2016/11/29 - 2016/11/29
5位(同エリア31件中)
itaruさん
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2日目、ヌアクショットからアタール経由でイスラム第7の聖地と言われたシンゲッティに向かいます
日程は以下の通りです
11月27日 QR807便 成田-ドーハ
28日 QR1395便 ドーハ-カサブランカ カサブランカ観光
AT511便 カサブランカ-ヌアクショット ヌアクショット泊
29日 ★ヌアクショット-シンゲッティ シンゲッティ観光
シンゲッティ泊
30日 シンゲッティ-ウワダン-シンゲッティ ウワダンなど観光
シンゲッティ泊
12月1日 シンゲッティ-ヌアクショット ティルジットなど観光
ヌアクショット泊
2日 AT510便 ヌアクショット-カサブランカ
QR1395便 カサブランカ-ドーハ
3日 QR812便 ドーハ-羽田
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 航空会社
- ロイヤルエアーモロッコ カタール航空
- 旅行の手配内容
- その他
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前夜?は午前2時ごろにホテル着。しかし、翌日のスタートは早いです。ガイドのムールドさんとの打ち合わせの結果、この日は朝6時20分に朝食をとって、朝7時には出発しようということに。寝たと思ったら、すぐに携帯の目覚ましのコールが鳴り、ホテルのスタッフが呼びに来ます(モーニングコールではなく、直接部屋のドアをノックです)。何ともあわただしい朝。などと思いつつ、コンチネンタルブレックファースト。旧フランス植民地らしく、フランスパンはなかなか美味です
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ガイドのムールドさんとドライバーのダーさんは7時少し過ぎに到着。ホテル周辺はこんな感じです
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まずは近くの店で水など旅に必要なものを仕入れてから出発です
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冬とはいえ、砂漠の旅ですから水は不可欠。日本では珍しい750ミリのペットボトル
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ところで西アフリカのガイドブックといえばlonely planetですが、一時地球の歩き方もこんなガイドブックを出したことがあります。ガイドブックというには実用的な情報が乏しいのですが、写真が豊富でいつかは西アフリカにも足を延ばしてみたいなと思わせてくれるものでした。今回も旅に出る前に読み返しました
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ヌアクショットからアタールを経由してシンゲッティを目指します。ヌアクショットは元々フランス軍の駐屯地として始まったそうで、独立前は特筆すべきことの何もないところだったそうです。それが今では人口が100万に達するほどに。ムールドさんによると、今でも多くの人がヌアクショットに集まっているらしく、住宅建設ラッシュが続いているようです。ただ、砂漠化の進行も続いているのか、ヌアクショット内でも乾いた風景が続きます
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そして市街を抜けると、すぐに荒涼とした光景が広がっていきます
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2時間弱走ってちょっとトイレ休憩です
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幹線ということもあって道路の状況は思っていたより良好です
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これが今回の旅で3日間走ったランドクルーザー。シートベルトなど装備の状態に問題なし。スーダンを旅したときの車はシードベルトが壊れていたし(笑)。快適に旅ができました
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さて先へ進みましょう
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このような景色が続きます
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1時間ほど走ったところで街に到着。iphoneの地図情報によるとアクジュージトという街らしい。まだ11時前と時間は早いですが、ここでランチをいただきます。料理ができあがるのを待つ間、ポピュラーな甘いミントティーをいただきます
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がっつりお肉(鶏)をいただきます。豪快に切り分けているのはドライバーのダー
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民族衣装を着ているのがガイドのムールドさん。出身はシンゲッティやウワダンとともに世界遺産に登録されているワラタの近く。父親には4人の奥さんがいて、兄弟は確か16人いるそうです。もっとも本人はスペインに留学経験があり、アラビア語、フランス語、スペイン語、さらに彼の旅行社を経営しているのがドイツ人なのでドイツ語も話せるというインテリです。禁煙は何度かトライしたけど、うまくいかなかったそうで、時折smoking timeをとって一休み
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アタールが近づくにつれ、岩山などが目立つようになってきました
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テーブルマウンテンのような岩山が見えてきます。
長い年月をかけて柔らかい土壌が浸食され、固い地盤が残った結果です -
対向車はほとんど通りません
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ここでもムールドは一服してます
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不毛の地という点は変わりませんが、岩がちな荒れ地になってきました
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アタールを過ぎるとほどなく、急峻な山道になります。今ではそれなりに舗装もされ、それなりに走りやすい道になっていますが、以前は大きな岩がごろごろ転がり、片側は断崖絶壁、もう片側は切り立った崖と危険極まりない道だったそうです
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シンゲッティまでは未舗装のダートになります。ちなみにここは軍か警察の検問所。モーリタニアには所々に検問所があり、外国人は求められればフィッシュという書類を提出しなければいけません。これはパスポート情報や旅の目的などを記載したものです
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私は事前に旅行社にパスポートの顔写真のページをPDF化してメールで送っていました。ムールドさんは、これにツアーの目的などを書き込んで大量にコピーして持ち歩いていました。ちなみにこの日は4枚のフィッシュが必要でした。しかし、こんな何もないところで、検問のために居続けるのって大変だよなあ
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時刻は午後2時過ぎ。このタイミングでムールドさんは「プレイ(お祈り)タイム」。ミネラルウォーターでしっかり、手足を清めてお祈りしてました。イスラム圏だということを実感します
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道端の工事用車両はちゃんと使えるのかな。さて、シンゲッティまであとわずかです
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午後3時、シンゲッティに到着です。休憩、昼食をはさみつつ約8時間の道のりでした
