誕生日旅行

2016/12/02 - 2016/12/03

これまでは外地へ行き旨いものを食べて免税店に行き光物を買うというのが女房の誕生日の定番でしたが、ここ数年はそんな元気もなく国内で楽しんでいます。
ということで、以前も宿泊して気に入っている奥湯河原の「海石榴」という旅館に来ました。

エリア 湯河原温泉(神奈川)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.5
• ホテル: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 一休.com

今回は「鉢の木」と題された食事でした。
謡曲の「鉢の木」からとった逸話とおもてなしの趣旨が書かれた栞がついていました。
食事の内容は、前に泊まった時に比べると少々レベルダウン？という感じでしたが、そこそこおいしく食べることができました。
仲居さんも、過不足のない立ち居振る舞いで、気持ちよく過ごすことができました。
帰宅してからあちこちサイトを見たら、最近経営が変わってどこかの団体旅行も扱う法人の経営になり宿のレベルが大きく落ちたというような書き込みがありました。
そういえば、到着時、出発時のロビーでの雰囲気も前回に比べてあっさりしたものになったと感じていたことを思い浮かべましたが、我々にとっては却って気楽で良い感じでした。
食事のレベルダウンも、許せる範囲内ですし、レベルダウンしたといっても我々には充分なもてなしのレベルでした。

海石榴 つばき 宿・ホテル

繰り返しになりますが、飛び切りおいしい食事をしたいということならキチンとした料亭に行けばよいわけですし、昔ながらの割烹旅館ということであれば、現在の「海石榴」は充分上等なレベルだと思います。
という趣旨の旅行なので、今回は殆ど料理の写真です。
当然ですが、ビールでスタートです。

今回は、別注文でのチーズ盛り合わせを頼みました。
生ハムやスモークサーモンも盛り合わせてあって、3,500円くらいでした。
極めてお買い得！

献立の「前菜」までです。

次の「椀物」も上品な味でした。

「向付」です。
お造りですが、脂の多い魚が中心で、甘海老ボタンエビの類が苦手な私は少々苦労しましたが、女房がその種のエビが大好物なので、二人分食べてもらい彼女は大満足。

相州和牛のヒレです。
次の写真にあるように、自分で溶岩に乗せて火を通して食べます。
向こう側にある「柚子」は、空になってますが後に出てくるようにフカヒレの煮凝りが入ってました。

相州和牛というのはよく知りませんが、「葉山牛」やらなにやら最近は細かく産地名がついているので覚えきれません。

フカヒレです。

すっぽんのつみれ鍋です。

朝食です。
ありきたりといえばありきたりですが、美味しく食べられました。
アジの干物も、最近は食卓で焼くような宿もありますが、こちらはちゃんと焼き立ての感じで温かく供されます。
この辺りは以前の宿泊の時と変わりません。
私は、普通のご飯をお願いしましたが女房は粥にしてもらいました。
これも、どこに宿泊しても可能な限りの女房の好物です。
夕食のとき、３日が女房の誕生日だと話していたら、「調理場からです」と一口サイズの赤飯を出してくれました。右端の鶴の器に入っています。嬉しいですね。

ということで、満足した一泊旅行でした。
翌日は、十国峠にケーブルカーで登ってみました。
考えてみたら、箱根は厭というほど日帰りも含めて遊びに来ますが、このケーブルカーに乗るのは初めてではないかと思いました。
もしかすると、小学生のころに乗ったかもしれませんが、それこそ半世紀も前の話です。

この時期らしく、クリスマス用のディスプレイです。

十国峠 乗り物

山上の駅付近からの眺めです。
相模湾と真鶴半島です。一番左側に昨晩の奥湯河原が少し見えます。

奥に見えるのは伊豆半島。
手前に、久能山も見えます。
良い天気で気持ちの良い山上でした。
山を下りた後、スカイラインのドライブを楽しみ熱海へ降り、真鶴半島の行きつけの店で干物を買い(実は前日にも土産を買い配送してもらいました)、小田原のみかん本舗でミカンを買い、東京に戻りました。
結構満足できた、誕生日の小旅行でした。