展示掘割は、木場と隅田川をつないでいた油堀。
猪牙船は、猪の牙のように、舳先が細長く尖った屋根なしの小さい舟。 -
船宿
掘割の前には船宿。船で遊びに行く客を送り迎えする。
船宿が2軒並んでいる。 -
相模屋
派手な「相模屋」という設定。 -
相模屋に入る
正月の膳?
徳利で一杯? -
酉の市の熊手?
やはり正月の縁起物が並んでいる。 -
隣の升田屋
堅実な「升田屋」という設定。 -
2階からはどんな風景が
2階に上がって見たかった。 -
こちらも正月仕様
-
火の見櫓
「火事と喧嘩は江戸の華」だから当然「火の見櫓」がある。高さは3丈2尺(約10m)。
昔の消防署には必ず火の見櫓が有り、24時間監視していた。 -
江東区の大火(読売新聞3月4日朝刊)
1968年3月3日未明。
火事だ!の大騒ぎで、私は飛び起きた。私の家のすぐ前まで、大火事は広がった。
先日の糸魚川の火事も有り、昔遭遇した火事を思い出し、ネットで探しても見つからず、横浜の中央図書館で調べた。
28棟、81世帯、269人が焼け出され。焼失面積は1,800平米。
アパートが多かったので、世帯数は多かった。
江東区は、関東大震災でも焼け、東京大空襲でも焼けた(我が家も)。 -
上部には半鐘(2階から見る)
火事を発見すると、半鐘を鳴らした。
美空ひばりの「 お祭りマンボ」の歌が聞こえてくるようだ。
おじさんおじさん大変だ♪
どこかで半鐘がなっている♪
火事は近いよスリバンだ♪
スリバンって何?
半鐘の鳴らし方で、規模や距離が分かった。
半鐘の間隔が長いときは、遠くの火災。
二回連続で半鐘を鳴らすと、大火災。
スリバン(連続打ち)だと火災が近い。 -
ここから登って行く
高さ3丈2尺(約10m)。
ここまでよく再現したものだ。 -
水茶屋・床店
火の見櫓の下は広場で、よしず張りの「水茶屋」。そばには、江戸時代のファーストフード、天麩羅の床店と二八そばの屋台がある。
実際に一休みできる。 -
懐かしいやっこ凧
お正月バージョン。
凧揚げも最近見かけなくなった。 -
路地にはお稲荷さん
お稲荷さんも、昔は路地によく見かけた。 -
長屋が5軒並ぶ
手前は、船宿の船頭松次郎の家。
長屋は、路地に共同トイレ、風呂は無い。水は共同の井戸。 -
棒手振(ぼてふり) 政助の家
あさり・しじみのむきみを天秤棒で担いで売るのが仕事。
長屋は4畳半に一家で暮らす。 -
三味線師匠 於し津の家
読み書き、手習い、裁縫も教えている。 -
米屋の職人 秀次の家
俵の藁蓋を吊るしているのは、疱瘡(天然痘)よけのものだそうだ。 -
木場の木挽き職人 大吉の家
妻と二人り暮らし。壁には大鋸。
江戸の深川とはこれでお別れ。江戸の町を訪問で来て楽しかった。 -
芭蕉の句碑
「古池やかわず飛び込む水の音」
芭蕉庵(現在の芭蕉記念館近く)で詠まれた一句。 -
企画展 「歌舞伎と深川」
2017年11月12日まで開催されている。
歌舞伎の誕生、江戸歌舞伎の形成、深川ゆかりの役者、歌舞伎の舞台、歌舞伎を巡ってなど。 -
「かぶき」の誕生
深川は、市川團十郎をはじめ、歌舞伎役者、狂言作者ゆかりの地であり、歌舞伎の舞台としても数多く描かれている。 -
阿国歌舞伎
歌舞伎は、慶長8年(1603年)出雲大社の巫女で「国」と名乗る女性が京に上がり変わった風体の男に扮して踊ったことに始まるとされている。 -
市川團十郎と荒事
元禄・宝永期(1688~1711)は、町人文化が花開いた。
江戸では、「荒事」を得意とした初代市川團十郎が活躍した。
六方や隈取などで勇壮な人物を演じる・
今の市川海老蔵に代々引き継がれている伝統は凄い。
市川團十郎は、海老蔵が引き継げば十三代と成る。 -
九代目團十郎(河原崎権十郎)の色紙 (1874年に團十郎)
撫子や むかしながらの 川わら咲
九代目團十郎は七代目團十郎の五男。河原崎座の座元に養子に入り、河原崎権十郎時代に書いた色紙。句には「かわらざき」と詠みこんでいる。 -
