かぶりまくりの日光街道（その7）

2016/12/10 - 2016/12/10

とうとう日光街道の旅も最終日。この日は大沢宿から日光東照宮までの約18キロを歩き、2016年のうちに日光街道を制覇することができました！

さすがに12月の日光は寒く、さらに歩く道は陽射しが遮られる杉並木ばかり。撮影のために手袋をすることもできず、手がかじかみっぱなしでした。

帰りの電車の時間の都合で食べ歩きができず残念でしたが、なんとか歩いて日光東照宮まで行けて本当に良かったです。でもできれば、「ここが日光街道の終点」みたいなわかりやすい碑などがあれば、もっと達成感があったかなあと思います（どこかにあるのに気づかなかっただけだったりして）。

さて、五街道も残るはあと一つ、奥州街道だけとなりました。初日から泊りがけの旅になりそうなので、よーく計画を練ってから始めたいと思います。

エリア 日光(栃木)

この日は宇都宮駅からバスに乗り、前回歩き終えたバス停からスタート。去っていくバスを見送るミール君です。

この日もまずは杉並木から。

杉に囲まれるミール君。花粉の季節じゃなくて本当に良かったです。

背の高い杉の大群に陽射しを遮られ、寒さが身にしみました。

途中で水車を見つけました。

またおしゃれな水道施設がありました。

よい子どころか、人っ子一人見かけませんでしたが…。

人の気配が全くしない日光街道。

山道を歩いているように見えて、実はすぐ横に車道がありました。

まだまだ杉並木は続きます。

永遠に続きそうな杉並木。

立派な杉三兄弟。

またまた出てきました。今度は第二接合井。

杉並木が終わった少し先に来迎寺がありました。

参道の観音像と背比べするミール君。

保護地域から、さらに特別保護地域へ。

杉並木に飽き始めたのでちょっと横道にそれたら、遠くに山が見えていい気分転換になりました。

日本橋から33里の一里塚。

一里塚の上に生えている巨大な杉。大人が4人も入れるほどの空洞なので、ミール君なら何人入れるでしょうか。

昔はこの辺りに7本の桜があったそうです。

JR日光線の線路の下をくぐります。

屋根付きの歩道橋なんて、なかなか見かけませんよね。

追分地蔵尊。

奥には立派なお地蔵さんがいました。

今市宿に到着。

明治天皇も休憩したことだし、ミール君もそろそろ休憩します。

杉並木はまだ終わっていなかった！！さらに延々と続きます。

ミニ水門みたいなものがありました。

高お神社。「お」は、雨かんむりに龍です。

日光彫のお盆らしきものが飾ってありました。

砲弾打込杉。板垣退助率いる官軍VS旧幕府軍の戦闘で打ち込まれた砲弾の跡だそうです。

日本橋ではおなじみの、日本の道100選のプレートがこんなところにもありました。日光街道の杉並木が選ばれているようです。

いい感じで苔が生えています。

並木太郎さんについての説明文。大絶賛です。

こちらが美しく端正な並木太郎さん。

永遠に続くと思われた杉並木がやっと終わると、とうとう日光の街が見えてきました。

かっこいい街灯。

日光のメインストリートは車道も歩道も広く、どこもかしこもかなりきれいに整備されていました。

こんなおしゃれな消防署、生まれて初めて見ました。

メインストリートをまっすぐ行くと、日本三大奇橋の神橋がありました。おっと、日本三大奇橋といえば、甲州街道の猿橋以来ですね。あと一つ（山口県の錦帯橋）で制覇です！

東照宮方面へ向かって、適当に歩きます。

矢印の通りに進む、行き当たりばったりのミール君。ガイドブックくらい持ってきてもいいんじゃないですか？

誰かが偉そうに立っていたのでとりあえず撮影。調べたところによると、日光開山の祖である勝道上人ぽいです。

偽物の三仏堂。現在、修理中だそうです。

毎日3回の護摩祈祷が行われている大護摩堂。

へ～、この辺りはスカイツリーと同じ高さなんですね。

とうとう東照宮へ。その辺にいた人たちに、「日本橋から歩いてきました！」と言いふらしたい気分になりました。

地震に強い伝統工法の五重塔。

表門の向こう側から有料エリアです。

表門を入ると目の前に現れる中神庫。

中神庫の横にある上神庫。

上神庫のお向かいにある輪藏。

陽明門沿いの壁もなかなかのものです。

景観に配慮した電動ポンプ室。

電動ポンプ室と鐘楼。

先ほどの上神庫の屋根部分。屋根もきらびやかです。

唐門があって、その後ろが拝殿と本殿です。

唐門のアップです。

神楽殿。

神楽殿の横にはキリン尽くしのコーナーがありました。

遠くてわかりづらいのですが、一応眠り猫です。

修復中の陽明門を、通りすがりに下から撮影してみました。

ネイルサロンに通っているかのような、手入れの行き届いている爪。

金歯でしょうか。歯にもお金をかけていそうです。

やっぱり日光東照宮といえば三猿ですよね。小学校の修学旅行以来の再会なので、ウキウキしながら撮影していたミール君ですが…。

なんと衝撃の事実が発覚！！撮影した三猿はレプリカだったのです。ガックリと肩を落とすミール君の後ろ姿が悲しすぎます。

三猿に会えなかった無念を胸に、JR日光駅から帰ります。

駅の構内で記念撮影。

改札口も日光線仕様。

拡大するとこんな感じです。

行先の書体もシブい日光線。

車体にも日光線のマークが。

友達へのお土産に買ったはずのポテトチップスは、帰りの電車の中でミール君の胃袋にすっぽり収まってしまいました。

日光のビールと日光限定の都こんぶ。こちらのお土産はちゃんと胃袋の外に保管してあります。