タスマニアでウォンバット探し＆シドニーでカウントダウン11日間⑤

2016/12/23 - 2017/01/02

この旅行記は、④の続きです。
④の旅行記
http://4travel.jp/travelogue/11202808?lid=notice_vote_travelog

⑤2016.12.28は、タスマニアに来て５日目。

一晩悩んだ結果、思い切って、ホテルのオーナーさんに「キッチンを貸してください」と無茶なお願いをし、快くキッチンを貸していただきました！
お陰で、昨日勘違いして買ってしまったカンガルー肉とタスマニアビーフを焼いて食べることができました。
親切なオーナー夫婦に心から感謝です。

チェックアウト後は、昨日のリベンジで、再度「ナラウンタプ国立公園」へ。
ビジネスセンターのスタッフさんに、ウォンバットちゃんがいるエリアを教えてもらい、捜索開始！
すると、なんとなんと、お眠中のはずのウォンバットちゃんを発見！
巣穴に隠れちゃうまでの35分間、ずっとずっと見ていました！

でも、私たちが見たウォンバットちゃんは、治療薬のない病気でした。
この公園は昔、ウォンバットちゃんの聖地で、探さなくても見つけられるほど沢山いたそうです。
でも、10年くらい前にウォンバットちゃんに病気が流行って、半数以上が死んだそうです。
さっき会ったウォンバットちゃんも痩せこけて死んじゃうかもしれない。
どうかどうか、治療法が見つかりますように。。。

その後は、南半球最大のラベンダー畑、ブライドストゥ ラベンダーファームへ。
天気はイマイチでしたが、どこまでも広がるラベンダーに大満足！
でも、雨が降ってきてしまい、しかもダンナさんが体調不良に…
何とか運転を頑張ってもらい、「フレシネ国立公園」の近くのホテルへチェックイン。

「フレシネ国立公園」は明日行くことにし、ホテルでのんびり過ごしました。

エリア デボンポート(オーストラリア)

起きてすぐに、ホテルのオーナーさんに、「キッチンを使わせてください」と無茶なお願い。

「昨日、このホテルの部屋にキッチンが付いていると勘違いして、カンガルー肉とタスマニアビーフを買ってしまい、今日泊まる予定のホテルにもキッチンが付いていないので、どうしてもお肉を焼かせて欲しい」とつたない英語で説明。

何と、オーナー夫婦は、嫌な顔一つせずに快くキッチンを貸してくれました！
本当に感謝o(^▽^)o

広いキッチンでビックリ！

カチンコチンに凍っていたカンガルー肉を、レンジで少しチンしてから焼いてみました。
買う時にはわからなかったケド、味が付いているようです。

タスマニアビーフは、全く凍っていなかったので、後からサッと焼きました。

オーナー夫婦は、お二人とも「カンガルー肉が嫌い」だそうです。
「でも、ポピュラーでヘルシーよ！」って言ってました。

できた～！
朝からカンガルー&牛のステーキと、オーナー夫婦が作ってくれた朝食をモリモリいただきます！

カンガルー肉は、牛フィレ肉みたいで柔らかくて美味しい！
切ってみるとミディアムレアだったけど、カンガルーってちゃんと火を通さなくても大丈夫なのかなぁ？
かと言って、「もう一度フライパン貸して」なんて言えるわけもなく。
かなり美味しいから問題ないでしょ！？

昨日の夕食が寂しかったので、お腹はペコペコでしたが、さすがに苦しい…
でも、残すのはまずいよね～
ムリヤリ詰め込みます。

少しでも早く出発する予定でしたが、二人とも部屋でしばし休憩…
クルシイ…(>_<)


こんなとんでもないワガママを聞いてくれたご夫婦に感謝。
でも、お礼の言葉が並大抵のことしか言えない自分がもどかしい…
この心からの感謝の気持ち、何て言うんだろ？

帰国後でもいいから、お手紙を書こうと思いつつ、感謝の気持ちを精一杯伝えて、チェックアウト。
他のお客さんが「一体何があったの？」って奥さんに聞いていました。

再度「ナラウンタプ国立公園」へ。

ビジネスセンターのスタッフさんに、ウォンバットちゃんがいるエリアを聞くと、あれ～！？昨日探したところより、もう少し奥に行ったところだ！
あながち間違ってはいなかったんだ～！

「今は寝てる時間よ」って言われたケド、いるということが分かり、とりあえずダメ元でウォンバットちゃん探し。

教えてもらったポイントは、昨日のビーチの道からの方が近いよね～

と、とりあえずビーチへ向かう木が生い茂る道でストップ。草木をかき分け奥に進むケド、ちょっとこれ以上先に行くのは厳しそう。

やっぱり、昨日車を止めた入口から、歩くしかないね。
車を入口のビジターセンターに止めて、草原をどんどん奥に向かって歩きます。

あいかわらず、カンガルーやワラビーちゃんがたくさん！

あ、まさか「仲間を食べた」ってこっち睨んでるんじゃ？？
カンガルー達が、昨日以上に警戒しているような…

ウォンバットちゃん、知らない？

探すこと15分、信じられないことにウォンバットちゃんを発見(^o^)