市川團十郎と深川
この図は、五代目市川團十郎、相撲の谷風梶之助、吉原の遊女・花扇。
團十郎は「江戸の守護神」「役者の氏神」といわれ江戸っ子の象徴だった。 -
七・八代目團十郎奉納の石灯籠が成田山新勝寺に
團十郎と成田山の関係は、初代團十郎が子宝に恵まれず、成田山に祈願したことが始まりとされる。元禄10年(1697)二代目が9歳の時に親子共演「兵根元曽我」で、二代目は不動明王を演じて、大評判になった。親子で成田山にお礼参りに訪れた後に、團十郎の屋号は「成田屋」になった。 -
勧進帳 豊原国周画
中央が九代目市川團十郎の武蔵坊弁慶。九代目團十郎は、明治期の劇界の第一人者で「劇聖」と言われた。 -
成田山出開帳と團十郎
ブラタモリでも紹介されていたが、代々の團十郎は成田山の出開帳時に永代寺を訪れて、取持ち役を努めた。さらに、出開帳時に成田山に関する狂言を演じて多くの人々を呼び込んだ。 -
七代目團十郎
中央で三宝を持ち、取持ち役を努めるのが七代目團十郎。團十郎の力でたくさんの人々が出開帳に訪れ、熱気と賑わいにあふれた。 -
新春特別展 江戸の看板
新春特別展では、江戸~明治期に商店などの店頭に掛けられた看板約七十点が展示されている。1月15日まで。 -
看板70点
現代の浮世絵師である木下大門氏が所蔵している約70点展示している。
面白い看板が沢山あり、何とも風情が有った。
-
これは何の看板
ポスターを飾った下駄屋の大きな看板。
おかめの看板は縁起がよく、可愛いので下駄によく使われた。 -
八百屋
家紋の「違い大根」の根を引っ張って八の字に拡げた。 -
眼鏡屋
これも大きな看板で、レンズの様な大きなガラスが入っている。天狗眼鏡は明治のメガネ屋の主流だった。
大きなメガネの向こうに何が見える? -
ちゃんこ屋
可愛いお相撲さんの看板。
こんな看板、今でも飾れば良いのに。 -
唐辛子屋
とうがらしの中に、ネズミに助けられた大黒天が描かれている。
見るからに辛そうな看板だ。 -
煙草入れ
煙管、タバコ入れのお店。江戸期、大阪の淀屋橋の絵がブランドになっていた。
煙管(キセル)も、今は見かけなくなった。 -
薬屋
腹痛の薬。各地の薬局に赤鬼も下げられ、たくさん彫った彫師の腕は相当なもの。
腹が痛そうな鬼だ。 -
かっけ治療所
幕末から明治期に原因不明だった病、かっけの診療所に下げられた脚形の看板。 -
白粉屋
「おし路以」化粧品の店の店頭に。おしろい刷毛のデザイン。 -
飴屋
台に水あめの瓶が彫られている。看板屋が各地の飴屋に同じ看板を販売していた。
一休さんに出てくるような飴の瓶。 -
玩具屋
ひょうたん型のおもちゃの看板。 -
切り絵で描く七福神
江東区在住の馬場哲弥氏の作品が、展示されていた。
丁度、深川七福神めぐりをしている所なので、氏の作品と私が回っている寺社の写真と比べてみた。(写真は絵に合わせてトリミングした)
回った順番に、最初は寿老神の深川神明宮。
深川七福神めぐりはこちらで。
http://4travel.jp/travelogue/11203330 -
2番目は布袋尊の深川稲荷神社
写真は似せてトリミングしたので、切り絵にそっくり。 -
3番目は毘沙門天の龍光院
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4番目は大黒天の円珠院
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5番目は福禄寿の心行寺
切り絵の精密さに驚く。 -
6番目は弁財天の冬木弁天堂
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最後の7番目は恵比須神の富岡八幡宮
切り絵は精密で、写真と変わらぬ風景を切り抜いていた。
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