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本日の宿、AUBERGE DES CARAVANNES。中庭もきれいに整えられ、居心地良さそうです
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簡易旅館ということなので、部屋はいたってシンプルでテレビとかはありません。シャワーは時間帯により、熱いお湯もでる(2日目、ウワダンから戻ってきた時、それ以外はぬるま湯くらいでしたが)。全く問題ありません
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さて宿に荷物も置いたし、イスラム第7の聖地とされるシンゲッティの旧市街を歩きます。ところで第7の聖地って何なんだろう。第1がメッカで第2がメディナ、第3がエルサレムってことまでは有名です。以前、シリアを旅した時にダマスカスのウマイヤドモスクが第4の聖地ってことも聞いたことがある。でも、第5、第6って何なんだろう。って思って調べてみると、どうやら西アフリカだけで認知されていて、他地域のイスラム教徒には知られていないらしい
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というのも、シンゲッティはサハラ交易の重要な拠点。そのためメッカに向かう巡礼者たちが集まる集会場の様相を呈し、遠くのアラビア半島まで巡礼に赴けない人々にとっての聖都と化したそうです。同時に学問の中心地ともなり、当時の貴重な資料が残っています。それを収めた図書館で貴重な本を見せてもらいます
ウワダン、シンゲッティ、ティシット及びウワラタの古い集落 史跡・遺跡
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イスラムらしい幾何学模様が描かれています
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ケースに入ったアラビア文字が書かれた手稿。メモ帳入れという感じなのでしょうか
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ユネスコの指導などもあるのでしょう、手袋をして慎重に本を取り扱っています
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とはいえ、貴重な本をこんな環境で保存していていいのだろうか。ちょっと疑問に思うところ
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ムールドさんによると、本当に貴重なものは別の場所に保管されているようです
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まあ、当然ですよね。観光客用の本なのかもしれないですけど、普段はこの本の下にある木箱に保管されているのですから
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図書館の管理人のおじいさん
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‘Fondation Al AHMED MAHMOUD’との記載が。シンゲッティにはこういった古書が所蔵されている図書館がいくつかあります。時間が足りず、ここしか訪ねることができませんでしたが
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図書館があることから分かるようにシンゲッティは古くからイスラムの文化人が集まる文化都市でした。現在のオールド・タウンは13世紀に再建されたものです
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イスラムの聖地とされているシンゲッティの由緒正しきモスクです
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残念ながら、こちらもノン・ムスリムは中に入ることができません
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ムールドさんも、夕方のお祈りのためにモスクへ。ちょっとガイドのおろそかになってない
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正面の扉からみえるモスクでの祈り。続々と村の男たちが集まってきました
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表紙の写真です。独特な形の四角いミナレットが印象的です
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飾り気がない建築はこの地域で有力だった厳格なスンナ派のマーリク学派の影響だそうです
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旧市街には崩れてもう人が住まない家がいくつもあります
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石壁に囲まれた旧市街。モスクの周りのせまい通りに中庭とテラスを備えた民家は同心円状に並んでいます。西サハラの遊牧民の伝統文化と生活様式を伝えているものだそうです。
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赤茶げた土、赤みがかった石、日干し煉瓦が乾いた土地の印象を強めます
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この辺には土産物屋さんがあるのだけれど、商売熱心という感じでもない。買わずに出て行っても「じゃあねって」感じ。あっさりしている
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このように廃虚っていう感じの建物も多く、埋もれゆく砂漠の町という感じがします
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さて一通り旧市街を歩いた後は新市街の一度宿に戻って一休み。あとはフリーなのでシンゲッティの街を歩きます
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新市街から旧市街へ行く途中。子どもたちがサッカーに興じてます。やはりモーリタニアでもサッカーが一番の人気スポーツのようです
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旧市街を抜けて向かったのは砂漠です。途中でゴミが散乱しているのは残念ですが
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街の境界を越えるとすぐにこんな光景が
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少し砂漠を歩いて街を眺めてみます
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赤茶けた砂はリビアやスーダン、エジプトで見たものとはまた違ったもの
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どこまでも砂が続き、吸い込まれるような気がします
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周りには誰もいません。砂漠に1人だけ
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残念だったのは曇天だったこと。時刻は6時前、夕暮れ時できれいな夕陽が見られるはずだったのですが。明日に期待です
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夕食はクスクスのソースを使ったスパゲティ。肉じゃがを思わせるソースの味はまずまずだけど、パスタのゆで加減は微妙。この日は同じ宿に泊まったフランス人のマダム2人組と一緒の食卓。2人は旅先で出会って意気投合、今回は2人でモーリタニアに来たのだとか。食後は部屋にさっさと戻って、ベットにごろり。本を読みつつ、気が付いたら寝てた。夜中に目が覚めて、外を見ると雲が晴れて満天の星が。明日の天気は期待できるかな
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