また今回もダンナさんが発見して、数百メートル離れていた私に知らせてくれました。
ダッシュ～！

ダンナさんは、昨日見付けて私を呼んでいる間に少し近寄ったら逃げられちゃったので、今日は、動かず私が到着するのを待っていてくれました。

草原にポツンと、ウォンバットちゃんがお食事中です。

数十メートル距離を置いて、ウォンバットちゃんを見守ります。

あれ？こいつ脇のところ毛がないね～
カイカイしすぎかな？

あ、両脇ともだ。

写真では分かりにくいですが、耳には黄色いタグが付いています。

20分くらい じっと遠くから見ていたけど、近くに寄りたいっ！

でも、このコはクレイドルマウンテンで会ったウォンバットちゃんより敏感に反応。
私が一歩動くたび、「ぴくッ」と動きを止めて「ジー」っと固まって、数秒お互いの沈黙が続くと、またモグモグし始めて…

そ～っと、そ～っと近づきます…

こんなに近寄れました！

モグモグ モグモグ…草を食べ続ける音だけが響きます。

今度はダンナさんと選手交代。

あ～ズルい！！
なでなでしてる～!!(ﾟДﾟノ)ノ

とうとうウォンバットちゃんは、ボタングラスの茂みの中にあるお家に戻っちゃいました。

ここで一緒にいれた時間は35分！

クレイドルマウンテンでの２時間には及びませんが、会えただけでもホント～に嬉しいです(*´∨`*)

ビジターセンターに戻り、スタッフさんに報告！

「耳にタグが付いていたけど、何匹くらいこの公園にいるのですか？」と質問。

すると、かつてのウォンバットの聖地だったこの「ナラウンタプ国立公園」は、10年位前に皮膚病が流行り、生息していた90％以上が病気にかかり50%以上が死んじゃったそうです。

タグは「病気」のしるし。
私たちが見たウォンバットちゃんも病気でした。
…だから毛がなかったんだ。

その病気は、ダニが皮膚に入って毛が抜け落ち、どんどん痩せて、死んじゃうんだそう…

病気の流行は落ち着いたみたいだけど、治療法はタスマニア大学が中心となって、まだ研究中だそうで…

人間の欲のせいで野生動物が減っているけど、人間の力で野生動物を残すこともできるかもしれない。

何とか研究開発が進みますように…そう、心から強く思いながら公園を後にしました。

車に乗った途端、土砂降りの雨。
タイミングが良くてラッキー！って喜んだのも束の間、これからラベンダーファームに行くのになぁ～この雨じゃ…

でも、南半球最大のラベンダーファーム。
12～1月が見頃なので、せっかくだから見に行こう！

ドライブ日和とは言えないお天気だけど、この辺り一帯は、ワインの産地！
「ワインルート」の標識が続きます！
ワイナリーがあったら寄ろうね～
と話していたのですが、全くない。
案内の看板とか出ていると思ったのですが、見当たらず…

そーこーしている内に、「ワインルート」の標識はなくなって(O_O)

ロンセストンから55km離れたティマ・バレーにある、ブライドストゥ ラベンダーファーム(Bridestowe Lavender Farm)に到着。
ナラウンタプ国立公園からは２時間。
ここも、昨日行った「メリタ ハニー ファーム(Melita Honey Farm)」に引き続き、テレビ番組で紹介されていたスポットです。

雨は一応上がったけど、青空の中で見たかったナ～

それでも、ラベンダーの香りに包まれて幸せな気分！
「富良野のラベンダー畑を全て合わせても、ここの方が広いんです」と言うだけあって、とっても広い！
どこを見ても、一面ラベンダー畑が広がります！

まずは、アイス！
チョコレート味とかもあったけど、もちろんラベンダー味です！

明らかに他の人よりは大き目の、山盛りの大サービスをしてもらいました！
でも、溶けるのが早いっ！

「坂下りてったって、ラベンダーがあるだけでしょ？もう飽きた～」とダンナさん(￣◇￣;)

以前、オランダのキューケンホフ公園のチューリップ畑を見に行ったときも「どこを見てもチューリップがあるだけでしょ？５分いれば飽きる～」って言い放ったことを思い出しました。

なだめながら、お散歩。

ミツバチさんが大忙し！

「メリタ ハニー ファーム(Melita Honey Farm)」で試食したラベンダーハニーは、こうやって少しずつ集められたんだな～って。
こんなに集めるの大変なのに、バクバクと試食しちゃってゴメンね～

「小雨が降ってきたから、お店に入ろ～」って言って先にショップに向かうダンナさん。

「う～ん。もうちょっと写真撮りたい～」と、雨も気にせず一人で撮影会。

ラベンダー以外にも、ステキなお花たちが咲いていました！

ブライドストゥ ラベンダーファームのキャラクター、ボビー(「Bobbie the Bridestowe Heat Bear」)ちゃん。

中国の人気女優さんがSNSで紹介したことがきっかけで、中国人に大人気なんだそうです。
一時、その女優さんが紹介したボビーちゃんのポプリ入りの小さなぬいぐるみの生産が追いつかなかったほどなんだそうで…

タスマニアはどこもかもしれませんが、特にここのラベンダーファームは、至るところが中国語の表記で溢れていました。

ショップでは、オリジナルのラベンダー精油やドライフラワー、せっけんなどラベンダー製品も販売されています。

ダンナさんは、ショップにあるベンチでぐったり。
え？具合悪いの？？
休んでて～

その間私は、じっくりとラベンダーグッズを見て周り、結局テレビで紹介されていた、「ラベンダー入りペッパー」だけを購入！
お料理の味がぐっと変わるんだそうです。
どんな味になるのか楽しみ！

ダンナさん、さっきよりも辛そう。
ここに着く前から具合が悪くなってきたって…

代わりに運転できなくてゴメンね～

ラベンダーファームを出発して間もなく、雨が強くなり霧も出てきました。
前が全然見えない！

こんな天候でも、ワラビーちゃんたちが飛び出てくるかもしれないので、さらにさらに安全運転で進みます。

この後は、天気が良ければ「フレシネ国立公園」に向かう予定だったのですが、ダンナさんの体調も悪いので、このまま今日のホテルに向かいます。

ラベンダーファームから３時間、「フレシネ国立公園」の玄関の街、スワンシーにある「スワンシー ウォータールー イン(Swansea Waterloo Inn)」に到着。

フロントは、写真の右端にある小さなプレハブ。

誰もいない…
このホテルのＨＰには「チェックインは18時まで」って書いてあったけど、まだ16時だよ～？
でも、ホテルの地下にあるレストランにスタッフがいてくれて、チェックイン＆お会計ができました。

ダンナさん、長距離ドライブの疲れもあってか、すぐ横に。

気持ち悪く、吐き気がするって。

…それって、私が行きの機内でなった症状と同じ！？
もしかして私、ノロだったのかなぁ？
それで移った？？

今日通ったルートを地図を広げて確認です。
すごい走ったね～

冷蔵庫、電気ポットはもちろん完備。
この他にトースターがありました。

でも、やっぱりキッチンは付いていないね～。

バスタブが付いてる！

今日は、ゆったりお風呂に入って、のんびり過ごそう！

部屋の窓からは、オーシャンビュー！
晴れていたら感動モノなんだろうなぁ～
でも、十分キレイ！

この後、この景色が見えるようにテーブルを動かして、私一人でワインを飲みながら日記を書いたり、今夜のレストランを検索したり…

チェックインのときに教えてもらったビストロは、20時にクローズだって。
もう19時過ぎだ～

ダンナさんにゴハン食べれそうか聞いてみると「お腹空き過ぎて気持ち悪いのかも。行く」って…
何と、空き過ぎで気持ち悪いですとっ(＠_＠;)？？

ホテルは、スワンシーの街の中心部にあります。

目の前に小さいけどスーパー(IGA)があるし、徒歩圏内にレストラン等が点在しています。

オススメと言われた「スワンシー ＲＳＬ ビストロ(Swansea RSL Bistoro)」へ。

ドアを開けると、ん？カジノというか、皆、画面を見ながら賭け事をしている…
間違えた？？

実はその奥の部屋が食事スペースになっています。

びっくりした～

メニューは黒板に。

牡蠣の養殖で有名なスワンシー。
牡蠣が大好きなので、食べたいな～！

でも牡蠣はナイみたい…(T ^ T)

ダンナさんは、ボロネーゼスパゲッティ(20ドル)

待っている間に、お手洗いにずっと行っていたダンナさん。
だいぶスッキリしたらしく、気持ち悪いのが かなり解消って！

「求めていた味～！」って喜んで完食です！

私は、フィッシュ＆チップス(22ドル)と、このスワンシーの隣町にある、Gala Estateで造られたピノ・ノワール(8ドル)！

お魚(鱈：Cod)の衣がサクサクで美味しくて、ワインもお店で一番重たいフルボディにしたのですが、行きたかったワイナリーのワインっていうだけで、クイクイと進みます！

20時でクローズで、周りで掃除が始まっちゃったのに、まだ食べ終わらず、結局20時半までいました。
ごちそうさまでした～！

ダンナさんは、一瞬復活したのに、また気持ち悪くなったって…
近くの商店が開いていたので、100％のオレンジジュースを購入。
早く良くなってくださ～い。

今日は、ウォンバットちゃんを探すために、雨でグチョグチョになった草原の中を歩いたので、靴もまだ濡れたまま。

靴下を洗って、ヒーターで乾かそ～。

でも、このヒーター、(たぶん)一定の室温になったら運転が停まちゃうんです。
…まだ寒いんですケド(ｰ ｰ;)
夏とは言え、タスマニアは朝晩は上着が欲しいくらい涼しくなります。


①の旅行記
http://4travel.jp/traveler/kapi-usa/album/11199670/?lid=notice_vote_travelog

②の旅行記
http://4travel.jp/traveler/kapi-usa/album/11200236/?lid=notice_vote_travelog

③の旅行記
http://4travel.jp/traveler/kapi-usa/album/11201619/?lid=notice_vote_travelog

④の旅行記
http://4travel.jp/travelogue/11202808?lid=notice_vote_travelog